りきりき元気です!

りきりき元気です!

私の後悔と懺悔




「健康に生んであげられなくてごめんね」



何かしら健康じゃないお子さんを生んだママなら、きっと一度は思ったと思います。私もその中の一人です。

自分が悪いわけじゃない。何も悪くない。何かの偶然で、病気や障害を持って生まれてしまった・・・
そうわかっていても、自分を責めてしまうのが母親です。


「ごめんねごめんね・・・」


私は力斗に謝る事と、大粒の涙を流す事しかできませんでした。



「力斗は果たして幸せだったか?」


生まれてからずっと苦しくってしんどくって、痛い思いだけをして天国に行った力斗。


「力斗はこういう体に生まれてもきっと後で必ずいいことがある。今は苦しくてもきっといい事がある。そう思って信じてた。でもなかった・・・・」
パパはこう言って号泣しました。


力斗は果たして幸せだったか?


毎日の限られた面会にしか会えなかった。
時には義務的になってしまった日もある。
自分の体調を優先して行かなかった日もある。

生まれた時は受け入れられなかった。
かわいく思えなかった。
何でこんな子が・・・・と神様を恨んだ。神様なんていないと思った。

自分の思いに支配されていた。親になりきれてなかった。


それは今となっては後悔してる。そう思った事をとても後悔してる。
そして懺悔してもしきれないと思ってる。


なぜ、最初から受け入れられなかったんだろう?弱い母親だったんだんだろう?強い母親じゃなかったんだろう・・・?

力斗は一生懸命生きようとしてたのに。何も悪くないのに。
力斗は何一つ悪い事してないのに・・・・


自分の愛情は足らなかったと思ってる。
出来る限りの事はしたかもしれない。
仕事の合間をぬって、限られた面会時間に毎日行った。


でもそうじゃなくってそうじゃなくって・・・・


もっともっと心から愛してあげれば良かった。


今までの愛情の倍以上、いやもっともっといっぱいいっぱい愛してあげればよかった・・・



力斗亡き後、それはもう不可能。
でももし体は滅びても魂は生きてるのなら・・・・


これから力斗が喜ぶ事をしてあげたい。
そう思います。


そして力斗はこの世に生まれて、幸せだった事を祈ります。













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