放浪の達人ブログ

おみやげ

   【おみやげ】

俺は仰々しいおみやげは買わない。海外に行った時に現地のスーパーでお菓子を買う程度だ。
パッケージに妙な日本語が書かれていたり何の味か意味不明のものを買って来る。
安い費用でウケ狙いができるからである。しかも邪魔にならず消えてなくなるから良い。

皆さんも「もらって迷惑だったおみやげ」ってあるだろ?たとえば北海道みやげの熊の木彫り。
そう、あのサケをくわえてるやつだ。どうすればいいのだ?どこに飾ればいいのだ?
他にもある。「アイ・ラブ・ハワイ」のTシャツ。俺ハワイ好きじゃねえし、いつ着ればいいのだ?
「アロハ・ハワイ」の飾り皿。これ、愛知県瀬戸市で作ってて輸出してるもんだし。
アフリカみやげの木のお面、怖いし。スリランカみやげの大きな貝、耳に当てて波の音聴けってか?

そんな「残ってしまうモノ」をおみやげにもらうと非常に迷惑である。
小学生の時の修学旅行で自分で買った若草山の笛とか木刀、京都の新京極で買ったペナントとか、
奈良で買った大仏の置き物なら自分で処分しても気が咎めないのだが、
友人知人から記念のおみやげをもらってしまうと捨てるに捨てれず大変困るのである。
彼らはみな「ご当地マジック」にかかってしまっていたのだ。
旅行先の雰囲気に呑まれてついつい買ってしまったのだが、帰って来て数日もすると
「はっ、なんでこんなもん買って来ちゃったんだろ?」と後悔することがあるだろ?
それが「ご当地マジック」なのである。この言葉、よく憶えておいてくれ。

おみやげという物体だけではない。ビデオなんかもそうだ。俺も以前バリ島の村で民族舞踊を撮影し、
撮っている最中は見どころを逃さないようにズームなんかも使ってがんばって撮影したのだが、
帰国して再生してみると猛烈につまらない。(照) あれもご当地マジックにかかっていたのだ。

ということで、おみやげは消えてなくなるお菓子類がベストと思われる。
京都に行ったのに伊勢名物の赤福餅、ヨーロッパに行ったのにマカダミアン・ハワイナッツ、
長野に行こうが九州に行こうが北海道に行こうが白い恋人たちクッキー、いいではないか。
食べてなくなれば幸せではないか。ハッピーエンドじゃあないか。
(業務連絡:タカちゃん、1年前にくれた韓国みやげのキムチチョコ、まだ残ってます。(泣))

さて、先月タイに行った時に買ったおみやげはコイツである。(画像参照)
これぐらいが罪がなくていいよな。コアラじゃなくてクマ!(笑)


きんくま1


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: