放浪の達人ブログ

ハンモック



皆さんはハンモックで昼寝したことがあるだろうか?
避暑地の木陰で鳥の声を聞きながら流れる雲を眺め、
ただぼんやりと昼寝をするとか本を読むとかスマホを見るとかは
椅子やベンチで寛ぐよりも格段に優雅なのである。

俺はアジアへよく旅に出るが、最近は観光客がいない田舎の
超ゴージャスなセレブが泊まるような宿に泊まることが多い。
最近数年間で俺が泊まった宿にはハンモックがある庭が多かった。
今月号はハンモックに憧れを抱く読者さん達のために
5つの宿を選んで宿泊値段と共に紹介しようと思う。
ただしセレブが泊まるぐらいの相当高い宿泊料なので
皆さんぜひお金をどっさり貯めてから泊まりに行って欲しい。

まずタイのアユタヤ遺跡まで徒歩3分の抜群のロケーションにある
名も知れぬ高級ゲストハウスを紹介しよう。
入り口に鬱蒼と茂った大きな木があるのでココが宿なのかと思うが
一歩中に入ればエアコン無し、トイレとシャワーが共同という
まるで貧乏旅行者が泊まるかのような部屋がいくつも並んでおり
自分で洗濯した衣類を庭の木の枝に掛け放題という自由さ。
庭にハンモックがあるがバランスが悪くて上手く寝られないのが難点。
部屋の中に蟻が多いせいか1部屋500円という高くもなく安くもない宿泊料。

同じくタイのチェンマイ郊外の広大な敷地の宿。
ここはお気に入りの宿でチェンマイ郊外に行く際は必ず宿泊する。
独立したコテージが4棟あるだけでプライベート感抜群。
湖のような池の向こうから朝陽が昇ってくる。
敷地内を流れる小川の横にハンモックがあり、2食付きで3千円と超お高い。

同じくタイ北部、ミャンマーの国境に近いワラ葺きの宿は
町から離れているが見事な夕陽が見える場所で長期滞在に似合う。
ここのハンモックは柔らかくて深過ぎてイマイチ。
1部屋600円という庶民価格だったので2泊だったか3泊した。

スリランカの世界遺産シーギリヤの近くにある宿は
野生のリスが走り回っていて部屋の中の食べ物も食われてしまうが
中庭にあるハンモックは素晴らしく、俺はいつもそこで昼寝をした。
お値段は1部屋2千円するが自然に囲まれた素晴らしいロケーション。
ただし夜間は野生のゾウに注意。

最後の紹介は同じくスリランカのビーチにある3部屋しかない宿。
波打ち際まで歩いて30秒の部屋の前にハンモックがある。
ここのハンモックに寝転びながら飲むスムージーは最高。
何と部屋内にホットシャワーがあるのでお値段1泊2千円と高額。

ハンモック大好きな俺は現地で買って来て我が家の庭にと思ったが
縛っておく太い木がないので物干し台に吊るすしかなく、
そんなんじゃお隣りさんに見られたら恥ずかしいので、
カオサンロードのハンモック売りのおっさんの勧誘を泣く泣く断ったのだった。

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