ゆるゆる♪OL生活

2005年03月27日
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カテゴリ: 投資日記
3/22に、あるじゃん主催の、

ペイオフなんて、1000万も資産ないんだから関係ないわ~と思っていましたが
講師が神戸孝氏だったので、応募していたものです。

神戸孝氏の本は、何冊か読んだことがあります。今よりもさらに投資の
知識がない数ヶ月前。でもとてもわかりやすく、言葉も丁寧で、
「これ誰が書いたんだろう?」と思って名前を確認したほどで、
その後違う本も読み、名前を覚えた方です。
その神戸氏が講師だったので、どんな方だろう、話を聞いてみたい、と思って


実際に拝見して、小柄で普通のおじさん(失礼;)といった外見でしたが
声は高く、自信をもって早口めに(講演時間がたりなかったからかな)
どんどんお話されていきました。もうちょっとおとなしめの、学者タイプの
方を想像していたのでちょっとびっくりでした。

【第一部】
1.ペイオフの仕組みの確認と対策
2.資産管理・運用の基本スタンス

ペイオフときくと、金融機関が破綻したら、1000万円までしか預貯金が
かえってこない、と思っていましたが、金融庁の言葉によると、ペイオフとは
・狭い意味では、万が一金融機関が破綻した場合に、預金者に保険金を
 預金保険機構から直接支払う方式のことを指す

 金融機関が破綻したときは、預金等のうち元本1000万円を超える部分と
 その利息などが一部カットされることがあるという意味で、例えば
 「ペイオフ解禁」というように使われることもあります。

とのこと。こういわれてもよくわかりませんが、簡単にいうと
ペイオフ解禁とさわいでいるが、実際に金融機関が破綻したとしても、

探したりして、できるだけ預金者の預貯金は保護しようということ。
自分が預けている金融機関が破綻したからといって、その金融機関に
即かけこみ、自分のお金をひきだそうとパニックになる必要は全くないわけです。
3年間、受け皿銀行を探して、それでもみつからないとペイオフが実施されるわけで
実際には、そんなことはまずないだろう、ということ。

お金持ちが資産を1000万円ごとにいろんな金融機関にわけて預けなおすという話は
一般的かもしれませんが、これも得策ではないようです。
実際にあった話で、お金持ちのおばあさんが、10以上の金融機関にわけて
預けたはいいのですが、どこに預けたかわからなくなってしまったそうです。
FPの協力のもと、いくつか探し当てたがあと3つ、どうしてもわからない。
こんな事態も発生してしまうわけです。また、それだけ破綻する金融機関にあたって
しまう確率もふえてしまいます。
大事なのは、やみくもに分けるのではなく、格付けのしっかりした、安全な金融機関を
選んで、預けること。

では、一般庶民として私がなにもしなくていいかというとそうではありません。
先ほど、万が一金融機関が破綻したら、3年間受け皿を探すので、即ペイオフが
実施されるわけではないと説明しましたが、探しているあいだ、預金者の預貯金が
凍結される可能性があります。
自分が預けている金融機関が破綻したら、自分のお金は即引き出したいのが普通の
気持ちだと思いますが、そのようにして全員が預貯金をひきだしてしまうと
破綻した金融機関には健全なお金がなくなってしまいます。そんな金融機関の
受け皿には、どこもなりたくないですよね。
なので、受け皿を探すあいだ、預貯金が引き出せなくなる可能性があります。
ということは、
なけなしのお金を1つの金融機関にあずけていて、そこが破綻したら・・・
ある程度まとまったお金を預けていて、そのうち家を買う時の頭金にあてようとしていたら・・・
その預貯金が凍結されてしまったら、「自分のお金」はあるのに、引き出せず、
思ったように使用できなくなってしまうのです。
やはり、安全な銀行をしっかり選んで、そこに預けておくことが大切になります。
資産額に関係なく、ペイオフは全員に関係ある事柄であり、自己責任が
一層問われる世の中になっていくということです。

また、実際にペイオフが実施されるとしても、黙っていても戻ってくるお金と、
ぽんと手紙がきて、一定の手続きをしないと戻ってこないお金があります。
難しい説明ははぶきますが、もし金融機関が破綻して、なんらかのお知らせの
手紙がきていたら、ほっとかずにしっかり読んで、自分でアクションをおこさないと
自分のお金が戻ってこないということがある、ということはしっかり覚えておいたほうが
よいようです。

【第二部】パネルディスカッション
あるじゃん編集長が直撃!
パネラー:神戸氏、みずほ銀行コンサルティング室担当者、あおぞら銀行債券預金担当者、
アイザワ証券企画部担当者

いろんな銀行の担当者を集めて、こりゃすごいなーと思いきや、実際には各銀行の
商品PRだったのですが、編集長のするどい質問もあり、面白かったです。

そもそも今なぜペイオフか。
個人の原理を尊重し、公平から公正な世界へ。というのが表向きの説明だと思いますが
ぶっちゃけ、やばい銀行もつぶれ、金融業界がどん底から脱し、万一ペイオフが実施されたとしても
そのショックを吸収できるような体制が整った、といえるようです。
これはきいていてとても爽快でした。
もちろん、マスコミでも何度もとりあげられ、一般的にしくみが定着してきたこともあげられます。

内容としては、初心者には投資信託はどうですか→ファンド担当者の説明、
最近リートが話題ですね→リート担当者の説明、
まだまだ中国株はどうでしょうか→中国株担当者の説明、といったかんじで
あーこの説明のためにきていたのね、ということでしたが、
これだけの金融機関の担当者の話を一度にきけるというのは、やはり
ひとつの金融機関主催のセミナーとは違い、いいなと思いました。

時間はちょっと延長で約2時間半。
とても充実したセミナーでした。(もちろん無料)
紙パックのお茶と、なんとサンドイッチ(結構おなかいっぱいになるくらいの量)
までいただけて、よかったです♪

【神戸氏の著作:初心者にもわかりやすい!オススメです】
幸せな老後を呼びこむほんとうに真っ当な資産運用

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最終更新日  2005年03月27日 16時21分08秒
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