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本日ご紹介するのは、茨城県のO様よりいただいたお写真です!冒頭の写真は、OLD ASHIBAの大きなワークデスク。実は、このデスク、以前、拙ブログにてご紹介したものです。⇒OLD ASHIBA Cタイプデスク W2000 D700広い足元も、かなり有効に活用いただいてますね。以前ご紹介した際には、工場内で撮影したものなので、どうも使い方のイメージがわきにくかったのですが、こうして実際にご利用いただいている様子を拝見すると、「これは確かに大きくないと使いにくいな」と実感できます。左側面をパネルで塞ぐというご意図も理解できました。背面には、大きな書棚もあって、機能的で素敵な空間。とてもいい感じですね。テーブルとあわせていただいたお写真が、「OLD ASHIBA キッチンカウンター」です。引き出し中心で、一部がゴミ箱などを置くためのオープンスペースになっています。W400+600+600の組み合わせで、W1600mm。このタイプのカウンターは、機能や幅の組み合わせて、フレキシブルにご要望に応えられるのが特徴です。床の色ともよくあってますね。「デスク・キッチンカウンターともに届いてから半年以上経ち、どちらもとても生活に馴染んでおります。元々見た目や質感が大好きでしたが、機能も大変満足で、使うたびに楽しくなる日々です。」と、とっても嬉しいコメントをいただき、私も感謝、感激です。O様、お写真、ありがとうございました!
2024/11/29
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三連休の初日の土曜日は、うちの奥様の実家がある尾道の「灯りまつり」でした。直前まで行くかどうか迷っていましたが、直前に実家に連絡し、泊めてもらう事に。私にとっては初めての尾道灯りまつりでしたが、まずは、人の多さにびっくり。夕方の6時くらいから9時まで開催されるのですが、尾道の観光エリア全域で行なわれるため、客も分散しているとは思うのですが、それでも、千光寺の参道や、主だった寺院の境内は人でいっぱいでした。三脚を立てるのも迷惑なくらいですし、人のいない風景を撮ることも困難な状況。人の多さの次にびっくりしたのは、並べていある「灯り」の数の多さ。商店街の中から、主な道筋、千光寺の登る階段、それぞれの寺院の境内、西国寺の長い参道・・・・・・。一体何個あるのか分かりませんが、とにかくものすごい数で、並べるのも大変だったろうなあ、と思わずにはいられないほど。今年は、東日本大震災の追悼と復興の願いも込められているようです。本日もご訪問、ありがとうございます。
2011/10/12
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「侍タイムトリッパー」は、自主製作の映画でありながら、口コミなどで評判を呼んで、全国の映画館に配給されて「カメ止め」以来と言われた作品。ネットでもかなり話題になっていた上、「チケット売り切れ続出」という話も聞いていたので、予約して見に行きました。が、実際にはブームも去ったのか、小さい部屋で、さらに空席も目立っていましたが・・・・。いわゆる、タイムトリップコメディ系の作品ですが、悲哀もあり、温かみもあるいい作品でした。時は幕末。会津藩士 高坂新左衛門が、長州藩士を襲撃したときに落雷にあって、現代の「時代劇撮影所」にタイムスリップしてしまうところから話が始まります。本気で国の将来を考えて、国内で殺し合いをしていた時代の侍のタイムトリップであるというところに、物語の背景があります。そこから「現代」になじみつつ、斜陽産業である「時代劇」の切られ役に自分にできる仕事を見出していき、迫真の殺陣に評価が高まっているところに、大人気俳優が主演する時代劇に、そのライバルの役に大抜擢・・・・・、という展開ですが、ここからはネタバレとなりますので、やめときます。この作品は、単純なコメディではなく、とってもヒューマンな物語でした。面白い、ということで言えば、「カメ止め」の方がインパクトはありましたが、時代を越えた人の心の交流や、その時代を真摯に生きている人たちの姿に感銘を受けました。決して大作とはいえませんが、こういう作品が話題になって、たくさんの人が見るというのは、いいことだと思います。
2024/11/28
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プランター付きフェンスは、10年以上前から売れ続けているWOODPROのヒット商品ですが、いつのまにか、同じような商品が増えてくるのは、ネット時代の定めですね。まあ、ユーザーにとっては選択肢が増えていいことですが・・・。プランター付きフェンスは置いてあるだけなので、転倒の宿命からは逃れきれない部分があります。この商品が規格化される前、福岡のお客様から「特注品」で依頼があり、ご依頼内容を踏まえて製作して納品したまではよかったのですが、その直後に吹いた強風でプランター付きフェンスが倒れてしまったという問題が発生しました。その際、「風で倒れるということは聞いていなかった」ということが問題になり、結局、値引きの上、もろもろの補強材をお送りしたりした苦い記憶があります。プランター付きフェンスは、手ごろに目隠しができたり、仕切りができたりするとっても便利なものなのですが、本来、地面にしっかりとした支柱を立てて設置すべきフェンスを、地面に置くだけで済ませてしまおうという商品なので、当然それなりの欠点やリスクもあります。転倒リスクは設置条件によって変わってきますので、基本的にはお客様の自己責任で設置していただくようになります。この商品を規格化するにあたり、「強風が吹けば倒れます」「転倒防止策はお客様の判断で必ず行ってください」ということをHPにも明記し、問い合わせの際には回答しています。「プランターに土を入れても倒れますか?」ということもよく聞かれますが、回答は「倒れます」ということになります。昔いろいろ計算してみた結果では、H1800タイプの場合、プランターに土を入れても、風速10Mの風が吹けば倒れる可能性大、ということになりました。台風の暴風圏内であればまず倒れると考えていいでしょう。これは悩ましい問題です。WOODPROのスタッフがおすすめしているのは下記の方法その1・強風が吹く際には、フェンスを外してください。⇒WOODPROのプランター付きフェンスの最大の特徴が「抜き差し型」であること。簡単にフェンスの取り外しができます。その2・プランター付きフェンスの背面などにある既存のフェンスなどにしっかりと固定してもらうこと⇒あまりの強風が吹くと、固定された側の既存のフェンスが壊れてしまうリスクもあるので要注意。さて、問題は、固定する場所がない場合の対策が冒頭の図です。昔、お客様に説明するために書いた絵ですね。「倒れる」というのは、プランターの前側か後ろ側が風で持ち上がってそのままひっくり返ることなので、そうなりにくくすればいい、ということになります。前に倒れるのを防ぐには、脚部を延ばして支点を離してやれば後ろ側が持ち上がりにくくなりますね。まあ、つまずいたり、見た目が悪くなったりという問題もありますので、補強の脚を地面に埋めたり、色を変えたり、あるいは、素材をステンレスやアルミにしてできるだけ薄くしたり、ということも考えられます。また、後ろが持ち上がらないように、杭を打ってそれに固定する、という方法も考えられます。プランター付きフェンスは、前側にプランターがついていますので、後ろに倒れやすくなっています。背面にブロックがあったり、フェンスがあったりした場合は、それである程度支えられるのですが、後ろになにもない場合は、問題です。後ろにも脚を延ばせば同様に後ろに倒れにくくできますが、実際にはお隣であったりしてそれも難しい。・そういう場合は、前側に延ばした脚の先端に重いものを置く、・住宅のしっかりした部分から、ワイヤーなどでつないで後ろに倒れないようにする、といった方法が考えられます。いずれにしても、できるだけ簡易にフェンスを設置したい、というニーズに対応した商品なので、いずれの方法も完全ではありません。参考にしていただければ幸いです。あくまでも、ご判断は自己責任で、ということで、よろしくお願いします。強風の際には、多少の手間はかかっても、フェンスを取り外していただくのがおすすめですね。
2019/09/27
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本日ご紹介するのは、丸テーブルです。丸型の天板は、すでに販売していましたが、今回は、それに脚をつけた丸テーブル。座るスペースを広く取れて、かつ、天板の形とのバランスを考えて、しゅっとした斜めカットの脚にしています。構造としては「OLD ASHIBA Aタイプテーブル」と同じで、天板裏面に幕板の枠があり、それに脚部をボルトで固定するというもの。幕板の枠からはみ出した部分が多いので、12mmのベニア板を取り付けたうえで幕板を取り付けてあります。記号をあわせてボルトで固定します。こんな感じですね。ひっくり返して、完成です。脚よりも出っ張っている部分が広いので、安定感が気になりましたが、ちょっと手をかけたぐらいではぜんぜん問題ありませんでした。なかなか、いい感じです。商品データ**************************************OLD ASHIBA Aタイプ丸テーブルサイズ 直径1050mm 高さ 710mm仕上げ 無塗装参考価格 95000円(税込み 10450円)※別途配送費がかります。
2024/11/26
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本日は、廿日市市極楽寺の紅葉と、その時思った山の土についてのご報告。冒頭の写真は、1週間余り前の(11月17日)の極楽寺の様子。駐車場から極楽寺に向かう参道は、山を削って作った道なので、削られた山肌が見えます。山に道を作ると、必ず山の一方に山の断面が出てくるのですが、赤土の上に、枯れ葉が積もってできた土の層があるのがよくわかります。「腐葉土」と言われる土の層ですが、山林の多い日本では、日本の国土の多くがこの腐葉土D覆われているといってもいいですね。日本は雨の多い国です。それゆえに、水が豊かで、豊富な水を使った水田が発達しました。雨はまず、木々の葉にあたり、そこで力をそがれて地表に落ちてきます。強い雨が降ってきたときも、木の下に逃れれば、激しい雨に打たれることはありません。ということは、地表に激しい雨が直接打ち付けるということがないということ。木々の葉をクッションにした雨は、地表に降りてきます。そこにあるのが「腐葉土」の層です。これは、スポンジのように柔らかく保水力のある層なので、ある程度の雨は腐葉土の中にゆっくりとしみこんで保水され、そこからさらに下の地層へと浸透していきます。浸透した水は地下水となり、湧水となり、あるいはゆっくりと沢に流れ、川の流れとなります。晴れの日が数日続いたからといって、川の水が枯れるということは簡単には起こりません。腐葉土の層には、いろいろな種類の木が根を張り、それをさらにしっかりと大地に固定しています。日本の表情豊かな自然も、森の営みに守られているんだなあ、と感じた次第です。
2024/11/27
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クリスマスですね。クリスマスといえば、もちろん、キリスト教の教祖であるイエスキリストが誕生したとされる日です。写真は、広島の幟町教会の前に飾られていた、「キリストが生まれた時の様子」。曇天の空の下だったせいか、なんだか洋画っぽい陰影になって、ちょっとした宗教画の雰囲気。聖母マリアはイエスを生むためにベツレヘムまで来ますが、宿も取れず、やむなく家畜小屋で出産し、海馬桶にイエスを寝かせます。そこに、星に導かれてきた東方の三博士なる賢者に祝福され、また、天使に救世主の誕生を知らされた羊飼いたちもそこを訪れ、キリストの誕生を祝福を受けたといわれています。この展示は、まさしくその情景です。私はキリスト教徒ではありませんが、高校時代に世界史のローマ帝国かなにかを勉強していた時に「この中にクリスチャンはいるか?」と聞かれ、思わず手を挙げて「くりすちゃんです」と答えたことがあります。まあ、それはそれで、笑い話なのですが、その先生は数年後にも、ローマ時代のキリスト教迫害から国教となる流れの中で、「昔、栗栖という生徒が・・・」という話をしていたという噂です。まあ、そんなことはどうでもいいとして、救世主であるはずのイエスキリストが生まれたにも関わらず、世の中はいまだに平和になりませんね。自分の神様が絶対で、他の神様を拝んだりすれば救われない、なんて狭量な宗教では世界平和は訪れません。クリスマスには一斉にイルミネーションを飾り、サンタの人形を飾り、「メリークリスマス」と歓声を上げながらプレゼントをし、その数日後には、除夜の鐘に風流を感じつつ、近くの神社で賽銭を投げ、一年の無事を祈る、というくらい自由な宗教感を持つ日本人にこそ、世界平和のヒントがあるような気がしますね。教会の側面のステンドグラスのキリスト誕生。以前にも書きましたが、広島幟町教会は、世界平和を願って建てられた教会です。どんな宗教の人でも、自由に祈りをささげることができる、開かれた教会です。私が訪れた23日は、ちょうどクリスマスの準備でお掃除中でした。広島に来られた際には、ぜひどうぞ。本日も、ご訪問ありがとうございます。
2011/12/24
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「濡れ縁」というと、どうも和風なイメージが強いのですが、これくらい現代の日本人の生活スタイルにあったエクステリアも少ないと思います。住宅の西洋化から、ひとつの成熟期を迎えて、「ガーデン」へと関心が集まってきたのは、かれこれ20年前でしょう。そのころはしきりに「ウッドデッキ」がもてはやされ、ウッドデッキの上でバーベキューをしたり、日光浴をしたり、といった「ゆとり」の象徴のようでもありました。15年位前には、分譲住宅にもウッドデッキが標準化されたりしてましたね。当時は、私自身もかなり施工に出かけました。が、だんだんとウッドデッキの需要は減少。大きな理由は、日本の住宅事情はウッドデッキにあわない、という点でしょう。日本のようなお隣と近距離で接する環境でウッドデッキを作ると、ステージの上で「見てください」と言わんばかりの状況になります。やはり、周囲の目が気にならない、広い敷地があってこその「ウッドデッキ」という気もします。結局、開放的なはずのウッドデッキの上ではなにもできないため、周りを高いフェンスで囲む必要が生じてしまったりして、閉鎖的な空間になってしまう、という本末転倒な状況も発生。ということで、私がアピールしたいのが、「濡れ縁」です。かつて、日本の住宅には「縁側」という、半外半内の空間がありました。この、内と外をつなぐ空間こそ、暮らしを豊かにするポイントです。外から見れば、休憩するのにちょうどいいベンチになりますし、内側から見れば、靴をはかずに、容易に外に出ることができます。河口には、淡水と海水が混ざる「汽水域」というのがあって、それが海を豊かにしているのですが、暮らしもまた、この外とも、内ともつかない場所が暮らしを豊かにしてくれますね。ガーデニングするお母さんに呼ばれたお父さんは、きっと、この濡れ縁の上まで出てくるでしょう。窓から顔だけ出す状態と比べると、明らかに違います。「休憩して、お茶でも飲めば」とか言って、二人で腰かけてお茶でも飲めば、夫婦円満間違いなしですね。前置きが長くなりましたが、今日は濡れ縁のご紹介です。商品はこちらです。⇒WOODPRO濡れ縁。コンパクトなものから、大きなものまで、本格的な濡れ縁をご提供します。こういったリビングに面した掃出し窓。よくありますよね。ここに濡れ縁を作ってみましょう。濡れ縁の座面の位置を決め、束石の高さ、さらに、地面を掘る深さを決めます。穴を掘って、砂利を入れて、突き固めておくと、あとから地面が下がったりしにくいですね。すべての束石が同じ高さになるように確認しながら束石を置いていきます。濡れ縁に脚をつけますが、これは、電動ドライバーが必須です。脚を取り付けて、束石の上に置いてみます。位置を合わせて、高さを微調整。高さの調整は、束石の下に砂利を入れたし、とったりして行います。こちらのウッドデッキは3連の大型タイプなので、最初の1個は四本足ですが、残りは、二本足の状態に組み立てます。2連分設置完了。さらに三連目。うーん、本格的ですね。ここまで、二人の作業で、1時間あまり。はい、施工者二人で、完成記念の1枚。そして、オーナー一家の記念写真。夫婦円満間違いなし。
2017/02/09
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数回に分けて報告していました、「子供部屋を畳敷き小上がり収納付き客間に改造する計画」について、基本的な作業を完了いたしました!ということで、冒頭の写真が昨日の夜の様子。もともとの状態がこれ。この部屋の主であった長男が部屋を出て、すでに12年が経過しました。ということで、我が家に客間を作るべく改造計画に着手したわけです。というのも、本来は客間として使用されるべき1階の和室に私達夫婦が布団を敷いて寝ているので、我が家には客間というものがありませんでした。改造の原動力は、次男家族が来て、さらに長男がお嫁さんを連れて来たら、寝るところがない、ということ。さすがに、この部屋に寝かせるわけにもいきませんよね。ということで、ここから、1・ここにあるものの撤去 移動2・汚れた壁の塗装3・本棚の塗装4・小上がりの台を作るで、この状態までご報告してました。ということで、報告はここまでで止まっていましたが、その後、1・ネットで購入した畳が届いて、2・それにあわせて縁を取り付けて、塗装を施し3・弱そうな箇所を補強して4・収納の際に開きやすいようにパネルにひもなどをつけ5・手前側の収納部に蓋をつけ6・照明を天井付けタイプに買い替えて現在に至ってます。小上がりスペースとしては、6畳間の中に、4畳半弱のスペースになっていますが、畳を標準サイズより小さい、700ミリ角としたので、畳スペースとしては、2100ミリ角。ちょうど、シングルサイズの布団2枚分です。その後報告は、ぼちぼちさせていただく予定です。引き続き、よろしくお願いします。
2019/10/23
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本日ご紹介するのは、「OLD ASHIBA(杉足場板古材)Cタイプデスク」のW2000mmの、幅広オーダーサイズです。撮影するために台車の上にセットしましたが、台車1台には収まりませんでした。まずは、こんな感じで、左右の脚を背面の補強で連結します。その上に、引き出しがセットになった天板を載せてボルトで固定したら、もう完成。今回ご注文いただいたサイズは、幅も2Mありますが、奥行も700mm。大きすぎて通常配送できず、家財宅急便での配送となったので、取っ手は、現地取り付けてありますが、通常配送の場合は、現地取付となります。大きさ以外の特注ポイントは、側面をカバーしてほしいというご要望があった点。左側面がよく見える位置に配置されるとのことでした。ふさいだ側面を内側から見たところ。OLD ASHIBA(杉足場板古材)のハーフ材(厚みを15mmにさいたもの)を使用しているので、内側には新材面が見えていますので、少し明るめに見えますね。横幅が広いので、上からの荷重への補強のため、引き出し下には、27mmの厚みの板を前後に入れてあります。引き出しもオーダーサイズ。引き出しが大きいということもあり、かつ、奥行もあるので、ベアリング式の3段スライドレールをつかってます。ハンドメイドアイアンの取っ手もしっくりきてます。このスタイルで製作でくるのは、W2000mmが限度かな、と思います。商品データ***************************************OLD ASHIBA(杉足場板古材) Cタイプデスク 幅広オーダー2000サイズ W2000 H710 D700塗装 屋内用濃茶参考価格 100000円(税込み 110000円)※別途配送費がかかります。
2024/03/19
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インテリアーコーディネーターという資格を取ったのは、1989年。通産省の認定試験で、「これからの住宅産業はインテリアが大事だ!」ということで、ひとつのブームにもなっていました。今から21年前ですね。当時私は,住建産業(現 ウッドワン)の横浜営業所で営業マンをしていました。新婚間もなく、スピード違反などで免停になった上、人身事故を続けて起こしたために免許取り消し・・・・。当然営業車にも乗れないので、電車やバスで移動しつつ、スポーツバックのような鞄に建材のサンプルを詰めて営業することに・・・。それは自業自得なんですが、せっかくの移動時間を有効に使おうということで買ったのが「インテリアコーディネーターの用語解説」みたいな本でした。そこから独学で勉強しまして、学科試験、実技試験も見事合格して晴れてインテリアコーディネーターに。というか、正確には、インテリアコーディネーターになったわけではなく、資格をとっただけ。実は、インテリアコーディネーターの資格がなければできない仕事というものは全くありません。そして、5年に一回更新があり、その際には、講習を受け、更新料を支払わねばなりません。そして、6年前の平成16年。3回目の更新をしなかったため、私は「インテリアコーディネーター」の資格はありません。インテリアコーディネーターの資格は、当初、通産省の認定資格でした。それがいつの間にか、「社団法人インテリア産業協会」の認定に。受験料が13600円。更新料は20000円近く。受験料はともかく、5年に一度支払う更新料は高い・・・。どうせ、天下り役人の給料を払うためだろう・・・・、という気分にもなる。私の場合は、仕事にも直接関係がないので、家の家計に負担をかけるのも忍びない。かといって、私の小遣いから出すのもきつい・・・・。やーめた。ということになってしまいました。では、私は今、インテリアコーディネーターではないのでしょうか?先にも書きましたが、インテリアコーディネーターでなければできない仕事というのはありません。インテリアのコーディネートは誰がしてもいいわけですし、それを仕事としている人は、資格を持っていようが持っていまいが、インテリアコーディネーターだといえます。私はというと、インテリアコーディネートの仕事としていないので、インテリアコーディネーターではありません。私のインテリアコーディネートの能力は資格の有無と無関係です。さらに、自動車免許のように適正の確認が必要なわけでもない。では一体何のために更新する必要があって、更新料を20000円も払う必要があるのでしょうね。確かにインテリア産業協会には人がいて、「活動」はしているのでしょう。でも、その活動が本当に必要かどうか・・・・。一旦組織ができて動き始めれば、やっぱり縮小よりも増殖をしたがるのが本能なのでしょう。お金を払って講習に行けば「資格」を維持できたわけですが、どうも納得がいきませんね。いわば、「お墨付き料」として、5年に一回更新料を払わないと資格は剥奪されるわけです・・・。しかし、資格はなくても「インテリアコーディネーター」になることは簡単です。自分が「インテリアコーディネーター」であると言えばいいのです。ただ、資格もなく「インテリアコーディネーター」を名乗るには、しっかりとした「プロ意識」が必要です。なんでもそうです。どんな職業でも、大事なのは、資格の有無ではなくて、「プロ意識」の有無ですね。※写真は、すでに失効した「インテリアコーディネーター証」です。いまから11年前に作られたもの。有効期限は、平成16年3月31日までとなっています。当然写真も若いのですが、恥ずかしいので、ちょっと画像処理しました。なお、免許取り消しから1年後、再度免許を取得しましたが、それ以後は無事故。違反も、シートベルトの一回だけです。
