放浪の達人ブログ

賞味期限

    【賞味期限】

我が家はお中元とかお歳暮という厄介な風習には参加しない。
ただ、田舎や年配の人達にはまだそういう風習が残っているようで
ヨメは実家に行くと掃除ついでにそれらの余り物を貰ってくる。
冷蔵庫内には未開封で賞味期限切れの物がたくさんあったようだ。

ということでそれらの中で「まだイケそうかな?」というものを
先日我が家に貰って来たのである。(てか貰わずに処分せいや)
我が家では「大丈夫、冷蔵庫に入ってたから」というのが
日本政府の言う原発安全宣言と同格のマジックワードだ。
今回家族全員でこのフルーツゼリーを食すにあたり
やはりちょっと無謀な冒険というヤバい直感も働いたのだが
「大丈夫、容器が膨らんでないから」だとか
「OKOK、色変わってないから」というヨメの言葉を信じ
「舌がピリピリしたり苦かったら止めればいいじゃん」という
半ば強引なヨメのアドバイスに従って食べることとした。

ここで家族全員でじゃんけん。
「勝った者が賞味期限の新しい物から選んでいく」ということで
皆さんいつもより気合いを入れてのじゃんけん勝負である。
一番負けた娘が食べたのは賞味期限2011年3月23日モノのフルーツゼリー。
製造年月日ではない。賞味期限がである。ということは製造年月日は2010年か?
これがワインならまだ新しい部類に入るが今回はフルーツゼリーである。
これはもはや年代物ビンテージに属するのではなかろうか?
まあ、娘がちょっと腹に違和感を感じた程度で全員完食。
こうして我が家族の胃腸は世界のどこに行っても通用するように
修行を重ねて強くなっていくのであった。

こんな我が家でもやみくもに挑戦するということではない。
賞味期限2~3年を過ぎた白桃の缶詰めは缶が膨らんでいたし
開けたら茶色に変色していたので涙を飲んで廃棄した。
ヨーグルトは古くなると分離して異臭を放つのでアレはさすがにお薦めできない。
舌に電流が走るようなあの味はいただけないからな。
日頃鍛錬を積んだ人間ならば賞味期限切れなんて意外と大丈夫なものだ。
ヨメなんぞ「こういう味なんだ、と念じて食べれば大丈夫」なんて言っておる。(笑)

コンビニってさ、賞味期限切れのおにぎりや弁当は廃棄しちゃうんだけど
たかが製造から24時間後に棄てるなんて神経尖らせ過ぎだと思うぜ。
そんな俺でもやっぱりナマモノにはここまで寛容にはなれない。
常夏の国タイの炎天下の屋台で売ってるマグロ寿司はさすがに怖くて食べれんわ。


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