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柿崎和泉守@ Re:『天と地と』 Heaven and Earth(04/25) 映画で残念に思ったのは、まず刀八毘沙門…
背番号のないエース0829 @ Re:『ベルリン 映画「風の電話」に、上記の内容について…
Sep 30, 2005
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カテゴリ: Movie



長距離トラック運転手のボイド(ジェイムス・ブローリン)は元警官。離婚して娘のキャシーと2人で暮している。キャシーの登校に途中まで付き合い、別れた直後にキャシーは男に誘拐される。この男はガイ・ソルティック(クリフ・ゴーマン)といい、実は富豪の娘を誘拐しようとしたのだが、背格好ばかりか服まで似ていたため間違えられたのだった。悲鳴を聞いたボイドは早速追いかけるが・・・

ジェームズ・ブローリン/犯人の異常性をさりげなく表現している

まあ、この父親はとにかくよく走る。途中タクシーに乗ったり(この運転手もかなりクレイジー)、街角で説教をしている牧師の車を失敬したりして追いかけるが、逃げられてしまう。ボイドは警察に拘留されるが、運の悪いことに仇敵バーンズ巡査部長(ダン・ヘダヤ)に見つかってしまう。ボイドが警察官だった時、バーンズの不正を暴露したため、バーンズは昇進が遅れ、妻にも去られてしまったのだ。なんとか逃げ出したボイドをバーンズが追いかけ(ショット・ガンをぶっ放すなどこれもクレイジー)、犯人を追うボイド、ボイドを追うバーンズ、という形で話が進んでいく。

飽きることのないアクションシーンの連続だが、様々な人間模様も描かれている。特別な警護を強要する富豪に対し一歩もひかない警視トネリ(リチャード・カステラーノ)。そして誘拐したキャシーに亡き母親を見てしまい、キャシーを愛しはじめてしまったソルテック(異常ではあるが)。ボイドの調査に付き合っていくうちにボイドに惹かれ始めた市役所の動物登録管理の担当者マリア(ジュリー・カーメン)、などなど。そしてキャシーとボイドの親子の愛情がなかなか感動的だ。

リチャード・カステラーノ/ダン・ヘダヤ

全編ブローリンが引っ張っていくが、脇役も重要。トネリ警視役のリチャード・カステラーノは『ゴッド・ファーザー』の印象が強いが、ここではヒューマンな警察官を演じていて、いい感じだ。バーンズ巡査部長役のダン・ヘダヤは『アダムス・ファミリー』の隣家の主人として有名。
当時のニューヨークをよく捉えているところも特筆に値し、舞台となるサウス・ブロンクスの荒れ果てた廃墟や、マンハッタンのポルノスタジオ(覗き部屋)など、行って見たわけではないが、ニューヨークの恐ろしさがよく出ている。

とにかく、最後のコンサート会場での対決まで一気に見せる。DVDは出ていないが、レンタル店で見かけたり、BSで放映されるようなことがあれば、ぜひ観ていただきたい作品。(以前の記事のリニューアルです)



監督:ロバート・バトラー
製作:ジェイ・ウェストン

原作:ウィリアム・P・マッギヴァーン
脚色:ビル・ノートン・シニアー/リック・ナトキン/ウィリアム・P・マッギヴァーン
撮影:ヴィクター・J・ケンパー
音楽:アーティ・ケーン

1979年・アメリカ / 101分 / 評価:4.5点 / 子供:×
(今回から私なりの評点を付けました。5点満点で、子供が見ても大丈夫かどうかも表示してあります。ご参考まで)

Juggler





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Last updated  Aug 21, 2006 12:28:32 AM
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