2010/12/12
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本日は、OLD ASHIBAのコレクション用収納ボックスです。ご注文いただいた、福岡県のM様からお写真をいただきましたので、工場で発送前に撮影した写真と合わせてご紹介いたします!冒頭の写真は、設置完了後に、M様が撮られたものです。やはり、実際に設置されたお写真だと、イメージがわきやすいですね。ここから、背景も少々殺風景ですが、工場前で撮った写真です。炭黒・濃茶・透明 の3色の組み合わせは、M様のご指定でしたが、完成してみるととってシックでかっこいい配色ですね。ガラスの開き戸と、引き出しを開いたところ。M様からいただいたお写真になりますが、中にはこんな感じで、コレクションが並びます。引き出しの中にも、こんな感じでコレクションを収納できます。脚部は、アイアンの「I-LEG」を使って、よりすっきりと、しかもワイルドな「おとこの趣味」という印象を醸し出してます。そして、M様の大きなこだわりポイントは、超薄型の引き出しです。引き出しの中には、格子状に仕切られたトレイが入っています。ここで再び、M様にいただいた写真登場。ここには、ZIPPOのライターのコレクションが並びます。今は煙草もやめましたが、若いころには、ZIPPOのライターをかっこよく取り出して、かっこよく煙草に火をつけることに憧れました。そして、このトレイ、取り出せます。コレクションごと、引き出しから取り出せるので、便利ですね。さらに、この引き出しですが、天板も外れて、分解できます。天板だけ単独の板のままになるうえ、この上にも将来的にボックスを置きたいというご意向もあって、天板には、◇国産杉の幅はぎ材を使用して、フラットに仕上げています。古材だと、どうしてもまっ平にはなりません。将来的に分解、組み換えも考慮して、ということで、上部の引き出しも取り外せます。外すとこんな感じです。さらに、下のキャビネットも2分割になっているので、将来的には、分割して使用することも可能ですね。1台で製作したほうが価格が下がる旨を説明してご提案しましたが、多少コストが上がっても、ここも、M様のこだわりポイントでした。キャビネットと引き出し、引き出しと天板の連結は、押すと引っ込むダボ金具。完全固定はできませんが、ずれ止めになるので、積み重ねて使用する際は便利。内部の可動棚は、◇国産杉の幅はぎ材。黒いということもありますが、古材との違和感はないですね。取っ手も、真鍮製の「C049」標準の黒皮鉄タイプよりも割高にはなりますが、このデザインにはピッタリですね。ということで、こういった攻めた収納は、お客様のご要望がない限り作ることもできませんので、新しい発見もいっぱいありました。組み合わせから、配色、仕上がりサイズなど、M様のこだわりがいっぱい詰まったコレクション用キャビネット。オーダー品ならではの家具ですね。M様、ありがとうございました。商品データ*********************************OLD ASHIBA(杉足場板古材) コレクション用収納キャビネット 組み合わせタイプサイズ(完成サイズ) W750 H858 D450仕上げ 屋内用炭黒 屋内用濃茶 屋内用透明 ミックス参考価格 140000円(税込み 154000円)※別途配送費がかかります。
2023/12/06
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本日ご紹介するのは、私のパソコンスペースの机部分を広くするDIYです。最初に申しあげておきますが、とりあえず、プライベートスペースということで、機能重視で、見た目は二の次となっております。現在使っているダークブラウンのカウンターも、すでに20年前に、かつて勤めていたウッドワンのもの。素材は、ニュージーランドのパインですね。数か月前にパソコンを買い替え、それに伴って画面の大きくなりました。撮った写真の整理とかするのに、画面は大きい方が便利なのですが、それ影響もあって、画面が手前にせり出してきたうえに、画面が大きいので、座った位置との距離が近すぎる、キーボードを置くと、他に何も置けない、といった問題が発生し、今回のプチDIY計画となりました。以前にも「我が家のDIY総集編2」でも紹介しましたが、我が家の洋服タンスの上は、あまった材料の置き場になっています。無垢の木材というのは、分解して何度でも使えるのがとってもエコです。今回利用したのは、カラフルな木製のフックのついた板。かつては、子供部屋にあったものですね。その板のフックを外して、外でカット。材料は杉です。杉は、反りは多少ありますが、軽くて柔らか目なので、加工はしやすいですね。ちなみに、後ろ側のパネルは、以前ブログで紹介した「玄関先のウッドタイルを交換する」です。左側はぶつかってもいたくないように角を落として、右側は棚の上に乗るように欠き込みを入れました。既存のカウンターの裏面に、棚の受けを取り付け。カウンターの裏から、ビス固定です。厚みが違うので、高さ調整の材料を置きます。これももちろん、タンスの上の資材置き場にあったもの。延長部分の板をセット。見てくれはともかく、ワークスペースがかなり広くなり、画面との距離もいい感じ。ただ、杉の無塗装では、ちょっと色合い的に違和感がありすぎる・・・。ということで、偶然車にあった「インテリアカラー ナッツ」を塗布。既存カウンターよりもちょっと明るい色あいですが、無塗装の状態よりはしっくりきますね。実は、塗料のボトルから、直接ウエスに塗料をしみ込ませて塗布していたのですが、不注意のための塗料ボトルを倒してしまい、カウンター上に塗料があふれる、という非常事態になって、その修復の方が時間がかかってしまいました。皆様も、あまり横着をすると、かえって手間がかかるので、塗料は使う分だけ容器に移して使いましょう。裏側の様子。使い回しの材料なので、木口に以前のビス穴が開いたりしてますが、ご愛嬌です。足を組んで座った時、支えの木の角があたって、痛いことがあるので、いつか、先端を斜めにカットしようと思います。以上、お粗末でした。見た目はともかく、機能的には、とても使いやすくなりました。2019年9月 先端をカットしました。⇒自宅パソコン机の奥行を広げた裏面補強板の角をカット
2018/09/05
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我が家から車で10分くらいのところに、「海の見える杜美術館」という施設があります。その駐車場の脇には、河津桜の並木があって、なかなかきれです。が、前年ながら、あまり人気はありません。美術館が現在閉館中であることと、宗教施設の付属する美術館であり、庭園である、ということが理由だと思われます。庭園に隣接して、いかにも新興宗教っぽい建物が建っているのも敬遠される理由でしょうね。行くと、妙な宗教に勧誘されてしまうのでは?という警戒感もあると思うのですが、私が10年くらい定期的に行ってみる際には、強引な勧誘があったり、ということはなく、気持ちよく散策もできます。宮島の厳島神社の舞台の上から大鳥居を見たときに、その向こうの山に謎の建物が見えると思うのですが、それがまさしく、こちらの施設です。3月6日(土)は、天気もよくて、青空に、河津桜のピンクがよく映えます。河津桜のあるのは、庭園のごく一部で、季節によって、梅、河津桜、桜、アジサイ、紅葉、椿・・・・、などなど楽しめ、しかも、おそらく宗教関係のボランティアの方がきれいに整備されているので、とってもきれいです。地面には、椿の花が落ち、そこには、クロッカスや水仙などの春を告げる花が咲き始めていました。河津桜も部分的には終わりかけているところもありましたが、まだつぼみも残っていて、今週末くらいまでは楽しめそうですね。山陽自動車道の大野インターから車で5~10分くらいのところにあります。美術館は閉館中ですが、駐車場は解放されていて、庭園も散策自由なので、天気のいい日にはおすすめですね。ちなみに、大鳥居越しに見たこちらの施設の写真はこちら。真正面に見えるので、かなり気になります・・・・。
