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柿崎和泉守@ Re:『天と地と』 Heaven and Earth(04/25) 映画で残念に思ったのは、まず刀八毘沙門…
背番号のないエース0829 @ Re:『ベルリン 映画「風の電話」に、上記の内容について…
Apr 14, 2006
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カテゴリ: Movie
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パリ滞在中のソ連の作曲家ボロフが一向に帰国しないため、本国から3人の共産党員が連れ戻しにやって来る。ボロフの曲を映画用にアレンジしようと考えていたプロデューサーのカンフィールド(フレッド・アステア)は酒食とパリ美人で3人を懐柔、3人はパリにズルズルと居続けることになった。しかし本国から筋金入りの共産党員が派遣されてくる。何とそれはニノチカ(シド・チャリシー)という美女。ニノチカは3人を叱咤し、カンフィールドにボロフを連れて帰ると宣言。慌てたカンフィールドは、まずはパリの見学を、とあちこち案内しているうちに彼女に惹かれてくる。ニノチカもまたカンフィールドを愛し始めてしまうのだったが・・・

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当時アステア57歳、チャリシー34歳。年齢的にかなり開きがあるが、ダンスや歌になるとそんなことは全く気にならなくなってしまう。二人は 『バンドワゴン』 に続く共演だが、息もピッタリ。映画スタジオの大道具部屋で踊るシーンは流れるような動きで見事だ。
チャリシーはあまり表情が豊かではないとよく言われる。そのためこの鉄面皮の美女役は適役だと。確かに『雨に唄えば』では役柄上無表情だったが、 『いつも上天気』 なんかでは笑うとなかなか魅力的だったけど。本作では表情が固い前半に対して、カンフィールドを愛し始めた後半の表情の変化が素晴らしい。

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そして笑いの部分を担当するのが3人の共産党員である。3人はジュルス・マンシュイン、ピーター・ローレ、ジョージ・トビアスだが、何と言っても驚きはピーター・ローレだ。戦前のドイツ映画から戦後のハリウッド喜劇まで長いキャリアを持つ怪優で、連続幼女殺人鬼を演じた『M』や『間諜最後の日』『マルタの鷹』などで不気味な存在感を示していたが、本作では歌って踊るのだからビックリだ(椅子を使ってコサックダンスまがいをするのが、とにかく目を惹く)。

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お笑い部分を担当する3人。ピーター・ローレが踊る。しかも変なコサックダンス!

しかしこの映画の主役は「パリ」そのものかもしれない。鉄面皮の美女もパリの空気に触れ、夜霧にあたっているうちに恋が芽生えてしまった。そして最後は皆パリに戻ってきてしまう。『巴里のアメリカ人』もそうだったが、言い知れない魅力があるのだろうか。まだ行ったことはないので実感できないのが残念。

音楽はコール・ポーター。もう既にロックの時代になっていて、ナンバーにも多少ロックのテイストが加味されているものがある。ラストの"The Ritz Roll & Rock"がそれでアステアの依頼で書かれた映画のオリジナルだ。しかしどんな曲でもアステアのダンスは優雅さを忘れておらず見事。もうこいうダンサーは現れないだろう。

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前半しか出ないが、ジャニス・ペイジも楽しい。


製作:アーサー・フリード
原作戯曲:ジョージ・S・カウフマン/リューイーン・マクグラス/エイブ・バロース
原案:メルシオール・レンギール
脚本:レオナード・ガーシュ/レナード・スピーゲルガス
撮影:ロバート・ブロナー
音楽:コール・ポーター
音楽監修:アンドレ・プレヴィン


1957年・アメリカ  /  117分  /  評価:4.0点  /  子供:○

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Last updated  Apr 14, 2006 09:23:16 PM
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