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2005 Vire-Clesse "L'EPINET"(Domaine Sainte Barbe)ヴィレ・クレッセ レピネ(サント・バルブ)Bourgogne, France - 白辛口\2,625, キタザワ, 2007年7月購入インポーター:モトックスProfile: キタザワで2005年ブル白セットで買った1本。セットで買ったので意識したワインではなかったけれど、リアルワインガイド誌で絶賛されたワインらしい。ちなみにヴィレ・クレッセは比較的新しめ(10年くらい前?)のアペラシオンで、上級のマコンといったところ。この作り手に限らず、コストパフォーマンスが高いワインが多い。 Impression: ブルゴーニュの2005年白シリーズ。これで何本目だろう。10本目くらいかな?天候に恵まれたビンテージらしく肉付きがよく、そしてミネラリー。マコネーには少々やぼったいものや厚ぼったいものがあるけれど、これはそのようなワインとは無縁。厚みがありながらも、十分な量のミネラルやアフターの苦みがあるせいで、そこそこきれいに仕上がっている。今飲んでおいしいと感じるワイン。個人的には、絶賛というほどではないけれど、リアルワインガイド誌がほめるのもわかるといった出来。話は変わって、最近5年くらいで、もっとも印象に残っているACブルゴーニュ・ブランは2002 Bourgogne Blanc(Ramonet)。当時のコメントを引っ張り出してみると、「エレガント。樽の印象もほとんどなければ、酸もビビッドではないのだけれど、口に含むとしみじみとおいしいと感じるワイン。フィネスの固まり。ケース買いしたいワイン!」今思い出しても、圧倒的な透明感とフィネスに感銘を受けたことを思す。値段も\2500くらいだった。それで2002年はバタールまで買ってしまったのだ。まだ飲んでないけど。ルフレーヴは、昔から高かったような気がするけれど、ラモネは2002年ビンテージくらいまではけっこう安かったんだよね。もう二度と戻ってこない日々を懐かしむのだった。↑2004だけれど気が向いたら投票お願いします→
2007.07.23
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先日のゴールドトロプフェンに味をしめてドイツ連投。アウスレーゼばかりの在庫のなか、シュペトレーゼ・トロッケン(辛口)を探し当てた。1999 Haardter Burgergarten Riesling Spatlese Trocken(Muller-Catoir)ハールドター・ビュルガーガルテン リースリング シュペトレーゼ トロッケン(ミュラー・カトイール)Pfalz, German - 白辛口\3,300くらい, アサヒヤ, 2002年6月購入インポーター:吟奏の会Profile: ファルツという少しマイナー産地でありながら、ゴーミヨ4つ星の生産者。ゴーミヨで高評価だけれど、あまり知られていなくてリーズナブルということで5年前にけっこう買いこんだカトイールとデンフォフ。そのとき何種類か飲んだけれど、あまりピンとこなかったので残りの何本か塩漬け状態になっていたのを発見。それにしてもこの作り手のワイン名は、みんな読みにくいものばかり。このワインもそうだけれど、ほかの畑の読みにくさも似たり寄ったり。まっとうに読める人はいるのだろうか?Haardter BürgergartenMußbacher EselshautGimmeldinger Mandelgartenここまで読みづらいと、マーケティング上、問題があるような気もする。シャルツホフベルガーの潔(いさぎよ)いこと。まあシャルツホフベルガーは、オルツタイラーゲだから別格なのだけど...。 Impression: 以前の記憶もあって期待してませんでした。でも連続ヒット!しっかりしたゴールドイエローで、熟成したリースリングに現れる石油香(ペトロール)。石油香は、ものによっては得意じゃなかったりするのだけれど、これはほどよい熟成感を感じさせ好印象。ドイツワインとしては高めの12.5%というアルコール度と、これまたしっかりした酸、そして辛口ではあるけれど熟成によって少し甘みもある。香りとボディと酸が、きれいにバランス。ヨハン・ハールトのゴールドトロプフェンが熟女の妖艶さならば、こちらは30代半ばを過ぎ、しなやかさを持った淑女というべきか。前回飲んだのは違うワイン(Kab trocken)なのだけれど、熟成によってまったく印象が変わってしまった。いつもワインの奥深さに感銘してしまう。3千円台のリースリングとしては十分満足。ミュラー・カトイールのワインを探す>ハールドター・ビュルガーガルテン『リースリング』カビネット・トロッケン ミュラー=カトイ...気が向いたら投票お願いします→
2007.07.22
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最近気づいたことがある。それは手持ちのワインで、気軽に飲めるものの比率の低さ。最近はワイン購入を絞っていることもあって、そもそもの購入本数が少ないのだけれど、・高いワイン →ひとりで飲むのはもったいないし、良いワインはそれ相応に気合いを入れて飲みたいので、なかなか開けない。・安いワイン →気軽に飲めるので買ったらすぐ飲んでしまう。という仕組みで、所有ワインにおけるリーズナブルなものの比率が劇的に減少している。今回、さっぱりしたドイツワイン―――Q.b.Aかカビネット―――を探したところ、手持ちのほとんどはアウスレーゼばかり。アウスレーゼは好きなんだけど、グビグビ飲むものではないので選択に困った。それで見つけ出したのがこれ。2004 Piesporter Goldtropfchen Risling Kabinett 500ml(Weingut Joh. Haart)ピースポーター・ゴールドトロプフェン リースリング カビネット(ヨハン・ハールト)Mosel-Saar-Ruwer, German - 白中甘口\2,100, 池袋東武, 2006年10月購入インポーター:稲葉Profile: 昨年の東武のドイツワインフェアで購入したもの。ピースポート最高の畑「ゴールドトレプヒェン」の最大面積を所有するヨハン・ハールトのワイン。これはカビネットでありながら、シュペートレーゼとアウスレーゼのブドウを格下げして作ったワイン。そんなこともあってか500mlと変則サイズになっている。 Impression: ノーブルでエロチック。びしっと引き締まった圧倒的な酸に、グレープフルーツやレモン、ミネラル。ピュアな仕上がりでありながら、アフターにはエロチックな雰囲気を醸し出す。カビネットとしては、残糖はある方だと思うけれど、酸のボリュームがあるので、それほど甘さは気にならない。今の季節にはもっと軽いスタイルのほうが合っていると思いつつ、このワインのふところの深さに感心。やっぱりドイツのリースリングは最高!と思うのであった。ピースポーター ゴルドトロプフェン カビネット[2004]ヨハン・ハールト 500mlPiesporter Goldtr...気が向いたら投票お願いします→
2007.07.21
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今日は実家で夕食。2005年のブルを試してみようと思い↓を持って行った。2005 Bourgogne Rouge(Forey Pere & Fils)ブルゴーニュ・ルージュ(フォレ・ペール・エ・フィス)Bourgogne, France - 赤辛口\2,000, 松澤屋, 2007年7月購入インポーター:松澤屋Profile: 歴史的にはラターシュと同じ畑「ゴーディショ」の所有者として有名なフォレ。2005年のACブルが安く売っていたので買ってみた。ロゼを除く2005年のブルピノを飲むのは、これが初めてかもしれない。 Impression: 底まで見通せない濃い色調。「03のように焼けてはいないけれど濃厚」という2005年ビンテージの評判どおり、果実味豊かでほんのり甘く、酸はそれほど強くない。ブルゴーニュ・ルージュとしてはファットで大柄な仕上がり。またACブルとしてはタニック。色の濃さといい、このタンニンの強さといい、プレスワインが多いのか? でもタニックなわりには、ほんのり甘い第一印象もあって、今飲むことの違和感は少ない。母親も、おいしいとグビグビ飲んでいた。クラシカルなブルゴーニュを求める人には勧めないけれど、単純に2千円のワインだと思うと、好きだという人が多いのではないだろうか? 2005年ビンテージ検証を始めなくてはと思うのであった。◆ブルゴーニュ・ピノ・ノワール [2005] ドメーヌ・フォレ気が向いたら投票お願いします→
2007.07.20
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2005 Bourgogne Le Clos En Villages Vieille Vigne(Domaine Doudet)ブルゴーニュ ル・クロ・アン・ヴィラージュV.V(ドメーヌ・デュデ)Bourgogne, France - 白辛口インポーター:アンフィニーProfile: 古酒で有名なデュデ・ノダンのドメーヌ物。3glssessさんのお勧め。それで昨年2004年ビンテージのペルナン白を飲んで、けっこう良かった(そのときのブログ)。デュデ・ノダン自体に、それほどよい印象を持っていなかっただけに、驚いたことを覚えている。2005年はどうなっているのだろうと楽しみに抜栓。 Impression: 自然派のピュアさとは違うけれど、昨年飲んだペルナンにも通じる透明感。酒質の厚さに隠れがちだけれどミネラルも十分。温度が上がってくるとハチミツ。ビンテージの恩恵を受けて、ややファット&少し甘みを感じるけれど、品位を保った仕上がり。2004年ペルナンに感じた気品では及ばないけれど、畑(値段)の違いを考えれば十分納得のいくものだし、共通点はありつつも違うスタイルのワインだと楽しめば何の疑問もない。違いが畑によるものなのかビンテージによるものなのかは不明。比較のためにも2005年のペルナンを飲んでみたい。楽天では取扱店が少ないのだけれど、良いワインです。ドメーヌ・デュデのワインを探す>サヴィニー・レ・ボーヌ・レ・ゲット [2005] ドメーヌ・ドゥデ Savigny les Beaune les Guet...↑赤も飲んでみたい。ペルナン・ヴェルジュレス・レ・パン [2005] ドメーヌ・ドゥデ Pernand Vergelesses les Pin...気が向いたら投票お願いします→
2007.07.19
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2004 Cotes-du-Rhone Villages(Domaine d'Andezon)コート・デュ・ローヌ ヴィラージュ(ドメーヌ・ダンデゾン)Cotes-du-Rhone, France - 赤辛口\2,247, 東京大丸, 2007年4月購入Profile: 東京大丸のセールで買ったワイン。少し重めのビンと、なんとなくガングロフをほうふつさせるエチケットにひかれてテイスティング。なかなかおいしかったので買ってみた。 Impression: 当たり前だけれど、テイスティングして買ったワインはハズレない。このクラスとしてはしっかり濃度がありながらも、艶があり滑らか。若いビンテージということもあり、まだタンニンはしっかりあるものの、丸い酒質も手伝って飲みづらくはない。若いときの飲み頃。もっと熟成させても良いけれど、若いぴちぴちも楽しい。すべてのワインが試飲できれば、もっと効率の良い購入ができるのに! と思ったら、新宿伊勢丹のワイン売り場では、結構良いワインが安価にテイスティングできることを思い出した。ボトルの1/10の量で、ボトルの1/10の価格。職場が近いのにあまり行ってないことを反省。ダンデゾンのコート・デュ・ローヌを探す>ドメーヌ・ダンデゾン「コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ」2004(赤)気が向いたら投票お願いします→
2007.07.18
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NV Roederer Estate Anderson Valley Brutロデレール・エステート アンダーソン・ヴァレー ブリュットAnderson Valley, USA - 白辛口\3,360, エノテカ, 2007年7月購入インポーター:エノテカProfile: シャンパーニュのルイ・ロデレールがカリフォルニアで作るスパークリング。そう思えば、ずいぶん前に、ワイナリーを訪問したことがある。ナパ・ヴァレーの中心部に近づくとブドウ畑が現れてくる。その小高い丘陵地帯にあるのがロデレール・エステートで、ナパ・ヴァレーのなかではサンフランシスコから見て手前に位置する。ワイナリーはちょっとした宮殿のようで、美しい庭があり、その階段を上ると建物だ。なかには小テーブルが並べられ、有料テイスティングができるようになっている。と書いたけれど、snow_neigeさんの指摘によって、地図を見直してみるとtasting roomはナパのはるか北にある。でも、99年に行ったつもりなんだよね。まったく別のワイナリーの勘違いなのかなあ? あれはどこだったのだろう(遠い目)。さらにbyson1さんご指摘で、テタンジェのドメーヌ・カーネロスの可能性大。というか、たぶんそう。それにしても記憶力のやばいわたし(笑)。 Impression: さすがルイ・ロデレール。スパークリングの中では雰囲気が一枚うわて。シャンパーニュに、天候の恩恵を振りかけるとこうなる、といったほどよい厚みとおおらかさ。とてもバランスよく仕上がっている。一昔前だったら、シャンパーニュを買ってしまう値段だけれど、今の時代だったら十分納得のいくコストパフォーマンス。昼間から飲んだこともあって、あっという間の飲みきってしまった。もちろん土日の話ですよ(笑)。ロデレール・エステートを探す>気が向いたら投票お願いします→
2007.07.17
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2003 Madiran(Chateau d'Aydie)マディラン(シャトー・ダイディ)Sud-Ouest, France - 赤辛口\1,974, うきうきワインの玉手箱, 2007年2月購入インポーター:モトックスProfile: この作り手のデザートワイン(パシュラン・デュ・ヴィック・ビル)を飲む機会があり、あまりのおいしさと安さ(ハーフで\1,800)に驚愕し、デザートとともに購入したのが、このワイン。知らない作り手だけれど、調べてみると南西では評価されているらしい。この作り手については、このショップのページが詳しい。平均樹齢35年のタナ種100%。 Impression: 一口目から、うまい!このクラスの赤では久しぶりに驚いたワイン。南西の赤というとカオールをはじめ重いと思う人が多いけれど、これは全然違う。カベルネっぽいスパイシーさを基調にして、果実の凝縮度と、それでいて重くならないエレガントさの融合。アフターもしっかりある。あまりのうまさにあっという間に飲み干してしまった。それで次には昨日紹介したヴィレーヌまで抜栓してしまった。カベルネ系が好きな人にはお勧め。1本しか買わなかったので、再検証のためにもう1,2本買ってみようかな。シャトーダイディ・マディラン 2003 2,615 円購入店では売り切れてしまったので、在庫がある店はこの価格以上。それにしてもうきうきワインは、たたき売りしすぎでは?パシュラン・デュ・ヴィック・ビル[2004]年(シャトー・ダイディ家元詰)AOCパシュラン・デュビ... 1,659 円南西のデザートワインでは屈指のCP。ソーテルヌより軽やか。気が向いたら投票お願いします→
2007.07.16
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最近イベント続きでブログが追いつきません。最近飲んだワインの短評を。2002 Beaujolais-Villages Le Perreon Cuvee Jean Baptist(Domaine de la Madone)ボージョレ・ヴィラージュ レ・ペレオン キュヴェ・ジャン・バプティス(ドメーヌ・ド・ラ・マドーヌ)Bourgogne, France - 赤辛口\2,730, ワイナリー和泉屋, 2006年5月購入インポーター:ラシーヌ世の中にはボージョレ嫌いも多いなか、ヌーボーも好きだし、上級のボージョレも好きなわたし。とくに上級のボージョレは、熟成でとんでもなく化けるものがあるだけに、おいしそうなものを見つけるとつい買ってしまう。で、このワインは、ヌーボーではそこそこ有名なドメーヌ・ド・ラ・マドーヌのスペシャルキュヴェ。ボージョレとしては濃厚で、現段階ではメルローっぽさもあり、少しMC香もする。今飲んでもそこそこ楽しめるけれど、シャトー・デ・ジャックほどの凄みは感じなかった。とはいえエイジングポテンシャルは感じるので、早く開けすぎたか。マドーヌのボージョレを探す>1999 Bourgogne La Digoine(A&P de Villaine)ブルゴーニュ・ラ・ディゴワーヌ(アー・エ・ペー・ド・ヴィレーヌ)Bourgogne, France - 辛口赤\2,940, かわばた酒店, 2006年5月購入インポーター:ラック・コーポレーション定番のディゴワーヌ。この2004年はたぶん2回目。もっと繊細なスタイルだと思っていたけれど、2004年としては意外にしっかり。コート・ドールでどのスタイルに近いかと考えてみるとヴォーヌ・ロマネ。久しぶりに飲んでみると普通のワインかな。2000年以前のビンテージのほうが感動が大きかった。ヴィレーヌのディゴワーヌを探す>2005 ルバイヤート甲州シュール・リー(丸藤葡萄酒工業)山梨, 日本 - 白辛口\1,660, ヤマザキヤ, 2007年5月購入フジッコワイナリーに触発されて買った甲州。甲州に共通する透明な色合い。はつらつとした飲み口でグビグビいける。わたしの好みはフジッコワイナリーだけれど、これも悪くない。値段も安いので、甲州は食卓でもっと飲まれてよいワインだと思うのだけどね。1993 Heitz Cabernet Sauvignon Napa Valley Trailside Vineyard(Heitz Wine Cellars)ハイツ カベルネ・ソーヴィニョン ナパ・ヴァレー トレイルサイド・ヴィンヤード(ハイツ・ワイン・セラーズ)Napa, California, USA - 赤辛口\9,000くらい, ピーロート・ジャパン, 2001年11月購入インポーター:ピーロート・ジャパンここ数ヶ月、高級カリフォルニアを飲む機会があったので、その流れで開けてみました。うーん濃厚。不安だった中途半端さはないけれど、アメリカンオークがばっちり効いてミルキー。アメリカンオークがあまり得意じゃないので、素直に好みとは言えないけれど、そこそこ良いワインだとは思います。気が向いたら投票お願いします→
2007.07.15
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1999 Cotes-du-Rhone Blanc "Vie, on y est..."(Domaine Gramenon)コート・デュ・ローヌ 白 ヴィ・オニ・エ(ドメーヌ・グラムノン)Cotes-du-Rhone, France - 白辛口インポーター:モトックスProfile: ローヌの自然派グラムノン。先日、赤のサジャッセを飲んだばかり(そのときのブログ)。白の存在は、そのときhidepxさんに教えてもらったばかり。AOC Cotes-du-Rhoneとしては珍しいヴィオニエ100%。名前の"Vie, on y est..."は「人生ここにあり」という意味だけど、ブドウ品種のViognierにもかかっている。ブドウ品種を表記しなかったのはAOC上の問題でもあるのかな? Impression: グラスに注ぐと、とても濃い色合い。ノンフィルターを思わせる濁りもあって、ゴールドというよりも黄土色。熟したアンズ、煮詰めたトロピカルフルーツ、といったヴィオニエらしい芳香が漂う。口に含むと柔らかな甘み。甘口ではないのだけれど―――ドイツワインのトロッケン程度の甘み―――フランスの辛口の中ではやや甘めの仕上がり。コンドリューのスペシャリストとして思い出すのはジョルジュ・ヴェルネイ。彼のワインは素晴らしいのだけれど、畏怖堂々とした抜群の存在感で、食事は負けてしまいがち。それと比べると、このヴィオニエはふくよかで柔らか、そしてうまみ成分たっぷり。食事ともあわせやすい。5千円アンダーのヴィオニエとしてはけっこうお勧めだし、かなりタイプ。いやーうまいッス。もうちょいでRECOMMENDマーク進呈。グラムノンの白を探す>コート・デュ・ローヌ ヴィ・オン・ニ・エ [2001]グラムノン 3,129 円気が向いたら投票お願いします→
2007.07.13
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最近、住民票を見たら、本籍地が「渋谷区代官山」に変わっていてびっくり。いちおう「東京都北区」だと思っていたのだけれど―――運転免許もそうだし―――この異常事態を親父に確認。どうやら最近本籍地を変えたらしい。親父が恵比寿付近に住んでいるのは知っていたのだけど...。何で俺までって気はするのだけれど、いろいろ調べたら疑問解消。未婚の場合、たとえ同居していなくても親の戸籍に入っているので、親が変更したときの影響を受けるらしい。反対に結婚している場合、親の戸籍から抜けているので、こちらの場合は影響を受けないとのこと。何だかなあ。きっと何か理由があってこういう制度になっているのだと思うけれど、同居していない時点で、結婚していようが、していまいが、両親と離れているという生活実態は同じだと思うのだけどね。何か不公平感を感じるな。運転免許の記載を修正しなければ。チェ! 2001 Cremant d'Alsace Millesime(Rene Mure)クレマン・ダルザス ミレジメ(ルネ・ミューレ)Alsace, France - 白泡辛口\3,129, 葡萄酒蔵ゆはら, 2007年6月購入Profile: 最近のワイン王国で好評価を得ていたのがルネ・ミューレのスパークリングNV。↓ ルネ・ミューレ クレマン・ダルザス キュヴェ プレステージ 2,310円それで気になっていたのだけれど、値段的に1本だけネットで買うのもどうかと思っていた。あるとき別のワインを買った店で、上のグレードが売っていたので買ってみた。Impression: う∼ん。すでに泡が抜け気味。買ったばかりなのに悪いボトルに当たったのか。味わいは、それほどひどいわけじゃないけれど、3千円クラスだと思うと、ごく平凡。悪いボトルに当たったと思いたい。普通のNVが飲んでみたいな。ボン・ピナールの新藤さんもうまいって言ってたし。クレマン・ダルザス・ミレジメ[2001] ルネ・ミューレ 3,129 円気が向いたら投票お願いします→
2007.07.12
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日頃ブログを書いていると驚くことがある。その一つが、ブログを読んでいた知り合いからのつっこみだ。最近、色白でうすい顔の女性が好きとか、気になる女優さんの名前を書いたら、数名の方からつっこまれた。「うっ! みんなワインだけじゃなくて、細かいところまで読んでるんだ」と驚くとともに、心の奥をのぞかれているようで赤面した。昔から、熱心に好きな有名人がいないこともあって、誰がタイプと聞かれても答えに困ることが多い。学生の頃は、高岡早紀が好きだったような気がする。それ以外にも、デビューしたころの雛形あきこ(今となっては謎)など、いろいろいたと思うのだけれど、熱心なファンであったことがないので、とくに思い浮かばない。まだ若かりし頃、そんな返答をしたら「巨乳が好きなだけじゃない?」と、身も蓋もないことを言われたことを思い出した(爆)。最近だと、奥田恵梨華さんや森口瑤子さんがすてき。たしかに若かりし頃は「色が白くて胸が大きい」というのがキーワードだったかもしれない(恥ずかしー)。でも今は、あまり関係ないかな。女優さんを見て、タイプ or タイプじゃない、とは言えるのだけど、これといったルックスの共通点は見いだせない。「好きになった人がタイプ」というフレーズは陳腐で好きではないけれど、真理だとは思う。で、わたしも大人(?)なので重要なのは内面。頭の回転が良くて、やさしい思いやりのあるひと。自分の意見はしっかり持っているんだけれど、主張するだけでなく、状況に応じて引くことも知っているひと。フフッ。こんなことばかり言っているから、まだ独身なのか(笑)。NV Cuvee 555 Brut(Voirin-Jumel)キュヴェ 555(ヴォアラン=ジュメル)Champagne, France - 泡白\5,334, 欧州ワイン専科・ひしゃく屋, 2007年6月購入インポーター:オーレジャパンProfile: ひしゃく屋の閉店セールで買ったもの。全然知らない作り手だけど、評判が良さそうなので買ってみた。これはNVだけれどプレステージクラスのブラン・ド・ブラン。---グラン・クリュ格のクラマン(Cramant)とオジェ(Oger)の村に併せて4ha、一級格はヴェルチェ(Vertus)に5haの畑を所有しています。--- Impression: 細かい泡で、ブラン・ド・ブランのプレステージキュヴェらしい濃すぎず密度のあるボディ。誰でも、そこそこ上級のシャンパーニュだとわかる存在感。要素だけを見ると、とくに文句はないのだけれど、個人的にはもう一つ魅力に欠ける。なんだろう...このシャンパーニュ固有のユニークさというのかな。飲みたいと思わせる訴求力が薄い。ヴォアラン=ジュメルの泡を探す>気が向いたら投票お願いします→
2007.07.04
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先日「煮込みや なりた」の訪問記を書いてから、複数の人に「煮込みや なりた」行きたいと言われた。これまでもお店のことについては、たまに書いてきたつもりだけれど、知り合いから一番反響のあったお店だと思う。「ワインが飲めて、安くておなかいっぱい」というのは、重要なキーワードなのかもしれない。なりたの安さは別格としても、都内には、そこそこリーズナブルなレストランは結構ある。いろいろ紹介しなければと思うと同時に、開拓しなければと思うのであった。で、わたしとしては、次の3種類のレストランがあればよいと思っている。・5千円以内。・できれば1万円以内。高くても1.5万円以内。・3万円以上のグランメゾン。もちろん、酒飲みなので、一人1本ワインを飲んでの値段である(笑)。一番微妙なのは2万円近くかかるビストロ。高いワインを頼んでしまうことも原因の一つなのだけれど、ビストロに2万円使うなら、あと2万出してグランメゾンに行ったほうが、満足度が高いと感じるのはわたしだけだろうか。一時期は、年に数回通っていたグランメゾンだけれど、最近はすっかりご無沙汰。今年の秋からはグランメゾン詣でを復活させたい。2001 Vosne-Romanee du Chateau(Chateau de Vosne-Romanee(Comte Liger-Belair))ヴォーヌ=ロマネ (シャトー・ド・ヴォーヌ=ロマネ/コント・リジェ=ベレール)Bourgogne, France - 赤辛口\5,460, ワイナリー和泉屋, 2007年4月購入インポーター:ファインズProfile: 大好きなリジェ・ベレール。現行ビンテージの相場では考えられない安値で売っていたので買ってみた。似た名前のドメーヌや、ブシャールへの畑の貸し出しもあって、いろいろ複雑なリジェ・ベレール。簡単に整理しておきたい。本家とも言えるのがコント・リジェ・ベレール(少し前まではヴィコント・リジェ・ベレール)。そして経営するドメーヌがDomaine du Comte Liger-Belairで、またの名をChateau de Vosne-Romanee。2000年から正式にドメーヌ活動を開始し、現在はDomaine du Comte Liger-Belairのブランドでリリースされているものと、ブシャールからリリースされているものがある。それ以前はすべてブシャールからリリースされていた。醸造の分担については、資料によって違うので正確なことはわからないけれど、畑によって違うなど、ひとくくりでは説明できないのかもしれない。参考までに和泉屋のページのものを紹介。---2001年までは、栽培と醸造をリジェ・ベレールが担当し、樽熟成とボトリング、販売はブシャールが担当していた。2002年以降はすべてリジェ・ベレールがすべて担当したものと、従来通りブシャールが担当したものがある。--- Impression: 新生リジェ・ベレールになってからは、醸造アドバイザーがビゾーということもあり、ナチュラルテイストという印象が強い。で、このワイン。しっかりとした色合いで、凝縮度もあり、黒系果実を主体とし、やや閉じ気味。閉じ気味だったことも原因の一つだとは思うけれど、よい意味での軽やかさがある現在のリジェ・ベレールとはまったく違うスタイルで少しとまどう。正直なところ初日はイマイチだと思いグラス2杯で終了。2日目に飲んでみると1日目よりは開いて、少しはおいしく飲めるようにはなったけれど、やはり現在のリジェ・ベレールとは違うスタイル。う∼ん。そのような先入観がなければ、楽しめる普通のヴォーヌ・ロマネだとは思うけれど「リジェ・ベレールが安い!」と思って買った立場としてはちょっと不満。2000年のプルミエクリュも買ったんだよなあ。とりあえず、そちらを飲んでから判断したい。シャトー・ド・ヴォーヌ・ロマネのワインを探す>ヴォーヌ・ロマネ・デュ・シャトー [2001] シャトー・ド・ヴォーヌ・ロマネ 5,629 円気が向いたら投票お願いします→
2007.07.03
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2000 Saumur Champigny(Clos Rougeard)ソミュール・シャンピニー(クロ・ルジャール)Loire, France - 赤辛口\3,129, ヴィノスやまざき渋谷, 2007年3月購入Profile: クロ・ルジャールは、ロワール赤(CF)の中で、ロッシュ・ヌーヴ、フィリップ・アリエと並んで個人的に好きな生産者。トップキュヴェの"Le Bourg"は、ロワールのカベルネ・フランとは思えないほど高いけれど、価格に負けないおいしさ。少し前、ピータンさんが、ずいぶん安く買われていたのを発見して、その直後に渋谷まで買いに行ったのが、このノーマル赤。セール期間は終わっていたので通常価格に戻っていたけれど、バックビンテージがこの値段だったら満足。 Impression: フランらしい、青っぽさを骨格にしながらも、タンニンはきれいに溶け込みすべすべの肌。上のグレードと比べると複雑性や厚みでは劣るけれど、こちらのほうが、よりロワールのフランらしい味わい。ビストロの料理が似合いそう。ロワールの赤は虐げられている雰囲気だけど、結構良いものがある。みなさんも、ぜひお試しあれ!ちなみにトップキュヴェの"Le Bourg"は、こちらと比べると青っぽさは少なくて力強い。まさに上級のサンテミリオンの風格。ちなみにクロ・ルジャールは、赤だけでなく白も素晴らしい。とくに白のトップキュヴェSaumur Blanc "BREZE"は絶品です。クロ・ルジャールを探す>気が向いたら投票お願いします→
2007.07.02
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最近ハマったフジッコワイナリー白編の最後。2005 フジクレール甲州樽発酵(フジッコワイナリー)山梨, 日本 - 白辛口\1,890, ヤマザキヤ, 2007年5月購入Profile: 先日、甲州シュールーリーを飲んで以来、ファンになってしまったフジッコワイナリー(そのときのブログ)。その後、樽甲州と甲州スパークリングを飲んで、今回は白編の最後。甲州シュールリーのひとつ上の甲州樽発酵を開けてみました。 Impression: わずかに薄いイエロー。甲州シュールーリーに軽く樽がかかっているという、予想通りのお味。樽発酵しているぶん、厚みとともに、少し丸みを感じる。いろいろ飲んでみて、フジッコワイナリーの白で、一番のお勧めは甲州シュールリー。自宅の食事だったら、どれにでも合わせやすい。クリーム系のソースなどしっかり目の味付けだったら甲州樽発酵。限定品の「樽甲州」は現時点では強すぎて要熟成。スパークリングは、今イチ。次は赤かな。フジッコワイナリーのワインを探す>気が向いたら投票お願いします→
2007.06.23
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日付がずれているけれど、月曜日は3glassesさんが東京に来るということで一緒にランチ。それから、デパートのワイン売り場では最先端をゆく新宿伊勢丹を見物。伊勢丹の地下はリニューアルしたばかりでピカピカ。泡物の品揃えは都内屈指。すごいのは裏のウォークインセラー。掘り出し物という意味ではなくて、マスターピースとも言えるようなお宝がざくざく。ソムリエに聞いてみると、リニューアルに合わせて仕入れたとのこと。ここでは結構良いワインをリーズナブルな価格で有料試飲しているので、新宿に寄られた際にはぜひ訪問を。NV Cuvee de Reserve Non Dose(Franck Pascal)キュヴェ・ド・レゼルヴ ノン・ドゼ(フランク・パスカル)Champagne, France - 白泡辛口\3,343, 欧州ワイン専科・ひしゃく屋, 2007年6月購入インポーター:オーレジャパンProfile: ワイナートの田中氏が「天才」と評していたので、少し気になっていたフランク・パスカル。楽天のひしゃく屋が楽天撤退の20%OFFセールをやっていたので買ってみました。このNVは、PM 80% CH 10%, PN 10%という品種構成。 Impression: 細かめで元気にはじける泡。ビスケットや酵母の香り。口に含むと、カツッとインパクトがありながらも、ミッドからアフターにかけてはあくまでもエレガント。天性の軽やかさ。ノンドゼ(ドサージュなし)なので、ドライではあるものの、けっして辛すぎず、絶妙なあんばい。ワンフレーズで言うと「RMらしい個性がありながらも、どこかに偏重するわけでなく、あくまでも軽やか」これはおいしい。最近飲んだシャンパーニュでは一番のヒットかもしれない。もちろん、セロスのコントラストやエグリ・ウーリエのエクストラ・ブリュットほどのスケールはないのだけれど、このシャンパーニュには別の魅力を感じる。ムニエが多いシャンパーニュ、たとえばタルランほどの華やかさはないし、ジェローム・プレヴォーほどの力強さや緊密さはない。でも、どれが一番好きかと聞かれれば、これ。おいしいワインを発見すると幸せになるね。【フランク・パスカル】キュヴェ・レゼルヴ・ノン・ドゼ[NV](白)4,147 円気が向いたら投票お願いします→
2007.06.19
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ワイン王国の最新号を買ったら27人のイケメンソムリエがこっそり教えるさわやか口説きワインという小さな特集があった。それぞれのソムリエごとに、お勧めのワインと好きなタイプの有名人が書いてあるのだけれど、ソムリエが選ぶお好きな有名人には少し驚いた。ソムリエは20代後半から40代前半で、平均年齢は30代なかばくらいだと思うのだけれど、好きな有名人として選んだ方々は年齢が高い人が多い。代表的なところを挙げると黒田知永子安田成美山口智子そして一般的に人気が高いと思われる若い有名人がきわめて少ない。もちろんみなさん美女ではあるけど、ソムリエの年齢を考えるとしぶい選択である。わたし自身、とくに好きな有名人はいないのだけど、今回セレクトされていたなかから気になる女性を挙げると、中田有紀(アナウンサー)サラリーマンNEOのクールな感じがステキ。サラリーマンNEOでは、奥田恵梨華さんもストライク。麻生久美子(女優)時効警察の天然妄想キャラはキュート。柴田亜衣(水泳選手)彼女を見ていると元気になります。長澤まさみ(女優)純粋に、かわいらしくて美しい女優さんだと思います。長谷川京子(女優)タイプというよりは美しい。デビューしたて、SRS-DXのころはきゃしゃだったけれど今はグラマー。別人のように変わっています。全部まとめてしまうと共通性はないかもしれないけれど、過去の経験(笑)も含めて考えると、色白で薄い顔が好きなのかも。で、本題のワイン。軽やかシリーズでカノン・ロゼを開けてみました。NV(2006) Le Canon Rose V.d.T(La Grande Colline)ル・カノン・ロゼ V.d.T(ラ・グランド・コリーヌ)Cotes-du-Rhone, France - V.d.T\2,299, NOISY'S WINE SELECTS, 2007年6月購入Profile: 日本人の大岡氏がコート・デュ・ローヌで経営している自然派のワイナリー。とくにロゼのスパークリングは、ビックリするくらいオリがあります。 Impression: ロゼとしてはしっかりとした赤色。とはいえ圧倒的に目立つのが、かなりの濁り。ノンフィルターどころか清澄作業もしていないかもしれません。グラスに鼻を近づけると、ラズベリーやクランベリー、チェリー、バラなど、甘酸っぱくて華やかな香りが、ツンと香水のように豊かに広がる。12度のアルコール度表記だけれど、それほどもアルコールは感じず、味わいのほうも甘酸っぱくて独特の世界。未完成のワインを飲まされているような気がしないでもないけど「アリ」か「ナシ」かと聞かれれば「アリ」。理由は、ユニークな個性と、これを好きだという人もいると思うから。わたし的には、シーズンに1本飲んでも良いかなという感じ。それにしても、こういうワインがしっかり売れるのは、日本のワイン文化度が高くなったから?ル・カノン・ロゼを探す>ル・カノン ロゼ 2006 ラ・グランドコリーヌ(大岡武弘)気が向いたら投票お願いします→
2007.06.18
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昔は、楽天で買う物のほとんどはワインだったのが、最近は自転車やカメラ関係の比率が増えてきました。コメントをすべてに書いているわけではないので、購入履歴には表れていませんが、ワインは1/3くらいかもしれません。金額的には大きいけどね。カメラ関係の投資はほとんど打ち止めなのですが、自転車はまだ行ってしまいそうです。いやー、凝り性な性格は怖い。2002 Chablis Grand Cru Les Clos(William Fevre)シャブリ・グラン・クリュ レ・クロ(ウィリアム・フェーヴル)Bourgogne, France - 辛口白\6,600, 和泉屋, 2004年12月購入Profile: 何か白が飲みたいと思って目に付いたのがこれ。近年評判の高いフェーヴルさん。この2002年をリリース直後に飲んだときは、「酸が少なくてバランスが悪い」と思い切り捨てていたのだけど、最近2005年を飲んで少し見直したので、2年半ぶりに飲んでみた。 Impression: ミネラーレ!少しこもったようなチョーク。抜栓当初は少し内向的な印象を受けたけれど、1時間もたつとだいぶ開いてきた。購入直後にはバランスが悪いと思ったけれど、2年半たってあらためて飲んでみると、それほどバランスの悪さは感じない。シャブリらしい石灰っぽさがあふれるワイン。個人的には、もっと強靱な酸があったほうが好み。でも期待しないで飲んだので、いちおう合格点です。フェーヴルは2005年のほうが成功した年かもしれない。ヴィラージュでも十分うまい。フェーヴルのレ・クロを探す>≪高得点≫シャブリ・グランクリュ レ・クロ [2004]ウィリアム・フェーブル【パーカー96ポイ...7,245 円気が向いたら投票お願いします→
2007.06.15
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1998 Cotes-du-Rhone La Sagesse(Domaine Gramenon)コート・デュ・ローヌ ラ・サジェッセ(ドメーヌ・グラムノン)Cotes-du-Rhone, France - 赤辛口\4,200, 和泉屋, 2000年1月購入Profile: ずいぶん前にけっこう買ったグラムノン。昨年94のセップ・サントネール・ラ・メメを飲む機会があり、ピノのように変化してとてもおいしかった。それで以来気になっていて、セラー探索ついでにストックを開けてみました。グラムノンの創立者は、かつてギガルの醸造長をつとめていた人物。現在は奥様がドメーヌを継承している。自然派。パーカーさんが評価していたこともあって、一時期はけっこうメルマガで取り上げられていた。たくさんのキュヴェをリリースしているけれど、注目はキュヴェ・パスカルとセップ・サントネール・ラ・メメ。ともに5千円~7千円という、AOCコート・デュ・ローヌとは思えない値段だけれど、グルナッシュの古木から造られるワインは評判が高い。このラ・サジェッセは、たぶん上から3番目くらいのキュヴェ。 Impression: 透明感があり、やや熟成したことを伺わせる深いルビー色。アマローネをほうふつさせる干しぶどうのような香り。グルナッシュ特有の乾いた土っぽさ。ミントやユーカリのようなノート。口に含むと、思っていた以上にツルンとした印象。口の中で転がすと、奥の方から黒っぽい果実味や、だいぶ溶け込んではいるものの南ローヌらしいタンニンが顔を出す。アフターの雰囲気がグルナッシュらしいと思うのだけど、あと10年くらいたったらピノっぽくなりそうな雰囲気。昨年飲んだ94年のセップ・サントネール・ラ・メメとは、相当差があるけれど、自然派では長命だと思うし、価格に見合う内容はあると思う。とはいえ、上のキュヴェとは1~2千円しか違わなかったら、そっちに行ってしまうかしれないし、逆にもっと下のグレードを若いうちに飲むというのも良いかもしれない。グラムノンのワインを探す>コート・デュ・ローヌ『ラ・サジェッセ』[2005]グラムノン3,549 円気が向いたら投票お願いします→
2007.06.12
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2002 Mercurey 1er Cru Clos des Myglands(Faiveley)メルキュレ プルミエ・クリュ クロ・デ・ミグラン(フェヴレ)Bourgogne, France - 赤辛口\2,919, かわばた酒店, 2007年5月購入インポーター:ラック・コーポレーションProfile: 神の雫の巻末コラムに取り上げられていたワイン。本文に登場するリーズナブルワインは、何回か試して相性は良くないのだけど、巻末コラムのほうは知り合いが含いることもあって、そこそこ注目してます。そのコラムで、けっこうほめられていたので買ってみました。 Impression: 透明感がありながらもしっかりした色合い。砂糖漬けのイチゴ、ハーブ、黒系果実。タンニンは少し溶け込み、そこそこしっかりとした凝縮感はあるものの、少し内向的な印象。(コラムを読んで)もっと濃密な果実味や色っぽさを期待したのだけど、最後まで内向的なままで終わってしまった。将来もっと良くなるかもしれないけれど、現時点ではアピール力に欠ける。コラムで賞賛されていただけに期待が大きすぎたのかも。値段を考えればいちおう許容範囲。それにしてもメルキュレは人気がないのか、けっこう売れ残ってます。メルキュレだったら、ヴィレーヌやロレンゾンが好み。ロレンゾンは高いけれどお勧めです。フェヴレのメルキュレを探す>ジョセフ フェヴレ メルキュレ プルミエ クリュ クロ デ ミグラン 2002メルキュレー・ルージュ[2004]ドメーヌ・ロレンゾン \3,748気が向いたら投票お願いします→
2007.06.08
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最近ワイン以外のことばかり書いているけど、いちおうワインも少しは飲んでます。でも飲んでから時間がたっちゃうと、ブログにUPするのが面倒になっちゃうんだよね。それと寒い季節と比べると、あきらかに缶チューハイやビール、発泡酒の消費率が増加。\3,000∼\5,000くらいのおいしいブルを飲みたいとは思うのだけど、どうしてもお手軽系アルコールに流れてしまいます。ということで、とりあえずお手軽系ワインを。NV(2006) Vincoeur Vincui Roze V.d.T(Thierry Puzelat)ヴァンクール・ヴァンキュ・ロゼ(ティエリー・ピュズラ)Loire, France - ロゼ辛口\1,890, NOISY'S WINE SELECTS, 2007年5月購入インポーター:ヴァンクールProfile: ティエリー・ピュズラのロゼ。かわいいエチケットと、お店の紹介文「イチゴのニュアンス」にひかれて買ってみました。 Impression: お店のコメント「基本ドライで採れたてイチゴのニュアンスがきっちり出ている美味しいロゼです」が、まさに的確なワイン。実は「イチゴのニュアンス」というコメントだけに反応して、ラピエールのペティアンみたいな味わい――ほんのり甘くキュートなストロベリー味――を勝手に想像していたのだけれど、前記のように、まさしくドライ。イチゴやアメリカンチェリーのようなニュアンスはあるのだけれど、あくまでもドライで、13度というアルコールをしっかり感じる。勝手な予測と違ったので少し驚いてしまったのだけれど、そのような予備知識なしに飲めば、そこそこ良いロゼなのではないでしょうか。とはいえ個人の好みだと、ジョセフ・ロティのマルサネ・ロゼかな。ロゼの季節になってきました。【ティエリー・ピュズラ】ヴァンクゥール・ヴァンキュ・ロゼ [2006]気が向いたら投票お願いします→
2007.06.07
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先日のイタリアワイン会で、朝起きたらグラス2杯分くらい飲んで残っていたフォントディのキャンティ。まったく味を覚えていなかったので、飲み残したのを飲んでみました。1997 Chianti Classico(Fontodi)キャンティ・クラシコ(フォントディ)Toscana, Italia - 赤辛口\2,100, よしや, 2000年4月購入Profile: キャンティの中ではリーズナブルながら評価の高いフォントディ。スーパータスカンのフラッチャネロも評判は高い。この97はリリース当初からお気に入りで、半ケースくらい購入したものの残り。 Impression: 透明感はあるもののしっかりした色合い。いかにもイタリア、サンジョベーゼらしいトーンの高い香りがあふれんばかりにわき上がる。抜栓して数日おいているだけに開けたときから全開。適度な複雑性を持ちつつグリップのある黒系果実。ミント。イタリアワイン会で飲んだカンポフィオリンよりも、複雑さではあきらかに一段も二段も上。97年というグレートビンテージと、購入から7年という適度な熟成によって、まだしっかり果実味も残る第2次賞味期のド真ん中。\5,000アンダーのサンジョベーゼとしては、何の文句もない完全さ。もちろん、これより素晴らしいキャンティやサンジョベーゼがないわけではないけれど、この値段では出色でしょう。フォントディのワインを探す>キャンティ・クラッシコ[2003]フォントディ気が向いたら投票お願いします→
2007.06.01
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先日フジッコワイナリーの甲州を飲んで感銘(そのときのブログ)。ほかのラインナップも飲んでみたいと思いサーチエンジンで検索してみた。すると永福町にあるヤマザキヤという酒屋を発見。→ヤマザキヤ Webサイト、ブログ自宅から10キロも離れていないので自転車でひとっ走り行ってきました。ワインの品揃えは中程度でしたが--でも面白いワインあり--日本酒が充実している酒屋でした。以下、購入したワインです。1と3は限定酒。フジッコワイナリーのWebや楽天を探しても載っていません。5は、商品棚で目立った丸藤葡萄酒工業の甲州。1. NV 甲州スパークリング \2,6252. 2005 フジクレール甲州樽発酵 \1,8903. 2004 フジクレール樽甲州 \3,6754. 2004 フジクレールメルロー \2,1005. 2005 ルバイヤート甲州シュール・リー \1,660これらのワインをこれから順次開けていく予定。2004 フジクレール樽甲州(フジッコワイナリー)日本, 山梨 - 辛口白\3,675 ヤマザキヤ, 2007年5月購入Impression: 今回は、前回のひとつ上のグレード「フジクレール甲州樽発酵」を開けるつもりで抜栓。味わってみるとただならぬ雰囲気。よく見ると限定酒の「樽甲州」でした。うげっ! 瓶の色は違うけれどエチケットが同じだけに紛らわしいのだ。スタンダードの甲州シュールリーは、ほとんど透明だったのに対し、あきらかに黄色く、いかにも白ワインらしい色合い。きっちり樽がきいていて、緊張感と密度感がある重厚なボディ。もちろん樽香も凝縮度もニューワールドのほどではありません。ただし、現時点では若さと濃厚さが相まって少し飲みづらい。甲州シュールリーのようにグビグビとはいけず、温度を上げながらゆっくり口に含む感じ。なんと表現すればよいのかわからないけれど、少し閉じていて凝縮度が高いボルドーブラン。ポテンシャルは感じるし、3千円台でなかなかの出来だとは思うけれど、あと3~5年後に飲んでみたいワイン。今、食事とあわせるならばノーマルキュヴェのほうがお勧め。それにしてもフジッコワイナリーちゃんとしてますな。フジッコワイナリーのワインを探す>気が向いたら投票お願いします→
2007.05.31
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最近、複数のかたから「けっこうおいしい」という情報が伝わってきたフジッコワイナリー。渋谷の東急東横で見かけたので買ってみた。2005 フジクレール甲州シュール・リー(フジッコワイナリー)日本, 山梨 - 辛口白\1,575, 東急東横, 2007年5月購入Profile: フジッコワイナリーは、佃煮でおなじみのフジッコが経営するワイナリーである。低価格なこともあり、送料を出してまで買おうとは思っていなかったものの、いつかは飲んでみたいと思っていた。自宅で甲州を飲むのは久しぶり。 Impression: グラスに注ぐと、ビックリするくらい透明な色合い。ボトルを確認すると、ボトルが薄いグリーンで着色されているようだ。てっきり透明なボトルに入っていると思っていた。口にした瞬間、品位の高さを感じさせる存在感。湿った土、ミネラル、石灰、レモン。切れのある、ほどよい中程度のボディに、品位が高く、しっかりした酸がつづく。甲州の特徴の一つだといわれる苦みはあまり感じない。評判が高いあって、千円台のワインとしては抜群の存在感。日本のワイン恐るべし。ブランドで飲んだら、ほとんどの人はフランスワインだと思うのではないだろうか。色の透明さは別として、ミネラル豊かでタイトなところはシャブリにも似ているし、軽やかで酸が豊かなところはミュスカデにも似ている。年に数回は日本のワインを飲んでいるのだけど失望させられることの方が多い。でも、その中には、このワインや、マンズのソラリスシリーズのようにハッとするものもある。フジッコワイナリーは、名前がそそらないのが欠点。キッコーマンも、ワインのブランドはマンズワインなのだから、もっと別の名前にしたほうがよいと思うのだけどなあ。とりあえずは、ほかの種類を試してみたくなった。フジッコワイナリーのワインを探す>気が向いたら投票お願いします→
2007.05.25
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最近はカメラ・自転車方面に投資しているので、5月はほとんどワインを買っていなかったのだけれど、そんなときにNOISYから久しぶりのオファーがあった。じっくり読むと買いたくなるので、いつもは軽くしか目をとおしていないのだけど、リーズナブルなものに面白そうなものを発見。それで当初は厳選して1万円分と思っていた。しかーし、会計まで進むと送料特典の説明があった。 久しぶりの注文で忘れていただけなのだけど、金額的にかすっていただけに追加品を物色。しまいにはえーい、これもいってしまえと、ジャナスのVVまで買ってしまい、当初の3倍も使ってしまった。見事に戦術にハマってしまったわたしでした。ギャフン! だって2005のCNDPは評判良さそうなんだもん。Domaine de la Janasse Chateauneuf du Pape Cuvee Vieilles Vignes[2005]750ml \10,0802002 Vouvray La Coudraie(Lemaire Fournier)ヴーヴレ ラ・クードゥレ(ルメール・フルニエ)Loire, France - 辛口白微発泡\2,604, リカーMORISAWA, 2005年6月購入インポーター:ラシーヌProfile: hirozeauxさんのところで、フルニエなんて言葉が出てきたので、ストックを思い出して開けてみた。これは以前リアルワインガイドで表紙にもなり、絶賛されていたもの。現在は、もう作られていない(?)。 Impression: 自然派だけにもっと熟成していると思ったけれど、意外にまだ若い雰囲気。少し微発泡でキリリと引き締まる辛口。久しぶりなので、前回がどうだったかあまり覚えていないのだけれど、このボトルのほうが辛口度合いが高いような気がする。家で飲むにはとても良いワイン。気が向いたら投票お願いします→
2007.05.24
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暑い日が続くと、やはり白が飲みたくなる。最近ご無沙汰だったドイツワインに回帰してみた。2005 Riesling Trocken(Loosen Bros)リースリング・トロッケン(ローゼン・ブラザーズ)Mosel-Saar-Ruwer, German - 白辛口\1,691, 東京大丸, 2007年4月購入インポーター:ヘレンベルガー・ホーフProfile: モーゼルでは著名なドクター・ローゼンのネゴシアン部門が手がける辛口白。東京大丸のワインフェアで、お勧めといわれテイスティングしたところ、気に入ったので買ってみた。 Impression: リーズナブルなリースリングとしては、しっかりの目の色合い。とても香り高く、柑橘系やミネラルがただよう。ボディは細すぎず太すぎず、メイエのコキアージュをもっと引き締めた感じ。アフターには美しい酸が残る。いわゆるQ.m.Pクラスとの違いを考えると、Q.m.Pのほうは純度や切れ味があるのに対し、こちらは少しふくよかに仕上がっているように感じた。食事に合わせるには、このくらいのふくよかさが良いのかもしれない。2千円アンダーで、この品質とはドクター・ローゼン恐るべし。2千円を切るアルザスがほとんど無いことを考えると、かなり手強い。ドクター・ローゼンのワインを探す>気が向いたら投票お願いします→
2007.05.14
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2001 Marques de Monistrol Grand Reserva Brut Natureマルキ・ド・モニストロール グラン・レゼルバ ブリュット・ナチュレSpain, Cava - 白泡辛口\1,580, やまや, 2007年5月購入インポーター:やまやProfile: はるか昔にスティルワインをいくつか飲んだことがあるマルキ・ド・モニストロール。千円前後でけっこうコストパフォーマンスが良いという印象がある。リーズナブルな泡の在庫がないし、最近テレビでカタルーニャの画家を取り上げた番組を見て、スペイン熱が再発したところだったので買ってみた。それにしてもスペイン行きたいッス。こんどはゆっくり南を回りたい。それでイベリコ食べて...。ジュル。 Impression: "Brut Nature"=ドサージュ無しらしく、キリリと引き締まった辛口。Grand Reservaなんて名前がついているので、シャンパーニュ並みのボディを期待したけれど、そこまでの厚みや複雑さはありません。このクラスのカバとしては上々だと思うけれど、これに関しては少しドサージュした方が好み。料理と合わせる場合は気にならないかもしれないけれど、単独で飲むときりりとしみる。Hanakoのワイン特集で、残ったスパークリングの飲み方として「ポカリスエット割り」が載っていたので試してみました。はい、ラムネになりました(笑)。まったく同じワインは楽天に無いようだけど、ロゼがヒットしまくり。なぜだろうと調べてみるとDecanter誌のクリュッグ、ドンペリうんぬんという記事を使って、あおりまくっているからのようだ。なんかロジャー・グラートみたい。ずいぶん前にも書いたけれど、匹敵するなんてことはあり得ません。ただし値段がとっても違うので、これで満足する人も多いというのが現実だろう。とはいえ1度は飲んでみたい。カバ・ロゼ・グラン・レゼルバ・ブリュット・ミレジム[2001]年・マス・デ・モニルストロル Cava...気が向いたら投票お願いします→
2007.05.13
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本屋に行ったら、なぜかワイン特集の本ばかり。Hanako、料理王国、料理通信を購入。翌日、朝スパークリングしながら眺めてみた。こういう雑誌を読むと、飲みたいワインや行きたい店が増えるんだよね。一時期まったく内容のないワイン特集ばかり繰り広げていたHanakoは、前回のワイン特集から充実。昔のブルータスの片鱗を感じる内容。すごい充実しているってわけでもないのだけど、値段が安いことを考えれば及第点。・Hanako NO.899 5月24日号 →http://www.hanako-net.com/issue/index.jsp?gosu=899料理通信は、まだ読んでないので評価はパス。・料理通信→http://r-tsushin.com/料理通信 2007年6月号料理王国 2007年6月号は結構面白かった。その中でも興味をひいたのがアピシウスのワインリスト公開。シェフソムリエの情野(せいの)氏からも「うちのワインには驚くくらい安いのがあるよ」と聞いていたけれど、本当に掘り出し物たっぷり。今では入手困難なものがリーズナブルな価格で出ていたり、なかにはショップの半額以下と思えるようなものもあった。老舗ならではのストックのなせる技。グランメゾンなので敷居も高いけれど、アピシウスに行きたいのだ!今のところ、ピエール・ガニェール東京と並んで行きたいレストランリストTOP2。年内にどちらかには行きたい。・料理王国→http://www.cuisine-kingdom.com/アピシウスのリストは一見の価値ありです。本屋ででも眺めてください。気が向いたら投票お願いします→
2007.05.11
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2005 Bourgogne Aligote(Francois Mikulski)ブルゴーニュ・アリゴテ(フランソワ・ミクルスキ)Bourgogne, France - 白辛口\2,000くらい, 松澤屋, 2007年4月購入インポーター:松澤屋Profile: 80年近い古木を使ったミクルスキのアリゴテ。堀昌代さんのリアルワインガイド(雑誌じゃないヤツ)を読んでいたら、ミクルスキのアリゴテの評判がよいとのことだったので買ってみた。エチケットには、VIGNE PLANTEE EN 1929と書いてある(1929年に木を植えた)。 Impression: ウェルバランス。コシュ・デュリやラファルジュのアリゴテのようなインパクトのある個性は感じないのだけれど、ボディの厚みや酸のレベル、複雑性などは、ほどほどにコントロールされている。決して酸っぱいだけじゃなく、ほどほどの複雑性。良い意味での中庸さ。最近のアリゴテとしてはリーズナブルな部類だし、際だった個性がないぶん食事にも合わせやすいと感じた。試して損したとは思わないだろう。ミクルスキのアリゴテを探す>気が向いたら投票お願いします→
2007.05.10
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ボージョレ パカレ2005 Beaujolais(Selection Philippe Pacalet)ボージョレ(セレクション・フィリップ・パカレ)Bourgogne, France - 赤辛口\1,500くらい, ESPOAナカモト, 2007年4月購入インポーター:エスポアProfile: フィリップ・パカレと、甥のクリストフ・パカレが手がけるワイン。クリストフ・パカレは有名じゃないけれど、いわゆるラピエール銘柄でモルゴン以外のワインを造っているのがクリストフ。RWGで知ったのだけれど、ラピエール銘柄で売られているボージョレのほとんどはクリストフ・パカレ氏が手がけている。以下のように、エチケット表記で見分けることができる。- Marcel Lapierre Morgon, Cuvee Marcel Lapierre, Rose Petillantなど。こちらはマルセル・ラピエール本人が手がけている。マルセル・ラピエールが、全面的に手がけているのはこれだけ。- Marcel Lapierre et Christophe Pacalet シエナやシルーブルなど、多くのクリュボージョレ。マルセル・ラピエールの名前も入っているけれど、現在は実質クリストフ・パカレ。- Chateau Cambon ヌーボーやAOCボージョレなど。 Impression: よく言えばナチュラルでやさしい口当たり。悪く言えば酸がゆるい。ボディもソフトなので、それほどのアンバランス感はないものの、全体的にほんわかとした印象。基本的には果実味主体のチャーミングなワイン。MC香はほんのりある。ボージョレは嫌いじゃないけれど、個人的には今一歩。でも、やさしいワイン好きには好きな人がいるかも。気が向いたら投票お願いします→
2007.05.09
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先日のペルナンに続き(そのときのブログ)、こんどはアリゴテを試してみた。2004 Bourgogne Aligote(Domaine Pauelot)ブルゴーニュ・アリゴテ(ドメーヌ・パヴロ)Bourgogne, France - 白辛口\3,200くらい, ESPOAナカモト, 2007年4月購入インポーター:エスポアProfile:昨日のペルナンと一緒に買ったアリゴテ。店主曰く、ヴィレーヌのアリゴテよりうまいとのこと。なんだか最近、この言葉をよく聞くなあ。個人的には、アリゴテの最高峰の一つはラファルジュだと思ってます。Impression:抜栓直後は、すっぱめでシンプルだと思ったのだけれど、2日目からはヴェールを脱いだ。レモンやオレンジなどの柑橘系のニュアンス。酸のレベルは高くキリリと引き締まり、ミネラル豊か。ピュアでクリーンな仕上がりで、一部の自然派白にあるような、すったリンゴのようなニュアンスはない。温度が上がってくると、わずかに蜂蜜のような甘いニュアンスも漂ってくる。余韻は、中くらいから長め。時間がたつほどよくなってきた。ヴィレーヌとはスタイルが違うのでどちらが良いとは言えないけれど、たしかにかみしめる良さが、このワインにはある。今回2種類飲んで思ったのは、どちらもミネラル豊かであることと、また抜栓してから開くまでに時間がかかること。大人数で飲んだら、ばっさり切り捨てていたかもしれない。今のところ、一目惚れするほどキャッチーな魅力は感じていないのだけれど、少し気になる存在ではある。このフランス帰りの店主はパヴロを絶賛していたけれど、そういう人もいるのはわかる気がする。ドメーヌ・パヴロのワインを探す>気が向いたら投票お願いします→
2007.05.05
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2004 Pernand-Vergelesses 1er Cru Les Fichots(Domaine Pauelot)ペルナン=ヴェルジュレス プルミエ・クリュ レ・フィショ(ドメーヌ・パヴロ)Bourgogne, France - 赤辛口\4,935, ESPOAナカモト, 2007年4月購入インポーター:エスポアProfile: 近所の酒屋で、「ブルゴーニュかアルザスかロワールで、ピュアなスタイルのお勧めありますか?」と聞いて、いくつかお勧めされたなかで選んだのが、このワイン。最初はシュレールを一押しされたけれど、それは相当飲み込んでいるので、こちらにしてみました。この生産者の情報はヴェリタスのページが詳しい。ペルナンでは歴史のある生産者で、自然派とのこと。 Impression: とても薄い色合い。けっこう低温で開けたため、最初はアレレという感じだったけれど、温度が上がるとともに味わいは増してくる。現時点では苦みが気になるけれど、マレシャルにも共通するピュアでツルンとした感じ。あくまでも薄味。2日目になると、苦みが少し後退し、より飲みやすくなってきた。この1本を飲んだだけでは、絶賛するまでには至らないけれど、何となくポテンシャルも感じるので、もう少し試してみたい気もする。\3000くらいで買えるペルナンがあれば飲んでみたいんだけどなあ。ドメーヌ・パヴロのワインを探す>楽天にはペルナンはないけれど、赤だったらこれに興味がある。けっこう安い。[2000] コルトン 特級畑 ルージュ 750ml (ドメーヌ・パヴロ)赤【コク辛口】5,754 円気が向いたら投票お願いします→
2007.05.03
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ラ・ロマネさんに「シャルソネを卒業していないとは、意外ですね」といわれつつも、ちょっとだけ買ってしまった2005年。先月2005年のビゴ・シャルドネを飲んだので(そのときのブログ)、経年変化を確かめるために2004年のオークセ白を飲んでみることにした。2004 Auxey-Duresses Blanc Les Crais(Dmaine de Chassorney)オークセ・デュレス・ブラン レ・クラ(ドメーヌ・ド・シャソルネ)Bourgogne, France - 白辛口\5,000くらい, Alcoholic Armadillo, 2006年3月購入インポーター:コスモ・ジュンProfile: 正直なところ、メルマガなどで、ここまで絶賛される理由はわからないのだけど、実飲主義を勝手に標榜する立場としては、いちおう気になって毎年少しづつ買っている。2004年ビンテージの白は、1年前にサンロマンを試し済み(そのときのブログ)。今回のボトルは8度で保存していたもの。 Impression: ミネラル、チョーク。サン・ロマンのコメントと比較すると、こちらのほうが硬質で、また1年たっているため、わずかに丸みを感じる。自然派のシャブリと言われれば、そういう気もしてしまう硬質さ。とはいえ、全体としては「シャソルネ味」。わずかにリンゴっぽく、自然派らしい味わい(臭くはない)。前回のサン・ロマンのコメントと同じだと思ったのは、ワインの提供温度。個人的な好みだと、赤ワインと同様に16度∼18度くらいの高めの温度で飲んだ方が、味わい深いと思う。別に嫌いじゃないけれど値段を考えるとやっぱり疑問。新しく買うのは、さすがに2005年ビンテージが最後になるかも。シャソルネを探す>気が向いたら投票お願いします→
2007.05.02
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先日のワイン会で、追加ワインとして登場したプリモ・パラテューム。半分以上残っていたので、酔っ払っていないところで再レビュー。2000 Cahors "Mythologia"(Primo Palatum)カオール "ミトロジア"(プリモ・パラテューム)Sud-Ouest, France - 赤辛口\7,000くらい, 松澤屋, 2003年4月購入インポーター:松澤屋Profile: 一時期オートクチュールワインとして話題になったプリモ・パラテューム。ネゴシアンでありながら、厳しいセレクションのブドウを使用し、ハイクオリティなワインを造り出している。話題になったとき、けっこう買い込んで、まだ3∼4本残っている。 Impression: 底まで見通せないようなしっかりとした色合い。ワイン会で飲んだときも、「とてもシルキーで品位を感じる酒質」と思ったけれど、あらためて飲み直しても、そう感じる。リーズナブルなカオールとは一線を画する凝縮感と華やかな香り。ただ、このボトルに関しては、飲めるものの若さが漂い、あと5年以上待ちたいところ。カオールと思うと割高感はあるけれど、ボルドーだと思えば、価格相当の力はあると思う。プリモ・パラテュームはけっこう飲んでいるつもりだけれど、3千円前後のものに、お買い得感が強い。プリモ・パラテュームのカオールを探す>気が向いたら投票お願いします→
2007.05.01
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1999 Meursault Charmes 1er Cru(Alain Coche-Bizouar)ムルソー・シャルム(アラン・コシュ・ビズアール)Bourgogne, France - 白辛口\5,000くらい, RED-BOX, 2001年10月購入インポーター:ジャパンインポートシステムProfile: 先日の浅草ワイン会で同じシャルムの96年を飲んでイマイチだったので、不安になって在庫を取り出してみた。 Impression: 輝くゴールドイエロー。カラメルやべっこう飴、少し樽香。味わいは、リンゴやカリンなどの木なりの果物。軽い熟成感はある。そこそこのとろみがあり、アフターの長さもそれなりにあるが、いかんせんシンプル。また誰もが想像するようなムルソーらしいふくよかさはない。当たり前だけど、浅草ワイン会で飲んだ96と似ている。こちらのほうが少し香り高いくらいか? それにしても満足度が低い。まだ2、3本在庫があるのに...。リリース直後の赤は嫌いじゃなかったんだけどなあ。白は飲んだかどうか不明。ビズアールのムルソー・シャルムを探す>アラン・コシュ・ビズアールムルソーシャルム [2004] 白 750ml8,140 円気が向いたら投票お願いします→
2007.04.28
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先日カリフォルニアワイン会の最後で飲んだら印象が薄かったので、日を改めて残した半分を飲んでみた。2000 Ch.Lagrangeシャトー・ラグランジュSaint-Julien, Bordeaux, France - 赤辛口\4,500くらい, ワイナリー和泉屋, 2004年10月購入インポーター:サントリーImpression: う~ん、閉じている。今回のほうが印象はよいけれど、香りも味も閉じ気味。グラスの底まで見通せない漆黒の色合い。ユーカリやブラックペッパーのようなハーブを連想する香り。とても濃い色合いなのでパワフルなのかと思いきや、重くもなく濃くもなく、品位を感じる舌触り、バランス感。さすが2000年。じっくり味わうと、とても素性の良いことはわかるのだけれど、今楽しむのは少々つらい。というかポテンシャルを発揮できない。レ・フォールが満開だっただけに、開いていると思ったんだけどなあ。2000年ラグランジュは2本持っていたけれど、これで終了。しまった、もう一本持っていると思ったのに!シャトー・ラグランジュ2000年を探す>375ml シャトー・ラグランジュ [2000] サン・ジュリアン第3級3,990 円2000年は、ラグランジュさえも高くなってますなあ。フルボトルだと1万円オーバー。気が向いたら投票お願いします→
2007.04.27
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2005年のシャソルネのリリースが始まったということで、さっそく試してみた。2005 Bourgogne Chardonnay Bigot(Domaine de Chassorney)ブルゴーニュ・シャルドネ・ビゴ(ドメーヌ・ド・シャソルネ)Bourgogne, France - 赤辛口\3,780, まるどら, 2007年4月購入インポーター:コスモ・ジュンProfile: 毎年少し買っているシャソルネ。エイジングポテンシャルには疑問があるし(hidepxさんはおいしいのに当たっているようだけど)、割高感はあるのだけど、たまにきらりと光るものを見せつけられることがあるだけに、つい買ってしまう。2004年ビンテージは、コート・ド・ボーヌの赤が良かった。予想外に良かったので、2004年ビンテージは勢いでNSGまで買ってしまった。2005年はグレートビンテージと言われながらも、少し怖いのでサンロマンの赤白と、このACブル白を買ってみた。 Impression: 軽いゴールドイエローで少し濁っている。リンゴ!すったリンゴの香りが主体的で、パイナップル、レモン、石灰、白い花の要素もある。シャソルネとしてはしっかり目のボディ。アルコール表記は12.5度だけど、もっと高いように感じる。アフターには、レモン汁を絞ったようにきりりと引き締まる。う∼ん。リリース直後から、こんなにリンゴ(若干の酸化傾向)っぽくて良いのかという疑問は残る。リリース直後のものを1本だけ飲んで、どうこう言うつもりはないけれど、4千円ちかい価格を考えると気軽におすすめはできない。好きな方はどうぞといったところ。次はサン・ロマン赤に挑戦予定。2005年のシャソルネを探す>気が向いたら投票お願いします→
2007.04.12
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ジュリアン・メイエのコキアージュ(そのブログ)に続いて飲んだのがこれ。1996 Carruades de Lafite Rothschild(Ch.Lafite Rothschild)カリュアド・ド・ラフィット・ロッチルド(シャトー・ラフィット・ロッチルド)Pauillac, Bordeaux, Fracne - 赤辛口\5,000くらい, 2002年3月購入Profile: ご存じシャトー・ラフィット・ロッチルドのセカンド。カリュアドの96はかなり飲み込んでいるのだけど、ばらつきが気になっていたので、久しぶりに開けてみることにした。3、4年前に飲んだ96は、「並のビンテージのファーストよりおいしいのでは」と思うほどすばらしくて、あせって追加購入したことがある。ところが、こんどはダメダメ。そんなこともあって、少し不安になりながら抜栓。 Impression: エレガンス!タンニンは8∼9割がた溶け込み、なめらかで美味な液体に変貌している。スケールはセカンドの域を出ないけれど、ラフィットの美点を受け継いだおいしいワイン。今まで飲んだ96のカリュアドのなかでは中の上くらいか。メイエのコキアージュに続き、こちらもボトムアップ。ひとりで全部飲んだわけじゃないけれど、ほとんどわたしが飲んでいたことを考えると1.5本分くらいは飲んだかも。二日酔い気味だったのに「迎え酒、迎え酒♪」などといいつつ飲み干してしまった。われながら恐るべし。カリュアド・ラフィットを探す>気が向いたら投票お願いします→
2007.04.09
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花見で大量にワインを飲んで、「今週は、もうアルコール飲まなくてもいいかな。 でも、今日は所用があって飲まなきゃいけないんだよね。ウプ」なんていうメールを友人に出したにもかかわらず、その晩に1.5本ちかく飲んでしまった(爆)。言い訳させてください。「だっておいしかったんだもん」その1本目を紹介。2005 Vin d'Alsace Mer & Coquillages(Julien Meyer)ヴァン・ダルザス メール・エ・コキアージュ(ジュリアン・メイエ)Alsace, France - 白辛口\1,780, まるどら, 2007年4月購入Profile: シャムーさんか、誰かがおすすめしていたので、以前から気になっていたワイン。「海と甲殻類」という名前で、リースリング、シルヴァネール、ピノ・グリのブレンド。2005年のコキアージュは、去年に輸入されたものと今年に輸入されたものは、ずいぶん中身が違うようだ。今年輸入されたものは、発酵が遅れていてリリースに時間がかかったとか。 Impression: 第一印象はアロマティック。豊かで華やかな芳香があたり一面に漂う。アルザスとしては濃いめの色調。ピュアでふくよかで、でも重たくならずにさらりとしていて、12.5度という低めのアルコール度も手伝ってグイグイ飲める。「海と甲殻類」という名前なので、魚介に合うのはもちろんのこと、優しい味わいは和食全般にあわせやすい。あまりの飲みやすさに、あっという間にボトムアップ。次のワインを開けるのであったメイエのコキアージュを探す>アルザス メール・エ・コキアージュ[2005]気が向いたら投票お願いします→
2007.04.08
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2005 Nemorino Rosso IGT(I Giusti & Zanza)ネモリーノ・ロッソ IGT(イ・ジュスティ・エ・ザンツァ)Toscana, Italia - 赤辛口 - IGT\1,800くらい, ワイナリー和泉屋, 2007年4月購入インポーター:中島薫商店Profile: 先日ヴィニョーブル・ピータンさんのところでカラヴァッジョの「病めるバッカス」が描かれているワインを見て、「ふむふむ、こんなワインもあるんだ」と思っていた。それからほどなくしてみたメルマガで、カラヴァッジョの絵をモチーフにしたエチケットのワインを発見。カラヴァッジョ好きとしては、運命の出会いだと思い、すぐに購入。こっちが元となったと思われるカラヴァッジョのバッカス。バッカスは、お酒の神様。カラヴァッジョは、絵が好きな人以外にはそれほど知られていないけれど、絵画史においては巨人のひとり。同時代および後世に多大な影響を与えている。カラヴァッジョを題材にした映画も作られ、ゴールデン・グローブの外国映画賞を受賞している。カラヴァッジョ - Wikipediaワインのほうは、シラーをメインにサンジョヴェーゼとメルローのブレンド。これは赤だけど、白もある。 Impression: 第一印象はシルキー。しっかりとした濃度でなめらか、そしてアフターのスパイシーさなどは上等な北ローヌを彷彿させる。そして酸の出方はイタリアを思わせる仕上がり。でもブラインドで飲んだらなんて言うんだろうなあ。ボルドーって言ってしまうかも(笑)。アフターにはタンニンが残るものの、温度が上がってからは、さらに開花。夜中の1時から飲み始めたのに、あっという間に2/3を飲み干してしまった。複雑性はそこそこではあるけれど、この価格帯としては秀逸。とくに絵が好きな人に持って行ったら喜ばれるのではないだろうか。温度は低めよりは常温で。ネモリーノを探す>ネモリーノ・ロッソ2005イ・ジュスティ・エ・ザンツァ気が向いたら投票お願いします→
2007.04.06
