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背番号のないエース0829 @ Re:『ベルリン 映画「風の電話」に、上記の内容について…
Sep 19, 2006
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カテゴリ: Movie



チャーリー・バリック(ウォルター・マッソー)はしがない銀行強盗。といっても金のありそうな大銀行は狙わず、田舎の小銀行専門。獲物は数千ドルと少額だが、警備も甘く、事件後の捜査もそれほど厳しくはないからだ。ところが田舎町トレスの小銀行に押し入り(仲間が二人犠牲になったが)奪った現金袋の中には何と76万ドル。相棒のハーマン(アンディ・ロビンソン)は狂喜したが、チャーリーは不安を覚える。実はこの金はマフィアの裏金。海外へマネーロンダリング(資金洗浄)に出す途中で、たまたまこの銀行を経由していただけなのだ。銀行の支店長は自殺。マフィアとのつながりがある頭取ボイル(ジョン・ヴァーノン)は、名うての殺し屋モリー(ジョー・ドン・ベイカー)に処理を依頼する。チャーリーは高飛びの準備を進めるが、その隙にハーマンがモリーに殺されてしまう・・・


ウォルター・マッソーには似つかわしくないような役柄だが、チャーリーは元は曲芸飛行のパイロットで、後に農薬散布業に転向。それがうまく行かず銀行強盗を始めてしまった、という過去を持つ。なので、ちょっと疲れた感じが出ていていいのだろう。アンディ・ロビンソンとジョン・ヴァーノンは『ダーティー・ハリー』にも出演。前者は犯人の異常者スコーピオン、後者は市長だった。そして後半を盛り上げるのがジョー・ドン・ベイカー演じる殺し屋モリー。童顔でありながら狂暴(チャーリーは"ゴリラ"と呼んでいる)、ラストでのチャーリーと丁々発止のやり取りが面白い。


チャーリーはしがない銀行強盗の筈だが、銀行襲撃の計画とか、追手の巻き方など非常に頭が回る。しかも初対面の女性(頭取秘書)ともすぐねんごろになってしまうとは、ちょっと出来過ぎの感じもするが、全体の流れの中では違和感がなく、見事。
あと特筆すべきはラロ・シフリンの音楽。『ダーティー・ハリー』とはかなり違うが、なかなか躍動的な曲を付けている。そして何より素晴らしいのがオープニング。田舎の一日を綺麗にまとめた映像とあいまって、希に見る素晴らしいオープニングとなっている(ストーリーとはほとんど関係ない)。是非サントラ盤を出してほしいものだ。



監督:ドン・シーゲル
製作:ドン・シーゲル
原作:ジョン・リーズ
脚本:ハワード・ロッドマン/ディーン・リーズナー

音楽:ラロ・シフリン

1973年・アメリカ / 111分 / 評価:4.0点 / 子供:△






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Last updated  Sep 19, 2006 08:53:35 PM
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