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ローマではキリスト教のものが約60ヶ所、
ユダヤ教のものが6ヶ所発掘されています。
キリスト教のものはいくつか公開されており、
観たことのある人も多いと思いますが、
ユダヤ教のカタコンベは現在では2ヶ所しか観ることができません。
そのうちの一つがこの ヴィーニャ・ランダニーニのカタコンベ
です。

うち、わたしたちが探検したのは約450メートルのみ。
中は こんな感じ
です。真っ暗です。
個人所有の敷地内なので
あらかじめ申し込んでのガイドツアーでしか見学できません。
ローマ帝国時代、このカタコンベが使われていた2~4世紀も、
やはり私有地内だったと考えられています。
お金のある有力者がユダヤ教徒たちのために提供した場所だったのでしょう。
おそらく自身がユダヤ教徒だったのかもしれません。
もともとは古代ローマには、 ローマの神々
がいますから、
ユダヤ教徒、キリスト教徒は彼らからすれば異教徒です。
もともとローマ人たちは 火葬
が主流で、
骨壷に入れてコロンバイオと呼ばれるタイプの墓地に埋葬していましたが、
その後、この異教徒たちが 土葬
をはじめたのでした。
ほとんどが寝台列車の寝台のように棚を横並びで掘っており、
そこに埋葬する方法です。
ところがここにはユダヤ教によく見られる コヒム
という
横穴型の独特な埋葬様式が少し残っています。
俗に焼き窯式と呼ばれています。
コロンバイオも見付かっており、火葬された人も入っていた証拠となっています。
ユダヤ教のシンボル
である メノーラー
(燭台)や
シトロンの木だけでなく、
ローマの神々のシンボル
である
孔雀、馬、青年などのフレスコ画も残っています。
あらゆる宗教にとっての過渡期に造られたことが分かります。
礼拝堂の装飾は千何百年も前のものとは思えないデザインです。
他に興味深いのは、墓碑。
合計で3割くらいが ラテン語
もしくはアラム語ですが、
残りは全て ギリシア語
です。
ギリシア移民のローマ人ユダヤ教徒たちがたくさんいたのでしょうね。
ヨーロッパの中でもローマのユダヤ人コミュニティの歴史は最も古く、
規模も最大だったのだそうです。
テヴェレ川を越えるなど場所は変わっていますが、
今でもユダヤ人地区( ゲットー
)は残っており、観光名所にもなっています。
イローナもこの日のブログを書いています。
イタリア語ですが写真もありますので こちら
をどうぞ。
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