2021/03/08
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本日は、有馬温泉からの帰り道に立ち寄った、「書写山圓教寺」について書きます。冒頭の写真は、圓教寺「摩尼殿」。圓教寺は西の比叡山ともいわれ、古くから高い格式の寺院であったようで、確かに、敷地も広いし、建物も荘厳で巨大です。姫路城には何度か行きましたが、恥ずかしながら私はこの有名なお寺のことをまったく知らず、いつもスルーしていました。「書写山圓教寺」は文字通り「書写山」という山全体が寺院といった感じで、かなりの広さです。麓から、ロープウェイで上がります。ロープウェイを降りて、そこから本殿である「摩尼殿」までは歩いて20分とか。結構な山道を上がっていくので、なんと、摩尼殿ゆきのバスが出てます。雨も降りそうだし、足を捻挫して痛めていることもあって、今回はバスを利用し、摩尼殿へ。弦を這わせるためか、ロープが何本も張ってあって分かりにくいのですが、清水寺のように、木組みの舞台の上に立っています。回廊も広く、立派です。内部からの様子。1933年に再建されたものなので、それほど古いものはありませんが、既にかなりいい味わいが出ています。少し前にブログでも紹介した「はしもとみお 木彫展」のポスターが貼ってありました。どうやら、廿日市市の次は、姫路にやってくるようです。⇒「はしもとみお 木彫展」on WOODPRO摩尼殿の裏手を通って、「三之堂」に向かいます。途中、「千年杉」と言われる巨大な杉の木があり、必見ですね。「三之堂」は、巨大な三つのお堂がコの字型に配置されたところです。イベントがあったらしく、撤去中。正面が「食堂」。左側が「常行堂」といい、道場。右側が、「大講堂」で、講義が行われた学問を学ぶところ。いずれも、国指定重要文化財です。この巨大な施設を見ると、圓教寺が、古くから、修行のために多くの僧侶が集まっていたことが分かりますね。食堂越しの、大講堂。地面に近い柱の根元は傷みやすいので、傷んだところを切り取って、補修してあります。食堂の2階から、常行堂を望む。食堂の二階から大講堂側を見て、その向こうに見える小さな瓦屋根の建物は本多家の墓所です。書写山圓教寺の、ラストサムライをはじめ、多くの映画でロケ地となっていることでも有名。常行堂だけは入館にお金がかかります。中には、大きな阿弥陀如来坐像があります。常行堂から、正面の大講堂を望む。常行堂の内部では、大きな画面で、常行堂で行われた「能」のビデオが流されていました。雨も降り出したので、少し奥にある鐘楼と法華堂。降り始めた雨がだんだんと強くなってきたので、急いで摩尼殿に戻る途中にあった、瑞光院。紅葉の季節はさぞきれいだろうな、と思い、画像処理してみました。紅葉の季節は、こんな感じなのでしょうか?雨が強くなってきたこともあり、後ろ髪をひかれる思いで、書写山圓教寺を後にしました。このお寺は、一日かけて広い敷地をじっくり見て回る価値がありますね。次はしっかり時間を取って来てみたいです。
2022/10/17
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本日ご紹介するのは、OLD ASHIBA(杉足場板古材)で作った「ゴミ箱」です。扉を開けると、こんな感じで棚などのないスペースになっています。中には、ごみ袋をセットされるとのこと。なにしろ、完全木製なので、どこにでもフックや金具を取付できるので、袋をセットする位置なども、調整しながら決めることができますね。扉の上部にある投入口を押すと、ペット用の扉のような小さな扉が開いて、ごみを投入することができます。内側から見るとこんな感じ。決まったスペースに設置されるちいうことで、外寸のご指定にあわせて設計しました。個人のお部屋には少々立派すぎるので、お店などパブリックな場所に置かれるのかな?と想像したりしてます。商品データ**************************OLD ASHIBA ゴミ投入口付きゴミボックスサイズ W400 D300 H900仕上げ 無塗装参考価格 35000円(税込み 38500円)※別途配送費がかかります。
2023/09/13
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本日は、とある大型ショッピングモールの中で撮った写真です。お花屋さんというべきか、園芸店というべきか、店内は、足場板古材がいっぱい使ってありました。おそらく、業者さんが施工したものだと思われますが、やっぱり、グリーンと足場板古材との相性はピッタリ。必要以上に主張せず、やさしい感じで、グリーンが引き立てられていますね。これが、あまりきれいな棚だと、空間にも緊張感が出てきて、「癒し」の感じも少し削がれてしまいそう。最近では、一年中手軽に楽しめる多肉植物も人気なので、足場板古材との相性の良さを、どんどん生かしてもらいたいですね。
2024/02/07
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本日ご紹介するのは、◇国産杉の半屋外屋根下用の収納ボックスです。完全な露天だと、雨水が中に入ってくる可能性があるので、「屋根下」での使用限定。扉を開くとこんな感じです。オーダー商品なので、棚の配置なども、入れたいものにあわせて設定できるので、無駄はないですね。掃除道具だとか、ガーデニング用の道具だとか、資材などを入れるご予定だとか。高低差の大きな場所に設置されるということで、アジャスター付仕様なのですが、アジャスターも前用と後用で軸の長さを変えてあります。内部には、如雨露などをかけるためのハンガーバー。通常はワックス仕上げなので屋外で使用するとさびやすいのですが、今回は、錆止めスプレーを吹きました。金属製や樹脂製のものだと、お庭のイメージにあわないし、ちょうどいいものもない、とお悩みの場合は、ご検討を。ただ、完全な屋外では使用できません・・・・。商品データ********************************************◇国産杉 扉付き収納 半屋外屋根下用サイズ W700 H1550 D450 mm塗装 DB(ダークブラウン)参考価格 72000円(税込み 79200円)※別途配送費がかかります。
2024/05/24
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本日ご紹介するのは、◇国産杉のガーデンシェルフです。ネットのお客様からの問い合わせをいただき、オーダーサイズで製作しました。「花台」というのは、いろいろ規格品もあって、WOODPROの人気商品となっていますが、多段の棚になったタイプというのもニーズがありそうですね。最近は多肉植物が人気ということもあって、比較的小さなものをたくさん並べて飾るというニーズも増えています。そんなときには「台」よりも多段の「棚」の方がたくさん置けて便利。側面もオープンですので、比較的、日差しも受けやすくなっています。組み立てはビスで行っていただくので、手動でもOKですが、電動ドライバーがあれば極めて簡単。最近は、ホームセンターで2000円~3000円くらいで売っていますので、小さ目なものでも、あれば便利です。背面には、補強を兼ねて背板がついています。現在、規格化検討中。ご要望がございましたら、ご意見、きかせてください。商品データ*****************************◇国産杉 ガーデンシェルフサイズ W800 H1400 D400塗装 DB(ダークブラウン)参考価格 22000円(税込み 24200円)※別途配送費がかかります。
2024/05/28
