メキシコ革命


マカロニ・ウエスタンの時代背景は南北戦争と、メキシコ革命が多い。メキシコ革命とはどういうものだったかを、簡単に記しておきます。

【メキシコ革命】

1910-1917年にメキシコで起きた民族主義的社会革命。政治の民主化を求めるフランシスコ・マデロ(1873‐1913)の指導で1911年5月、ディアス独裁政権打倒に成功。ディアスはパリに亡命した。しかし、エミリアーノ・サパタ (1879‐1919)派が徹底した土地改革・共有地復活を要求(アヤラ宣言)するなど混迷が続く中、1913年2月に旧体制派の支持を受けた将軍ウエルタの反逆が発生。マデロは暗殺された。それに対し北部のパンチョ・ビリャ(1877‐1923)、ベスティアーノ・カランサ(1859‐1920)、南部のサパタらは連合してウエルタ軍に抵抗。翌1914年7月にはカランサ軍がウエルタ追放に成功した。
しかしその後革命派は分裂して,カランサらの地主・ブルジョア派はサパタやビリャらの農民派と抗争し内乱となる。最終的には労働者の支持を得たカランサが政権を掌握。1917年、新憲法を制定し、現代メキシコの基礎を確立した。しかしその後カランサと盟友オブレゴンの対立が表面化。カランサは暗殺された。この時期は地方でも混乱が生じ、サパタ、ビリャもそれぞれ暗殺されている。
カトリック教会勢力によるクリステーロの乱(1926―1929)を経て、農地改革が実施され、土地・鉱山・石油等を国有化。1929年、国民革命党が結成され(のち制度的革命党PRI)、カルデナス(1895‐1970)の登場によってようやくメキシコは安定に向かうのである。


映画の舞台になるのは、上記のうちマデロ暗殺からウエルタ追放までの時期が多い。

マカロニ以外でメキシコ革命を題材にした映画としては『革命児サパタ』『戦うパンチョ・ビラ』などがある。

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