SALT OF THE EARTH

SALT OF THE EARTH

フレディ・マーキュリー追悼コンサート


STONESやCROWESは確かに(ことバンドのスタイルとして)私のロックンロールマスターではあるが、ミーハー的な面も含めて騒いだのはQUEENだけだ。
まぁ私はBRIAN・MAYファンだったが。

衝撃のフレディの死後行われたコンサートを、友人が録画した衛星放送のビデオで
当時見た。そしてこのたびDVDになったと知り、衝動買いしてしまったのだ。

この模様は今から10年前である。
まさにシーンの中心にいたガンズはじめエクストリームだのメタリカだの、
こういう長髪の人達が当時はいた。
スタジオの兄ちゃんもこうだった。
今、こういう人種はいるのか。いても30代後半から既に禿げ上がりつつある年代に
移行しているだろう。
フレディ以外にも追悼したくなるような人達のオンパレード。
オバサンのようなロバート・プラント。
涙ちょちょぎれ、である。

但し私がこれを買ったのは、ジョージ・マイケルの歌う「Somebody to love」
一曲だけを聴きたいが為、と言ってもはずれではない。
ゴスペルクワイアーをバックに歌うジョージの歌は胸を打つ。
自身もQUEENを聴いていたとステージで語るのだが、その愛情を完璧に
歌として表現できるのも歌唱力あってのこと。
同時に「たかが」ロックヴォーカリストであったフレディの歌唱力が
実は「ジョージ・マイケル」と並ぶものだと知るのである。
4オクターブとは言われていたが、正統派シンガーに比べれば、
少なくとも私の中では「ロックバンドのヴォーカリスト」、要するに
バンドのいちメンバーだったのだ。ブライアンのファンだったしな(笑)

「Somebody to love」はいわゆる8分の6拍子、
イギリス人の彼らでありながらこの曲はまさにソウルフル、
歌詞の人生観はブルース。
ジョージ・マイケルが歌うことによって更に楽曲のよさが浮き上がった。
なおリハ場面も収録されており、リハでさえ本当に熱くなるような
歌を披露するジョージ。
フレディも驚きつつ喜んだと思う。
ああ、私も現場に行くべきだった。


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