放浪の達人ブログ

動物虐待



ガキの頃お世話になったアニメの1つに【トムとジェリー】がある。俺はこれが大好きである。
グッズを集める趣味は全くないのだが、トムジェリDVD全集はうちにある。
どれぐらい好きかというと「王様を起こさないで」だとか「トムさんと悪友」なんて
タイトルを見ただけで「あ~、あれね!」とストーリーが全部わかって笑ってしまうほどだ。
何と言ってもトムさんの生命力がすごい。ビルの屋上から落ちて身体が粉々になろうが
ピアノの下敷きになってペチャンコになろうが死なないのである。
尻尾が切れても次のシーンで包帯ぐるぐる巻きになってるものの、
また次のシーンでは元通りに治っちゃってるのだ。

実はトムとジェリーは30分番組が3つの話で構成されていて、
1つ目と3つ目はトムジェリが主役、真ん中の話はドゥルーピーだとか
別のキャラクターが主役となっている。これもマニアにとっては捨てがたいのである。
もぐらやクマも時に主役になるが、彼らも手に持った爆弾が破裂しようが
毒を飲もうが死なない。あるいは死んでもすぐ生き返る。
血は一滴も出ず、黒焦げになっても次のシーンではまた追っかけっこをやってたりする。

ところで、賢明なトムジェリマニア諸君は知ってると思うがトムジェリには
古いバージョンと新しいバージョンがあって、当然俺のようなマニアックなヤツは
古いバージョンが好きだ。新しいバージョンは絵も微妙に違ってるのだが、
それよりもっとダイナミックに差し替えられてることがある。
古いのはトムさんの住んでいる家に「黒人」の召使いがいるのに対し、
新しいのは「白人」の飼い主は出て来るが召使いが登場しない点である。
このアニメに黒人が登場することが本国アメリカでは「人種差別」だというのだ。

でもさ~、よくよく考えてみると黒人の人種差別うんぬんを人権保護団体が取り上げるよりも
動物虐待として取り上げる方が明らかに先じゃね~の?と思うよ、俺は。(笑)
まあ動物愛護団体の人達もそこんとこは気付かずにトムジェリ観てゲラゲラ笑ってるのかもな。

最近って確かに幼児虐待とか動物虐待っていう悪いニュースが多いけど、
フランスってそれに対する罰則がすげえ厳しいらしいよ。犬は1日30分を2回だったかな、
散歩させなければいけないとか、金魚鉢で金魚を飼ってはいけないとか。
驚いたのはレストランでロブスターを調理する前に氷の上に置いといただけで
罰金になったってやつだ。おいおい、そんなこと言ってたら刺身とかカニ鍋も食えねえじゃん。
牛肉や豚肉も食えなくなるよ。ロブスターを氷の上に置いてはいけないって言いながら
キャビアやフカヒレ食ってんじゃねえぜ、おフランス人!と俺は思うんだけど。
それってキャビアやフカヒレを見たことも食ったこともない俺のひがみでしょうか?

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