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今年に入ってから、ヤフー動画で「科学戦隊ダイナマン」を視聴していた。残念ながら、油断していたのとタイミングが悪かったので、41話までしか見ることはできなかったけれど、それまで見てきた感想を少しまとめてみようと思う。ダイナマンは、火薬やナパームなどの特殊効果を多用していたことで有名らしいけど、まさにその通りだった。変身したり、決めのシーンなんか、最近の戦隊ではあまり見ることができない火薬やナパームで、なかなか言い演出だった。決まり切ったシーンでも、爆発シーンがあると、なんかかっこよく見えてしまう。ストーリー的には、戦隊シリーズの初期の雰囲気がかなり残っていたのではないかと思う。ゴレンジャーから数えて7作目で、ゴレンジャーとダイナマンの間はあまり見ていないのだけど、何となくそんな感じがした。でも同時に、ゴレンジャーとの違いもあった。若干、キャラクターに重きを置いているというか。最近の戦隊ほどではないにしろ、それぞれの特色を出して、キャラを順番にメインに置いた話を作っていた感じがする。でもピンチの時は必ず、レッドである弾が現れるのだけど。またこれはダイナマンの特色といってもいいと思うのだけど、一話一話、子供の絡む話が多かったという印象がある。子供たちはそれぞれ違うのだけど、パターンとしては、子供がジャシンカの陰謀にかかわる事件に巻き込まれ、それをダイナマンが助けるという感じ。夢野発明センターというところが秘密基地の隠れ蓑になっていて、そこに子供が集まるから、余計そう思うのだろうけど、子供とのかかわりが本当に多い戦隊だったと思う。変身前のアクションもかなり多かったし、今の戦隊とは比べものにならない。なにしろ敵のジャシンカ帝国のシッポ兵なんかは、変身しなくても倒してしまうし。ストーリー的にはほとんど意味がなくて、つけたしという感じの回でも、その分アクションに力が入れられていたせいか、結構おもしろく見ていた。真剣な戦いの中にも、クスリとした笑いがあったし、かなり作品としては楽しめた。特撮技術などは、間違いなく今の方がすごくいいのだけど、作品のおもしろさは、そんな技術的なことでは決まらないというのを実感した。ダイナマンの特撮技術は最近の戦隊を見ている目で見ると、かなりお粗末なんだけど、ロボット戦なんかは、そこにドラマを求めるのはとうてい無理な話で、敵の進化獣が倒されたら、後は水戸黄門の印籠と同じで、ほとんど同じパターン。なくてもいい感じだったんだけどね(笑)ちょうどダイナマンを見始めたのが、1月ぐらいからだったから、ボウケンジャーの時期と一部重なっていて、そのせいもあってか、敵の重要性を再認識した作品ともなった。ジャシンカ帝国内でのドラマもこの作品には欠かせないもので、帝王アトンの参謀であるカー将軍の存在や、メギド王子、キメラ王女とのやりとりが、結構おもしろかったりする。配役もスーツを着ているのはアトンだけで、ほかはちゃんと俳優が演じている。スーツを着た悪役が気に入らないというのではなく、自分たちにより近い方が、なんか感情移入がしやすいというのがあるのだけど。また音楽も、はっきりして分かりやすく、戦隊らしい音楽かな。なんか妙に聞きたくなってしまって、最近のお気に入りにもなっている。本当に古い作品だけど、おもしろい作品だった。こういう作品に出会えて、幸せな気分。
2007.05.05
第41話「闇に消えた暴走族」あらすじ……あちこちの研究所が黒い暴走族に襲われ、高性能のエンジンが盗まれるという事件が多発していた。弾たちはその事件にジャシンカの気配を感じ、調査する。ジャシンカ帝国では、メカシンカのドリルホースが高性能の小型のエンジンを欲していたのだ。だが彼らが盗んだエンジンはどれもドリルホースを満足させるものではなかった。一方、バイクに乗って研究所をまわっていた弾は、ヒロシという少年に出会う。彼は暴走族のせいで父親が大けがをしたために、バイクを嫌っていたのだ。そのために、バイクに乗る弾に石をぶつけたのだった。事情を知った弾は、彼に暴走族に復讐しようとはせずに、帰るように告げる。そのころ、帝王アトンは、千年洞窟に幽閉していたメギド王子が脱獄したことを知る。逃げ出したところでのたれ死にするだけだというカー将軍。アトンたちはメギド王子の行方を追うよりもまずドリルホースの強化を優先させる。そしてついに目的にかなったエンジンを見つけるキメラたち。だがそこに弾たちが現れる。しかしキメラは、父親の話を聞き黒ワシのマークのついたバイクを壊していた少年ヒロシを捕らえていて、後を追えないようにする。弾はヒロシを助けるためにバイクに乗り、星川たちには取れるホースの後を追わせる。弾はバイクを使ってヒロシを助ける。そして彼を林の中に連れいき、必ず戻ってくるからここに隠れているように告げる。弾のことを信用するヒロシ。一方、星川たちはドリルホースのアジトを見つけたと弾に報告する。弾は仲間たちのもとに向かい、ドリルホースと対決する。ドリルホースの高性能エンジンを破壊し、彼らはドリルホースに勝利する。戦いが終わって、ヒロシの元に戻ってきた弾。彼父親の入院している病院まで送ろうとする。バイク嫌いのヒロシだったが、弾とともにいて、彼のバイクのテクニックに見せられて、バイクに乗って帰るという。そんな少年に、星川が車の中からヘルメットを取り出し、仲間たちの手を通って、少年に渡す。感想……相変わらず、話はそう重くはないのだけど、アクションがたっぷりあっておもしろかった。今回は弾のバイクのテクニックがメインだったかな。なかなかかっこよかった。暴走族はシッポ兵たちだったんだけど、どうして暴走族姿で研究所を襲わなければならないのかが今いち、わからなかった。今さらなんだから、シッポ兵の姿で襲っても悪くはないと思うのだけど、どうせ奪っちゃうんだしね。だけど、そのシッポ兵がドジを踏んで非常ベルを鳴らしてしまうというのはそのシーンのやりとりの中でちょっと笑えた。南郷たちが駆けつけたときにはすでになっているんだけど、キメラがそのシッポ兵をしかるところなんかは、ちょっと息抜きになった感じ。伏線的にも、メギド王子の脱走があったり、次回への期待が膨らむ回だったのだけど……。残念ながら、もうダイナマンは見ることができない。視聴期限切れで購入ができなくなったからなんだけどね。DVDになるのを待つしかない。これは購入するしかないかな。古いのでほかにも見たいのはあるし、DVDにもなっているんだけど、まだレンタルされていないから見られないんだよね。ダイナマンの場合はレンタルになるまで待っていられないかも。新作は発売と同時にレンタルもされるようだけど、古い作品はなかなかレンタルまで時間がかかるみたい。
2007.05.03
第40話「爆発! 無言の怒り」あらすじ……ジャシンカ帝国はワープロアルマジロを使い、人間の言葉に反応して、衝撃波を浴びせて爆発させ、人間が言葉をしゃべれないようにしてしまった。星川が、ワープロアルマジロを見つけて戦うが、彼の言葉に反応して爆発するため、満足に戦えない。苦戦するのを尻目に、キメラは次の作戦のためにワープロアルマジロとともに消える。そのころ、倉庫の前で遊んでいた少女がキメラとワープロアルマジロの姿を見つける。そこに捜索のためにやってきた星川。少女は彼に何かを伝えようとするが、星川はそれを誤解して海に落ちたボーメを拾ってしまう。悲しそうな顔をする少女。その少女は、倉庫の前にワープロアルマジロが入っていたことを絵に描く。それをキメラが発見し、少女を捕らえてしまう。その様子を見て星川。仲間のもとに戻った彼はなぜ少女が口をきかなかったのか不思議に思っている。言葉をしゃべるのが怖いと言っても、助けてと言うことができるのではないかと……。立花が少女は怖くてしゃべらないのではなくて、口がきけないのではないかと言う。その気言葉にはっとする星川。立花から少女は手話で、星川に倉庫に入っていったことを知らせていたことを知る。倉庫に忍び込んだ星川は、昇叙を見つけ、助け出す。そこにダイナマンたちも駆けつける。ワープロアルマジロのせいで変身できなかった彼らも、星川がワープロアルマジロのワープロの部分を壊したために変身することができ、そしてワープロアルマジロを倒す。感想……思わず、ダイナマンの制作年を調べ直してしまった。というのも、ワープロという文明の機器が出たからなんだけど、今はもうどこにもないワープロだけど、この当時は……どうしてもほしくて買った覚えがある。たぶんこの作品の数年後のことだと思うのだけどね。印刷機能付きの日立のワープロで結構使い勝手がよくて、でも印刷部分が壊れて……。とはいえ、今のようにパソコンでワープロソフトを使っているとあの当時のワープロっておもちゃのようなものだった。さて、今回の話は、ダイナブラックの星川竜がメインだった。出会った少女が口がきけないと言うことに木風つかずにいた彼が、落ち込んだりするところがちょっとよかったかな。もちろん、彼女を助けるために必死になる彼の表情も本当にいいし。竜は弾のよき参謀という感じで好きなキャラクター。ちょっと大人で、ゴレンジャーの新命のような立場なんだけど、彼とは微妙にキャラが違う。それもいい。
2007.05.02
第39話「抱け! 有尾人の卵」あらすじ……ジャシンカ帝国では、ダイナマンとの戦いで有尾人が二割も死んでいることが報告される。しかもいきなり数を増やそうとしても、卵が孵化するには時間がかかり、とても間に合わない。そこで彼らは人間の母親に卵を抱かせて孵化させる作戦を立てる。母親が作り出すホルモンによって、有尾人の卵は通常よりもかなり早く孵化することができるのだ。そこでメカシンカのレーザーホークは出会った母親に光線を浴びせて自分の子供よりも卵を大事にさせるようにし向ける。ちょうど一人の母親がレーザーホークと出会ったところに、弾が行き会わせる。レーザーホークの光線を浴びた母親は、自分の子供が泣いているのにもかまわず、有尾人の卵を大切そうに抱える。弾が泣いている子供に気をとられた隙にその母親は姿を消してしまう。弾たちはこの事態にレーザーホークを誘い出す作戦を立てる。誘い出されるレーザーホークだが、その飛行に彼らは会いつけない。だが弾一人が必死で食らいつく。だが途中でブレスが外れ、また彼自身もレーザーホークから落下してしまう。星川たちは夢野博士から弾がなぜ子供たちから母親を奪うレーザーホークを許せないのか知らされる。彼は生まれてすぐに母親を失っていたのだ。そのころ弾は、落下した先で、指人のち孫を抱く母親を見つける。その母親は彼が落ちてきたことで催眠状態から脱して、自分の子供の元に返ろうとする。まわりには多くのシッポ兵がいる中、弾は彼女の思いにこたえようと、自分が囮になってシッポ兵を引きつける。弾はその途中で、有尾人の卵が作られている場所にたどり着く。弾はその装置を破壊し、そこに駆けつけた仲間たちとともに、レーザーホークを倒す。感想……今回の話は、弾のバックボーンが語られる回だった。母親を亡くした彼の強い思いが感じられたし、何よりアクションがかっこよかったな。ダイナマンの魅力の一つはアクションにあると思う。もちろん危険なときは吹き替えが行われていたんだろうけど、それて背もかなりの部分を俳優さんがやっていたのではないかと思う。なにしろ星川役の人はダイナブラックのスーツアクターもやっていたらしい。話がありきたりでも、アクションとかかっこよかったりするとそれだけで、評価できるんだけどね。
2007.05.01
第38話「若返れ! 天才頭脳」あらすじ……弾たちは女将軍ゼノビアが現れたことにより、ジャシンカ帝国の攻勢が強くなると考え、パトロールを強化していた。そんな中、立花と南郷は不審なトラックを見つけ、停止させる。するとそこからシッポ兵とメギド王子が現れる。トラックの荷台に押し込められていたのは一人の老人であった。南郷たちはトラックごとを彼をメギドたちの手から奪い返す。彼は若い頃に毒ガスのケタゾンガスを作った中村博士だったのだ。メギドの失敗に、ゼノビアはメカシンカ・ヨロイローズをカー将軍に作らせる。そしてメギドは必ず、中村博士をガスを製造したときに戻して、新しくガスを作らせると告げる。そして博士を見つけたメギドはヨロイローズの光線を使って、博士をガスの開発に成功した年である25才にしようとするが、弾たちの攻撃によって、目盛りが動き十才になってしまう。少年となった博士は逃げ出してしまう。メギドはダイナマンたちを赤ん坊にしようとするが、うまくあたらず、犬や木が幼くなってしまう。そうしているうちに、突然メギドは呼び戻されてしまう。ゼノビアはその若返りの光線はあと二回しか使えないことを告げる。メギドは今度こそ、博士を25才にするといって出撃する。逃げ出した中村少年を追う立花。その彼女の目の前に再びメギドとヨロイローズが現れ光線を浴びせようとする。彼女の機転で、目盛りは24才にセットされてしまう。いっさい違いで毒ガスを作れない博士。シッポ兵たちを目にした彼は再び逃げ出す。そんな中、夢野博士が若返った犬や木が、ある一定の時間が過ぎると元に戻ることに気がつく。そして中村博士の場合はあと二時間であることを立花に告げる。その会話を立ち聞いた中村青年は、街中に出て、若い時代、戦争とガスの開発のためにできなかったことをしようと女性に声をかける。しかしそれが立花であった。立花は彼から事情を聞くと快くデートに応じる。だがそこに、メギドたちが現れる。ダイナマンとの戦いの中、博士は光線の効果が切れ、いつもの老人に戻ってしまう。彼は立場なら楽しかったと告げる。立花は彼にここにいるように告げると戦いに参加する。ダイナマンたちは新しい必殺技と、ダイナロボでヨロイローズを倒し、立花は中村博士とダンスをし、その伴奏を弾たちが行っていた。一方、ジャシンカ帝国では度重なるメギドの失敗についに、帝王の堪忍袋の緒が切れ、メギドはすべてのシッポを切り落とされたあげく、千年洞窟に閉じこめられてしまう。感想……一見、子ども向けの話なんだけど、でもよく見てみるととても深い話だった。というもの、話のきっかけとなった老人が実は戦争の体験者で、毒ガス研究のために青春を犠牲にしたというのが書かれていて、挟まれた映像もその当時のものだった。なんかさりげなく戦争に対しての思いが伝わる感じがする。子ども番組だから、それなりでお茶を濁すという感じではなく、子ども番組であっても伝えるべきことはしっかり伝えるという姿勢が見て取れた。そう思うと、今よりも昔の方が、子どもをそれなりに一人前として扱っていた感じがする。子ども番組でありながら、子どもに迎合するのではない番組が多くあったように思う。ウルトラマンにしても、仮面ライダーにしても、今ではそこまではやらないようなことをしていたような気がする。子どもだからといって手加減することがないからこそ、今でも楽しめる作品ができているのではないかと思う。
2007.04.30
科学戦隊ダイナマン、とてもおもしろく見ていて、ラストをすごく楽しみにしていたのだけど、購入が間に合わず、最後から10話分見ることができなくなってしまった。視聴終了までまだ間があるからと思っていたのが悪かったようで、昨日改めて見たら、すでに購入できなくなっていた。すごくショック。と言うことで、ダイナマンは、41話までしか感想が書けない。続きを見るためにはDVDになるのをを待つしかない。いつになることやら。とりあえず、41話まで視聴期限までにしっかりと見てしまおうっと。
2007.04.27
第37話「女将軍ゼノビア」あらすじ……カー将軍やメギド王子たちは千年洞窟に急いでいた。しかしわずかの差で、千年洞窟の封印が解け、中から女将軍ゼノビアが現れる。ゼノビアは帝王アトンに対し反逆して、洞窟に閉じこめられていたのだった。アトンはカー将軍の反対を退け、彼女がダイナマンを倒すとの言葉に、カー将軍が作り出したエレキウナギを使って戦いに赴くことを許される。一方ダイナマンたちも倒れているシッポ兵から、新たな強敵女将軍ゼノビアが復活したことを知る。町では、エレキウナギの電磁波により、ありとあらゆるものが狂いだしていた。ダイナマンたちはエレキウナギを見つけて戦う。しかしそこに女将軍ゼノビアが現れ、戦うことに。彼女の魔術に翻弄されつつも、互角に戦うダイナマン。ゼノビアは一度退却する。しかしパワーアップしたエレキウナギの攻撃はやまず、弾たちはエレキウナギを捜索する。その過程で弾は誰かに見られていることに気づき振り向くが、何もなく気のせいだと思う。そんな彼のもとに子どもたちがやってきて、遊んでくれない彼に不満を言う。また必ず遊ぶ約束をする弾に、納得する子どもたち。だがエミだけは、一人で夢野発明センターに向かう。そしてその後を目玉が追っているのを残っていた子どもたちが見て、急いで弾に伝えに行く。そのころジャシンカ帝国のゼノビアは弾たちの動きを追うことで科学戦隊の秘密基地を探し出そうとしていたのだ。エミの後を追う目玉はその追跡装置であったのだ。子どもたちから話を聞いた弾もそのことに気がつき、夢野博士に連絡するもののすでに時遅く、エミがやってきていた。そしてその直後にゼノビアたちが現れる。秘密通路の入り口を守ろうとする博士。そこにダイナマンたちが駆けつける。エミを外に出し、博士は秘密通路から基地に駆け込む。入り口の前に立ちふさがるダイナマンたち。だが戦っている隙に入りこまれてしまう。だが間一髪、夢野博士が非常ボタンを押し、彼らを外に強制排出する。外に出たゼノビアとエレキウナギ。そこにダイナマンがやってきて、エレキウナギをニュースーパーダイナマイトで倒す。しかし、戦いが終わった彼らは、夢野発明センターにまでジャシンカの手が伸びてきたことで、センターを閉鎖することにする。子どもたちには、彼らが発明の旅に出ると告げて、子どもたちと別れて、旅立つ弾たちだった。感想……こういう結末になるとはちょっと予想していなかった。ゼノビアの計略で基地の所在がわかってしまい、結局、彼らは基地を放火記することに。それはすなわち、子どもたちとの別れも意味していて、ちょっと切なかったな。話の構成上はとてもいいんだけどね。マンモスシンカを倒すところが話の転換点であることは、間違いない。それまでは子どもたちとのかかわりとかジャシンカと戦っていたし、ジャシンカもダイナマンを倒すことが主ではなくて、地上を破壊することが彼らの目的で、しかしいつもいつも邪魔されていたという感じだったんだけど。メカシンカが現れてからは、ダイナマンを倒すことが主な目的となってしまった。これは最後に向かっていくための当然の結果なんだと思う。そして今回の基地の放棄は、全面的にジャシンカとの戦いを押し出すために必要なことだったんだと思う。子どもたちとのかかわりで話を進めていくのではなく。次からはどういう方になるのか、楽しみ。古い作品ではあるんだけど、結構おもしろいし、熱くなれる。
2007.04.26
第36話「出たぞ! 必殺技!」あらすじ……夢野博士は友人の山下博士と待ち合わせをしていた。やって来た山下博士は、有尾人一族に何か大きな異変が起ころうとしていることを告げようとしていたのだが、その途中メギド王子に誘拐されてしまう。夢野博士からの連絡にダインマンたちはマシンガンジャガーを追う。しかし、山下博士を取り返すことはできなかった。そこで弾たちは過酷な訓練をして新たな必殺技を見つけようとするが、まったくうまくいかない。諦めかける南郷の前に、夢野博士が現れて剣を振るい彼らに檄を飛ばす。再び立ち上がる弾たち。一方そのころジャシンカ帝国では、山下博士を科学戦隊の司令官だと思いこんだメギドたちの手によって、彼は拷問を受けていた。牢獄に放り込まれた山下博士は、夢野博士が科学戦隊を率いているのではないかと思い当たり、彼にジャシンカ帝国の牢獄である千年洞窟のことを、ジャシンカの連中の目を盗んで報告するが、その途中でメギドに見つかってしまう。そのころ弾たちは特訓を続けてはいるものの、いっこうに光を見いだすことができずにいた。そこに突然現れた天狗の面をつけた謎の人物。その彼に真剣を振るわれる弾。必死に応戦する中、弾は天狗の面をはじき飛ばす。そこにいたのは夢野博士だった。彼はダイナマンたちに剣を振るい続ける。その中で弾は、回転を加える技を見いだし、夢野博士の攻撃を封じる。夢野博士はたつまきの勢いを利用すればより強力な力になると告げる。弾たちはスーパーダイナマイトにたつまきの力を加えたニュースーパーダイナマイトを完成させる。そしてメギド王子が山下博士を処刑しようとする直前に、彼らの前に現れ、博士を救出し、ニュースーパーダイナマイトで、マシンガンジャガーを倒す。戦いが終わって、山下博士は千年洞窟での異変のことを告げる。しかし詳しいことはまだわからないという彼に弾たちはあとは自分たちで調べると告げるのだった。感想……今回は、弾たちが必殺技を編み出すまでの苦労をしっかりと描いていた。訓練のシーンばかりだったのに飽きが来なかったのはいろいろなパターンがあったからかな。夢野博士と弾の対決も息をのんでみていたし。とはいってもちゃんと他の話も入っていて、今回は中身が濃くて時間を忘れてしまった感じがする。ゼノビアの前段階もしっかりとからんでいたし、新たな必殺技が作り出されるまで3話もかかっていたけど、それぞれよく機能していて、おもしろかった。
2007.04.25
第34話「強敵! メカシンカ」あらすじ……最後の進化獣マンモスシンカを倒したダイナマンたち。町には静かなときが流れ、弾は子どもたちとキャンプに来ていた。しかしそのころジャシンカ帝国ではカー将軍が新しい進化獣の研究をしていた。そして完成したのが、生物だけではなく金属とも融合したメカシンカであった。メカシンカ・ミサイルザリガニは、地上に出るとミサイルを撃ち、動いているもののをすべてとめてしまう。夢野博士から知らせを受けた弾は、子どもたちを残し、調査に赴くことに。だがそこで出会ったザリガニシンカに、ダイナマンに変身した彼らは翻弄されてしまう。しかも必殺技であるスーパーダイナマイトはまったく効かない。絶体絶命になった彼らを、夢野博士は急遽発進させたダイジュピターに収容し退却させることに。基地に戻った弾は、子どもたちを迎えに行くことにするが、ミサイルザリガニの攻撃を受けてしまう。かろうじて基地に戻ってきた弾。彼はミサイルザリガニの攻撃時間を計算し、仲間たちとともに再び出撃する。ミサイルザリガニをおびき出したダイナマンは、ミサイルザリガニが放ったミサイルを利用して、ミサイルザリガニを倒す。そしてまたカー将軍の手によって巨大化したミサイルザリガニを、ダイナロボの手でなんとか倒すことに成功し、弾たちは子どもたちを迎えに行く。感想……新しい展開の説明という感じだけど、久しぶりに進化獣を作り出すときの音楽が聴けてよかった。クラシックのようで、結構好きなんだよね。一年間戦う戦隊だけど、必ず一度は完全に敗北するね。ダイナマンのこの回もそう。必殺技のスーパーダイナマイトが全くの役立たずで、彼らにミサイルシンカに対抗するすべはない。でも最終的には、必殺技がなくても戦いに勝つことができたけど。こういう話も珍しいのではないかな。他の戦隊の場合は敗れたにしても、敗れたならその回は敗れた状態で終わり、次の回に新たな必殺技で勝つというパターンなんだろうけど、ダイナマンの場合は、必殺技を使わずに買っちゃったし。運がよかったともいえるのかもしれないが……。戦隊のヒーローたちが敗れたというシーンで今のところ一番好きなのは、ゴーゴーファイブ。みんなの思いがじんじんと伝わってくるし、纏兄ちゃんが黙々と壊れた「ゴーゴーブレス」を直しているところがいい。特にその手が震えているところが。ボウケンジャーの最後の方も同じようなシチュエーションではあったのだけど、今ひとつだったかな。なんかあのときはみんなばらばらな感じがして、まあ、ラストに近いこともあったのだろうけどね。
2007.04.20
第33話「レッドになれない」あらすじ……メギド王子は最後のそして最強の進化獣マンモスシンカを解き放った。しかしマンモスシンカはメギドの言うことを聞かずに地上に降り立ち、敵味方関係なく暴れ回る。ダイナマンもマンモスシンカと戦うがその圧倒的な力の前にとても歯が立たない。一方、ジャシンカ帝国では、マンモスシンカは一度暴れ出すと、敵味方の区別がつかないことをカー将軍から知らされるメギド王子。彼はマンモスシンカをおとなしくさせるために、王子が責任を持ってマンモスシンカにつけるように告げる。そのころマンモスシンカは細菌研究所を襲っていた。そこにやってきたメギド。だがそう簡単にはマンモスシンカは手錠をつけさせたりはしない。しかもダイナマンに手錠を奪われた上に、マンモスシンカを捕まえるには頭を使う必要があると告げられてしまう。弾たちの計画によって手錠をつけられるマンモスシンカ。しかし同時にその手錠は弾をも縛り付けてしまった。ダイナマンに変身できなくなった弾は、マンモスシンカと戦うことになってしまう。メギドは手錠がダイナマンを陥れるための罠であることを知り、帝王に抗議するが、帝王は敵を騙すためには味方から、とこたえる。そんな中、突然ジャシンカ帝国のシッポ兵たちが倒れ始めてしまう。ウィルスによる病気だった。そして地上の子どもたちも同じ病気に冒されていたのだ。メギド王子たちは、ジャシンカ帝国を滅亡させないためにマンモスシンカを弾ごと倒すことに。弾はマンモスシンカと計って、互いを縛り付けている鎖をメギド王子たちが放つバズーカによって切り離し、そのことにより自由になった弾はダイナレッドに変身する。そして仲間たちとともに、マンモスシンカを倒す。戦いが終わり、子どもたちの病気の原因もわかったと知り、安堵する弾たち。だが地上にはカー将軍も現れ、ダイナマンたちに報復を誓っていた。感想……話の転換点という感じ。前回といい、ジャシンカ帝国側の比重が少しずつ上がってきた感じがする。少し早い感じがしないではないんだけど、ラストに向けて梶を切ったのかな?今回はメギドがマンモスシンカを解き放ったことから始まるんだけど、それがジャシンカ帝国とダイナマンたちの共通の敵になったという感じかな。でも弾の側から見ると、ともに殺されそうになったマンモスシンカと共同戦線を張るのかとも思った。でも結局そうはならなかったけどね。今回、今では珍しい矛盾を見つけてしまった。マンモスシンカと鎖でつながれていたときは白い服を着ていた弾。変身するときもそうだったのだけど、変身を解いたあとは同じ服じゃなかった。いったいどういうこと……? 昔の作品だからちょっと大目に見たんだけど。最近の作品ではあまり考えられないこと。最近の戦隊が一年中同じ制服を着ているのは、もしかしたらそう言うことを防止するためかも。
2007.04.18
第32話「消えたパワーガン」あらすじ……弾は空飛ぶ自転車を開発し、仲間と子どもたちの前で飛行実験をしていた。空を飛んだものの、しばらくして墜落してしまう弾の空飛ぶ自転車。だがそこに木田博士が主催する発明クラブの子どもたちがやってきて、夢野博士に、木田博士がとても恐ろしいものを作ってしまったといい、助けを求める。木田博士の下に行くと、彼は二人の男たち前でパワーガンの実験を行っていた。その銃を発射すると、島が消えてしまったのだ。その威力に二人の男たちは思わずシッポを出していた。彼らはジャシンカ帝国のシッポ兵だったのだ。彼らの姿を見た弾たちはダイナマンに変身し、メギド王子とクモシンカを退け、ジャシンカ帝国の手から博士とパワーガンを守る。木田博士は夢野博士からパワーガンを手放すように説得されるが、せっかくの研究を手放すことはできないと、夢野博士のもとを出て行く。しかしそこに現れたクモシンカによって捕まってしまう。だがそこに戻ってきた弾たちの手によってかろうじて博士は救出される。木田博士のところの子どもたちはその隙に博士の手から、恐ろしい武器であるパワーガンを奪い取り、隠してしまう。メギド王子たちは子どもたちを追いかけるが、ダイナマンとの戦いなってしまう。だがジャシンカのヘリコプターなどを使った攻撃に、弾たちは変身する暇もなく、窮地に陥る。是が非でもパワーガンが欲しいメギド王子は、木田博士を捕まえ、子どもたちを待ち伏せして子どもたちを捕まえると、彼らにパワーガンの場所まで案内させる。だがそこには先の戦いで死んだと思っていたダイナマンたちが待っていた。クモシンカとの戦いにダイナマンは勝利し、木田博士はいつもの優しい博士にも取り、弾に対抗するかのように、ジェット飛行自転車を作り出すが……途中で実験は失敗に終わり、まわりには笑い声がこぼれる。感想……ドラマ的にはほとんど無い。前回が有尾人たちの親子の葛藤という物語があったけど、今回はほとんどアクションがメインだった。もちろん話が全くないわけではなかったし、メギド王子からパワーガンの行方を聞かれていることもたちの答えを、彼らに捕まってしまった木田博士が涙するところはいいシーンなんだけど、やっぱりメインはアクション。前半もすごかったし、後半もほとんどアクション。特に前半の変身せずにメギド王子たちの攻撃にさらされているところはなかなか迫力があった。最近では見られないアクションの激しさだった。爆発を多用するシーンなんてもう日本ではできないのかもしれない。空き地はないし、住宅がいっぱい建っているし、もしできるとしたら自衛隊の演習場か?アクションだけでも充分楽しめる回だった。
2007.04.17
第31話「スパイ有尾人の罠」あらすじ……ある一家に突然、メギド王子、キメラ王女そしてカマキリシンカが現れる。驚く夫妻。だが彼らを中に入れると恭しくお茶を出す。実は夫妻は、自由年前から人間の世界に入りこんだ有尾人のスパイだったのだ。だが弾と親しくしている彼らの息子のカズオは、自分が有尾人であることを知らずに育っていた。メギド王子は、息子に有尾人であることを知られたくなければ、弾を罠にかけるように告げる。弾はオートバイでカズオの両親の別荘を訪れ、カズオの誕生日を祝う。弾とその仲間たちからの特製のバースデーケーキに喜ぶカズオ。だが両親の顔色はさえない。そんな中、彼らはお祝いの乾杯をしようとして、弾にだけ毒入りのワインを出す。しかし弾はバイクで来ているためにワインを断る。そのとき、弾はこぼれたワインがグラスを溶かすのを見て驚く。次の瞬間、カマキリシンカが現れる。逃げ出すカズオとその両親。弾は変身する暇もなく戦うが、絶体絶命に追い詰められる。そこに仲間たちが駆けつけて救われる。一方、カズオを連れた一家は必死に逃げるが、メギド王子に逃亡をを阻止されてしまう。カズオを連れ去られた両親は、再び弾を殺すことを命じられてしまう。カズオたちを探しに来た弾に両親は崖からカズオが落ちたと言い、彼を崖近くまで連れてくると、突き落とそうとする。しかし失敗して逆に自分たちが有尾人だと言うことが知られてしまう。彼らの事情を知る弾たち。弾はそれでもカズオを助けに行こうとする。そしてメギド王子たちの手から無事カズオを取り返し、彼らはダイナマンとして、カマキリシンカと対決し、カマキリシンカを倒す。戦いが終わって、カズオの一家は引っ越していく。それを見送る弾たち。カズオはそれが父の転勤のためだと信じて。感想……今までにない話だった。戦隊シリーズの中でもこういう話は珍しいのではないだろうか。十年も人間の間で暮らしていたために、人間として生きていきたいと望む有尾人の夫婦。その子どもは、自分の両親が有尾人であることも、そして自分自身が有尾人であることも知らずに暮らしてきた彼らに突然やって来たメギド王子。なんかそれだけでもいつもと違って新鮮だった。古い作品なんだけどね。メギド王子に恭しくお茶を出すところもちょっと笑えたし。でも、最後はカズオが何も知らずに、引っ越していくのが、よかった。両親にしてみればジャシンカ帝国と関わりあうことなくなく、ひっそりと人間たちの中で暮らしていくために引っ越すことになったんだけど。今回はかなり得点の高いの回だったと思う。
2007.04.14
第30話「敵はガリ勉進化獣」放映時は28話として放映あらすじ……ジャシンカ帝国の帝王アトンは、今までの戦いを振り返り、ジャシンカの歴史は敗北の歴史であるという。そこでダイナマンたちを倒すべく、カー将軍により、トゲアリシンカが作られ、ダイナマンとの戦いを研究し、彼らに挑戦状を送りつける。戦いの場に現れたダイナマンたちの必殺技を、トゲアリシンカは次々と打ち破る。だが、彼らのマッハダッシュを応用した攻撃には対処できず、敗れてしまう。落ち込むトゲアリシンカ。しかし彼は恨みをバネに再び勉強を始める。そしてその彼の体に変化が現れる。これこそカー将軍が望んだ結果であった。恨むことで、彼の脳は活性化され、体にはいくつもの新たなとげが生えたのだ。一方、夢野発明センターでは、弾が立体テレビを発明し子どもたちの前で実験をしようとしていた。しかしそこに映ったのは、ダイナマンと進化獣との戦いの様子であった。弾たちは電波を辿り、ある家にたどり着く。そこにはシッポ兵たちが警備に当たっていた。彼らはシッポ兵を倒しダイナマンに変身して、中にはいる。そしてトゲアリシンカと、戦いになる。トゲアリシンカはダイナマンたちに、とげの攻撃をかけてしびれさせ行動不能にしてしまう。しかしダイナマンたちは夢野博士との訓練を思い出し、立ち上がる。そしてそれぞれの必殺技を繰り出し、最後にとどめを刺す。感想……純粋に楽しめた。最初にアトンの声で今までの戦いを振り返っていたので、総集編かなとも思ったのだけど、でも違っていた。今までの戦いの反省をして少し頭を使い、ダイナマンたちの技を研究し、それに対しての対処方法を考えるんだけど、そのダイナマンの必殺技というのが、あまり一般的でないというか……。あまり使っていない技だった。とはいえ、ダイナレッドの技はしっかりと研究していたけど、その対処法が強力な磁石で、剣を奪い取る方法。最後の方でも戦うことになるんだけど、そのときはその手の攻撃をしていない。あまり技とかは関係ないのだけどね。でも、それだからといって、矛盾を感じたりする暇はなかったな。アクションがおもしろくてついつい見入ってしまった。今時の戦隊との違いは変身前のアクションが多くてしかもかっこがいいと言うこと、星川役の人も島役の人も、JACの人だとはいえ、他の人たちもたぶん振り替えはあるとは思うけど、ちゃんとアクションしている。シッポ兵なんかは変身しなくても倒せてしまうしね。今の戦隊、ゲキレンジャーの人たちは、ほとんど変身前にアクションをしないけど、何か特別な理由があるのかな?
2007.04.11
第29話「キメラの呪いの服」あらすじ……海岸をパトロールしていた星川は、そこで服を脱いで泳いでいるキメラを見つける。星川の存在に気づいたキメラはあわてて逃げる。キメラの服を持ち帰る星川。立花がそれを着て、夢野博士を驚かせる。一方、服を奪われたキメラは、メギドの侮辱に耐えて、服を奪われた恨みを晴らすべく、サボテンシンカとともに、呪いの針作戦を実行に移す。突然、キメラの服を着ていた立花が苦しみ出す。そしてそれは町の人々も同様だった。外に出た弾たちは、苦しんでいる人たちが赤い服を着ている人たちであることに気づく。弾たちは、サボテンシンカの行方を突きとめ、赤い服を着せたわら人形に釘を打ち込むサボテンシンカを阻止しようとする。しかしサボテンシンカがダイナマンのそれぞれの色の服を着せたわら人形に、釘を打ち込み、ダイナマンたちは攻撃ができない。それでもかろうじてダイナロッドを使い、わら人形を打ち落としたダイナマンたち。サボテンシンカはキメラとともに退却する。一度は落ち着いた立花だが、すぐに再び苦しみ出す。司令室にキメラからのメッセージが届く。キメラは赤い服とわら人形を縫いつけて、赤い服を着た人間は一生服が脱げなくなるのだと告げ、星川に指定の時間場所に服を持ってくるように言う。自分がキメラの服を持ってきたばかりにこんなことになったと後悔する星川。だが弾たちは、服を届けるのを罠だという。そうしている中、立花は苦しみながらも一人で服を返しに行く。そこに星川をのぞくダイナマンたちも駆けつける。だが、サボテンシンカの呪いの針に苦しめられる。しかし突然白馬に乗った白装束の人間が現れ、わら人形を次々と切り落としていく。そしてその彼は星川であった。キメラと同じ色の服を着ていれば呪いを受けずにすむと考えた結果であった。彼は立花に服を渡し、着替えた彼女は、キメラに服を返す。服を着替えたキメラは、改めて戦闘開始と告げる。しかしダイナマンたちの攻撃にサボテンシンカは敗れる。感想……今回はとてもおもしろかった。天女の羽衣の話かなと思ったのだけど、むしろそれより、女性の恨みはやっぱりこわいのね、と実感する回だったかな。彼女の恨む気持ちがストレートに伝わってきたし。戦闘シーンで立花レイが着替えているところをのぞこうとするシッポ兵たちがかわいらしかったし。もちろん星川にしっかりと阻止されていたけど。そしてそれと対になるようにキメラの着替えをのぞこうとしたダイナマンの男性陣の前に立花が立ちはだかって、敵とはいえというのがいい。まあ、本当にのぞこうとしたわけではないけど、その一瞬かいま見せた面がクスリと笑えた。今回のいちばんのおもしろいところだったかな。
2007.04.10
第28話「人形人間を救え!」放送されたときは、30話と28話が入れ替わっているとのこと。あらすじ……メギドは遊園地でピエロの真似をして、人間世界を偵察していた。そこで女の子たちの会話から、人間はカに弱いことを知り、カー将軍にヤブカシンカを作ってもらうことに。ヤブカシンカは人間たちを次々と刺していく。刺された人間は、動けなくなってしまう。調査にあたる弾たちは、それらの現象がジャシンカ帝国の仕業であることを確信する。そんな中、立花は目の前で人がヤブ蚊に刺されるのを見る。だがそのとき、ハンドバックから落ちた鏡によって、ヤブカシンカは正体を現す。そして光に弱いヤブカシンカは逃げ出してしまう。ジャシンカ帝国では、メギドがヤブカシンカの弱点を補うために、サングラスを渡す。サングラスをしたヤブカシンカは再び人間を刺しまくる。サングラスで弱点を強化したヤブカシンカに弾たちは、おびき出す作戦をとる。ピエロに扮した立花を見たメギドは、自分の真似をした彼女の後を追いかけ、そしてヤブカシンカとの戦いになる。ダイナマンに変身した彼らは、凸レンズで光を集めヤブカシンカに浴びせる。強烈な光にサングラスが壊れる。そして必殺技で倒し、また巨大化したヤブカシンカもダイナロボによって倒される。感想……いきなりピエロが出てきて、思わず本職の人かと思ったのだけど、メギド王子だった。通常もメイクしているけど、今回のメイクでもしばらくはよくわからなかった。でも素顔は結構ハンサムだったのではないかな。今は引退されているようなので、プロフィールで素顔を見ることはできないのが残念。話は相変わらず単純だけど、構成の力なのか、見ている間退屈しなかった。思いがけないところからヤブカシンカの姿が露わになるところは意外だったし。ジャシンカ帝国によって何らかの影響を受けた人が、相変わらず緑色の顔になるのはちょっと不気味だけど。こうしてみると、今のゲキレンジャーのことが気にかかるかな。古い作品なのにダイナマンの方が、構成力が勝っているのは気のせいだろうか?それに今回は、ジェットコースターの線路の上で、決まっていたし。予告は、放送話数と制作話数の違いでヤフー動画の順番通りではないんだけど。ヤフー動画では制作話数の順番になっている。この当時、いったいどういう事情があったのかな? ちょっと気になる
2007.04.07
第27話「死の音セミシグレ」あらすじ……町では巨大なセミの出現が目撃されるようになり、また同時に原因不明な爆発が相次いでいた。弾たちは調査に乗り出すが、どの爆発現場でも火薬を使った形跡がなく、彼らはその原因に行き詰まる。そこに、夢野発明センターによく来るユタカ少年とその父親が現れ、これから森に猟に行くと知らされる。だが彼らはすぐに戻ってきてしまう。その理由は猟犬のゴローがなぜか森の入り口でほえたててしまったからだという。今まで一度もこんなことはなかったというユタカ少年。立花は犬の様子から、何かの気配に怯えたことを悟る。弾たちは森へ調査に向かう。そのころ、ジャシンカ帝国のキメラ王女とセミシンカは、セミシンカの音波による爆発攻撃を数多く行うために、自分と同じ能力を持つ巨大ゼミを森の中で孵化させようとしていた。そこに、昆虫博士と異名をとるススム少年がやって来て、巨大ゼミを捕まえようとするが、実はそれがセミシンカだった。セミシンカに襲われるススム少年。その聞きを弾たちが助けるが、セミシンカの出すセミシグレの爆発力に、彼らはひとまず退却する。弾は夢野博士の下に、森からパラボラ型の拡声器を持ち帰る。そして再び、森に向かう。シッポ兵が経過する洞窟に進入した弾は、そこで巨大ゼミの孵化が行われていることを知り、その施設を破壊する。その直後、セミシンカと戦い、そして必殺技を使い無事に勝利する。感想……今回は弾北斗のアクションに目がいってしまった。ダイナマンは変身前でも結構、アクションをするし、それがサマになっている。特に弾の足の長さには思わずうっとりかな。本当にアクションはかっこいいし、見ていても飽きない。話自体は意外と単純なんだけど、今回はそれを感じさせなかったかな。ススム少年だけだったら、ただ単純な話なんだけど、マモル少年がでていたことによって、ひと味ぴりっとした感じ。本当にワンシーン、たった一言の台詞だったりが、結構、話の雰囲気を変えるのかなと考えてしまった。それも伏線でもなく、何か重要な情報を与えるような台詞でないというのも、結構重要なんだろうな、と。
2007.04.05
第26話「激闘! 太陽の灯台」あらすじ……弾たちは夢野博士から夏休みをもらい、子どもたちとともに、熱海後楽園ホテルに宿泊して、遊園地で楽しんでいた。しかしそのころ、ジャシンカ帝国はヒトデシンカのソーラー光線の力により、東京に入ろうとする輸送船を爆破する計画を立てていた。そのために、灯台守をしているマモル少年の父親を誘拐する。海で子どもたちに泳ぎを教えていた島と立花は、ひとり海を見つめているマモル少年に声をかける。そして彼の口から父親が一晩中戻ってこなかったことを知る。弾たちは、最近このあたりで起きた不審な爆発事件と少年の父親が行方不明になった事件に何らかの関連があると思い、調査に乗り出す。そんな彼らの前にヒトデシンカが現れ、戦いになる。退却するヒトデシンカを島が追い、そしてアジトを見つける。救出された少年の父親は、無事少年と再会し、弾たちにジャシンカ帝国の計画を告げる。弾たちはヒトデシンカと対決し、勝利を収める。感想……後半部分はちょっと端折ってしまったかな? 戦いのシーンで、結構おもしろいのだけど、それをあらすじの中で書くことはちょっと難しかった。島が苦境に追い込まれたところに、弾たちが駆けつけたりするんだけどね。ボートと船との対決は目新しかったし、ボートに乗っているのは弾たちで、漁船らしき船に乗っているのはシッポ兵だったけど。物語自体はそれほど分量はないし、再会のシーンがあまりにも典型的で……。父と子が駆け寄り、抱き合うシーンをスローモーションでとるなんて、今だったらパロディでしかやらないかもしれない。また海岸で戦っていたはずなのに、いきなり見慣れた平地になったり、また海岸に戻ったり、この当時だから許されるという感じかな。まあ、昔の作品だから笑ってみているのだけどね。そしていちばん気になったのは、メインとなっている舞台の景色。なんか見たことがある吊り橋に岩場だった。まだ確認はしていないのだけど、これはもしかしたら、ボウケンジャーのオープニングに出ていた橋ではなかろうか、と。これもあまり定かではないのだけど、メガレンジャーでも夏休みに海に来ていたときの場所は、もしかしたらここかも。なんか海岸線に見覚えがあるのだけどね。もしそうだとしたら、ロケ場所は熱海と言うことかな。
2007.04.04
第25話「謎のゲラゲラ地獄」あらすじ……ショウヘイは父親と一緒にジョギングを楽しんでいたが、父親が突然現れたハチシンカに襲われ、額に角を生やし笑い続けてしまう。しかもショウヘイに襲いかかった。そこに弾が通りかかり、ショウヘイの父親の気を失わせて、なんとか救い出す。ジャシンカ帝国では、メギド王子がハチシンカの作戦をアトン帝王に説明していた。ハチシンカに刺されたものはその毒によって笑い続けて、そして最後には体力を失い死んでいくのだと告げる。しかもハチシンカに刺された人間は次々と別の人間を襲うという。ショウヘイの父親は病院に収容されたものの、笑い続けていた。夢野博士は町中にハチシンカに刺されたことによる笑い病が広まっていることを告げる。弾は初めにショウヘイの父親が襲われた場所を捜索する。そこに現れるハチシンカ。次々と受ける攻撃をかろうじてよける弾だが、苦戦を強いられる。だがそこに仲間たちが駆けつけた。しかしハチシンカは姿を消す。病院ではショウヘイが父親が次第に元気がなくなっていくのを見て、このままでは死んでしまうことを悟る。彼は父親が襲われた場所に来て、再びハチシンカと遭遇。逃げ出すものの、ハチシンカに捕まってしまい、ダイナマンに対する囮にさせられてしまう。ハチシンカはダイナマンを笑い殺すための強力な毒液を完成させていたのだ。ハチシンカは弾のもとに現れて、ショウヘイを捕まえたことを告げる。後を追う弾。身動きできないショウヘイに向かって、槍を突けた無人のトロッコが向かっていく。それを阻止しようとするが、ハチシンカに邪魔され、なかなか近づけない。ぎりぎりのところで、ショウヘイをを救い出すダイナレッド。そこに仲間たちも駆けつける。ダイナレッドはハチシンカに「ショウヘイひとりを助けられなくて地上の平和を守ることはできない」と告げる。ハチシンカと戦いになるが、ダイナマンの必殺技で、ハチシンカを倒す。戦いが終わって、弾たちはショウヘイとその父親とそして他の人たちとともにジョギングをする。感想……弾がメインで、彼が大活躍という感じの回だった。ショウヘイという子どもも出てきて、ある意味前回同様、子どもがストーリーの中心にいるという感じでもあるかな。でも弾はかっこがいいね。アクションは多少吹き替えているとは思うのだけど、正義感が強くリーダータイプという感じで、なかなかレッドとしてもいいんじゃないかな。ゴレンジャーのアカレンジャーも確かにかっこよかったけど、ちょっと迫力ありすぎたし。ゴーゴーファイブのゴーレッドは長男らしく熱くかったし、メガレッドも熱かった。ダイナレッドは熱いと言うよりも正義感が強いという感じかな。レッドもいろいろとバリエーションに飛んでいるのが、戦隊の強みでもある感じ。しかも今回の変身直後の名乗りのシーンは、いつものバンク映像ではなかった。突然名乗りのシーンだけ、場所が違うと言うことはなかったし、時にはそういうのもあっていいと思う。次回は熱海だそうで、どうなるのか楽しみ。
2007.04.03
第24話「恐怖の彗星大接近」あらすじ……X-13彗星が発見され、星川は子どもたちと観察をしようとするが、小さな望遠鏡では見えなかった。そのころ、ジャシンカ帝国は、誘導装置を使って彗星を地球に近づけ、その衝撃で、地上を破壊しようという計画を立てていた。星川は、天文台のところで、父親に返るように言われている少女を見つける。宇宙科学センターの博士の様子とその周りの人間たちの様子に不審を抱いた星川は、少女を家に帰すと、中に忍び込む。そこにいたのは、キツネシンカだった。星川は仲間たちに化けて攻撃してくるキツネシンカに翻弄されてしまう。ダイナマンに変身した彼が反撃しようとすると、キツネシンカはかまってはいられないと姿を消す。星川はセンターの中に入り設計図を持ち出す。それを見た、夢野博士は、ジャシンカ帝国の計画に気づく。星川、南郷、島は椎名博士の自宅に行き、博士と少女を保護しようとするが、一足遅く二人は、ジャシンカに連れ去られたあとだった。宇宙科学センターの前に来た星川たちは、弾と合流して、博士を救出する。忍者でもある星川の忍術によって、キメラ王女とキツネシンカはおびき出され、その間に星川が博士たちを助け出す。星川を追い詰めたと思ったキメラたちだが、それは身代わりだと知り、急ぎ博士の元に戻り、博士を連れ出す。しかしそれは星川の変装であった。ダイナマンたちも登場し、そして星川も変身して、キツネシンカと戦う。初めはキツネシンカに化かされるが、ダイナレッドの剣の力により、化かされていたダナイエローとブルーが正気に戻り、必殺技でキツネシンカを倒す。感想……今回はすごくおもしろかった。あらすじではなかなかうまく表現できないのだけど、話のおもしろさというのは、CGとかの技術の進歩によるものではないと実感した回だった。今回は古典的な特撮技術(と言っていいのかどうか)の一人二役がアクションの中心だったかな。星川はキツネシンカに化けた彼と本物と二人がひとつの画面に登場するシーンが多くて、そのうちの一人は必ず背中を向けていたり、顔がよく見えなかったりしている。そして切り替わるときは映像が微妙にぶれるから、すぐにこれはつないだシーンだとわかるのだけど、でもおもしろかった。技術的にははっきり言ってお粗末なんだけどね。つないだシーンが明らかにつないでいるというのがわかるんだから。要はきちんとつながっていないと言うことなんだけど。でもくるくると変わる様子や、キツネシンカが化けた弾たちにぽこりぽこりとやっつけられる星川が結構おもしろかった。子役が出てくる回は好きではないんだけど、ダイナマンは子役が出てこない回のほうが珍しいのだけどね。今回の子役はとても上手だった。ちっょと大げさかなと思わないでもなかったんだけど、でも変に気負っていなくて、さりげない様子でとけ込んでいて、それほど邪魔に感じなかったし、彼女に接したときの星川の表情が優しくていいお兄ちゃんなんだなと思わせてくれた。最後の戦闘シーンでは、キツネシンカに化かされたのがダイナイエローとブルーだけだったけど、この二人は単純だからなのかな?でもこの回で、おもしろさは技術ではないということがはっきりとわかった。技術が古くてもおもしろいと感じるものは変わらないんだな。
2007.03.30
第23話「人間ナメクジ作戦」あらすじ……ナメクジシンカが人間たちにガスを浴びせてナメクジにしていた。弾たちの知り合いの少年さとしの母親も、彼の目の前でナメクジにされてしまい、さとしもナメクジにされようとしていたが、母親から預かっていた買い物かごを投げつけ、そこに入っていた塩のおかげで、難を逃れる。ジャシンカ帝国では、メギド王子がキメラ王女の「嫌らしい人間がますます嫌らしくなっただけだ」という疑問に、計画の一端を実戦してみせる。メギド王子はナメクジシンカによって人間ナメクジにされた人たちのもつ強力なものを溶かす力を利用して、地上を混乱に陥れようとしていたのだ。ナメクジシンカと人間ナメクジによって、ビルはもちろんガス施設までと溶かされようとしていた。その事態に夢野博士は自分がなめ六時にされて人たちを元に戻す薬を作り、ダイナマンたちにはナメクジシンカを倒す方法を考えるように告げる。立花レイは、さとしから逃げられたときの状況を聞き、ナメクジの元々の弱点である塩に対して強化されているナメクジシンカの弱点に気がつく。ナメクジシンカは目だけは強化することができなかったのだ。弾たちがナメクジシンカと対決している中、立花レイは変身前の姿で現れ、ナメクジシンカを挑発し、おびき出すことに成功する。そしてナメクジシンカを翻弄すると、罠のある場所に連れていき、そこで大量の塩を浴びせる。目を失ったナメクジシンカのもとに弾たちも駆けつけ、ナメクジシンカと戦う。巨大化したナメクジシンカを必殺技で倒した弾たちは夢野博士が作った薬で、ナメクジにされた人たちを元に戻し、さとしは母親と再会する。感想……初っぱなからあまり気持ちのいい映像ではなかったかな。全部が作り物だとわかってはいるのだけど、ナメクジが気持ちが悪くて。ナメクジを見たときのキメラ王女の演技が真に迫っていたのもうなずける。あれで俳優さんも心の底から嫌いだということがありありとわかった。今回は立花レイが大活躍の回で、変身前の姿での戦いがたくさんあった。飛び降りたりして、スタントシーンも多かったのだけど、でもスタントシーンでは吹き替えが行われたのがはっきりとわかった。姿が微妙に違うのと、立ち位置が吹き替えたときにちょっと違うし、映像の切り替えも粗雑という感じ。今ならちょっと考えられないぐらい吹き替えのシーンの作りが荒かった。古いからしかたがないのかもしれないけど、でもダイナマン自体から見てもこの回の粗雑さはちょっと気になったかな。役者さんも結構大変なんだなと改めて思ったのは、アバレンジャーVSハリケンジャーのビデオのメイキング映像で、ハリケンレッドを演じていた役者さんが、寸前のシーンと位置が違っていたらしくて、怒られているのがあったからなんだけど、一連の流れで撮影していないから、少しでも位置がずれると前のシーンをつなげたときに困るんだろうな。
2007.03.28
第22話「いたずら大作戦!」あらすじ……夢野発明センターでは立花レイが、子どもたちが連れてきた猫をとても怖がっていた。猫だけはどうしても好きになれないという立花。そのころ、町では子どもたちがいたずらばかりするようになっていた。その度が過ぎたいたずらに、弾たちはこれが普通ではないことを感じ取る。弾たちの予想通り、子どもたちがいたずらをするようになったのは、ジャシンカ帝国による陰謀だった。ネカシンカが出すガスを浴びた子どもたちはネコシンカの言うがままになるのだ。ネコシンカはそんな子どもたちを使って、大人たちと戦争をさせようとしていた。弾たちはネコシンカの陰謀を阻止しようとするが、子どもたちを盾にとったネコシンカを攻撃することはできず、ひとまず退却する。そして弾たちはネコがマタタビに弱いことを利用して、マタタビのエキスを濃縮させそれを使って、子どもたちからネコシンカを引き離す。そしてダイナマンに変身して戦うが、ネコシンカの攻撃にネコ嫌いのダイナピンクはパニックになってしまう。ダイナレッドはネコシンカが作り出す幻を打ち払うと、自分を取り戻したダイナピンクや他の仲間たちとともにダイナロボに乗り込み、巨大化したネコシンカを倒す。ネコシンカが倒れて、子どもたちはいつもの彼らに戻る。感想……立花レイの猫嫌いが、物語のキーポイントになっていた。戦っている最中に、ネコシンカから見せられたネコに怯えるダイナピンクが嫌いならさもありなんという感じなんだけど、でもそのネコというのが、招き猫なんだよね。そこはちょっとしたお遊びも入っているんだろうけど。でもネコシンカには立ち向かえたというのが、不思議といえば不思議かな。でもこの時代の戦隊に、理屈を求める必要はないけどね。この当時はネコアレルギーという言葉なかったんじゃないかな。アレルギーがあるような描写はなかったけど。ただ本当にネコの存在そのものが大嫌いという感じだった。登場していたネコはとてもかわいかったんだけどね。今回、新鮮だったのは、巨大化した敵を倒す必殺技の発動のために、ダイナミックジャンブをしたとき、今までは正面からばかり捉えていたけど、今回は一瞬だけど、カメラが背後からダイナロボの背中越しに敵を見下ろす感じで撮っていたようで、それがとても新鮮に感じられた。締めもみんな和気藹々でよかったし。それにしても立花レイは、なぜ夢野発明センターの前にある木になんか登ったりしたんだ?
2007.03.27
第21話「怒りの北斗必殺剣」あらすじ……有名な地質学者が日本に帰国した。そこに現れたのはジャシンカ帝国のワニシンカだった。ワニシンカが博士を誘拐しようとしているところに、偶然居合わせた南郷はワニシンカと戦うが苦戦をする。そこに駆けつけた仲間たち。だが、ワニシンカは自分の体の中にスパーク爆弾があり、戦えば自爆するといい、ダイナマンたちが手を出せないようにして、博士を連れ去ってしまう。ジャシンカ帝国は、博士の地質変換装置を使い、東京の地盤をすべて泥に替えてしまい、底なし沼のようにするつもりなのだ。そのために彼らは次々と、博士のかつての助手たちを連れ去っていく。弾たちも必死で防ごうとするが、爆弾を抱えているワニシンカのせいで、みすみす助手たちを連れ去られてしまう。弾は、そこで最後の一人をワニシンカが狙う時を待って、戦いを挑む。戦っているなか、弾はやられながらも、隠しカメラで、ワニシンカの内部を撮る。博士の最後の助手は連れ去られるものの、弾たちはワニシンカの内部には確かに爆弾の存在を確認し、弾は得意の剣で、ワニシンカに戦いを挑み、そしてワニシンカの内部の爆弾を抜き取る。そして彼らは変身し、ワニシンカを倒す。博士たちは無事に家族の元に戻る。感想……時代の流れを感じてしまった(笑)弾が作っていたものが、小型カメラなんだけど、今から見るとかなり大きい、とりあえず赤外線や聴音波などで内部まで見るしようにはなっているようなんだけどね。たぶんあの当時は、あの大きさでそれだけの機能があるのは、未来のものだったんだろうね。だから弾が作ってもおかしくはないと思う。その当時の最先端の少し先を行くのが、戦隊シリーズだし。でもおもしろかった。ストーリー的にというよりも、アクションがたくさんあるというのが、いいんだけどね。その中にでもちゃんと、ドラマがあるし。話の流れは弾がメインなんだけど、最初の登場は南郷だったし、みんなそれぞれにちゃんと活躍できているからいい。
2007.03.20
第20話「追え! 天草の太陽」あらすじ……天草の海岸で、中島博士が研究していたという太陽のエネルギーを利用した太陽砲の設計図の一部が発見された。ジャシンカ帝国とダイナマンは太陽砲の設計図を捜すことに。そのために天草にやってきたダイナマンたちは途中で、ジャシンカ帝国のシッポ兵たちに追われている少女を助ける。彼女は中島博士の娘で、2年前に事故死した父親が遺してくれた日記を頼りに、天草にやってきたのだった。彼女の目的も、太陽砲の設計図を捜すことで、とてもやさしかった父親が、地球をあっという間に破壊できる恐ろしい兵器を作ったのか知るための旅であった。少女は弾たちとともに、日記から海底水族を訪れ、そこでマイクロフィルムらしきものを発見するが、キメラに先手をとられて奪われてしまう。後を追うダイナマンたち。イカシンカと戦闘になるが、しかしキメラが持ち出したものが実はマイクロフィルムではないと知り、彼らの探索は振り出しに戻ってしまう。弾たちは日記から中島博士が天主堂に行ったことを知り、そこに訪れる。そしてそこで彼が海岸に向かったことを知ると、そこに向かうが、再びイカシンカたちが現れ、マイクロフィルムは自分たちで捜すといい、再び戦闘になる。ダイナマンとなって戦う弾たち。イカシンカはダイナマンたちの攻撃の前に敗れ去る。戦いが終わり、彼らはマイクロフィルムが入った筒を見つけるが、それははすでに焼かれていた後だった。中島博士は、太陽砲の設計図を誰の手にも渡らないように燃やしていたのだった。感想……今回は九州ロケ第3弾と前回の予告にしっかりと銘打たれていた。それにしても今回は露骨に、ナレーションでタイアップ企業の名前をいっていたなぁ。また戦いも見応えがあった。変身前の戦いがいろいろバリエーションがあって、見ていて飽きなかったし、真剣に戦っているんだろうけど、そんな中でもちょっとしたコメディっぽいシーンがあって、戦いのシーンだというのに、クスリと笑えて、おもしろかったな。突っ込みどころはカー将軍かな。ジャシンカ帝国って、地中深くの帝国なのに、結構地上の事情に詳しい。太陽砲のことなんか、ね。
2007.03.17
第19話「導火線は赤い毒花」あらすじ……南郷は、さつまいもをいつでも収穫できるように品種改良することに成功した。そこで畑に行き焼き芋用のさつまいもを収穫しようとした。子どもたちを誘ったものの、見事にふられてしまう。だが畑には、一人の少年が、トマトの苗に棒を立てていた。焼き芋が好きだという彼に、南郷はとれたばかりの芋をあげてしまう。少年が家にさつまいもを持って行くのを見送る南郷だが、突然彼の畑からヤマアラシシンカが現れ、さつまいもをすべて食べてしまう。ヤマアラシシンカはその折、ダイナマイトを使って高層ビルを破壊する計画を漏らしてしまう。夢野博士は、コンビナートの爆破が、ジャシンカの仕業であることをつきとめ、高層ビルの破壊を食い止めるようにねダイナマンたちに調査させる。マンホールに潜むヤマアラシシンカの前にダイナマンが現れる。ダイナマンとの戦闘に退却するヤマアラシシンカ。弾たちは、マンホー目から次々とダイナマイトを探し出し、スイッチを切る。作戦の失敗に、キメラはアトンに許しを請う。嫌みを言うメギドに、キメラはダイナマンは五人そろわなければその力を発揮しないことを改めて告げる。人間に変装したキメラは、畑仕事をしていた南郷の知り合いの少年に声をかけ、彼の畑が変な動物に荒らされていることを告げる。少年は夢野博士を通して、南郷と連絡を取る。そのことを聞いた南郷は変な動物というのがシンカ獣であることに思い至り、畑に向かう。だがそのときちょうど、少年がシッポ兵に誘拐去られるところを目撃し南郷は跡を追う。彼はキメラにおびき出され、ダイナマイトの爆発にさらされ、ヤマアラシシンカと対峙する仲間のもとに駆けつけることができない。キメラはとどめを刺すかのように多くのダイナマイトを爆発させる。キメラは南郷が死んだと思い、ダイナマンと戦っているヤマアラシシンカのもとに行く。そこで彼女はダイナマンにダイナイエローが死んだことを告げる。だがそのとき、ダイナイエローが現れる。彼は死んではいなかったのだ。5人そろったダイナマンは必殺技で、ヤマアラシシンカを倒す。戦いが終わり、南郷は畑でとれたさつまいもを焼き芋にして子どもたちにふるまう。感想……今回は南郷がメインの回。彼が植物学者であることが、話の中心になってもいたかな。でも戦いとはあまり関係がなかったけど。でも彼らのそれぞれの特徴が少しでも出ているのはいい感じだと思う。ただの5人が集まっているのではなく、特徴ある5人が集まっているというのが、戦隊シリーズの見所でもあると思うし。ダイナマンは子どもたちとのかかわりがかなり多い作品のよう。子どもたちが何らかのきっかけになって話が進むことが多いし、中心にいなくてもどこかしらに子どもたちが出ている。仲間や組織内でののかかわりだけで語るのではなく、外部の人間を通じているというのが、ダイナマンの特徴でもあるのかな? 戦隊シリーズをすべてみているわけではないけど、最近の戦隊は、他者とのかかわりがかなり少ないように感じられる。ストーリーの特徴的なものもあるのだろうけどね。それにしても芋掘りといったら、さつまいもというのが、やっぱり本州の人が作ったんだなと思ってしまう。芋掘りといったら、すぐにジャガイモ掘りを思い浮かべるのだが……。そう、芋といってすぐに思い浮かぶのは、やっぱりジャガイモ。決してさつまいもじゃないんだよね。まあ、これも生粋の道産子だから仕方がないんだけどね(笑)。でも現住所は「内地」にあります。「内地」という言葉を道産子が使うと、どういう意味になるかわかる人いるかな……?
2007.03.15
第18話「東京を襲う大津波」あらすじ……海でサーフィンを楽しんでいた島を予期せぬ津波が襲い、島はなんとか岸にはい上がる。そこで見たのは、魚たちが死んでいる様子だった。普通の津波でそうなるはずがないと思う島。そんな彼の前に、その村の漁師たちが死んだ魚を見下ろしている。そこに少年がやってきて、龍神様のお祭りをしようという。そうすることで海の怒りを静めようというのだ。しかし大人たちにはそんな余裕はなく、少年はすげなく追い返されてしまう。島は一人でも祭りをするという少年の名前を聞く。そのころ、ジャシンカ帝国では、エイシンカとメギド王子が、津波発生装置を使って津波を起こす実験を繰り返していた。しかし部品が弱くエイシンカの電波の強さに耐えきれず壊れてしまう。そこでメギド王子は、部品を秘密基地から運ばせることに。一方、夢野博士の下に集まった弾たちは、本来なら津波が起こらない場所での津波の発生に、調査を命じられる。海岸を調査していた島は、魚が死んで漁に出られないはずなのに船から何かを運び出している様子を見て不審に思う。脅かして声をかけると、その人間はシッポを現した。彼らはジャシンカのシッポ兵だったのだ。トラックに飛び乗る島は、シッポ兵たちと戦いになり、そしてついにはエイシンカとメギド王子との戦いになる。生身の体で戦う島は苦戦を強いられる。絶体絶命のそのときダイナレッドたちが現れ、島も変身する。だがエイシンカは早々に退却してしまう。龍神の洞窟の前で、少年が一人で太鼓をたたいている。そこに現れたエイシンカとメギド王子。少年はとっさに身を隠したものの、エイシンカたちに見つかり、捕まってしまう。理由人の洞窟にたどり着いた島は、そこで少年が落とした罰を見つけ、少年がとらわれていることを知る。洞窟のなかにはいるが、入り口を爆破されて、閉じこめられてしまう。島と連絡の取れなくなった弾たちも龍神の洞窟に気づきなかにはいるが、そこには最近爆破させた奎先があることを知る。一方メギド王子たちは、津波発生装置を使い、大津波を起こそうとしていた。そこにダイナブルーが現れる。ダイナブルーの攻撃により、津波発生装置は壊されるが、少年を助けようとしたそのとき、ダイナブルーは閉じこめられてしまう。そして時限爆弾のスイッチが入れられ……。弾たちはエイシンカを見つけるとダイナマンとなって対決する。だがそこで彼らからダイナブルーは海底基地の爆発とともに死ぬことを予告されてしまう。その直後水柱があがる。だがそこから少年を連れたダイナブルーが現れ、五人そろったダイナマンは、エイシンカにとどめを刺す。感想……今回は島がメインの回。相変わらず、話は定型的というか、決まり切ったことを合わせているという感じなんだけど、アクションがおもしろい。変死真ん前のアクションがたっぷりあって、それだけでも見応えがある。ちょっとばかりつっこむとすると、変身前と変身後、同じぐらい強い。島は変身前でも少々苦戦はしていたけど、なかなかいい対決していたし。シッポ兵は生身でも十分という感じ。ゲキレンジャーの不満な点は、変身前のアクションがほとんどないことかな。すぐに変身してしまって、ちょっとつまらない。たぶん話は定型的になっていく感じがするんだけど、ダイナマンのようにおもしろく行くかどうか。ダイナマンは話がありきたりな割にはおもしろいと感じるのは、アクションのほかにも、台詞というか、からみのおもしろさがある。今回、エイシンカはメギド王子に反論のようなことを行ったからね。ただの作られたシンカ獣という感じではなかったし。そういうところが結構おもしろいから、続きを見たくなるんだろうね。
2007.03.13
第17話「恐怖! 九州大地震」あらすじ……メギド王子の「阿蘇山大爆発作戦」を阻止した弾たちダイナマンは、夢野博士から一日だけ休暇をもらい、九州を観光していた。ロープウェイから降りてきたそのとき、星川はすれ違った一人の女性に目をとめる。彼女は幼なじみによく似ていたのだった。仲間に呼ばれて、仲間たちのもとに急ぐ星川。そのころ、キメラ王女は、キョウリュウシンカとともに九州に地震を起こさせようと、マグマエネルギーの増幅装置を埋め込んでいた。そこに何も知らない星川の幼なじみがやってきて、その装置に興味を示す。だがキメラとキョウリュウシンカの登場に驚いた彼女は崖下に転落してしまう。ホテルに戻ろうとしていた弾たちは突然の地震に、バスを降りて震源の方を見やる。そしてただの地震ではないことを悟った弾たちは、震源に向かう。そこではキメラ王女とキョウリュウシンカが地震の実験をしていたところだった。そこに現れた弾たち。キメラたちはシッポ兵たちに撃退を命じる。だが彼らの攻撃に、キメラたちは退却をする。弾たちは山から星川の幼なじみを助け出す。身分証明書から、彼女は星川の幼なじみであることがはっきりしたものの、本人は今までの記憶を失っていた。弾たちは、まずキメラたちが山で何をしていたのかを探りに行く。星川の元に、幼なじみの女性がやってきて、彼に自分が倒れていた場所に連れていって欲しいと頼む。そこに行けば記憶が戻るかもしれないからと。その様子を見ていたキメラは星川を倒せば、残りの四人も敵ではないと考え、シッポ兵たちに襲わせる。星川は幼なじみをかばいながらシッポ兵の攻撃からなんとか逃れる。建物の陰に隠れた星川は、幼なじみの女性に、子供の頃、君が引っ越していくときに、自分が一番大事にしていた水晶を渡すつもりだったのだが、声をかけられなかったと告白する。女性は水晶という言葉で、記憶を取り戻す。キメラ王女が地震を起こす装置の最後のひとつを埋め込んだそのとき、ダイナマンが現れ、キョウリュウシンカと戦闘になる。ダイナマンたちは必殺技で、キョウリュウシンカを倒し、ジャシンカ帝国の九州征服計画を打ち砕く。戦いが終わって、星川は幼なじみの見送りを受け東京に戻る。感想……前回の予告で、西部劇の格好をしていたので、どんな話かと思ったのだけど、シッポ兵たちとの戦いで、なぜかいきなり馬に乗って西部劇の格好で登場してきて、話の内容的にはあまり関係がなかった。それどころか、なんの脈略もない登場だった。ゴレンジャーでも思ったのだけど、昔の話はしょっちゅうそういう話がある。でもやはり、ゴレンジャーに比べると、少なくなってきているのかな。今では、あまり前後の脈略が飛びすぎているのはないけど。とはいえ、戦闘シーンはおもしろかったな。西部劇の格好をした変身前の彼らが、たっぷりとアクションを見せてくれたし、その中でもちょっと笑えたり。最近の戦隊ものの戦闘シーンではあまり見られないな。特に変身前のアクションなんか、まったくといっていいほどない。それはそれで、いいけど。変身した方が強いのになぜすぐに変身しないと言いたくなるし。ジェットマンなんかではそう思ったこともあったような気が……。でもこのダイナマンでは、変身前の彼らもかなり強いから、特にそんな風には感じない。なかなか難しい。でもゲキレンジャーももう少し、変身前にアクションを見せて欲しいかな。
2007.03.08
第16話「阿蘇山大爆発作戦」あらすじ……ジャシンカ帝国のメギド王子はシソチョウシンカを使い、阿蘇山のマグマのエネルギーを吸収させることで、シソチョウシンカを火の鳥に変えて、阿蘇山を噴火させる作戦を立てる。そして九州をジャシンカ帝国のものとし、そこを足がかりに世界を征服しようというのだ。一方、弾たちは阿蘇山に異変があると知って、九州までやってくる。空港におりたちバスに乗り込んだ彼らの前に、シッポ兵たちが現れる。弾たちはシッポ兵たちを対峙するが、そこにシソチョウシンカが現れる。変身して立ち向かうダイナマンたち。シソチョウシンカの火の鳥攻撃に、苦戦を強いられるが、メギド王子がやってきて、シソチョウシンカにマグマエネルギーを無駄使いするなとしかりつけると、退却する。ホテルにやってきた弾たちは夢野博士からあと一時間で、阿蘇山のマグマの温度が最高値に達することを知らされる。その時間内に、問題を解決しなければならないのだ。弾は自分たちを探っている男に気づき跡を追う。途中で見失うものの、立花レイは熊たちがおびえていることに気づき、敵のアジトが近くにあることを確信する。敵のアジトを探す彼らの前に次々とシッポ兵たちがやってくる。一人一人がその都度ダイナマンに変身し、シッポ兵たちを押さえ、弾たちを先に進ませる。そしてついに弾は敵のアジトを発見し、マグマエネルギーを吸収中のシソチョウシンカの入っている装置を破壊する。シソチョウシンカはアジトの外に出ると、勢揃いしたダイナマンたちと戦い、そして彼らのチームワークの前に敗れ去る。感想……第15話に出ていたこの話の予告で、「九州ロケ第1弾」とナレーションが入っていて、先ずびっくりした。ロケ地を堂々と宣言していることに新鮮な驚きを感じたんだけどね。でもタイアップの撮影であったのは事実のようで、東亜国内航空(今はないけど、機体のカラーリングが懐かしかった)の飛行機や、ホテルの名前なんかがしっかりと画面に入っていた。よく2時間のサスペンス番組で使う手法だけど。なんか珍しかったかな。ゲキレンジャーもニュージーランドでロケをしていたりするけど、それを大々的に宣伝はしていないからね。獣拳戦隊って、どちらかというと中国武術の系列だから、中国の方が雰囲気は合うんだけどね。エンディングの映像が全部横文字というのが、なんかそぐわない感じもするんだけど。次回は第2弾のようで、しかも西部劇のような感じだから楽しみにしている。こういうのもたまにはいいかも、でもどういう事情で九州までロケすることになったのかな?ちょっと気にかかる。
2007.03.07
第15話「忍術対キメラ妖術」あらすじ……木の上で昼寝をしていた星川竜は、ヤモリシンカに追われていた少年を助ける。彼はワタルという名前で風魔忍者の末裔だという。そして星川に家来になって欲しいと頼む。ワタルのことが気になり、家来になることを承知する星川。そのころジャシンカ帝国ではメギド王子が子供を追いかけてしかも捕らえるのに失敗したことでいるキメラに嫌みを言う。キメラはワタルが持っている地図を手に入れ、風魔一族の作法を見つけ出して、それを帝王アトンに剣二要しようとしていたのだ。一方、星川はワタルを夢野発明センターに連れてきたものの、風魔忍者の末裔であることを疑問に思われたことに、腹を立てて暴れる。それを星川がいさめると彼は飛び出していく。あと追う星川は「君は忍者をかっこいいと思っているようだが、それだけではない……」と諭す。しかしそこにヤモリシンカが現れる。少年をかばう星川の腕にキメラが放った吹き矢が刺さり、体をしびれさせられた星川は川に落ちていく。ワタルはヤモリシンカに襲われるがそこにあらわれた女忍者キメラに助けられる。そしてワタルは女忍者キメラとともに、風魔一族の財宝を捜しに行く。地図を頼りに財宝を見つけるワタル。だがその瞬間キメラは正体を現し、財宝を独り占めすると、ワタルを殺そうとする。しかしそこに忍者姿の星川が現れ、ワタルをキメラから助け出す。星川とキメラは対決する。互角の戦い。だがそこにヤモリシンカがやってきて、星川に攻撃をかける。苦しむ星川のもとに仲間たちが駆けつける。星川はダイナブラックに変身し、ヤモリシンカを仲間たちとともに倒す。そして戦いが終わって、風魔一族の財宝の箱を開けると、そこには修行をすることという古文書が入っていた。ワタルはがっかりしたものの、星川にもう少し大きくなればりっぱな忍者になることができると言われ、元気に帰って行く。感想……最初に星川竜が出てくるシーンと、オープニングで彼が出てくるシーンがほとんど一緒だった。と言うことはどっちかがどっちかの映像を流用したのだろうかと考えてしまった。時間的に考えるとオープニングのシーンを本編に使ったんだろうけど、不思議と違和感がなかったかな。そうそうキメラと対決するシーンで星川とワタルが彼の忍術で姿を消すシーンがあるんだけど、それを見ていて、昔の映画作りのことをちらりと思い出してしまった。まだ36ミリフィルムでもなくて、弁士付きの映画の時代なんだけど、そこで人が消える手法が発見された時代のことをドキュメンタリーでやっていたことがあって、時代劇で、フィルム交換か何かの時に、いるべき場所に人がいなくて、それに気づかずに撮影して、フィルムをつなげてみると瞬時に消えているように見えて、それからそういう手法を使うようになったとあったそのときの映像と、星川が消えたときの雰囲気がよく似ていた。それはその時代のたどたどしさが、そのシーンにもあったということなんだけどね。黒装束の星川もなかなかかっこがよかったし、いつもちょっと軽い感じなんだけど、今回はしっかりしていた。やっぱりメインだと違うかな。最後の戦いのシーンは、これは仕方がないことなんだけど、流れ作業だったね。その分時間がとられなかったから、星川とワタルのからみのシーンが充実していたと思う。
2007.03.03
第14話「突撃 チョロッポ兵」あらすじ……東京では子供たちが笛の音とともに消えるという事件が多発していた。そして子供たちと遊んでいた弾の目の前でも、その子供たちがジャシンカ帝国のゲンゴロウシンカによってさらわれてしまった。メギド王子はカー将軍に作ってもらったゲンゴロウシンカを使って、子供たちを連れてくると、ジャシンカのチョロッポ兵にして、ダイナマンを倒そうというのだ。目の前で子供たちを連れ去られてしまった弾は、彼らのアジトを探すべく、笛の音を頼りにバイクで町中を探し回る。そして再び現れたゲンゴロウシンカ。弾たちは、子供たちを載せたバスの行く手をふさぐが、しかしゲンゴロウシンカに操られた子供たちから攻撃を受けてしまう。子供たちには攻撃をかけられないダイナマンたち。ゲンゴロウシンカは子供たちを連れて引き上げる。ゲンゴロウシンカのバスを止められなかったものの、弾たちは今までのバスの動きから、ゲンゴロウシンカのアジトを発見する。攻撃をかけるダイナマンたち。襲ってくる子供たちを麻酔ガスで眠らせると、ゲンゴロウシンカを追って外に出る。そしてゲンゴロウシンカと戦い、スーパーダイナマントとロボ戦で、ゲンゴロウシンカにとどめを刺す。子供たちはいつもの彼らに戻り、河原で楽しそうに遊ぶ姿を弾たちは見守る。感想……話自体は至ってシンプル。ありきたりといってもいい感じかな。こっちの方が古いんだけど、笛を使って子供たちを操るというのは、ボウケンジャーでも使われていたような。一年近く前のことだからはっきりとは覚えていないけど、今その回のタイトルを見たら「ハーメルンの笛」だった。今回もパターンとしては同じかな。ストーリー自体はありきたりといってもいいんだけど、不思議とおもしろいと感じるのは、たぶんキャラクターのせいかな。最初の方ではジャシンカ帝国のメギドとキメラが嫌みを言い合っていたりしていたし、それが結構クスリとしてしまう。ダイナマンの5人を見たとき、キャラ的にはかぶっていないんだよね。弾は子供のたちのよきお兄さんという感じだし。時代が違っているから一概には言えないんだけど、この頃って子供たちとよく遊んでいる姿が見られたんだよね。でもボウケンジャーにしてもたぶんゲキレンジャーにしても、話の性質上、全くの他人と関わり合うことはない感じがする。ゲキレンジャーはどちらかというと、三人の成長物語という裂側面もあるみたいだし、内輪だけの話になっちゃうのかな? とふと思った。まあ、どちらがいいとも悪いともいえないんだけどね。今回特におもしろかったシーンは、ゲンゴロウシンカとの戦いで公園のアスレチック施設での戦いだったんだけど。今回珍しく町中での戦いだった。そゲンゴロウシンカを追って吊り橋を渡るシーンで、ダイナレッドの格好が、颯爽という感じではなくて、ちょっとその情けない感じに、クスリとしてしまった。
2007.03.02
第13話「さらわれた花嫁」あらすじ……花嫁たちが次々とさらわれる事件を知った弾たちは、その探索に乗り出した。そしてまた彼らの目の前でひとりの花嫁がさらわれてしまう。湖に逃げ込んだカエルシンカを島が追うが、逃げられてしまう。そのころジャシンカ帝国では帝王アトンのために王女キメラが不老不死のクスリを作ろうとしていた。そのために7人の花嫁の心臓がいるというのだ。カエルシンカは6人まで花嫁を集め、あと一人が必要だった。弾たちはカエルシンカが残したあと一人という言葉から、立花レイを囮の花嫁としてアジトをつきとめる作戦を立てる。そして案の定、カエルシンカは結婚式場に現れ、花嫁姿の立花をさらっていく。アジトに連れてこられたレイは、カエルシンカが催眠術をかけて花嫁たちと結婚し、その直後に心臓を停止させ、それを使って不老不死の薬を作ろうとしていたのだ。仲間が到着しないうちに、結婚式が行われると知ったレイは、ひとりで彼らに立ち向かう。正気に戻った花嫁たちを逃がし、カエルシンカとシッポ兵たちに立ちはだかる。苦戦するなか、そこにダイナレッドがやってくる。変身するレイ。そして必殺技でカエルシンカにとどめを刺す。だがカエルシンカは巨大化する。巨大化したカエルシンカによる催眠術にダイナブルーがかかってしまい、ダイナレッドはうまく操縦できない。同情していたダイナブラックがブルーの異常に気づき、あわてて起こす。再び政治用のコントロールを取り戻し多大なロボ。彼らは重力稲妻落としを使ってカエルシンカにとどめを刺す。戦いが終わって、レイは結婚式の写真に見入って、自分も早く結婚したいと言うが、仲間たちは相手がいないトレイをからかう。そこに姿を現した夢野博士はぼつりと自分も独身なんだが……とつぶやく。感想……時間短縮がやっぱり響いていて、進化獣をつくる行程は消えてしまったし、ナレーションで事件の発端を説明してしまう。でも否定はしない。というもの、かなりれはなしが分かりやすくなったし、テンポもいい感じだから。ダイナマンだけが特別なのかどうかはわからないけど、素面でしゃべるシーン以外はほとんど挿入歌が流れていた。戦闘シーンにはびったりの曲だし、戦闘シーンが挿入歌のプロモーションビデオのようだった。
2007.02.27
第12話「狙われた血液銀行」あらすじ……遊園地にノミシンカが現れ、人々を襲い、ノミ人間にしていく。しかし移動要塞グランギズモに戻ったノミシンカは次々と人間をノミ人間に変えられると言ったのではないか! と帝王アトンに叱責される。カー将軍によれば、ノミ人間にするための毒液を作り出すためには大量の人間の血が必要とのことで、ノミシンカはメギド王子とともに献血車を次々と襲う。弾たちは、献血車が次々と襲われていることに不審を抱き、調べ始める。ノミシンカが再び献血車を襲う。だがそこには、弾たちが乗り込んでおり、血を奪うことに失敗する。そこでノミシンカは病院を襲い、そして血液銀行も襲う。だが血液銀行の血を飲んだとたんノミシンカの様子がおかしくなる。実は弾たちが血液を運び込む代わりにワインを運んでいたのだ。それをノミシンカは飲んで酔っぱらったのだ。逃げ出すノミシンカ。跡を追う南郷と立花。だが酔いが覚めたノミシンカの攻撃に絶体絶命に。しかしそこにダイナレッドたちが駆けつけ、窮地を逃れた南郷たちは変身する。ノミシンカと戦うダイナマンたち。彼らはスーパーダイナマイトでノミシンカを倒し、巨大化したノミシンカをダイナロボでとどめを刺す。感想……今回は、なんの説明もなしにいきなり、ノミシンカが遊園地に現れて、人間たちをノミ人間してしまった。あまり気持ちのいい映像ではなかったけど。ノミ人間なんだから仕方がないといえばそうなんだけどね。前回のメインは島だったけど、今回は立花レイと南郷幸作かな。うまくできているから、特にほかの人間がかすむ感じはなかったけど。とはいえ、弾も島もあまり台詞はなかったかな。それにしてつっこみたくなるのは、間抜けなノミシンカ。自分が血ではないものを飲んだことになぜ気がつかない? 今回は戦い方も、スピーディだった。ばたばたと流れるように最後まで行ってしまった。
2007.02.24
第11話「魚が人間を襲う日」あらすじ……ジャシンカ帝国のカー将軍は、王女キメラのアイデアを元にイルカシンカを作り、魚たちを今のままに動かし、海を支配しようと計画する。そのために、マリンランドの所長の、魚と交信することができる能力を必要として、所長を誘拐する作戦を立てる。そのころ島洋介は立花レイとともにマリンランドを訪れていた。そこにイルカシンカたちが現れ、所長を誘拐しようとする。島たちはイルカシンカの前に立ちはだかるが、王女キメラの登場により苦戦を強いられ、島はイルカシンカの潮騒返しという攻撃を受けて海中に沈む。王女キメラはイルカシンカが所長を捕らえたのを見て、退却する。弾と立花は島を捜し、星川と南郷はさらわれた所長を捜す。そしてついに星川たちはシッポ兵が大勢いる場所を見つけ、なかに潜入する。一方、海の底に沈んだ島は、そこで人魚と出会う。人魚は魚たちが悪いことに利用されていることを伝え、魚たちの味方である所長を助けて欲しいと頼む。初めはその状況に戸惑っていた島だが、そのことを聞くと、人魚に約束する。そして気づくと、彼は海岸に打ち上げられていて、その手には人魚がしていた首飾りが握られていた。そのころ所長の行方をつかんだ星川たちだが、イルカシンカの攻撃に苦戦する。そこに駆けつけるダイナレッドたち。星川と南郷も変身して、イルカシンカたちに立ち向かうが、ダイナブルーがかけた滋養帯では必殺技が使えない。しかしそこにダイナブルーが現れ、スーパーダイナマイトでイルカシンカを倒す。感想……時間短縮の影響だと思うけど、ドラマ部分があっさりしたのは、昨日も書いたけど、今気がついたたのは、ドラマ部分を短縮するために、シンカ獣を作り出す過程が省かれていること。あのシーンが意外と好きだったのだけど、まあ、今まで十分やっていたからなくてもいいんだけどね。そして戦う目的がストレートになった感じ。今回はカー将軍が全部説明してしまった。今回は人魚が出てきてちょっと非現実的な話だったけど、でも前半からアクションがたっぷりあった。そのアクション中にも挿入歌がかかっていて飽きない。この当時の挿入歌というか、古い時代の挿入歌といったらいいのかもしれないけど、スーパー戦隊の主題歌集を年代別に聞いていると、この頃の歌は、歌詞もはっきりしているし、なんか分かりやすい。技巧に凝っていないというか。でも戦いの最中に挿入歌がかかると、なんか燃える。ダイナマンが特別なのかはわからないけど、戦闘中に挿入歌がかかると、決まり切った戦いでも印象が変わるかな。
