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柿崎和泉守@ Re:『天と地と』 Heaven and Earth(04/25) 映画で残念に思ったのは、まず刀八毘沙門…
背番号のないエース0829 @ Re:『ベルリン 映画「風の電話」に、上記の内容について…
Apr 28, 2006
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カテゴリ: Movie



ターナー(ロバート・レッドフォード)はCIAの職員。といっても、世界中のミステリー小説を読んで犯罪の方法を分析、コンピューターに入力する、という事務方で、同僚含め7人という末端の部署にいる。ある日、昼食買い出し当番のターナーが外出している間に何者かが事務所を襲撃。同僚は全員射殺された。小説を分析するだけの部署がなぜ襲われる?と混乱しつつターナーは逃亡。ターナーの報告を受けたCIAニューヨーク支部長ヒギンズ(クリフ・ロバートソン)が本部担当課長ウィックスにターナーとの接触を指示。しかし、待ち合わせ場所に出向いたウィックスはターナーに銃口を向けるのだった・・・

ロバート・レッドフォードとクリフ・ロバートソン
フェイ・ダナウェイとマックス・フォン・シドー

ストーリーもまずまず面白く、スリリングだ。ターナーの部署を消さなければならない理由自体はチト弱いかもしれないが、気になるほどではない。クリフ・ロバートソン、ジョン・ハウスマンらが演じるCIA幹部は、いかにも70年代という感じでとても良い。ターナーは逃亡途中でキャシー(フェイ・ダナウェイ)という女性を脅して車を運転させ、キャシーの自宅に隠れる。最初は抵抗していたキャシーが次第にターナーに惹かれていく・・なんて、実際にはありえないような話でも実に自然に進んでいくのが見事だ。この辺はポラック監督の力。ここのダナウェイは結構美しい。もちろん主演のレッドフォードもいいのだが、私が気に入っている点は他に2つある。

一つはニューヨークの映像と音楽である。時に裏通りをアップ、時に空中から俯瞰、と様々な風景が現れる。音楽はデーヴ・グルーシン。これは文句無しにカッコ良く、サントラ盤はGRPでのグルーシン通常作品よりも気に入っている。



もう一つは名優マックス・フォン・シドー扮するドイツ人の殺し屋ジョベア。落ち着いた紳士だが、あの手この手でターナーの命を狙う。しかしターナーの予想以上の動きに感心し彼を認めるようになる(自分の仲間に誘うのだ)。最後、「身を守れよ」と愛用の拳銃をターナーに渡すシーンが何とも素晴らしい。


レッドフォードはスパイ物がお気に入りのようで、後に『スパイ・ゲーム』と言う作品にも出演している。この時はかなり出世してベテランの諜報部員になっていた。


監督:シドニー・ポラック
製作:スタンリー・シュナイダー
原作:ジェームズ・グランディ

撮影:オーウェン・ロイズマン
音楽:デーヴ・グルーシン

1975年・アメリカ / 117分 / 評価:4.5点 / 子供:△

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Last updated  Apr 28, 2006 09:38:02 PM
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