放浪の達人ブログ

泰平の祈り

    【泰平の祈り】

今年も岡崎市の乙川で「天の川プロジェクト 泰平の祈り」が行われる。
無数のLED球を乙川に流して水面をライトアップさせるイベントだ。
ただライトアップするだけではなく「泰平の祈り」という呼び名にしているが、
これは人々の心を掴むには素晴らしいネーミングだと思う。
2018年は11月24日(土)に岡崎公園周辺で開催されるので是非行って欲しい。
ただ、このリバの発行日が毎月20日なので行き遅れる人もいるだろうな。

この天の川プロジェクトは岡崎市が発案したのかと思ったら、
全国でも「王寺ミルキーウェイ」「東京ホタル」「山上川灯りプロジェクト」など
ネーミングを各所で打ち出して開催されていることが分かった。
発案者は(株)ランドマークジャパンの原野芳弘氏だそうだ。

タイのチェンマイでは毎年11月の満月の夜、ロイクラトン祭りが行われる。
タイ語で「ロイ」は浮かべる、「クラトン」は灯篭という意味である。
ロイクラトンは花で飾った灯篭を川に流して水の精霊に感謝をささげる祭りで、
ロウソクやお香を立てて流すので水面はその灯りで幻想的にライトアップされる。
最近ではついでにお魚にも感謝しましょうってことで灯篭をパンで作って
魚の餌にするという趣向もあり、同時にエコにもなるという傾向にある。
岡崎の乙川にも鯉がたくさん泳いでいるので採り入れてもいいかもね。

ランドマークの原野氏は絶対タイのロイクラトンからヒントを得たな、と思う。
そして日本の天の川プロジェクトはLED球を使用して後で回収可能ということで
こちらの方がタイよりも洗練されているなあと感心する。
先日チェンマイの友人に泰平の祈りのyoutube動画を送ったら感心していた。

こんな綺麗で幻想的なイベントが我が岡崎市で行われるんだから
俺も市外の友人達を誘ってみんなで参加して幸せな気分を味わいたいのだが、
その前後は本場チェンマイのロイクラトン祭りを夫婦で見に行くので
岡崎市の泰平の祈りを見ることが出来ずにちょっと残念ではある。
チェンマイでは灯籠流しと一緒に「コムローイ祭り」もあるのだ。
そちらは数千個の紙製ランタンを同時に夜空に飛ばすというお祭りで
これがまた灯籠流しよりも更に美しい光景なんだよな。
空にはランタンのロウソクの灯り、川にも灯篭のロウソクの灯り、
まさにこの世で最も美しい祭りと言われているが本当にすごいのだ。
それを見るためにチェンマイには世界中から参加者が訪れる。
岡崎市の泰平の祈りもどんどんスケールアップしていって
英語版WEBでもPRしまくって世界中の人達が岡崎まで参加しに来る、
そんなことになれば岡崎市民にとって嬉しいんだけどなあ。

そういえば先日、岡崎子ども美術博物館にダリの版画展を見に行った。
こちらは11月25日なのでコレ読んだ人、ギリギリ間に合うかも。
水曜日の昼間に行ったんだがさすが巨匠ダリの作品展だけあって賑わってたわ。
個人的なことだが俺が生まれ育った碧南市で過ごした年月と、
岡崎に引っ越して来てから過ぎた年月がそろそろ同じぐらいになった。
今更ながら岡崎市ってホントに良い所だよな、俺って岡崎市民なんだ、と思う。
そのイベント情報を得るのはこのタウン誌「リバ」なのだ。
リバ編集部に改めてお礼を言いたいよ。
俺の生活の一部を充実させてくれる情報を発信してくれてありがとう。


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