2007.02.23
第10話「宇宙からの侵入者」あらすじ……宇宙から地球に向かって宇宙人がやってこようとしていた。それをキャッチした星川は、なんとか通信を試みようとする。一方、宇宙人襲来の情報は、ジャシンカ帝国にも伝わっており、彼らは人間たちの混乱させるために、タコシンカを作り出し、送り込む。星川が宇宙人がやってくるだろうと予想した地点にやってくると、上空には宇宙船が姿を現した。しかし同時にタコシンカも姿を見せる。星川はすっかり、タコシンカを宇宙人だと思い込む。タコシンカを疑問に思う仲間たち。そこにタコシンカとシッポ兵が攻撃をかける。そうしているうちに宇宙船は去っていく。星川はタコシンカが攻撃をかけたせいで、宇宙船が去ったことに星川は怒りをあらわにする。変身した彼らはシッポ兵たちと戦う。ブラックはシッポ兵を倒したあと、タコシンカに戦いを挑む。動くたびにタコシンカにエネルギーを吸い取られるブラック。彼の苦戦に、どこからともなく宇宙船が現れ、タコ新価に攻撃をかける。ブラックは捨て身の攻撃で、タコシンカに一撃を食らわせ、ダイナマンタたちの必殺技スーパーダイナマンとに倒され、巨大化するが、ダイナロボによって敗れる。宇宙人が去っていってしまい、ちょっとがっかりしている星川に、弾たちは地球が平和になったら、彼らもやってくるだろうと告げる。感想……前回の第9話から時間が短縮されているせいか、ナレーションが多くなった感じと、ドラマパートがちょっとあっさりしている感じがする。ウィキペディアによると、約5分の短縮があったようで、従って本編自体も短くなっている。本編自体は約20分だから、ちょっと短い感じは仕方がないけどね。とはいえ、戦いのシーンは力が入っている感じがする。それぞれの色の爆発がとてもきれいだ、今回はブラックの戦い方が、すごいと思った。シッポ兵に対しての戦いなんだけど、もっとも戦いといっても実際は殴り合ったりしているわけではなく、二列になったシッポ兵の間をブラックが前転しながら通っていくだけのことで、それで一応シッポ兵は倒されたことになるんだけど、そのブラックの動きがね、すごかった。まるでオリンピックの体操の床運動を見ているみたいで、最後にひねりを入れてきれいに決まっていた。ダイナマンは、爆発シーンがすごく多くてそれがまたきれいなんだけど、今はあまりそういうシーンはないね。そういうことをする場所がなくなってしまったのかも。そうだとしたらちょっと残念。
2007.02.22
第9話「決死の爆弾レース」あらすじ……夢野発明研究所でバイクの手入れをしている弾北斗の前に、子供たちがやってきて、モトクロスのレースに出て欲しいと頼む。弾は彼らの頼みを引き受けレースに出ることに。そのころ、ジャシンカ帝国のメギド王子もダイナレッドこと弾北斗が、モトクロスレースに出場することを聞きつけ、罠を仕掛けることを提案する。彼の作戦に帝王アトンは、カー将軍に、新たなシンカ獣を与えるように指示する。モトクロスレースの会場で、みんなの声援を受けてスタートする弾。二位以下を引き離している弾のコース標識を、こっそりとシッポ兵が変えて、弾をサソリシンカの元におびき出す。サソリシンカは弾の手を、ハンドルと離れないようにしてしまった上に、20キロ以下のスピードになると爆発する爆弾をセットする。弾は走り続けなければならなくなってしまったのだ。一方、弾が現れないことに不審を抱いた星川たちは、弾の危機を知る。星川はなんとか爆弾を外そうとするがなかなかうまくいかない。そんな中、南郷たちの前に現れたメギド王子は、爆弾は無線でも爆発させることができると告げて、爆弾を外して欲しければ、ダイジュピターを渡すように言う。なんとか時間を稼ごうとする南郷たち。しかし星川と島がなかなか爆弾を外せない中、夢野博士はダイジュピターを発進させる。メギド王子たちの前に現れるダイジュピター。それを見て喜ぶメギド王子。だが、星川の決死の努力によって、弾のバイクに取り付けられた爆弾は外された。星川が外した爆弾の爆発を見て、メギド王子はダイナレッドが死んだと目を輝かせるが、次の瞬間、ダイナレッドが現れる。作戦の失敗を悟ったメギド王子は、サソリシンカに後を任せる。ダイナマンとサソリシンカとの戦いに勝利をするダイナマン。弾北斗は再びレースに復帰し、子供たちの望み通り優勝する。感想……今回はおもしろかった。まず、弾北斗の特技のモトクロスが中心だったこと。その競技の様子を見ているだけで楽しめたし、その上でスピード感知の爆弾が取り付けられたことによって、仲間たちの奮闘ぶりも見ることができた。そこで大活躍したのは星川竜で、初めは単独で、後ろに乗って外そうとしたところをメギドたちに襲われて失敗し、今度は島のバギーに乗って横から外そうとしてうまくタイミングが合わずに失敗。そして最後は竜がバイクに引きずられながら外すという感じで、その合間に南郷たちが決断を迫られたり、みんながみんなそれぞれに出番があった。戦い方は、もう完全にパターンなんだけど、だからこそ、それまでの過程が楽しみになるし、いろいろと工夫している感じがする。なんだか単純なシーンでも、音楽がかかっていてそれを聴いているだけども、ちょっと盛り上がったりするのも、この当時独特なのかな。ボウケンジャーでも挿入歌はかかっていたけど、ここまではっきりとした感じではなかったし、ダイナマンの挿入歌の使い方を見ていると、時々挿入歌がメインという感じの時もある。
2007.02.16
第8話「悪の花 王女キメラ」あらすじ……ジャシンカ帝国では、人食い花を咲かせるための作戦の指揮をメギドに任せた。メギドはチョウシンカとともに地上に赴く。そのころ南郷幸作と立花レイは、弥生という女の子が花を咲かせている花屋敷を訪れていた。美しい花に見とれる二人。だがそこに突然蝶が現れ、花々をからしていく。さして彼らの前に現れたのは、チョウシンカとシッポ兵だった。彼らは花の蜜を集めそれを濃縮して花のエキスにして、人食い花に与えていたのだ。そしてそのチョウシンカの蝶たちは夢野研究所にも現れる。必死に捕まえようとする南郷たちだったが、取り逃がしてしまう。しかし弾北斗は、南郷が品種改良した花の香りにある作戦を思いつく。チョウシンカの蝶たちが花畑に置かれた箱の中に次々と入っていく。そしてチョウシンカたちの前にダイナマンが現れる。彼らはメギド王子に、人食い花は咲かせないと告げる。そしてチョウシンカとメギドは蝶が誘い込まれた箱が罠であることを知る。蝶たちは全滅してしまったのだ。ジャシンカ帝国に戻ったメギドを帝王アトンが「人食い花一つ育てることができないのか」と叱責する。うなだれるメギド。だがそこに突然、メギドのいとこのキメラ王女がやってきて、帝王に自分が人食い花を咲かせると告げる。南郷たちは悲しんでいる弥生を慰め、そして花の種をプレゼントする。そこに現れたチョウシンカとキメラ王女。王女と戦っている最中にチョウシンカが弥生を誘拐してしまう。キメラもまた自分が戦っている相手がダイナマンであることを知る。そして目的を達したキメラは彼らの前から姿を消す。キメラは花好きで花のにおいがしみこんでいる弥生を人食い花に近づけることによって花を咲かせようとしていたのだ。一方キメラの行方を追うダイナマン。彼らは弥生が土地有で落としていった、南郷から贈られた花の種の袋をたどって、人食い花の元にやってくる。そこで弥生を救出するが、キメラとの戦いでは苦戦を強いられる。だが彼らの力でキメラの攻撃を退け、チョウシンカを倒す。感想……今回の見所は、キメラの登場と、戦闘シーンかな。戦闘シーンは時代相応に古いのだけど、ダイナイエローの南郷がメインのはずなのに(変身前のドラマでは彼がメインだった)、でも戦闘シーンで目立っていたのは、なぜかブラック。どうも新しい武器をつけていたからだと思うのだけど、ばったばったと敵を倒していた。王子代キメラの登場と言うこともあるのだけど、メギド王子に対してのキメラの配役はちょっといいかも。出来損ないの息子と、キメラに言われて口惜しそうにしていたのがちょっと印象的、これからどうなるのか、楽しみなんだけど。ジャシンカ帝国で一番、かっこよく見えるのはカー将軍なんだよね。参謀格なんだけど、彼がいるから敵側が引き締まる感じがする。
2007.02.15
第7話「東京火の海作戦!」あらすじ……弾北斗は、モトクロスの練習をしている。その帰り、ケンタのガソリンスタンドに寄った弾は、そこで隣町でガソリンスタンドからガソリンが一滴残らず盗まれるという事件を聞く。いぶかしく思った弾の報告に、夢野総司令は、あちこちでガソリンが盗まれていることを突き止め、ダイナマンたちに調査の指示を出す。そのころジャシンカ帝国では、カイメンシンカが帝王の前で、カー将軍の作戦が着々と成功していることを報告する。彼らは石油コンビナートを破壊して日本中を火の海にしようとしていたのだ。そしてカイメンシンカはコンビナートに向かう途中で、ケンタの家のガソリンスタンドも襲った。そして向かっていくケンタの父親を殴りつけ、去っていった。その直後、団がやってきて、事態を知り、そしてカイメンシンカの跡を追う。カイメンシンカの前に立ちふさがった弾だが、カイメンシンカの攻撃にさらされる。そこにやって来た仲間たち。弾も変身して、カイメンシンカとシッポ兵たちと戦い、カイメンシンカを倒す。戦いが終わったあと、夢野研究所の前で、ミニバイクに乗るケンタをみんなで見守る。南郷幸作も乗るがケンタのようにうまく扱えず、ひっくり返ってしまうのだった。感想……ドラマらしいドラマがまったくない回だった。戦いがメインなんだけど、戦いもパターン通りにやっているという感じだったかな。見応えは確かにあったんだけど。何しろ後半がずっと戦いのシーンだったので、少しは何かひねりがあるのかなと思っていたから、ちょっとがっかりだったかな。パターンはある程度仕方がないし、正直そういうノウハウがあるから、30作品も特撮ヒーロー番組を毎年きっちり作り続けてこられたのだと思う。超星神シリーズも3作で終わってしまったし、魔弾戦記リュウケンドーはあれで終わりだしね。ウルトラマンも結構続いている方だけど、確かあれはまだ終わりが見えている状態ではないとは思うのだけど、すでに撮影は終わっているようだし。ボウケンジャーは、本当にぎりぎりで撮影が終わった感じだったね。最初のモトクロスのシーンは珍しいこともあって飽きなかったし、最後もちゃんと落ちがあったからまずまずよかったのだけど、この時代こういう回もあったのかと考えてしまった。この前後の作品も見てみないとはっきりとは言えないけどね。ボウケンジャーでこれをやられたら、たぶんもっと非難しているかも。やっぱり古い作品にはちょっと見方が甘くなる傾向があるようだ。
2007.02.10
第6話「死闘! 毒蛇の魔境」あらすじ……島洋介は、南郷の植物採集につきあい、一緒に山を登っていたが、途中で疲れて文句を言い出す。しかしそんな彼らの前に一人の少年が現れる。初めはおびえていた少年だが、南郷たちの問いかけにようやく心を開き、地鳴りの調査をしている途中で他の仲間たちが消えてしまったと告げる。南郷たちと少年は少年の通う山の分校に来る。しかしそこにはまだ誰も帰っていなかった。ところが、突然少年の担任の教師が現れ、駆け寄った少年を無理やり連れていってしまう。急いで跡を追いかける南郷と島。だがそこに現れたのは、自信か帝国のシッポ兵とヘビシンカだった。南郷たちは戦うが、そのとき島がヘビシンカにかまれてしまう。そして島は今度は南郷を攻撃し始めた。南郷はやむを得ず、当て身を当てて、島を気絶させる。そして南郷は弾たちに応援を求める。ジャシンカ帝国は、山の分校近くの断層に地震発生装置により、地震を起こさせ、東京を壊滅させるつもりだったのだ。しかもヘビシンカの毒を受けたものたちは美奈ヘビシンカの操り人形のようになり、それで充分に人手を満たすことができるのだという。弾たちが応援に駆けつけ、ヘビシンカと戦っている一方、南郷は洞窟でヘビシンカの毒を分析していた。そしてその毒に効く解毒作用を持つドクロカヅラという植物を探しに行く。なかなか見つからなかったが、断崖でそれを見つけた南郷。だがそこにメギド王子が現れ、ダイナイエローとなっている南郷に攻撃をかける。ドクロカヅラを手にしたまま彼は崖に転落してしまう。そのころ、弾たちは南郷の連絡が途絶えた場所に来て、彼をさがしていた。そして断崖にかろうじて張り付いている彼を見つけると星川竜が助けにいく。そして南郷たちが島にドクロカヅラの実を食べさせるとも、島の体の中から毒は消え、元に戻る。そして再びヘビシンカの前に現れる島。ふらふらの様子を見たヘビシンカは彼をアジトに連れていき、牢屋に閉じこめてしまう。そこには分校の子供たちが閉じこめられていた。そこで島は彼らにもドクロカヅラの実を食べさせる。外ではダイナレッドたちがヘビシンカの前に現れる。ヘビシンカは4人しかいないことに気づくと強気に出る。しかし彼らの後ろからダイナブルーが現れると同時にアジトは爆破され、捕まっていた人々が逃げ出してくる。ヘビシンカはダイナマンたちの攻撃により、敗れ去る。感想……あらすじを書いていると、まとめ方が下手だと言うこともあるのかもしれないけど、ストーリーの流れが、結構複雑なのに気づく。だからちょっとまとめにくい。ダイナイエローが応援を呼んでダイナレッドたちがやってくるんだけど、ダイナイエローは島のことがあるから一緒には戦わず、ヘビシンカとの戦いを彼らに任してしまうんだよね。だからそのあとの進行は画面を三分割して見せたりと工夫されていた。ひとつはもちろんダイナレッド・ブラック・ピンクとヘビシンカの戦い。もう一つは島が苦しんでいる様子。もう一つがダイナイエローが薬草をさがしている様子。ほんの一瞬ではあるんだけど、次のシーンからはダイナイエローの薬草探しがメインとなっていく。ちょうど切り替えの感じでの挿入かな。そこに現れるのメギド王子で、相変わらず二人の親衛隊を連れていて、邪心剣でダイナイエローに攻撃をかけるんだけど……相変わらず、詰めが甘い男だ。ダイナマンが崖から落ちたぐらいで死ぬはずはないだろうに、とどめを刺さずに去っていってしまう。とどめを刺されたら終わりではあるのだけどね。そのあと南郷に戻った彼もちょっとおかしい(笑)変身後に断崖にへばりついて入るんだもの。ふつうなら最後まで落ちていくと思うのだけど、何しろ見たところ足場になるようなところはなかったんだけどね(笑)話自体は単純な話なんだけど、戦いのシーンも多いし、なぜか飽きない。
2007.02.09
第5話「進化獣のこわい夢」あらすじ……ジャシンカ帝国のカー将軍はバクシンカを作り出し、子供たちに悪夢を見させて、子供たちを衰弱させて死に至らしめることを計画する。子供たちはその夜から悪夢を見始める。だが恐怖はそれだけではおさまらず、夢から覚めた子供たちは現実世界でも夢と同じ妖怪たちに襲われる。そこにダイナマンが現れて、妖怪たちと戦う。妖怪たちは実はしっぽ兵であった。正体がばれ逃げ出すしっぽ兵。ダイナマンたちがそれを追う。しっぽ兵を見失ったところで、彼らはある屋敷から聞こえてくるいびきに中に入ってみると、そこにバクシンカがねていた。目を覚ましたバクシンカと戦いになるダイナマンたち。彼らはバクシンカが夢枕から出した幽霊戦士に翻弄される。そこにメギド王子が現れ、ジャシンカ帝国の計画を誇らしげに告げ、バクシンカかともに姿を消す。夢野発明センターでは子供たちが立花レイに、一緒に寝て欲しいと頼んでいる。そこで北斗たちも子供たちと一緒に寝ることに。しかし悪夢を防ぐことはできず、子供たちは悪夢に目を覚ましてしまう。北斗たちはバクシンカの行方を捜そうとするが転々と場所を変えるために居所をつかむことができない。そこで北斗はバクシンカにダイナマンと戦う夢のリクエストをする。案の定、バクシンカはダイナマンと幽霊戦士が戦い、ダイナマンが負けるという夢を子供たちにみせる。少女からその夢の内容を聞くレイ。そして夢と同じように、ダイナマンと戦うバクシンカと幽霊戦士たち。だが、ダイナマンを倒した五人の幽霊戦士は、しっぽ兵を倒していく。実は彼らは、ダイナマンたちであった。バクシンカは必ず夢と同じことをするから、あえてダイナマンの夢を見させて現れるのを待っていたのだとダイナマンたちは告げる。彼らはしっぽ兵たちを倒すとダイナマンに変身して、バクシンカを倒し、そしてダイナロボで巨大化したバクシンカも倒した。子供たちは悪夢から解放され、また北斗たちもぐっすりと眠っていた。感想……誰がメインという感じはない話だった。比較的多く出番があったのは立花レイなんだけど。今回あらすじを書くために、二度も見てしまったのだけど、二度ともおもしろかった。話が複雑ではないと言うこともあるし、流れがスムーズだからだと思う。今回は、弾北斗たちがいつもとちょっと変わった格好をしていた。特に北斗と星川竜は時代劇の姿をしていたのだけど、よく似合っていた。竜なんか、時代劇の姿の方がとてもかっこよく見えた。アクションも切れていたし。それにしても、最後のシーンで、彼らが眠っているところがあるのだけど、みんな一部屋に雑魚寝していた。ベッドぐらい用意してあげてもいいのに……。
2007.01.16
第4話「ゴロゴロ化石人間」子供向けの話ではあるのだけど、なぜかおもしろかった。あらすじ……ジャシンカ帝国のカー博士は三葉虫を進化させて、サンヨウチュウシンカを作りだし、人間たちを化石にしようとしていた。そのころ南郷幸作は遊園地の出店でラーメンの試食をしていた。満足のいくラーメンを手に帰ろうとしていたそのとき、彼はサンヨウチュウシンカのガスを浴びて、化石になってしまう。夢野発明センターでは子供たちがラーメンを食べさせてくれるといった南郷の帰りを待っていた。しかし突然時計が急に発明センターの閉館を告げる。それは緊急事態の発生を意味していたのだ。ダイナマンの基地に移動した彼らは、遊園地でサンヨウチュウシンカが暴れていることを知り、出動する。夢野博士は南郷にも連絡を入れるがつながらない。ダイナマンたちは遊園地でサンヨウチュウシンカと戦うが、逃げられてしまう。その戦いを見ていたメギド王子は、5人いるはずのダイナマン4人しかいないことに気づく。そしてメギドたちはすでにサンヨウチュウシンカによってダイナイエローは化石になったのではないかと推測する。そしてダイナイエローを捕まえてダイナマンの秘密を探ろうと、化石となった人々を次々とアジトに運び込み、化石となった体を元にもどしていく。一方、南郷を捜す弾たちも、彼が化石にされたのではないかと推測し、最初にサンヨウチュウシンカが現れたところにたどり着く。そこで弾は南郷の痕跡を発見するが、一歩遅く化石にされた彼はメギドたちに連れて行かれるところだった。メギドのトラックに星川竜が潜み、アジトを突き止める。そのアジトでは南郷が化石から元に戻されてメギドにおまえがダイナイエローかと詰め寄られるが、南郷はとぼけて、メギドの疑いを晴らす。そのとき、外ではダイナレッド、ダイナブルー、ダイナピンクが集まっていた。そこに向かうメギド。ダイナブラックはその隙に中に潜入して、しっぽ兵たちを倒して、捕まってしまっている人々を解放する。そして南郷も変身し、メギドたちの前に現れる。サンヨウチュウシンカと戦うダイナマンたち。ダイナロボで巨大化したサンヨウチュウシンカを倒す。そして戦いが終わって、南郷は5秒でラーメンが作れるという機械を製作し、みんなにラーメンをふるまうことにしたが、ラーメンはできず、その実験は失敗する。それを見て夢野博士は、南郷のつけで、ラーメンの出前を取ることに。感想……ダイナイエローは、最初に出たきり、後の後まで出番がなかった。それはすぐに化石にされてしまったから仕方がないのだけど。でも彼がメインだとはっきり言える。それというのもたぶん最後のシーンの存在だと思うんだよね。昔の子供向けの(あえてそういいたい)テレビって、こういう落ちが結構あったような感じがする。話自体もあきらかに子供向けなんだけど、思想とか登場人物の成長とか心の葛藤とか、そういうのは今のところ余り出てなくて、ただ単純に、人間を害しようとする敵に対して立ち向かっていく話になっているのだけど、それでも不思議と飽きたりしない。なんか、子供を意識して子供におもしろく見てもらおうとしているんだけど、子供だからこの程度でいいだろうとか、子供にこびていない作品作りをしている感じがする。子供の目線には立っているけど、向かい合っている大人の目は真剣というののが感じられる。ゴレンジャーもそんな感じだったし、だから特撮技術なんかもどうしようもなく古いのに、おもしろいのかも。古いものの方がおもしろい作品が多い感じがする。
2007.01.15
第3話「コウモリ地獄飛行」あらすじ……ジャシンカ帝国では帝王アトンが度重なる失敗するメギドを叱責していた。そこにカー将軍が人間を地上世界にいられなくする作戦を立て、そのためにコウモリシンカを作り出す。その頃、弾北斗は無公害エンジンのバイクを試作し、実験しようとしていた。しかしバイクは黒煙を出しながら走り、最後にはブレーキが効かなくなって廃品置き場で爆発してしまう。真っ黒になってよろよろと出てくる北斗。上空ではコウモリシンカがコウモリガスを放出しながら飛んでいた。そのガスを浴びた人間は、光の中にいられなくなり、洞窟や地下道に逃げ込んでいく。その中に夢野発明センターに遊びに来ていた少女の両親もいて、少女はそれが弾のせいだと思い彼を責める。そのとき、彼らの上空をコウモリシンカが飛んでいく。北斗たちはそれを追う。ダイナマンとして追いかけるが捕まえることができない。夢野発明センターに戻ってきた北斗たちは、コウモリガスの正体を突き止めようとする。そしてそのガスの中に、火山ガスが混じっているのを突き止め、そこから彼らのアジトを見つける。アジトに攻撃をかけるダイナマンたち。そこにメギドが現れ邪魔をするが、ブラックたちの応援を得て、ダイナレッドは東京にコウモリガスを撒こうとしているコウモリシンカを追いかけ、撃墜する。そしてそこに仲間たちが集まり、コウモリシンカを倒す。戦いが終わった北斗たちは、コウモリガスを中和する薬品を作り出し、コウモリガスを浴びた人たちにかけて、元に戻す。感想……弾北斗の出来損ないの発明品のせいで、みんなに誤解されてしまう。一般人は彼らがダイナマンだとは知らないのだけど、夢野発明センターはかなり怪しいものと思っているよう。話的には、敵の状況も、こちら側の話もバランスよく配置されていた感じがする。今回のメインはといえば、たぶん弾北斗なんだろうけど、ほかの仲間たちも出番はそう多くなくても、意味のある登場の仕方で、最近の戦隊にありがちな(といってもボウケンジャーだけど)、誰かがメインになるとほかがかすむという感じはないな。
2007.01.13
第2話「夢を追う戦士たち」ダイナマンとなった戦士たちの紹介とシンカ獣作成の行程の説明の回あらすじ……ジャシンカ帝国のカー将軍はサイシンカを作り出し、街を襲う。ダイナマンが出動し、サイシンカと戦うが、その途中、ダイナレッドにしっぽを切られたメギド王子が現れ、ダイナレッドに戦いを挑む。ほかのダイナマンはメギド王子の親衛隊に阻まれてしまう。邪心剣を使うメギド王子に敗北し、絶体絶命の状況に。しかしそのとき、大地が噴火し、メギド王子たちもダイナマンたちも退却する。移動要塞グランギズモの中ではカー将軍が勝手な行動をしたメギド王子を叱責するが、帝王アトンは彼の心意気に、次の作戦の指揮を任せると告げる。一方、夢野発明センターでは、五人の戦士がなにを研究していたのかが語られる。ダイナレッドの弾北斗は、無公害エンジン。ダイナブラックの星川竜は星の研究をして、最終的には宇宙人と友達になることが夢で、ダイナブルーの南郷幸作は人工えらの研究、ダイナイエローの島洋介は植物の研究、そしてダイナピンクの立花レイは動物の言葉を研究しているのだった。そして夢野博士は、彼らに自分たちの研究だけではなく、子供たちにも夢を与えるのを仕事とするように言う。訓練をする北斗たち。北斗はメギドの邪心剣を打ち破るすべが見つからずにいらだつ。竜はそんな彼の相手をする。そしてついに北斗は邪心剣に対抗するすべを見つける。そして彼らはジャシンカ帝国のものたちが現れた場所に駆けつける。そしてダイナレッドはメギド王子との対決で邪心剣を破る。負けたメギド王子は、おもしろい相手が現れたと密かに喜ぶと同時に、新たな敵意に燃えつつ、退却する。その後、ダイナマンはサイシンカとの戦いに勝利する。感想……今回は、ダイナマンたちのバックボーンが語られると同時に、シンカ獣の作り方や、ジャシンカ帝国の設定が語られていた。いわゆる設定語りの回ではあったのだけど、最初の方からアクションがあったりして、結構楽しめた。シンカ獣作成のシーンなんかは音楽がクラシックを使っているようで、なんか壮大な感じ。敵の戦士というか、この場合はシンカ獣だけど、こういう音楽を使うというのはなかったと思う。それになんか、シンカ獣という名のごとく、今回のサイシンカなら、進化の木をたどってサイにたどり着く感じがおもしろい。その間に、正式な名称をいっていくし。次からのシンカ獣はどこに属しているのだろうとか、ちょっと興味がわく。でも、前回もそうだったのだけど、シンカ獣は余り活躍できていなかった。せっかく作ったのに、メギド王子とダイナレッドの因縁が、結構強く出ていたから、今のところシンカ獣の存在価値は……? と言うところかな。
2007.01.10
第1話「有尾人一族の挑戦」あらすじ……噴火するはずのない場所の山が次々と噴火していく日本列島。恐れおののく人々。それは地上を支配しようとする有尾人一族ジャシンカ帝国の仕業であった。そんなとき夢野発明センターに向かっていた弾北斗は、その途中で、謎の一団に襲われている少女を見つける。少女を助けるために謎の一団を追いかける弾北斗。その彼のまわりに、その後仲間になる人たちも駆けつけて、謎の一団と戦う。彼らは人間ではなく、ジャシンカ帝国の有尾人たちだと知る北斗たちだが、彼らとの戦いで海に投げ出されてしまう。一方、ジャシンカ帝国では人間にしっぽをはやすことができないと知り、改めて地上を侵略する決定が下され、メギド王子が地上に向かう。夢野発明センターにやってきた北斗。そこでであったのは謎の一団とともに戦った人たちだった。彼らはジャシンカ帝国の存在を察知した夢野博士に呼ばれたのだ。そして彼らはジャシンカ帝国の野望を打ち砕くためにダイナマンになる。ダイナマンとして出撃した彼らは、ジャシンカ帝国のしっぽ兵と戦う。そうしている中、ダイナレッドがメギド王子のしっぽを一本切り落とし、メギド王子は退却する。一方、カニシンカは巨大化し、ダイナマンもダイナロボで応戦し、勝利する。感想……秘密戦隊ゴレンジャーから数えて、第7作目。ウィキペディアなどの資料で、ダイナマンは爆発表現を多用していると書いてあったけど、本当に驚くほど、爆発表現が多かった。何しろ、変身前というか、変身することすら知らなかった時の戦いにも、爆発がいっぱいあった。そのせいもあるのか、古い割には、すぐに引き込まれてしまった。弾北斗役の俳優がまだなれていなくて堅さが残っているのは感じられたけどね。それは今でもあることだし。一番気に入っているシーンは、弾北斗が、少女を助けるために謎の一団を追いかけるところかな。追いかけている途中で何気なく、仲間になる人たちが集まってくるという演出が気に入った。本当にさりげない感じだったし。第1話であわただしい感じはあるけど、次も見てみたいと思う作り方をしている。
2007.01.09
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