Rosegarden in Vienna

Rosegarden in Vienna

結婚式

長女がドイツで結婚式をすると聞いた時、ドイツでは市役所のようなところの一室で市の職員の立会いのもと、サインと指輪交換をするだけと言う話でした。
それなら、普通の洋服で日本での結婚届の用紙を市役所に届けるのと同じなのかなと思ってとても気楽に考えていたのです。
それでも日が近づくに連れてだんだん、ドレスを着たほうが良いのでは、ブーケを持った方が格好がつくのでは、と少しは結婚式らしくしようと言うことになり急にばたばたと準備し始めました。これは近くの花屋さんで作ってもらったブーケ。髪にもつけたほうが良いかな、花婿さんのポケットにも。と増えていきました。

当日、彼の両親は前日から泊まっていて、私たちが着いたときには
準備万端で待っていました。ベルリンから車で2時間ほどの所に住んでいるのですが車の中は、近所の人達や彼等の知り合いからのプレゼントで一杯だったようです。幸せな二人です。彼の弟はマイケルシューマッハとラルフシューマッハを足して2で割ったような18歳のかわいい男の子。
彼は今日重要な役目をするのです。証人になって指輪を渡したり、サインをする大切な人なのです。英語だとベストマンといいます。
*昔 フォーウエデイング という映画の中でヒューグラントがやった役。
市役所の一室と言うことだったので、暗くて狭い無味乾燥なイメージだったのですが、こちらの建物は趣があり、天井も高く、素敵なホテルの一室という感じでした。
そこに花婿、花嫁とベストマンが座り、後ろに私たち、前には市の職員と言うよりも牧師さんのような雰囲気のふくよかな女性がにこやかに座っていました。ドイツ語だったので全然分からなかったのですが、やさしい声と
緊張を解きほぐす冗談を言っているのは分かりました。
みんなが笑うので・・・。


誓いの言葉、お互いのサイン、そして指輪交換と行われ、初めて集まった
家族が少しづつ本物の家族へ暖かな空気に包まれながら移行していく気がしました。

最後に、家族の写真をとって、この写真の後、みんなでハグをし合い
ファミィリーの増えたうれしさで涙涙でこの部屋からでました。
するとそこには次の人たちがたくさんで待っていて、みんな拍手を
惜しみなくしてくれたのです。

何だか恥ずかしくもありまた良い日だなと実感も出来た瞬間でもありました。

その後、フォーシーズンというホテルで7人で会食。
シャンペンで乾杯をした後でワインを飲みながらゆっくりと食事をしました。お互いの家族のこと、これからの二人のことも話せてとても良かったと思いました。

彼らの家に戻ってからも、彼のお母さんのお友達が作ったと言うウエデイングケーキを二人でカットし、またもや飲んで食べておしゃべり。
私のとった写真をみんなで見ながら笑ったり・・・。

質素だけど家族の大事な結婚式が終わりました。
末永く二人で暖かい家庭を築いていって欲しいと心から願っています。ここが赤くなる


写真はこちらへ



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