男子の優勝候補筆頭は、第2回(2007)の当大会優勝者で、IAU 24時間走世界大会において、2008、2009と過去2度の個人銅メダルの獲得実績がある境祐司(club MY STAR)と目される。境は今年8月の奥武蔵ウルトラマラソンで優勝、今大会約2週間前となるスパルタスロンで2位入賞するなど、今季はトレーニング、レースともに快調で、実力、実績ともに抜きん出ているかに見えるが、スパルタスロンからの回復具合がポイントになるであろう。昨年(第5回・2010)の優勝者で若手の有望株である古北隆久(横須賀市陸協)は、今年6月の24時間グリーンチャリティリレーマラソンin東京ゆめのしま個人の部でも優勝しており、2011年世界大会中止のショックを払拭すべく大会連覇と代表入りを狙っている。本田正彦(M@HIRATSUKA)は、第3回(2008)の当大会優勝者として2010年の世界大会に出場したが、安定して実力を発揮する能力に長けており、その巧みなペース配分と後半の粘りの走りは必見である。
優待選手以外にも実力、実績のあるベテラン選手や新進気鋭の選手が多数エントリーしており目が離せない。240km超の自己記録を持つ鈴木誠(club MY STAR)は、2007、2009と世界大会代表になっており、巻き返しが期待される。松下剛大(club MY STAR)は、さくら道国際ネイチャーラン優勝やスパルタスロンでの活躍など250km級のロードレースで実績を残してはいるが、24時間走でもその実力を示したいところだろう。若手で注目されるのが今若裕之(大阪陸協)だ。28歳の今若は、今年6月の夢の島で優勝した古北と競り合って僅差の2位、さらには8月の24時間リレーマラソンin豊田スタジアム個人の部では、非公認ながら真夏のレースで国内A標準(230km)をクリアして優勝するなど頭角を現してきており、ベテラン勢も注意を払う存在になっている。また、今大会は100km日本代表経験のあるスピードとスタミナを兼ね備えたランナーの24時間走への挑戦も目に付く。特に2009年サロマ湖100kmマラソン2位、2010年100kmアジア選手権3位の大島康寿(栃木陸協)は、今年のスパルタスロンで上位に入るなど200km超の距離、24時間という時間への対応を見せてきており、実力的には今大会でも上位進出が予想されるが、境同様にスパルタスロンからの回復が気になるところだ。 (Oct 14, 2011 12:36:11 AM)