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遅ればせながらベストセラーとなった「国家の品格」を読みました。 古本屋に行くたびに探してみたのですが、意外に出てない。 (新品を買え!って感じですが・・) 最近やっと入手し読んでみました。 著者の藤原正彦氏は数学者であり、作家の新田次郎の次男です。 講演会の内容を文章化してまとめたものということで、やや内容の薄さは感じられましたが、「日本理解」の入門書としては非常にいいのではないかと思います。 書評なんか読むと、「数学者とは思えない論理性の欠如」「誰でも知っているような初歩的な内容」なんて酷評もありました。 そういう人はもっと高度な内容の本を読めばいいわけで、本の意図からすると、みんなに分かりやすくということで目的を達していると思いますけど。 著者の言わんとするところを私なりに考えると ・西洋かぶれをやめよ! ・日本人の本来持っている精神(代表が「武士道」)を取り戻せ! ということなのだろう。 なぜそれが必要かということを例を挙げながら分かりやすく説明した本なのである。 西洋の文明を象徴するのは「合理主義」「自由」「平等」。 これはあたかも不可侵の大前提としてすべての議論がなされ、それに異議を唱えることさえ許されない雰囲気が全世界を覆っている。 が、それ自体が間違っていると著者は言う。 人間は自由でも平等でもない。 生まれながらにして自由などなく、平等でもない。 ルックスの違い、貧富の差、体格の差、学力の差、その他もろもろ、すべて平等ではない。 が、日本にはそれを補う精神性の高さがある。 それが「惻隠の情」。 惻隠の情とは、「同情・あわれみ」で、孟子の言葉に由来しているらしい。 同情とかあわれみとかいうと、どうもイメージがよくないが、要は「相手の気持ちになる」ということだ。 もっと平たく言えば「思いやり」ということか。 「優しいという字は、人に憂えると書く。人の憂いが分かる人が優しく優れた人だ!」 なんて、金八先生も言っていたようだが、同じ意味なのだと思う。 そこから、弱者へのいたわり、敗者への敬意などといった「武士道」につながっていく。 思えば、運動会の徒競走で順番をつけないことが「平等」かということが問題になったことがある。 運動能力はみんな違う。 学習能力も違う。 表面上の問題回避よりも大切なのは、敗者を辱めない心や、結果ではなく努力に対する賞賛なのだと思う。 教育とはそういうことを教えていくことに違いない。 ネットで「惻隠の情」を検索してみるといろいろな意見があることも分かってくる。 「武士道」は強者の弱者に対する憐憫を形にしたもので、上に立つものの「道」である。 士農工商の「農工商」あっての「武士道」である。 それを「日本の心」だと押し付けられても違和感を感じる、 と書いている人もいた。 確かにそれも一理ある。 いろんな意見を聞きながら、もっとみんな「日本」に関心をもったほうがいいと思う。
2006/10/28
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本日は、ウッドデッキの改修の「トリ」を務める、濡れ縁のつけかえです。前回は、「自宅デッキ 令和の大改修 8 室外機カバーの製作」でしたが、その続きです。2000年につくったウッドデッキの改修の、最後に残ったのがこの濡れ縁。さすがに、かなり老朽化して傷んでますね。この濡れ縁は、ウッドデッキと同じように、側面に幕板を張っていました。幕板でふさいでいると分かりにくいのですが、湿気を吸い込みやすい木の切り口側がふさがれて乾きにくくなるので、湿気の影響を受けやすくはなります。20年以上経過して、切り口側から劣化が進んでいることがわかります。この濡れ縁ですが、住居側には脚を付けず、壁面に直接根太材を固定していました。根太を外してみると、壁面との間に湿気がこもりやすく、外壁も汚れてしまっていたので、今回は、壁面への固定はやめて、住居側にも脚を付けることにしました。濡れ縁の脚部の下側、レンガの上には置いていましたが、地面に近く、湿気の影響を受けやすいため、かなり劣化して空洞になっています。一方、上側はというと、ほどんど傷んでません。使用条件によって、同じ材料でも、傷み方が全然違います。ということで、和室の前も、1999年に中古住宅を買った時の状態に戻りました。さて、脚の長さを決めてカットしたら、切り口にはしっかり塗料を塗ります。そして、住居側の根太組完成。樋が下りてきているので、配置する位置を変えるために、あえてずらしてあります。デッキ側は、デッキの大引きの上にのせて連結。根太組がざっと終わったら、借り並べ。床を張る際の隙間のスペーサーと、壁面との隙間用のスペーサーを端材で製作。下穴は、根太位置が確定していれば、まとめてあけた方が早いですね。そして、床を張り終えました。樋の部分は少し短めにカット。左側は先に製作したウッドデッキですが、ウッドデッキ側は完成度に2度塗りしているので、色が濃いですね。ということで、濡れ縁側も上から2度塗り。撥水効果でムラになる場合があるので、注意しながら行います。実際にやってみると、それほど撥水もせず、ムラにもなりませんでした。濡れ縁完成。これで、「自宅デッキ 令和の大改修」も終了です。今回は、幕板を取り付けずに、木口がオープンな状態にしました。6月23日は快晴で、とにかく暑く、体力が奪われましたが、なんとか完成しました。2階のベランダから見下ろした濡れ縁。デッキとの連結部にも全く違和感がなく、いい感じです。こちらが、デッキ部分。デッキ、フェンス、室外機カバー・・・、いい感じで仕上がりました。3月13日に床をはがしてから、2カ月以上かかってしまいましたね。ちなみに、床をはがした際のレポートはこちら。⇒21年目のウッドデッキの床をはがしました。
2021/05/24
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本日ご紹介するのは、アイアンエンドタイプのOLD ASHIBA(杉足場板古材)テーブルトップに、黒皮鉄のスクエアな脚をつけたテーブルです。アイアンエンドと合わせることで、より武骨で、インダストリアルな素材感が強調されますね。黒の塗装ではなく、「黒皮鉄」というのも実は素材感に大きく影響しています。黒皮鉄というのは、鉄を熱して圧延する際に、鉄の表面にできる黒い酸化鉄の被膜です。そのため、塗装と違って、すべてその表情も違います。現在発売を予定している商品は、天板とアイアンの脚をボルトで組み立てるタイプです。六角レンチで脚を固定したら完成です。OLD ASHIBA(杉足場板古材)の味わいと、黒皮鉄の素材感がよくあいます。商品データ******************************OLD ASHIBA アイアンエンド with アイアンスクエアレッグスサイズ w1500 d800 h710塗装 屋内用濃茶参考価格 74000円(税込み 81400円)※送料込み
2023/01/26
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本日は、お客様から、とっても素敵なお写真をいただきましたので、ご紹介いたします。最初の写真は、結婚式場の受付テーブルに置かれた「結婚証明書」です。フレームは、OLD ASHIBA(杉足場板古材)を使って、WOODPROで製作したもの。フレームの中のカラフルな木のピースは、お客様の方でご用意されたものです。中に入ったピースの自然な色のモザイクが美しいです。ご依頼者は、新郎のお母さまということになります。デザイン系のお仕事をしておられるだけあって、アイディアとデザイン感覚が素晴らしいですね。今回の木のピースをはめていって、いつも飾れるフレームに入れるというアイディアも、ご依頼者ご自身です。結婚式に出席された方が、木のピースをモザイクのように並べて、それをフレームに入れておけば、ずっと飾っておけますね。いつも飾っておくためには、オシャレであることが大事です。フレームの中のピースは、結婚式に出席した方の名前がレーザーで彫られていて、そのピースを枠にはめ込んでいくことで、「いつも見守っている」というメッセージになるんですね。まさしく、「結婚証明書」です。出席者のお名前も、ご依頼者様自らがホームセンターのレーザー加工機を使って、気持ちを込めて名前を入れられたとのこと。そのピースを、出席した方が、枠の中に置いて、埋めていきます。出席者のメッセージで埋められた枠を、インナーフレームの中に入れてます。フレームの構造も、結婚式のこの流れを想定してスムーズに、スマートに進めることができるよう、・ネーム入りのウッドピースを入れる「枠」・アクリル板で蓋をして、その枠を入れるための「インナーフレーム」・美観アップのための「アウターフレーム」の三層構造になっています。これが飾ってあれば、きっと、けんかしても仲直りが早いでしょうね。ほんとに、最高の演出です。末永く、お幸せに~写真越しにも、幸せのおすそ分けをいただいたようで、うれしいです。I様、お写真、ありがとうございます!さて、ここから、少し無粋な写真となりますが、発送前に撮った写真で、フレームの構造をご紹介します。先にご説明したように、フレームは三層構造になっております。写真の、一番上がウッドピースを並べていく「枠」。その下が、それを入れる「インナーフレーム」一番下が、「アウターフレーム」です。「枠」にピースを並べ終わったら、アクリル板で蓋をして、インナーフレームに差し込みます。インターフレームに枠を入れた状態で、既にしっかりしているので、結婚式場に集まった皆さんに披露できます。アクリル板の保護シートが貼ってあるので分かりにくいのですが、この下にモザイク状にピースが並ぶことになります。そして、そのまま、アウターフレームの裏側からインナーフレームをはめ込み、トンボで固定します。はい、完成。再度掲載となりますが、完成した様子がこちらです。新郎新婦のご両人同士はもちろんですが、お二人の周り方々のの、たくさんの愛情が詰まった素敵な「結婚証明書」。これから、二人で、人生という大海に乗り出していく二人の羅針盤になるのでしょうね。多少なりともお役に立てて、よかったです。
2023/05/11
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ギフトショーが終わった翌日の移動日。上野東照宮にお詣りした後、たまたま通りかかった国立科学博物館に入ってみました。予定では西洋美術館に行こうと思っていたのですが、残念ながら休館。ということで、代わりに入ったのが「国立科学博物館」でした。冒頭の写真は、国立科学博物館の外観。1931年に建てられた歴史的な西洋建築ですね。展示のメインは、本館の背後にある「地球館」という新館で、思った以上に分かりやすく魅力的な展示でした。ただし、地球の成り立ちから、生物の誕生、進化、科学の進歩など、内容が詳細で多岐にわたっており、それぞれ、しっかりとした説明などもあるので、本気で見れば、1フロアー1時間以上はかかるでしょう。恐竜の化石などを展示してあって、地球の誕生から、生命の誕生、海から陸へと生命が広がり、両生類から恐竜、哺乳類へと、生き物が進化した過程もわかりやすくビジュアルで見せてくれます。子供たちも、大満足で興味津々。こちら、牛の腸。とにかく長いのですが、こんな展示もあって、それぞれに分かりやすい説明が添えてあるので、しっかり勉強するつもりなら、なかなか先に進めませんね。動物たちのはく製。急ぎ足で見て回ったのですが、子供たちにとっては、素敵な刺激になりそうです。図鑑の世界が、リアルに目の前に広がっている印象でした。人類の進化、ということで、旧人類の骨から復元された、当時の人の姿。子供も大好きなティラノザウルス。科学の進歩についてもしっかり説明してあります。「木から鉄へ 道具から機械へ」エジソンの電球。元素記号の説明。地球館から、本館に移動すると、「日本館」があります。こちらには日本についての展示があります。天井も低いので、地球館と比べると、地味な感じはします。ただ、本館なので、冒頭の写真の建物の内部が見学できます。吹き抜けのエントランスホール。ステンドグラスも美しいですね。ということで、駆け足での見学となりましたが、また機会があれば、じっくりと見てみたいと思いました。
2023/09/14
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本日ご紹介するのは、オーダーで製作したOLD ASHIBA(杉足場板古材)のキャビネットです。引き出し、開き戸、可動棚がついた機能的な収納キャビネット。入れたいものがはっきりしている場合は、棚の高さや、引き出しの大きさ、扉内部の広さなどを無駄なく設計することができるので、限られた空間を有効うことができます。持ち家にしろ、賃貸にしろ、住む場所にはかなりのコストがかかりますので、「空間=コスト」ですので、できるだけ効率よく、気持ちよく暮らせるほうがいいですね。今回ご紹介しているキャビネットの塗装は「屋内用炭黒」という塗装で、OLD ASHIBA(杉足場板古材)の上に黒いCB(チャコールブラック)のステインを着色してから研磨、ウレタン塗装したもの。黒い塗装なので、「黒皮鉄」のアイアンの取っ手が明るく見えますね。引き出しも、浅いタイプと深いタイプの2種類。効率よく仕舞えて、取り出しやすいという点では、引き出しというのは、最も効率的な収納ツールでもあります。どういう場所に置かれるのかということまでは伺っていませんが、やっぱり、OLD ASHIBA(杉足場板古材)の家具というのは、存在感ありますね。商品データ**********************************************OLD ASHIBA(杉足場板古材) オーダーキャビネット サイズ W800 H890 D400仕上げ 屋内用炭黒参考価格 75000円(税込み 82500円)※別途配送費がかかります。
2023/10/05
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本日ご紹介するのは、OLD ASHIBA(杉足場板古材)+アイアンのスクエアタイプの脚がついたテーブルです。幅が2150mmある、ロングサイズ。脚間の距離も長いので、天板裏面に幕板状の補強を入れてあります。アイアンの脚を取り付けるための鬼目加工もしてあるので、六角レンチで締めるだけで取り付け完了。とりあえず撮影用に、ボルト4本だけで固定。横長のテーブルのニーズというのは、ありますね。2Mを少し超えたあたりというのが一番微妙で、2分割にすると窮屈だし、かといって、中央にも脚を入れるのも邪魔だし、という感じでしょうか。できない場合もありますが、既製品で収まらない場合は、お気軽にご相談ください。商品データ************************************OLD ASHIBA+アイアンスクエアLEGS サイズ W2150 D450 H710仕上げ 屋内用濃茶参考価格 85000円(税込み 93500円)※別途配送費がかかります。
2023/11/10
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本日ご紹介するのは、アイアンのフレームと、OLD ASHIBA(杉足場板古材)を組み合わせた、キッチン用のシェルフです。部材としては、こちら。アイアンのフレーム 2台可動棚用のアングル 2本OLD ASHIBA(杉足場板古材)は、天板・棚板・可動棚・補強板それから、付属のビスやボルトナット。取り付ける際には、寝かせて付ける方法もありますが、今回は分かりやすいように立てて組み立てました。倒れないように、椅子とかで支えておくと安心です。まずは、底板をビスで取り付けて、天板もビスで固定。今回は発送前の仮組み立てなので、細めのビスで固定してます。背面下部に補強板を取り付けます。今回は仮組なので、置いただけですが、本来は背面側からビスで固定します。ここまで固定すると、ぐらぐらしなくなって安定しますので、椅子などの転倒防止もいりません。実は、最下段はゴミ箱スペースでしたので、固定棚がつくのは中段だけでしたので、棚を移動。アイアンのフレームに空いている穴を使って、ボルトナットで可動棚用のアングルを取り付け。棚受けのアングルをつけた状態。可動棚用のボルト穴は、10㎝間隔で4箇所あけてあります。アングルに棚板を載せます。完成です。中段には、レンジが入る予定です。キッチンのちょっとしたスペースに、とっても便利ですね。商品データ******************************アイアン&OLD ASHIBA(杉足場板古材) キッチン用シェルフサイズ W550 H1200 D350仕上げ 国内用透明参考価格 57000円(税込み 62700円)※別途配送費がかかります。
