彼の気持ち





彼の気持ち




別れてからも、私は電話やメールを彼にしていた。

淋しくて耐えられなかった。

でも、彼は私を避けていた。

電話も出ない。メールも返事がない。

もう、本当にダメなんだと思った。

しばらく連絡するのを止めた。


そして、別れてから3週間がたった。

ある日曜日の早朝。梨沙からの突然の電話だった。


「今、△△に○○君といるんだけど、今から来て。」


・・・午前5時半。

しかもその日は仕事だった。

でも、どうしても会いたかった。

そこへつくと、梨沙と梨沙彼と彼の3人がいた。

飲み屋で会ったらしい。

そして、梨沙は私のことで話をしたって言ってた。
(梨沙にはいつもお世話になりっぱなしだ(>_<))

彼はまだ、お酒のにおいがしていた。

そして、彼と二人で話をした。

彼は私と別れてからずっと淋しかったといった。

でも、まだ分からないと・・・

それから、どうしても話したい事があると。

でも、私は仕事に行かなければならなかった。

その日は日曜で人がいなかったから。

今はお酒もまだ、抜けてないから後日又会おうということになった。


あらためて、会うことになり緊張してた。

「話したいこと」ってなんだろうって。

ちょっと期待していたのかもしれない。


「話したいこと」


は、期待していた分ショックなことだった。

今思えば、たいしたことないんだけど、

その時はショックだったのよね。

付き合い始めてから少しして彼は元カノ(←銀行員)から、

定期貯金の割り当てがあってそれが達成できないから

定期貯金をして欲しいといわれて貯金してたということ。

集金扱いにしていたので月1回会っていたことになる。

仕事としてただ、お金を渡して貯金していただけで

もちろん彼女(私)がいたということも知っていたといっていた。

でも、ずっとその事言わなかった事がショックだった。

彼もそのことを謝りたかったって。。。


それだけ??

なんだか無償に腹が立ってきた。

私がまだ好きだって知ってるくせに、そういう期待させるような態度。

「あれから気持ちは変わらないの?」
と、聞いても

「・・・まだ分からない」としか言わなかった。


私は、涙と文句を、止められなかった。



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