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2002 Ch.Ferriereシャトー・フェリエールMargaux, Bordeaux, France - 赤辛口\5,000くらい, シーザーワインカンパニー, 2005年8月購入インポーター:重松貿易Profile: ボルドーの3級格付けのシャトー・フェリエール。なんで買ったのだろうと考えてみると、ワイナートのマルゴー特集で高得点を獲得していたからだと思う。念のためにワイナートを調べてみると以下のことがわかった。フェリエールは、カベルネ・ソーヴィニョン80%と、マルゴーではもっともカベルネの比率が多いシャトーであり、耕作面積8ha、生産量4000ケースは格付けシャトーのなかでは最小。知名度が低いのは生産量が少ないこともあるけれど、90年代前半までジスクールに優良な区画の大半を貸し出していたことも原因のようだ。ワイナートのテイスティングでは、この2002年がシャトー・マルゴーと並び95点を獲得している。プロフィールはそんなところで早速飲んでみる。 Impression: とても緻密でなめらか。カベルネの量が多いだけに、凛としたところもある。畑のポテンシャルもさることながら、優れた醸造技術に裏打ちされていることがわかる作り。ただし現時点では若く、飲みごろはまだ先のように感じる。あと5∼10年くらい熟成させて飲んでみたい。シャトー・マルゴーとの比較は置いておくとしても、真剣に情熱を込めて造ったことがわかるワイン。90年代中盤以降、AOCマルゴーのシャトーを筆頭に、かつてはダメダメだったシャトーの復興が激しい。まあ格付けシャトーのような歴史のあるシャトーは、良いテロワールをもっていることが多いので、情熱を取り戻せば復活できるということか。シャトー・フェリエールを探す>日本には少ししか入ってきていないこともあって、2002年はさすがに無いようだ。シャトー・フェリエール[2003]赤気が向いたら投票お願いします→
2007.04.05
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1997 Bourgogne HAUTS-COTES DE NUITS CLOS SAINT-PHILIBERT(Domaine Meo-Camuzet)ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ クロ・サン・フィリベール(メオ・カミュゼ)Bourgogne, France - 白辛口\3,300くらい, 松澤屋, 2002年1月購入Profile: 今年の1月に98年を飲んで印象の良かったメオのクロ・サン・フィリベール(そのときのブログ)。ということでほかのビンテージを開けてみた。 Impression: 色はゴールドイエローで熟成を伺えるが、飲んだ印象はもっと若い。熟成香は出始めで、マロン、コーヒー、ビターチョコレートなどいろいろな香りが取れる。味わいは、ソリッドでミネラリー。酸も豊か。最近飲んだ97白の中では一番若々しい。強いていえばタイトなピュリニーっぽい。ずいぶん前に若いヤツを飲んだときにはあまり良くない思い出もあるのだけれど、前回の98年に続き、こちらもおいしい!ネット通販が主流じゃなかったころは珍しかったクロ・サン・フィリベールだけれども、最近はイマイチさえないメオさんということもあり、ますます注目は下がっている。そんななか、熟成が入っているものを指していうのも何だけど、クロ・サン・フィリベールって、今だからこそ隠れた名品かもなどと思うのであった。もちろん一流生産者のプルミエクリュに匹敵するなんていう気はなくて、あくまでもこのクラスとしてはの話。\5,000以上に思う人がほとんどだと思う。まだ在庫があるので、ほかのビンテージも検証してみよう。メオ・カミュゼのクロ・サン・フィリベールを探す>●メオ カミュゼ[2001]オート・コート・ド・ニュイ (白) クロ・サン・フィリベール・モノポール...気が向いたら投票お願いします→
2007.04.04
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2004 Vin d'Alsace Riesling(Pierre Frick)ヴァン・ダルザス リースリング(ピエール・フリック)Alsace, France - 白辛口\2,342, ワイナリー和泉屋, 2007年4月購入インポーター:ラシーヌProfile: ビオディナミの生産者ピエール・フリックによるリースリング。ピエール・フリックは初体験。2002年ヴィンテージから、すべて王冠になっている。フランスのスティルワインで王冠は珍しい。 Impression: ふつうに冷蔵庫で冷やしたものを、そのままグラスに注いで飲んで飲んでみる。むむむむむむむむむむむむ、これは水ですか? それともジュース(スポーツドリンク系)ですか?驚くほど薄っぺらでアフターも短く、アルコール飲料であるかどうかさえ自信が持てない。アルコール度を確認すると12度。う~む。2杯飲んでもあまり変わりがないので、このままではダメだと思い、ちょっと放置することにした。一時間くらいたってから、10∼16度くらいまで温度変化を試す。温度が上がると、レモンやオレンジなどの柑橘類がより感じ取れ、ミネラルや火打ち石のような鉱物的なニュアンスがわき上がってくる。ビオ臭さはなくて、ピュアで繊細で可憐。悪くいえば、か細いけれど、ようやくワインらしくなってきた。酸を主体とした、とても繊細なワイン。温度が上がってからは「あり」だとは思うけど、温度が低いままだったら暴動を起こしてしまいそう。だってポテンシャルも感じないし、何しろ\2,000オーバーのワインを飲んでいるって充足感がないんだもん。過去の記憶をたどると、アリス・エ・オリヴィエのシャブリに何となく共通性を感じる。いずれにしても、好みが分かれそうなワイン。もう一回買うかと聞かれれば微妙。ほかの種類を飲んでみたい気はするけど、シュレールほどのピュアさや水々さはないし、ドイツの一流生産者ほどの凄みも感じないし。う∼む。ピエール・フリックを飲んでイマイチと思った方は、ぜひとも高めの温度で飲んでください。少しは印象が変わるはず。ピノ・ブラン[2004]ピエール・フリック気が向いたら投票お願いします→
2007.04.03
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先日飲んだボノーのキュヴェ・マリー・ブーリエが良かったので(そのときのブログ)、何か良いローヌはないかと開けてみたのがボーカステルの98年。グレートビンテージだけに、ちょっと期待して抜栓。1998 Chateauneuf-du-Pape(Chateau de Beaucastel)シャトーヌフ・デュ・パプ(シャトー・ド・ボーカステル)Cotes-du-Rhone, France - 赤辛口\6,000くらい, ウメムラ Wine Cellar, 2002年3月購入インポーター:ジャーディンProfile: シャトーヌフ・デュ・パプを代表する作り手、ペラン兄弟が運営するシャトー・ド・ボーカステル。その模範的なスタイルは、プロにもファンが多い。また良年だけに生産されるスペシャルキュヴェHommage a Jacques Perrin(オマージュ・ア・ジャック・ペラン)もある。こちらは持っているけれど飲んだことなし。ワインの中身とは関係ないけど、この98年のボトルは、昔と比べると太くなったような気がする。 Impression: 口に含むと、予想外の甘みに少しとまどう。以前ジャナスの98VVを飲んだときにも感じた熟した果実の甘み。だからといって甘ったるいわけではなく、十分すぎる酸や苦みもある。全体としては、ファットではなく、すべての要素が大きく、グレートビンテージらしい仕上がりとも言える。今飲めないわけじゃないけれど、真のポテンシャルを発揮するのは時間がかかると感じた。残りの在庫は10年以上熟成かな。ひょっとしたらマリー・ブーリエよりすごいかもと思ったけれど、飲みごろ感が違うせいもあって、現時点ではマリー・ブーリエ97の圧勝。こちらも、ちゃんと成長してくれると良いのだが。ボーカステルのシャトーヌフ・デュ・パプを探す>楽天で検索してみると、さすがに98年はない。新しいビンテージはあるけれど、だいたい8千円前後から。ブルゴーニュの値上がり具合に比べれば真っ当か。シャトーヌフ・デュ・パプ[2001](赤)シャトー・ド・ボーカステル \7,980気が向いたら投票お願いします→
2007.04.02
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今日は学生時代の友人と、上野公園で花見。天気予報が悪くて不安だったのだけど、とりあえず雨が降らなくてよかった。それにしても雲行きが怪しい。天気が悪いと写真も栄えない。この写真だけはレタッチしちゃいました。不忍池近辺も桜はきれい。ワイン道などの著作で有名な葉山考太郎氏が「世界一うまい」と言ったビールが、アンカー社のオールド・フォグ・ホーン。濃厚でフルーティーでおいしいです。アンカー・オールド・フォグホーン355mlで、こちらのビール(画像右)は、そのアンカー社が毎年クリスマスに造る記念ボトル(クリスマス・エール)の2000年版(1.5L)。6年半熟成です。葉山氏の「瓶ビールは熟成する(酒質が向上する)」というコメントを検証するために熟成させてみました。王冠を開けると、ボトルの口にはチョコレートのようなねっとりとしたオリが大量にこびりついている。大丈夫なの? という外野の声を聞きながら、「アルコール飲料だから大丈夫」「発酵食品は雑菌に犯されなれれば、賞味期限なんて無いも同然」などと勝手な理由をつけて、とりあえず友人に飲ませてみる。 反応がいいので自分でも飲んでみる。うまーい!十分炭酸も残っていて、しなやかさが増したように感じる。もっとわかりやすい表現だと、ギネスを濃縮させてうまみを追加し、アフターにエッチなエッセンスを追加した感じかな。瓶ビールは熟成しますな。こんどサッポロエビスでもやってみよう。アンカー社のビールを探す>画像上左1997 Reignac CUVEE SPECIALE(Ch. De Reignac)レイニャック・キュヴェ・スペシアル(シャトー・ド・レイニャック)Bordeaux, France - 赤辛口\4,000くらい, ヴィノスやまざき, 1999年9月購入ずいぶん前、とあるブラインドテイスティングでシャトー・マルゴー(?)を破ったとBRUTUSで紹介されたワイン。そのときに96年を飲んだら、ずいぶん青っぽくて驚いたことを覚えている。おかげでこのワインは塩漬け状態になっていた。久しぶりに開けると、しっとりなめらか。この97年も青っぽい感じはあるものの、熟成によるまとまりが出て、花見で飲むのにはもったいないワイン。かなり好評でした。あとレイニャックには白バージョンもあって、これは隠れた名品。赤より良いかも。記憶が定かじゃないけど、赤より高かったはず。レイニャックを探す>↓最近のビンテージはエチケットの色がブルーになったシャトーレイニャックキュヴェ スペシャル[2001]1996 Ch.L'HOSPITALET La Clape Extreme(Domaine de L'HOSPITALET)シャトー・ロスピタレ ラ・クラープ・エクストレム(ドメーヌ・ド・ロスピタレ)Languedoc, France - 赤辛口\3,000くらい, ヴィノスやまざき, 1999年9月購入これもずいぶん熟成させてしまったワイン。こっちも熟成で柔らか。こちらのほうは、グルナッシュのような土っぽさがある。シャトー・ド・ロスピタレのワインを探す>雨は降らなかったけれど、3時すぎたあたりからすっかり寒くなったため、居酒屋へ移動。こんな早い時間から営業している居酒屋があるのが上野の偉大さ(笑)。来週の土曜日は、本格的なワイン花見。天気が良くなりますように。気が向いたら投票お願いします→
2007.03.31
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今年は購入するワインを絞っているつもりなのだけど、最近はいろいろ買ってしまった。誘惑に負けっぱなしである。ジャドのミュジニー86にはじまり、セレスタンの98。さらには久しぶりに参加した楽天オークションでルフレーヴのバタールを落札してしまった。オークションに参加する気もなかったし、落札する気もなかったのだけど、朝起きると、もうすぐ締め切りのメール。寝ぼけながらシュヴァリエのつもりで入札したところ、落札後によく見たらバタールだった(笑)。ドッヒャー!落札したついでにJ.F.ミュニエのミュジニーも。ついでにしちゃ大物過ぎるけど...。勢いがつくと止まらない。もっとリーズナブルなところでは、ヴィレーヌの2005年ビンテージ。昔はケース単位で買ったときもあったけれど、現在はその行為自体が不可能なので、いくつかの銘柄を2本ずつ購入。さらには漫画「ソムリエール」にさくっと影響されて、タラベールのクローズ・エルミタージュ90年まで買ってしまった。やばい。全然節約になっていないではないか。現在プラズマテレビ購入のために資金計画を練っているのに! さらには、これから2005年ビンテージがリリースされてくるのだ。どうやって欲望を抑えるべきか。悩ましい日々が続くのであった。2005 Wehlener Sonnenuhr Risling Kabinett(Weingut Heribert Kerpen)ヴェレナー・ゾンネンウーアー リースリング・カビネット(ケルペン)Mosel-Saar-Ruwer, German - 白中甘口\2,310, 池袋東武, 2006年10月購入インポーター:八田Profile: 個人的には中堅どころというイメージのケルペン。池袋東武のワインフェアで試飲したところ、けっこう良かったので買ってみた。 Impression: 岩石のような膨大なミネラルと石灰。カビネットとしては甘めな仕上がりだけど、バックボーンにはミネラルの大河が流れる。酸のボリュームは、モーゼルとしては中程度。もう少し切れ上がるような酸があっても良いような気もしないでもないけど、悪くない。二日目になると、甘みが落ち着いて、エロチックな雰囲気も出てきた。偉大なビンテージとソンネンウーアーという銘醸畑のポテンシャルをいかんなく発揮した素晴らしい出来。それにしてもケルペンて、こんなに良かったっけ? 今飲んでもおいしいけれど、熟成させても面白そう。お勧め。ワインは素晴らしいけれど、コルクはショボイ。いちおうふつうのコルクなのだけど、目が粗く、弾性がない。けっこう開けるのに苦労してしまった。オーストラリアやニュージーのリースリングでは、積極的にスクリューキャップを採用していることを考えれば、ドイツでも積極的に取り組んでも良いと思うのだが...。ケルペンのワインを探す>残念ながら楽天には2005年ビンテージはないようだ。【新ヴィンテージで入荷】ヴェレナー ゾンネンウアー リースリング シュペートレーゼ[2004]年 ...気が向いたら投票お願いします→
