決意(2004年9月22日の日記より)



今日は大きな一歩を踏み出した日です。
沢山のことが崩れたけど、色んなことに気づいた。
出来れば今日の日記は多くの人に読んでもらいたいな。

昨日の夜、K@zuから1通のメェルが届きました。
其れは、刹那の活動中止を告げるもの。
和くんはうちより全然真面目に音楽のこともうちの事も考えてくれていた。

バンドの8割以上は人間関係。
そして、ライヴをやるとなると、ライヴハウスやファンの存在がどうしても付いてきます。
また、ライヴはお金を取る以上、病気であったり風邪をひいたりでも、元気なときと同じクオリティでやらなければいけません。
K@zuは其の義務を今の私に背負えるか。
リスカはまだしも死ぬ危険性のあるODは個人の問題じゃぁ無くなってきます。
其れこそメンバー全員の人生に関わってくる。
だから、立ち上がる前の今の状態で活動中止を宣言してくれました。

正直、其のメェルが来たときは自分を見失って泣きじゃくりました。
自分が和くんの音楽への想いを断ち切るような行為をしていたこと、
そして何より、自分が「刹那」の「操」と云う絶対的な立場に甘えていたことに気づいた。
そして、その絶対的な立場が崩れた今、私には何が残るの?

何も残らなかった。

アタシの存在する意味も証拠も
何も無かった。

沢山泣いた。
一晩中泣いて泣いて、こんなに泣いたのは久しぶりだった。

其れと同時に気づいたんだ。
自分が今、音楽が出来ないことがこんなに辛いって事が。
生きてるのに何も残せない。
そんな人生は厭なんだって。

だから、真剣に音楽をやりたいって思った。
其の為に病気を治して、甘えの無い立場で生きたい。
切にそう思った。

アタシの決意。

今後生きるための意志。

本当に和くんに感謝しないといけないと思った。

そしておばぁちゃんにも感謝しなくちゃいけない。

私は病気のことを母方の祖父母には話してなかった。
其れは母が教えたくない。と言っていたから。
極端な言い方だが、母は祖母を憎んでいた。
母の弟、(つまり私の叔父にあたる)祖母の愛の矛先は母に向かず、弟の方に向かってしまった。
叔父もアタシと同じ病気だった。
うつや対人恐怖に長年悩まされていた。

だけど今日、母が決心して祖母に電話をして私の病気のことを言った。
そしたら昼に飛んで来てくれた。
一番病気のことを理解してくれたのは祖母だった。
長年叔父の病気と連れ添っていた祖母は一番わかってくれた。と母は言っていた。
布団から起き上がれず、祖母の顔さえ見れなくてタオルで顔を覆っていたアタシの背中をさすって「よく頑張ったね」って。
嬉しくって涙が止まらなかった。

同時に思った。
このまま死んじゃいけない。
哀しませちゃう人が居るんだって。

此処のところ、沢山のものが崩れた。
でも其れを生かすのも死なせるのも自分の意思なんだ。
アタシは、このまま死にたくはない。
誰かに何かを残して死にたい。
其れが私にとって音楽だった。
只、それだけのこと。
でも、大切なこと。

でも流石に今日は音楽を聴いたり見たりすることは出来なかった。
絶叫サイコパス観たら、今音楽できないことが悔しくて悔しくて涙が止まらなくて、観ることが出来なかった。

アタシがギターをやっているのは蜉蝣のギターのユアナに憧れて、ああいう風に楽器で人に何かを伝えれたらいいなって思ったから。
元々ギターは父の影響でやっていた。
でも蜉蝣とユアナとK@zuに会うまではギターは趣味で良いと思っていた。
だから其の出会いはアタシにとって大きいものだった。
だから、余計悔しかった。
今の自分が歯痒くて歯痒くて・・・


涙は自分と他人に呪いを掛けるだけの物だって思ってた。
だけど、昨日今日、沢山涙を流して、沢山のことに気づいた。

だから、アタシは生きるよ。
どういう風にでも音楽に携わって居たいし、生きていたい。
人に何かを残せる人に成りたい。

今日のこの日記はアタシの決意表明です。


あと、学校は辞めることにしました。
其れはやっぱり学校という場がアタシにとってストレスにしか成らない場だったのと、
音楽を真剣にやりたいっていうのと、
学校じゃない甘えの無い世界で強い心を作りたいって思ったから。
学校にいて、勉強じゃない何かを学ぶ。其れも良いことだけど、アタシには其れが無理だった。
ハードルが高すぎたよ。
疎外感と劣等感に負けてしまった。

でもアタシは其れを前向きに生かそうと想います。

ゆっくり病気を治して、ゆっくり人間関係を築くことの出来る人間に成ろうと想います。

今日の日記は後々、フリーペェジの方にアップすると想います。
今日という日とこの決意を忘れないために。

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: