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FRBが0.75%の緊急利下げを行いました。金融市場は0.75%の利下げは完全に織り込んでいましたので、今のところ米株市場は下げているようですが、もし緊急利下げがなければもっと大幅に下がっていたでしょうから、それなりの効果はあったのだろうと思います。現在は、日本を始め、世界同時株安の状態にありますが、先ずはサブプライム問題の震源地である米国で、景気対策の発表が行われ、利下げも実施されました。米国の利下げは、これからも数回にわたって行われると思います。加えて、今週はダボス会議がありますし、来月には東京でG7が開催されます。これらの会議で世界的な協調政策等が発表されると、かなり市場マインドは変わってくると思いますが、どうでしょうかね。これから2月にかけて、日本企業のQ3決算発表や欧州企業の決算発表が本格化します。日本の金融機関でも想定以上に評価損を出すところが出てくると思いますし、欧州でも出てくるでしょう。今の株価がどの程度の追加損失計上まで織り込んでいるのか分かりませんが、株価が下がる要因はまだまだたくさんあると思います。ただ、日本株は欧米株よりも早くから下落し始めているので下落率も大きいため、日本企業の来期業績見込みが余程の減益見通しでない限り、そろそろ底値に近いのではないかと思っています。(というより、そう思いたいという願望です)個人的には、保有していた中小型株は、取引高の少ないフジコーを除き、全てロスカットに引っかかり、PFから消えていきました。その代わり、キャノン、デンソーといった国際優良株を少量ですが購入しています。どちらも、それなりに割安な価格で購入できたのではないかと思っています。引き続き、割安と思える企業について、少しづつ購入を続けていく予定にしています。
2008.01.22
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欧米共に株式市場は厳しいスタートですが、そんな中、今年も今のところ一番厳しいのは日本市場のようです。どうにもこうにも、下げが止まりません。ただ、よく考えなければならないのは、実は足元の日本の景気は米国よりも厳しい状況にあるのかもしれないということだと思います。OECDの先行指数や内閣府が発表している景気動向指数の先行指数では、日本は2007年5月頃から指数の低下が始まっています。OECDの先行指数では、日本の下落はOECD加盟国の中で最も激しいものとなっています。同先行指数は、短期的な景気の変わり目の通常6ヶ月程度先行しているとのことですので、2007年11月~12月頃に景気の減速が始まっていてもおかしくないことになります。実際に、日本の10-12期のGDP成長率はマイナスだったのではないかと予測されています。日本の経済がそういう状況なのであれば、株価が下がるのも別に驚くことではないような気がします。日本経済を支えている輸出については、これから米国経済減速につれて成長寄与度は低下していくでしょうし、輸出が下がれば日本企業の設備投資も減少するでしょう。内需を支えるべき個人消費も、全く盛り上がる気配がありません。つまり、現時点での日本の経済状況は全く明るい材料がないため、株が売られてもしょうがないのかなと思っています。とりあえず、今は大きな負けを作らないように、ディフェンシブな投資行動をとっていこうと思っています。ということで、早くも今週ロス・カットを発動しました。売却した銘柄は、オリックスと今年の最初の購入銘柄であるWells Fargo & Companyです。金融株はかなり下がったので、そろそろと思って購入したのですが、まだまだ当面は先行き不透明だと思い、一旦売却して、再購入の機会を探ることにしました。
2008.01.11
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新年から市場は大荒れでスタートを切りました。主因は、やはり米国経済の先行き懸念の高まりだと思っています。年初に発表されたISM製造業景況感指数が分岐点となる50割れとなり、金曜日に発表となった雇用統計は予想比大幅に低迷し、失業率も5%に達しました。これらの指標は極めて重要な経済指標で、その全てが米国景気の悪化を明確に示しています。多くのエコノミストのコンセンサスは、「米国経済は減速するものの、後退は回避できる」というもので、サブプライムローン問題に絡む金融問題が早期に解決されれば、実体経済が冷え込む前に成長軌道に戻ることが可能というストーリーとなっています。金融問題の解決とは、これから本格化する銀行・証券会社の決算において、証券化債権の評価損を出し切り、情報開示を徹底することにより、市場に底打ち感を醸成しつつ、評価損により毀損する自己資本を増資(又は公的資金注入)等により補完することで、金融危機を回避させることを意味していると理解しています。金融危機が回避されれば、銀行等による極端は貸し渋りは発生せず、市中にお金が回っていくことにより企業の設備投資意欲も維持され、個人消費の冷え込みも回避できるだろうと見通している訳です。確かに先月までに発表された米国の経済指標は、住宅分野以外のものは強弱入り混じってはいるものの、総合的には左程悪いといえず、上記のストーリーが最も可能性が高いと感じていました。しかし、低調に終わったクリスマス商戦や前述の経済指標は、今後の見通しを再度考え直した方が良いのではと思わせます。米国GDPの7割を占める個人消費は住宅価格の低下により冷え込みつつあり、今後それがより顕著に現れてくるように思えます。米国の個人消費が本格的に冷え込むとなると、日本を始め、米国向け輸出割合の高いアジア諸国にも影響が出ると思われます。デカップリング論などが論じられていますが、米国経済が後退した場合には、中国を始めとする新興国にも必ず影響は出ると思います。こうしたことを考えると、今まで考えていた以上にリスク管理をより徹底した方が良いかなと思っており、ポジションを少し減らすことを検討中です。今年は、リスク管理を徹底し、大敗を喫しないことを目標に掲げていますが、最初から難しい場面に直面することになりました。
2008.01.05
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日本以外のマーケットは1月2日から既に取引が始まっていますが、明日からは日本でも2008年の取引が始まります。そんな中、昨夜早くも、新年最初の取引が成立していました。2008年最初の取引は"Wells Fargo & Company"となりました。さて、今年の投資目標は「投資成績を前年比プラスで終わること」です。控えめな目標ですが、2年連続でマイナス成長となっていますので、今年は確実にプラス成長にしたいと思っています。もう一つは、ロスカットを徹底し、大敗しないことです。今年は、米国景気の行方がポイントになると思っていますので、経済指標等をじっくりと見て、リスク管理を徹底していくつもりです。
2008.01.03
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