りゅうちゃんミストラル

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スタートレック(映画)

2005-11-09 14:52:072005-11-09 14:51:572005-11-09 14:52:072005-11-09 14:51:57ネコ宙返り 映画版スタートレック ネコ宙返り2005-11-09 14:52:072005-11-09 14:51:572005-11-09 14:52:072005-11-09 14:51:57

長寿と繁栄を! ネタばれあり
作品名
公開
ストーリーとコメント
スタートレック
1979年
最初の映画版スタートレック。
監督はロバート・ワイズ。音楽ジェリー・ゴールドスミス。
正直言ってつまらない。
この程度の作品でファンが納得すると思っているのだろうか?
活躍が認められて提督になったカークがいつものメンバーとともに、
地球を救うために新しくなったエンタープライズに乗って宇宙に飛び出す。
地球に迫っていたものの正体は・・・
スタートレックII
カーンの逆襲
1982年
監督はニコラス・メイヤー。
テレビシリーズでカークに退治されたカーンが宇宙船を乗っ取り復讐する。
コバヤシマルテスト(注1) で、カークの出した回答が彼らしくて面白い。
ジェネシス計画がポイント。
死にゆくスポックがカークに対してバルカン式の挨拶(長寿と繁栄を!)するシーンで多くのファンは泣いたのではないか? 
「多数の利益は少数の利益に優先するか?」という問題は今でも解決できない。
スタートレックIII
ミスタースポックを探せ!
1984年
スポックの父親サレックに言われ、艦隊の命令を無視してまでスポックを探しに行くいつものメンバー。
大事なもののために自己犠牲ができることがいいドラマになった。
カークの息子が出てくる。
この息子の登場が後に映画にも影響する。 
監督はレナードニモイ。自分探し?
スタートレックIV
故郷への長い道
1986年
監督は前作に続きレナード・ニモイ。
私が考えるに、シリーズ最高の作品。
環境問題にもスポットをあてている。
日本人への皮肉と捉えるのは考え過ぎ?
クリンゴンの戦艦「バードオブプレイ」が大活躍。
遮蔽装置(注2) が役に立つ。
サンフランシスコ(連邦の本部はここにあることになっている)を舞台に、
シーフードを嫌がり、泳ぐスポック。
コンピューターのマウスに話し掛けるスコット。
笑う場面はたくさんある。 
最後にエンタープライズが少しだけ出てくる。 
SF的に「終わりは始まり」であることろが素晴らしい。
スタートレックV
新たなる未知へ
1989年
監督はウィリアム・シャトナー。
スポックの兄が出てくる。 
「神」がテーマになっている。どこかでこのアイデアは見たぞ!
はっきり言ってつまらない。
スタートレックVI
未知の世界
1991年
監督はニコラス・メイヤー。
クリンゴン星の衛星プラクシスが爆発して帝国のピンチ。
連邦としては 和平条約(注3) 締結に向けた交渉のチャンス。
ところがこの交渉に関わったカークたちは罠に嵌ってしまう。
セリフが途中からシェイクスピアの有名な戯曲になる。 
エクセルシオの艦長になった沈着冷静なズールーが、
カークたちを助ける場面はファンにはたまらない。 
この時のズールーの活躍は特筆ものだ。
冷徹であるように見えて情を忘れない。
「シンデレラの靴」など笑える場面もある。
最後に各俳優たちのサインが見られる。
ジェネレーションズ
1994年
監督はデヴィッド・カーソン。
古いシリーズ(TOS)とネクストジェネレーションのメンバーが世代交代する。
ウーピーゴールドバーグも出る。
エネルギーリボンに巻き込まれる宇宙船。
はじめは「若手の手腕を見ているだけ」のカークが活躍する。
天国とはどこにあるのだろうか?
ファーストコンタクト
1996年
監督はジョナサン・フレイクス。
ボーグ(注4)
の攻撃を防いだのもつかの間、 
ボーグは過去に戻って時代を変えようとする。
地球人が初めてワープエンジンを開発する時代で、ヴァルカン人と出会う。
ワープエンジン開発者を手伝うのは、今ならエジソンとともに発明する気分だろう。
スタートレック 叛乱
1998年
監督はジョナサン・フレイクス。
「若返りの星」をめぐる陰謀。
アメリカ人もこうしてネイティブアメリカンから土地を奪ったのだろうか?
ぜひともブッシュ親子ならびにアメリカ人に観てほしい映画だ。
ジョナサンフレイクス(ライカー役)が監督。
ネメシス/S.T.X
2002年
監督はスチュワート・ベアード。
ロミュラン帝国でクーデターが起きた。
またもや遮蔽装置に苦しむメンバーたち。 
レギュラーの一人がいなくなる。
Star Trek
2009年
監督はJJエイブラムス。
カークやスポックの若い頃が描かれている。 
今は亡き偉大な父を持つことから、荒れるカークはケンカが絶えない。
後にタロス4番星へ向かい、大ケガを負う クリストファー・パイク(注5)
彼がカークの父親について思い出話を語る。
カークに士官学校へ行くよう説得するパイク。
決意を固めるカーク。
そんな中、危機が訪れエンタープライズに無断で乗り込むカーク。
(この頃から無鉄砲さだけは変わらず)
5年間の航海(テレビシリーズTOS)はここから始まった。

(注1)コバヤシマルテスト
連邦では艦長になるためにこのテストを受けなければならない。
クリンゴンの領域に民間船コバヤシマルが航行不能になって流される。
テストを受けるものは、この状況でいかにしてこの船を助けるかが求められる。
実はこのテストは正しい答がない。
どうやっても連邦側がクリンゴンの戦艦に包囲されて負けるようになっている。
つまりは「不可能な状況でいかに対応するか」を見るためのものなのだ。
ところがカークはこのテストを唯一クリアした。
負けず嫌いな彼は試験の前日に忍び込んでこのプログラムを改竄したからだ。
さぞかし試験官はびっくりしただろう。
ズールーやピカードがいかにこの問題に悩んだか、興味がある。

(注2)遮蔽装置
宇宙船が消える装置のこと。後になってこの装置を取り付けることはアルジェロン条約で禁止される。 
クリンゴンの戦艦「バードオブプレイ」にこの装置が搭載されていて、
連邦は大いに苦戦する場面が多かった。
後のテレビシリーズでは、辺境の地であるDS9で使われるUSSディファイアントに辺境防衛のため、
この装置が搭載される。技術提供はロミュラン帝国。 

(注3)和平条約
キトマー条約と呼ばれる。カークやズールーたちの活躍により締結した。
この条約により、連邦とクリンゴンはその後無益な戦いを避けられた。
この条約が危機に陥るのはずっと後のことだ。

(注4)ボーグ

何かと連邦にとっては邪魔な存在。強敵である。
寄せ集めのような立方体をしているが、その存在は詳しいことがわかっていない。
ピカードはボーグに拘束されて肉体を乗っ取られたことがある。
デルタ宇宙域(今我々がいるのはアルファ宇宙域)から来ているということになっている。
ヴォイジャーの舞台になっている空域でもある。

(注5)クリストファー・パイク カークの前にエンタープライズの艦長だった。 
この映画以降の彼については以下の記事に書いた。

スタートレック「タロス星の幻怪人1」
スタートレック「タロス星の幻怪人2」



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