コドモのつぶやき

コドモのつぶやき

ちーといっしょに病院・・・・冷や汗の巻


ちーと一緒に病院に行ったときである。
とにかくめちゃこみで、病院のめちゃ込みというのはどう見ても一時間くらいでは済まされないぞ、って感じで非常に嫌なもんで。

しかし、出産して初めてお出かけで一応シャレてまだ出っ張ったままのおなかを隠すワンピースなんぞ着込んでいた私であった。しかし、そんなものを着ても、抱っこひもを肩からかけている図はさまにはなってるはずも無く、ひたすらちーが起きないように廊下をうろうろ歩いていた。
だのに、病院だというのになぜガキどもが廊下を大声出して騒ぎまくり、走りまくりなの!!!!親はどこじゃ!目を三角にしてにらむと親はそのガキどもの後ろから笑ってるいてくるではないか!一応”○○ちゃんだめよー”といかにもコドモのききそうにないトーンで注意するだけ。私は仕方なくちーを抱えて静かなところを探す。あれがどんだったら私にげんこつをかまされていただろう。さすがに親の前で人の子供に拳骨はできまい。

時間はじりじり経っていく。のどが渇いて売店でデカビタCとか飲んでいる乳飲み子抱える変なかあちゃんの私は二時間が経とうとしているときからあせり始めた。そう、母乳でめちゃめちゃおっぱいが張っているのだ!オトコにはこの感じ、わからんだろう。もう、首から下は 岩石 のように固くなり始めていた。

しかし、ちーは寝ている。抱っこは最上のゆりかごなんだろうなあ。
廊下の隅にはベビー用ベッドがあった。しかし、おっぱいを公然と上げられるようなところは見つからない。しかも、たぶんそろそろ呼ばれるだろう。で、ここでわたしも、前のはだける服を着ていたならまだ良かった。この日は ニットのワンピース だ。
しまった!
私は悲しかった。必死に探した挙句、待合室の脇に小さな通路があり、ベンチがあった。おまけに誰もいないし、誰も来そうに無かった。
わたしは、ひざにジャケットをかけたものの、 裾からワンピースをはだけて ちーをたたき起こしておっぱいを無理やり飲ませた。

-その姿と言ったら本当に情けないことこの上ない。以来私は出かけるときは服装に気をつけている。


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