『スーパーマン II／冒険篇』 Superman II

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Aug 8, 2006

テロリストに占拠されたエッフェル塔に飛んできたスーパーマン（クリストファー・リーブ）は仕掛けられた核爆弾（よほど大きい組織なのだろう）を遠く宇宙へぶん投げて危機を救った。しかしその核爆弾は宇宙で爆発し、その衝撃波で流刑中の３悪人を閉じ込めていた金属片（？）が分解。３悪人は自由となった。その３人（テレンス・スタンプ、サラ・ダグラス、ジャック・オハローラン）は自分達を流刑に処したジョーエル（マーロン・ブランド）の息子、スーパーマンへの復讐を決意。地球にやって来る。
一方、スーパーマンであることを打ち明けたクラーク・ケントはロイス（マーゴット・キダー）と結ばれ、人間になると決心。北極の家に向ったケントは特殊装置でスーパーマンとしての能力をすべて失い、一人の人間となってしまった・・・。

監督は代わったが、ほぼ前作と同じ雰囲気で、単純に娯楽映画として楽しめる。地球の悪人レックス・ルーサー（ジーン・ハックマン）とその子分（ネッド・ビーティ）やデイリー・プラネット社の編集長（ジャッキー・クーパー）など脇役も相変わらず。唯一異様さを放つのが悪役ゾッド将軍のテレンス・スタンプ。存在感といいサスガと言えばサスガだが、全体的にコミカルな本作ではちょっと浮いている感じも。

実はこの作品、公開時に劇場で観たのだが、その時はけっこう特撮（特に３悪人との市街戦）に圧倒されたもの。映画雑誌などでは「皆、自分が飛んでいる気分になってました」とか書いてあったが、今観るとさすがにしょぼい。まあ仕方ないのだが。リメイクではその辺は完璧なんでしょうねえ。

「スーパーマン」シリーズはその後も製作されたが、私はこの２作目まで。今度の『リターンズ』の主役はクリストファー・リーブと雰囲気が似ているようので、このシリーズがお好きな方は期待できるのかな。

前にも書いたが、スーパーマンの役は最初ロバート・レッドフォードにオファーがあったが断られたのでリーブになった。レッドフォードだったらどうなっていたのだろうか。