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柿崎和泉守@ Re:『天と地と』 Heaven and Earth(04/25) 映画で残念に思ったのは、まず刀八毘沙門…
背番号のないエース0829 @ Re:『ベルリン 映画「風の電話」に、上記の内容について…
Oct 30, 2006
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カテゴリ: Movie



ハレー彗星を調査中だった宇宙船「チャーチル号」は、彗星の影に巨大な人工物体を発見する。それは細長い飛行船のようなもので、内部には乗員らしき宇宙人の無数の死骸が広がり、その奥には女性1名男性2名の地球人がカプセルに収容されていた。その後チャーチル号は地球への軌道上を進んでいるものの連絡がつかなくなる。1ヶ月後、救援のためチャーチル号にドッキングしたアメリカの「コロンビア号」の乗組員が見たものは、焼け爛れた船内と多数の死体、そして無傷のカプセルだった。そのカプセルは宇宙研究所に搬入されたが、異変が発生する。カプセルから治療室に移した女性(マチルダ・メイ)が目を覚ましたのだ。その女性に惹きつけられたガードマンは精気を吸い取られミイラのようになってしまう。女性は全裸のまま研究所を出て行った。2時間後、ミイラのようになったガードマンにも異変が起こる。近くにいた外科医を引き寄せると精気を吸いはじめたのだ・・・。


カプセルの3人(?)は宇宙の吸血鬼(吸精鬼)と言えるモンスターで、地球に侵入するためにカプセルに入っていたのだ(別にそんな手を使わなくても侵入できたと思うが)。精気を吸い取られた人間は、自分もまた他人の精気を吸い取らないと生きられない。しかも2時間経つとまた精気が必要になる。こうして精気を吸い取られる人間が増えていき、街は大惨事になっていく。そこで吸い取られた精気はマチルダ・メイに集中され地球の上に待機している母船に送られるというわけ。昔から伝説に登場する吸血鬼は宇宙人だった、という解釈はなかなかユニークである。これを阻止しようと戦いを挑むのがチャーチル号の船長だったカールセン大佐(スティーヴ・レイルズバック)とイギリスの特務機関SASのケイン大佐(ピーター・ファース)だ。



ほとんど全編全裸で押し通すマチルダ・メイが強烈で、本作を観た方はほとんどこの印象しか残っていないと思うが、他にも見所はある。俳優陣では主役がイマイチ有名でない代わりに、脇役は個性的。研究所の博士で死後の世界の研究家ファラーダを演じるのはフランク・フィンレイ。カールセンたちが女性を追って辿り着く精神病院の院長役は『スタートレック』ピカード艦長のパトリック・スチュワートだ。二人とも最期が意外。


また舞台がロンドンというのも珍しく、ゾンビと化した吸精者の大群が逃げ遅れた市民を襲い阿鼻叫喚の地獄となる終盤はなかなかの迫力である。途中のロンドン郊外のシーン(写真:左上)も独特な雰囲気だ。SFXも当時としてはまあまあで、巨大な宇宙船なんか良くできていると思うのだが。

音楽が巨匠ヘンリー・マンシーニというのも意外。B級SFにしてはコストがかけられており、それなりに楽しめる作品である。





監督:トビー・フーパー
製作:メナハム・ゴーラン/ヨーラン・グローバス
原作:コリン・ウィルソン

撮影:アラン・ヒューム
音楽:ヘンリー・マンシーニ

1985年・イギリス / 102分 / 評価:4.0点 / 子供:×


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Last updated  Oct 30, 2006 10:21:02 PM
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