放浪の達人ブログ

お薦め秘湯

    【お薦め秘湯】

年に何回かは岐阜や長野の山あいの温泉に入る機会がある。
ハイキングを楽しんだ後に夕暮れの温泉に入るのは何とも風情があるものだ。
今月号では全国の温泉好きの人に「信州ベスト3秘湯」を特別に公表しよう。
ま、これはあくまでも俺の個人的好みであって他にも素晴らしい温泉はたくさんあるが、
今回は特にアクの強いっていうか印象に残ってる温泉紹介ってことで。

まず御嶽山(御岳)山麓の王滝村にある「こもれびの湯」。
配管が錆びてんじゃねえのか?と思うほどに鉄分豊富な茶色いお湯。
出た後に身体を拭くとタオルが真っ茶色になるほどである。
テラスには炭酸温泉入りの大きな桶があり大人1人がちょうど入れる。
飲んでよし、入ってよしの効能重視の温泉である。

次に南アルプス大鹿村にある「赤石荘」の中にある温泉。
山あいの静かな場所にある旅館風呂で、無色透明の湯がしょっぱくてヌルヌル。
温泉好きの外国人を連れて行ったが大絶賛していた。

最後に、新穂高ロープウェイのロータリー手前5分を右に入り登って行った所にある
「中尾キャンプ場」の中にある混浴露天風呂。俺のお薦め度ナンバー1だ。
ゴボゴボと湧き出る湯とチョロチョロ流れる清流がアメとムチのように混じり合い、
そんじょそこらの露天風呂よりも格段にデカくて池のような広さ。
林の中にあり木漏れ日を浴びながら泳ぐように伸び伸びと気分良く入れるのだが、
秋には栗のイガが水底に沈んでいることがありケツに刺さる恐れアリ。(体験済)

ここは水着着用禁止の混浴露天風呂で、俺も実際2、3度混浴を体験した。
女の終わったバアさんなら気にしないが、いずれも若い女性との混浴だったので
目のやり場に困るわ、出るタイミングも困るわで罪悪感すら感じたのである。
混浴露天風呂と聞いて男性諸君はウホ~!と喜んで入りたがるだろうが、
実際にそうなった時のバツの悪さは体験しないと分かるまい。
そちらを向いたらスケベ扱いされるんじゃないか、と妙に緊張して
かといって実際スケベなんだから見たい衝動に駆られるがやっぱり見れない、と
目の前の水面だけを凝視しながら針のむしろに座るような気分で寛げないのだよ。

読者の皆さんで他に中部地方お薦めの温泉あったら『放浪の達人ブログ』までメール下さい。



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