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柿崎和泉守@ Re:『天と地と』 Heaven and Earth(04/25) 映画で残念に思ったのは、まず刀八毘沙門…
背番号のないエース0829 @ Re:『ベルリン 映画「風の電話」に、上記の内容について…
Sep 25, 2005
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カテゴリ: Movie



豪華客船「ブリタニック号」がサザンプトン港からニューヨークへ向けて出航した頃、ブリタニック号を所有するソブリン海運に一本の電話が入る。それは「船内6ヶ所に爆弾を仕掛けた。50万ポンド用意しろ」というものだった。同社専務のポーター(イアン・ホルム)は早速、警察・軍・政府と協議。ポーターは身代金支払を主張したが、政府の方針は「テロに屈しない」であり、政府援助を受けている同社は逆らえない。海軍は爆発物処理の第一人者・ファロン中佐(リチャード・ハリス)の部隊を派遣。大荒れの北大西洋にファロン隊はパラシュート降下し、客船に乗り込む。一方、警察はマクレオド警視(アンソニー・ホプキンス)が中心となって爆破のプロを一人づつ当たっていった。マクレオドの妻子もブリタニック号に乗っているのだ・・・。

リチャード・ハリス/オマー・シャリフ

船内の爆弾は6個。いずれもドラム缶に入っており、衝撃を与えると爆発する。しかし船だから揺れる訳で、非常に精巧に作られているわけだ。ファロン中佐が様々な器具を使い、起爆装置を探っていくところは、まさに手に汗を握る展開。しかし途中、子供が迷い込んだりして2個爆発してしまう。ファロンの右腕のチャーリー(デイヴィッド・ヘミングス)も吹き飛んだ。やがて最後の配線に達し、2本のうちどちらかを切断すれば処理終了、もう一方だと爆発という選択を迫られる。このシーンは何度観ても引き込まれてしまう。

アンソニー・ホプキンス/イアン・ホルム

英国内での捜査と船内での爆弾除去作業と不安にかられる乗客たち、この切替えがなかなか見事。ほとんどの部分がロケで撮られているので臨場感も十分。特に荒れる海上への降下シーンや大揺れする船内のシーンは真に迫っている。

右:デヴィッド・へミングス

出演者は上記のほか、船長役にオマー・シャリフ、乗客にシャーリー・ナイト、クリフトン・ジェームズなど。そこそこ豪華なメンバーである。後半はほとんどリチャード・ハリスの独壇場。 『サスペリア2』 のデイヴィッド・ヘミングスもいい感じだ。アンソニー・ホプキンスが若いが、この作品で注目され 『遠すぎた橋』 にも起用された。監督はリチャード・レスター。製作当時はパニック映画ブームだったので、本作もそのような扱いだったが、パニックシーン自体がほとんどなく、どちらかというとサスペンスである。しかしそれに徹したことが却って良かったのだろう。現在でも十分鑑賞に耐える出来である。ぜひ多くの方に観て頂きたいものだ。


(以前の記事のリニューアルです)

監督:リチャード・レスター

脚本:リチャード・デコッカー
撮影:ジェリー・フィッシャー
美術:テレンス・マーシュ
音楽:ケン・ソーン

1974年・イギリス / 111分 / 評価:4.5点 / 子供:○






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Last updated  Oct 17, 2006 09:29:09 PM
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