放浪の達人ブログ

首相の仕事

   【首相の仕事】

東北地方を襲った巨大地震・大津波で亡くなられた方々、被災された方々を思うと心が痛む。
毎日のように放送される悲しい映像や助け合いの場面を見ては涙を流しそうになるのであるが、
俺が非常に感動したのは原子力発電所の対応に立ち向かっている自衛隊や消防をはじめ、
東京電力の社員及び復旧工事に携わっている人達が懸命に作業している姿である。
放射能被曝を恐れながら、いや、被曝を覚悟で作業に従事している人達は
まさに日本国民を救うであろう最高のヒーロー達だ。改めて敬意を表したい。

もし俺がその任務を受けたら果たして逃げ出さずに遂行するだろうか?
そもそも俺は昔からの口癖が「オマエやれや!」であり、この言葉を先輩や上司に吐くことにより
中学の部活動はおろか、バイトを2時間で辞めたり会社を辞めたりしたことのある男だ。(笑)
今回の放射能漏れ阻止の活動に任命されたとしても、きっと上層部に「オマエやれや!」と暴言を吐き
負け犬のように尻尾を巻いて(尻尾ないけど)とっとと避難していたかもしれない。

こんなことを書くと読者の皆さんは俺のことを自己中なイヤな奴!と思うだろうが、
まあ実際そうであるから仕方ない。しかしそれは命令が理不尽な場合のみである。
もしも首相や防衛大臣をはじめとする政治屋どもが率先して現場の最前線に立ち、
欲で汚れ切った背広を脱ぎ捨てて防護服に身を包み自分の命を投げ出して行くならば
俺はいくら政治屋どもが嫌いといえども逃げ出さずに共に立ち向かうだろう。

国民の代表であるはずの首相はせめて点数稼ぎのパフォーマンスでもいいから
防護服着て原発の現場に行ってもらいたかったと思っている。
もし俺が首相だったら「止めてもらう」というシナリオをあらかじめ側近達と作っておいて
「国のために私が率先して作業に加わらねば」と防護服を着てわざとらしくTVカメラの前に立ち
「総理、行ってはいけません!」「離せ!国民のために死ぬなら本望じゃい!」などとセリフを吐き、
土壇場で側近達に羽交い絞めにされて涙ながらに引き下がるという演技をするんだけどなあ。
その演技をするだけでも国民から忌み嫌われているアホ政策の民主党はしばらく安泰になるし、
もうしばらく首相の座にしがみついて利権で懐を膨らますことができるのだ。
やっぱ首相たるもの、もう少し演技力も必要だと思うんだよなあ。

そうしたら案外、側近に裏切り者がいて「さすが総理!幸運を祈ります」なんて言われて
すんなり送り出されて「打ち合わせと違うじゃねえか」とビビったりなんかして。(笑)
いやはや、首相って大変な仕事だなあ、やっぱ俺は首相には向いてねえな、などと、
なれもしねえのに白昼夢に浸っている小市民のワタクシであった。
(万一俺が首相になったら皆さん献金よろしくお願いします)


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: