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エピローグシカン文化の中心から南方にあるモチェ文化の中心ブルホ遺跡から出土したミイラ包みこのミイラが(シカン文化に先立つ)モチェ文化衰退後、シカン文化を吸収し、同化していったことを語る形でシカン文化についてストーリー仕立ての映像がモニターから流れます。そして、最後はこの展覧会のみどころの1つ3Dシアターへ。3D専用のメガネを使って見ます。3D用のメガネといえば、ディズニーランドの青と赤の(古い?)左右で色の異なるメガネしか知らなかったのですが、これは両眼ともグレーでした。カメラが捉えた遺跡調査20年の記録が立体映像として見ることができます。時間は短いですが、発掘現場を立体的に見ることができてなかなか面白いです。↑メガネ無しで見ると、やや輪郭のぼんやりした映像です。ナチュラルな立体感が売りのようですが、注意事項として、気分が悪くなった方は専用メガネを外すことや、心臓に疾患がある方、睡眠不足の方等幾つかの項目のいずれかに該当する人は利用をお控えくださいとのことでした。私は2回見ちゃいましたが、大丈夫でしたシカン展を無料で見られた上に、こうして画像を撮るチャンスももらえて、とても良い経験になりました。この企画の関係者皆様にお礼を申し上げます。国立科学博物館(上野)での 特別展 インカ帝国のルーツ黄金の都 シカンは、10/12(月・祝)までです。国立科学博物館のサイトhttp://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2009/sican/index.htmlTBSのサイトhttp://www.tbs.co.jp/sicanten/この週末はかなり混むのではないかと思いますが、この拙いレポで、興味を感じた方が1人でも足を運んでくださったら幸いです。今回のシカン展レポは「シカン展」カテゴリのhttp://plaza.rakuten.co.jp/rirakkuten/diary/?ctgy=7でまとめてご覧いただけます。レポ本編はこれでお終い。会場の様子など、明日以降になりますが、せっかくなのでもう少し画像を載せようと思います。
Oct 9, 2009
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会場内第2部 シカン文化の世界 インカ帝国の源流このコーナーでは、宗教交易卓越した技術人々の生活環境条件社会構造というテーマで展示。テーマごとにモニターがあり、数分間のビジュアル&音声の解説を見聞きすることができます。数多くの展示品の中でも、やはり目を引くのは黄金。黄金のケロ(カップ)ここにもアーモンドアイのシカンの神。顔が半分ずつ重なって、四方から見えるように中央に展示されていました。黄金のチュニックそしてもう1つの目玉黄金のトゥミ(儀式用ナイフ)シカン神の目はトルコ石(ターコイズ)かなり細かい細工で、クルンと巻いたカーブやミル打ち風(?)のような部分もあり、興味深かったです。黄金の耳飾と金の配合の見本(?)あ~記憶が;左下の四角いのは、金の純度の違いK24、K18、K14等があって、身分によって、同じ物であっても使用できる金の純度が異なったらしいです。現代でも経済力によって購入できる金種が異なったりしますが;(そういえば自分の持っているリング等プチプラなのはK10やK14だったりするなぁ)まとめて発掘された金の部品クモ象形金背景も含めて撮ることが条件だったので↑これじゃ全然分かりませんが、すごく細密でリアルな蜘蛛モチーフで、これはそのまま現代でもジュエリーとして使えそう!って見入っちゃいました。シカン文化には高度に発展した金属加工技術があったようです。黄金の御輿御輿の背もたれの飾り部分だそうです。一部であってもその豪華さが窺えました。その他、印象に残っているのが「交易」の展示。「どこから来たのか?ロロ神殿の墓の遺物に使われた原材料」と題した南米の地図を背景に大きな紫水晶(アメジスト)にエメラルド!(画像右)当時としてはかなり広範囲からシカンに物資が集まっていたようです。シカン中期の勢力のスケールが窺えました。続く参考資料:シカン展会場MAP、レジュメ(TBS 国立科学博物館)