2007.03.30
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最近ワイン会が多くてブログを分割掲載したり、またワイン以外のことを取り上げていたりしたので、飲んだワインのバックログが増えてしまった。コメントを書くのをさぼっていたので、軽やかに紹介。1998 Crozes-Hermitage(Tardieu-Laurent)クローズ=エルミタージュ(タルデュ=ローラン)Cotes-du-Rhone, France - 赤辛口\3,000くらい, 松坂屋, 2001年3月購入インポーター:AMZずいぶん前に買って忘れていたクローズ・エルミタージュ。第一印象は、サンテステフのワインのよう。比較的洗練された味わい。ちょうど飲み頃。最近飲んだタルデュ・ローランは外れない。とくに2001 CNDP キュヴェ・スペシアルは良かった。タルディユー・ローラン クローズ・エルミタージュ・コトー[2000]750mlタルデュー・ローラン シャトーヌフ・デュ・パプ・キュヴェ・スペシャル[2003]750ml1999 Gevrey-Chambertin Au Velle(Domaine Denis Mortet)ジュヴレ=シャンベルタン オー・ヴェレ(ドニ・モルテ)Bourgogne, France - 辛口赤\5,000くらい, 長谷川酒店, 2001年10月購入インポーター:ラック・コーポレーションhidepxさんがドニ・モルテを飲んでいたので(そのときのブログ)、さくっと影響されてストックから探しました。あらためてエチケットを見ると、ドニ・モルテの村名って、一つだけじゃなくて、区画名入りがいろいろあるのね。hidepxさんの飲んだワインがピュアなスタイルだったのに対し、こちらは黒系果実の厚みのあるスタイル。まったく同じワインをリリース直後に飲んだこともあるのだけれど、そのときも似たような印象だった。ドニ・モルテのジュヴレ・シャンベルタンを探す>2004 Steinberger Riesling Kabinett(Kloster Eberbach)シュタインベルガー リースリング カビネット(クロスター・エーバーバッハ国営醸造所)Rheingau, German - 白中辛口\2,415, 池袋東武, 2006年6月購入インポーター:八田シュタインベルガーは、村名などを名乗らなくてもよい、ドイツに5つしかないオルツタイラーゲ(特別畑)の一つ。当たり前だけど安定しておいしい。北の産地ならではの美しさ。ほのかな甘みで、前菜と合わせるにはなかなか。シュタインベルガーのカビネットを探す>2003 Montepulciano d`Abruzzo Colline Teramane(Farnese)モンテプルチアーノ ダブルッツォ コッリーネ・テラマーネ(ファルネーゼ)Abruzzo, Italia - 赤辛口\2,590, ヴァン・ルパン倉敷, 2006年11月購入インポーター:稲葉名古屋コーチンを手に入れたので、軽くソテーして、オリーブとトマトで煮込んでみた。ということでイタリアワイン。結構好きなファルネーゼ。イタリアらしい香りで、しっかりした濃度。酸もしっかりあり、重くなりすぎず、十分な満足感。それでいて必要以上に主張しすぎない。トップキュヴェのエディツィオーネ・チンクエも素晴らしいけれど、料理とのマリアージュを考えればこちらのほうが万能。イタリアンレストランのハウスワインにしたい。ファルネーゼのテラマーネを探す>モンテプルチアーノ・ダブルッツォ コッリーネ テラマーネ [2003] ファルネーゼ気が向いたら投票お願いします→
2007.03.26
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昨日からのつづき。フォトイメージングエキスポを見終えて、築地に向かう。築地までは約5km。自転車だと15分ほどで到着。時間が遅いので場内は終了。場外の適当な寿司屋に入る。どの寿司屋がよいのかわからないので、とあるテレビ番組で5つ星を取ったという看板に惹かれて、海宝館というお店へ。新鮮な大きめのネタ勝負のお店。カニ汁、穴子一本握りがついて\3,000。洗練はされていないけれど、まあよろしいのではないでしょうか。ネタだけが違う\2,000のメニューもある。そっちが5つ星を取ったメニューらしいけれど、ネタ違いとはいえ\2,000は安いと思う。18-200しか持って行かなかったので寄れなくて苦労した。次に銀座のワインショップヴィリナスへ。年初に続いて、特別セールをやっているをやっているということで寄ってみた。このセールは相変わらず安い。すると、またもやCelestinを発見。前回も買ったけれど、この前Cuvee Marie Beurrieを飲んで、ボノー熱がヒートアップしているときに、これを見過ごすわけにはいかない。ということで、次のワインを購入してしまった。1998 Chateauneuf-du-Pape Reserve des Celestin(Henri Bonneau) \42,0002004 Ch.Lagrange(Pomerol) \2,200楽天に98年のセレスタンはないけれど、マリーブーリエならあった。\34,650なり。セレスタンの98はパーフェクトワインなので、きっとすごい値段なんだろうな。シャトー・ヌフ・デュ・パプ・キュヴェ・マリー・ブーリエ[1998](アンリ・ボノー)ポムロールのラグランジュは、ずいぶん前に古いヤツを飲んだことがあり、意外においしかったことを記憶している。楽天の最安値は\3,500。シャトー・ラグランジュ ア ポムロル [2004]さらに東京八重洲にある北海道の物産店「北海道フーディスト」へ。「さくらのチーズ」と「ミョウバンを使っていないウニ」が欲しかったのだけど、夕方なので売り切れ。結局ベーコン、レバーペースト、プリン、チーズ大福、カツゲンを購入。カツゲンのことはまったく知らなかったけれど、ほかのお客さんが買っていたので購入。北海道では有名な飲み物らしい。ビックル系の乳酸飲料。戦利品今日の走行距離は約46km。けっこう歩き回ったし荷物が重かったので、少し疲れたなあ。気が向いたら投票お願いします→
2007.03.25
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Real Wine Guide最新号(2007年春号)を見ると、全国の優良な酒屋さんにたずねてみました真っ当なインポーターはどこだという、なんとも勇気ある企画が大々的に展開され、さらにインポーターの人気投票ランキングまでつけられていた。リアルワインガイド17号(春号)【2007年3月15日発売】興味深く読んだけれど、惜しむらくはインポーターの優劣にこだわってしまい、「インポーター」という仕事そのものに対する踏み込みが無いことは残念だった。たとえば今回の場合、酒屋によるランキングだけれど、インポーターの中にはレストランなどの業務卸中心のところもあれば、直販中心のところもある。そのようなインポーターは、今回のランキングには反映されない。それは仕方のないことだけれど、インポーター業の全体像を説明していないので、読者のミスリードを誘うと感じた。また各インポーターの紹介の中で、クルティエなどを介さない生産者直接取引という記述が見られるが、そのことについて説明がない。そのため、多くの読者にとって十分意味が理解されているとは思えない。ボルドーのような伝統的な流通システムがあるところは別として、ブルゴーニュにおいてクルティエなどの中間業者を経由するかどうかは、とても重要なポイントだ。中間マージンの有無という自明なこと以外にも、生産者から見たインポーターの位置づけがまったく違うことを言及する必要がある。つまりクルティエ経由で購入した場合、生産者はそれを知るすべがないので、生産者にとってはインポーターだという認識がないし、信頼関係も成立していないのだ。ということで、・インポーター業界について・一般的な流通経路とその解説などが、あればよかったと思う。久しぶりにReal Wine Guideをじっくり読んだけれど、100点法でありながら実際には85点∼95点の10点法だよな、とあらためて思うのであった。これはパーカーポイント84点以下のワインが注目されないことにも原因があると思うのだけれど、ACブルと数万円のグランクリュが4点しか違わないという採点方法はおかしいよなあ。文句を書いてしまったけれど、独自路線のReal Wine Guideにはがんばって欲しいものである。ランキングで驚いたのは、かつてワインジャーナリストと醜い法廷闘争を繰り広げたインポーター(ルーツが一緒)がベスト20にランクインしていたこと。気が向いたら投票お願いします→
2007.03.15
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1997 Les Forts de Latour(Ch.Latour)レ・フォール・ド・ラトゥールPauillac, Bordeaux - 赤辛口\5,000くらい, 酒のはない, 2000年9月購入Profile: 説明するほどもないくらい有名だけど、シャトー・ラトゥールのセカンド。その昔は、結構セカンドワインを買っていて、レ・フォールやパヴィヨン・ルージュ、カリュアド・ラフィットは、そうとう飲んだように記憶している。またセカンドで思い出したのは、ずいぶん前にボルドー10シャトーくらいのセカンドワインテイスティングをしたこと。そのときに思ったのは、一級シャトーのセカンドは抜けているということ。一級シャトー以外だとクロ・デュ・マルキ。リアルワインガイド誌は、セカンドワインをけなしているけれど、個人的にはそれほどひどいとは思っていない。飲みごろ次第では、ファーストに十分匹敵するものに出会うことがある。いくつか印象的なものを挙げると、レ・フォールの96年や2000年、カリュアド・ラフィットの96年、パヴィヨン・ルージュの95年や99年などは、とくに素晴らしかった。もちろん、この中でも程度の差はあるし、まったく同じワインでもボトル差を感じるときもあった。4∼5年前にラフィットとカリュアドを同時に飲む機会があった。まずカリュアドの96年を飲んだところ、あまりのすばらしさに、同席したメンバーからは「こんなに良いならファーストじゃなくても満足しちゃう」というコメントが得られた。わたし自身も素晴らしいと思った。それでファーストの76年を飲んだところ、さらに想像を超える素晴らしさ。おそらく70年代のラフィットの中では最高峰ではと思える味わいだった。ちなみにカリュアドのあまりのうまさに96年を追加購入したところ、そのロットの出来(コンディション?)は全然ダメで、思いっきり裏切られた。Impression: 一般的によくない年とされる97年だけれど、3∼4年前から「97年飲みごろ説」をよく聞く。わたし自身もそう思うことが多い。最近もラランドの97年を飲んだところ、リリース直後にあった薄っぺらさや青っぽさが緩和されて、ずいぶんおいしくなったと感じた。で、このワイン。ベジタルな感じは残るものの、適度な熟成で柔らかみを帯びて、素直においしい。リリース直後に飲んだときには、レ・フォールをもってしてもビンテージには勝てないと思ったけれど、そのときよりもはるかに好印象。決して偉大なワインではないけれど、5千円で買えれば十分合格ライン。楽天を調べると、さすがに97年の在庫はほとんど無し。あっても異常に高い。ビンテージに関係なく調べてみると、在庫があるフルボトルの最安値は尾張一宮・河野酒店の8,610 円。ずいぶん高くなったのねん。レ・フォール・ド・ラトゥール[2004]ちなみに、My「97年のボルドー左岸」No1は、ピション・バロン。97年の青っぽさをほとんど感じさせない、しっかりした味わいは素晴らしいと思うし、なんといっても賞賛すべきなのはボトルの安定度。今まで3∼4店で購入してすべて当たり。ピション・バロン 1997年を探す>気が向いたら投票お願いします→
2007.03.12
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