Oct 9, 2009
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会期が10/12までだっていうのに1日ブログ記者の条件であるレポの続きがすっかり遅くなってしまった;会場内第1部 シカンを掘る!考古学者の挑戦_2更に進むと、ロロ神殿東の墓の内部模型の展示。画像では分かりづらいのですが、下から2段目にシカンの仮面を被った墓の主が、あぐらを組んだ状態で逆さまに埋葬。最上段に子供の生贄最下段に女性二人の生贄他、黄金製品、青銅製品等副葬品がどっさり。総重量は1.2tとのこと。15年前のシカン発掘のTV特番では逆さ埋葬の理由は、ちょうど胎児が母体から産まれるような頭が下(頭部は切り離して埋葬されたそうですが)という形で埋葬されているので、生まれ変わり(輪廻転生?)を願っての意味があるのではないかというような仮説があったと記憶しているのだけれど、今回の展示にはそのような記述は見当たりませんでした。(音声ガイドにはあったのかもしれません。でも記憶違いで、全然別の遺跡の話かもしれません;)続いて進行方向左手には、今回の展覧会の大きなみどころである黄金大仮面ペルーの国宝級の宝物だそう。仮面と一緒に発掘された頭飾りと組合せて復元されていて、本当に大きく(全長約100cm)、黄金に輝いています。仮面部分は金の含有量の多い金銀銅の合金でできており、朱で赤く彩色されている。遥か時を越え、埋もれていた物でも、ゴールドはここまで輝くんだ とプチプラジュエリーを買うようになった私はちょっと別の方面からの関心も湧いたりして。 黄金大仮面についてネット上で探したところ、 ムーチャ・スエルテ http://www.mucha- suerte.com/index.html の PHOTO DIARY-Mascara de Oro 黄金仮面 http://www.mucha-suerte.com/photo/mascaradeoro1.html#top に画像と共に詳細な説明がありました。 とても詳しく書かれているので、 興味のある方はご覧になってみてください。 BBS等を拝見すると、このサイトを開設した管理人様は 既にお亡くなりになっているようです。 ご冥福をお祈りいたします。このサイトによれば、仮面の目の部分にはアンバー(琥珀)とエメラルドが使われているそうです。この仮面1つをとっても、シカン文化の技術力、交易力、豊かさ、権力者の勢力の強さが伺えました。続く参考資料:シカン展会場MAP、レジュメ(TBS 国立科学博物館)
Oct 9, 2009
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会場内第1部 シカンを掘る!考古学者の挑戦_1発掘作業の様子がパネルになっておりその下には使用した道具等の実物を展示。見えづらいけど、人骨や副葬品等細部まで描かれたスケッチもありました。その先には、「古代アンデス文化最盛期の勢力圏」と「アンデス文化年表」が大きな図解で展示されていました。これはシカン文化の位置関係(南米ペルーの北海岸地方(ブルー))、時代(1000年頃・一番左の上から2番目)が大まかに分かって分かりやすかったです。図解によれば、日本史でいうと、平安~鎌倉時代辺り。意外と新しい(?)のか~と思ったり。中央にはロロ神殿の模型があり、いつどの辺りを発掘したのかが分かります。 ロロ神殿:ペルー北海岸にあるシカン文化の中心地。 日干しレンガで作られたピラミッドの周辺からは 多くの墓が発見されました。その奥には前期シカン、中期シカン、後期シカンの代表的な単注口土器の変遷。最盛期の中期シカンまでは注ぎ口の根元にはシカン神の顔。後期になるとシンプルな土器に。会場内には展示テーマごとにモニターがあり、数分間のビジュアル&音声の解説があり、音声ガイド無しでもある程度のことは分かりました。続く参考資料:シカン展会場MAP、レジュメ(TBS 国立科学博物館)
Oct 5, 2009
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取材当日場所は上野の国立科学博物館。入場券売場の先にスタッフさんがいて、ブログの方ですか?と聞かれ、撮影に関する誓約書と、メールの案内をプリントアウトしたものを渡すと、別のスタッフさんをトランシーバーで呼び出し、その方が、入場パス(首から提げる)と腕章と袋入りのシカン展グッズを持ってきてくれました。袋を2つ折りにしたところ中身(シャーペン、メモパッド、クリアファイル、資料、レストラン割引券等)ここのコインロッカーは、100円玉を入れて施錠して、開けたときに返金されるタイプで便利。グッズの入った袋やバッグはロッカーにしまって、ウエストポーチにカメラを入れてGo!会場入り口でまず大きなスクリーンがお出迎え。ロゼッタストーンのナポレオン(発見)、シャンポリオン(解読)トロイアのシュリーマンエジプトのピラミッド、ツタンカーメンのカーター南米ペルーのナスカの地上絵のライヒェ過去の考古学者たちが次々と映し出され、その後、このシカン遺跡を発掘・調査した島田泉教授(現南イリノイ大学教授)が。島田教授は1978年以降現在に至るまで30年近くシカン遺跡の調査を行っている。 シカン文化:9世紀~14世紀後半 アンデス文明のひとつ。 インカ帝国滅亡の約500年前の 10世紀から11世紀に最盛期を迎えた ペルー北海岸・バタングランデ地域の 巨大遺跡群。 シカンとは先住民の言葉で「月の神殿」のこと。 島田教授が命名。1991 島田教授を団長とするシカン文化学術調査団(以下PAS) ロロ神殿横(東)の墓を発掘 支配者層の男性、同時埋葬4人 100点以上の儀式用黄金装身具を含む 1.2tの遺物発見1998 ロロ神殿西の墓の発掘 被葬者のDNA分析99,01 シアルーペ遺跡の金属と土器の工房発見2006 ロロ神殿スロープ脇の墓の発掘2008 ロロ神殿東広場の墓の発掘タッチ式の音声ガイドを500円で借りることができます。今思えば、借りとけばよかったかな~滅多にできない写真撮影の方にに気を取られてて、借りませんでした;続く
Oct 3, 2009
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経緯先月、 ネットをしている時にシカン展 「1日ブログ記者」募集というのが目に付いて、どれどれと見てみたら、 「1日ブログ記者」は、エントリーいただき認定されると、 取材として会期中(一部除く) ご都合の良い日時に、展覧会を無料で鑑賞していただけます。 さらに1日ブログ記者の方に限り、 会場内の写真撮影も特別に可能となりますので、 自由な感性で是非「黄金の都 シカン」をご取材ください。お~!無料で見られるの~写真を撮ってもいいの~わ~い!と、ダメモトでエントリーしたら、定員内に滑り込めたようで認定の連絡が来ました。(現在は定員に達したため締め切られていました)ブログやってて良かったな~これからもこういう機会あるといいな。シカン展は以前-15年前?くらいにTVの特番で発掘の様子を見て興味が出て見に行ったことがあり、その後が見られるのか~とワクワクでも、その当時のことってあまり覚えてない;記憶にあるのは「アーモンドアイ」「黄金仮面」「逆さ埋葬」くらいかな~今回もTVで特番があったらしいけれど知らなかった;動画で探しても見つからない;あまり予備知識は無いままに行って来たので忘れないうちにお約束のレポを書かないと。撮影には色々制限があって、フラッシュ撮影禁止はもちろんのこと、展示物にのみクローズアップした撮影は借用先から禁止されているとのことで、展示物の背景を取り込んだもの又は展示風景の一部となるようにしなければいけないそう;ということで、ほとんど鮮明な画像は撮れませんでしたので、ご了承願います。広報用の作品画像を申請の上、ダウンロードしてアップすることはできるそうなのだけれど、その際には、右クリックによる画像コピーの防止やドラッグ&ドロップによるコピー防止対策をしないといけないそうなので、ここのブログでは無理そうなのであきらめました ;;続くインカ帝国のルーツ 黄金の都シカンhttp://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2009/sican/index.html開催期間 2009年7月14日(火)~10月12日(月・祝) 会場 国立科学博物館(東京・上野)
Oct 3, 2009
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