2024/03/07
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本日は、ベンチの下がオープンなカバン置きになったベンチのご紹介です。飲食店などでは便利そうなベンチですが、飲食店でなくても結構便利。お子様がかばんを入れて置いたり、読んでる途中の本を入れて置いたり、筋トレの道具を入れて置いたり・・・・。前後の落下防止の幕板もるいていて、機能的。いかがでしょうか?商品データ********************************OLD ASHIBA(杉足場板古材) 収納棚付きベンチサイズ W1300 D400 H420仕上げ 屋内用濃茶参考価格 38000円(税込み 41800円)※別途配送費がかかります。※掲載時点の参考価格です。
2024/03/26
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広島県で最も人気のあるイルミネーションといえば、「国営備北丘陵公園」の「備北イルミ」です。冬の間、寒いし、花もないし、ということで、冬の間の客寄せとして行われているのだと思いますが、広島市からも遠く離れた県北のド田舎にもかかわらず、信じられないくらいの人出です。いろいろネットで調べてみると、理想は3時まで、遅くとも4時半には到着!ということだったので、昼過ぎにでて、2時ころ到着。まだ、駐車場はガラガラ。こちら、中入口を入ってすぐのメイン会場。まだ、ほとんど人がいません。寒風が吹きすさぶ中、園内を散策してみることに。この公園のひとつのコンセプトは、「農村の暮らし」。ということで、古い農家などが移築されています。大根も干してあります。広大な公園には、大きな複合型巨大遊具もあります。遊具全体が一つのお城のようになっていて、そこから、滑り台があったり、ロープがあったり、とにかく楽しめそう。備北丘陵公園の一番の売りは「花」。春にはチューリップ、夏にはひまわり、秋にはコスモス・・・・。冬は、春に向かって準備中・・・・・。大きなすり鉢状の芝生広場。野外コンサートなども行われます。1999年には、浜田省吾のコンサートもここでありました。(私は行ってません)野外ステージ横のメタセコイアの並木。落葉済。一周回ったら、4時くらいになりましたので、車に帰って本など読んで、5時過ぎに再度、中入口前のメイン会場にいってみると、人がかなり増えてました。5時半に点灯のカウントダウンがあって、点灯した直後の写真が最初の写真です。地面に近いところは、人の頭ばっかりです。中広場では、コンサートなどもあって、ごった返しているので、人の列に並びつつ、「農村」を模した比婆の里の法に向かいました。そこでまず目に入ってくるのが、イルミ夜桜。田んぼに水を張ってあるので、映り込みも美しいです。そして、ヤマタノオロチ。こちらも田んぼに水を張って、まるで鏡のを龍が泳いでいるようです。山の斜面の竹あかりも水面に写ってます。桜にヤマタノオロチに、竹あかりという「和」の演出も、イルミの中では珍しいですね。和傘のイルミも印象的です。「和」ですね~機織りの影絵。実際に中に人がいるので、声をかけると手を振ってもらえます。ということで、前編はこのあたりで終わります・・・・・2017年1月9日まで催されてますので、しっかりした防寒と、スタッドレスタイヤで、ぜひどうぞ。
2016/12/11
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結婚して30年あまり経過してくると、なにかと物も増えてしまい、食器棚では収まりきらず、どうしても天袋の上にも物を置いてしまいますね。ただ、あまり見た目がよくない。ということで、まずは、家にあった材料を簡単に組んで、天袋上に乗せる棚を作りました。これまでの経緯が気になる方は、こちらをどうぞ。⇒我が家のキッチン収納を OLD ASHIBA(杉足場板古材)に更新⇒OLD ASHIBA キッチン収納のカスタマイズ 1 天袋下の棚さて、今回は、天袋の上のカスタマイズです。作った棚を天袋の上に乗せるとこんな感じ。これで2段に置けます。あまり使わないものを上に乗せてみると、それだけで結構いっぱいになりました。そして、天井の桟の位置を確認しながら、天井に細長い木を取り付けます。これは桐材の塗装品。天井の桟の位置というのは壁面以上に分かりにくくて、結構失敗して天井に穴をあけてしまいました・・・(泣)そして、そこに、扉を付けます。なにしろ、天井にぶら下げるので、厚み15ミリの板を15ミリの厚みの板で連結しただけのもの。これに蝶番をつけます。そして、それを天井に取り付けた桟木に固定。キャッチはプッシュ式にしてみました。このキャッチをつけると、扉を押せば開くので、取っ手はなくても大丈夫。扉を上に開いたままでキープさせるために、ステーを付けます。取り付け位置の調整がなかなか難しいです。そして、扉を取り付けたところがこちら。ちょっと見苦しかった天袋の上がしっかり隠れて、キッチン収納との一体感も生まれました。扉を開くと、かちゃっと止まります。プッシュ式のキャッチなので、取っ手は不要なのですが、取っ手があるほうがいい、という奥様の要望に応えて、取っ手を付けました。そして、完成です。もちろん、ちゃんとした箱状の収納を上につける方法もありますが、どうしてもお金がかかります。この方法であれば、天井につけた桟木と、扉と、蝶番と、ステーと、キャッチでDIYできますので、20000円以内でできます。(内部の棚は除く)全体としてはとても使いやすくなって、奥様は大変喜んでます。
2020/04/16
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廿日市市大野にある妹背の滝は、駐車場なども整備されて、いまでは市民の憩いの場となっています。先日、「茅の輪くぐり」を紹介した大頭神社から少し川沿いを入ると、赤い橋があり、その下から撮った写真が最初の写真です。「妹背の滝」の妹背とは、仲のいい男女、夫婦のこといい、先のブログで紹介した落差50mでスリムな雌滝と、落差は少ないものの幅が広く水量豊富な雄滝がワンセットとなっています。写真の知識の話になりますが、望遠レンズで撮ると、遠くのものがギュッと詰まって写ります。それを「圧縮効果」といいます。この写真も、スマホを見ている男性のすぐ後ろに滝があるように見えますが、実はかなりの距離があります。それから、滝の流れが「なめらか」に写っていますが、これは「長時間露光」といい、シャッターが開いている時間を長くすることで、水の流れが線状に写って、滑らかに見えるという技法です。三脚を買うと、まず、最初に試してみたい技法でもありますね。この写真で、1/5秒です。手で持って撮影すると、必ず「手ブレ」するシャッター速度ですね。こちらは、1/125秒。普通、手持ちで撮ると、こんな感じになります。滝の水しぶきが止まって見えて、これはこれで迫力が出ます。さて、その妹背の滝ですが、朝の9時20分で、すでに結構な人がいます。よく整備されていて、水深も浅く、小さなお子様の水浴びにはぴったり。時間とともにさらに人も増えて、昼ごろにはいっぱいで、芋の子を洗うような状況となります。梅雨明けで水量は多めですが、それでも、滝の下に入って打たれることもできます。かなりの衝撃があるとは思います。傾向として、中学生くらいの男子がやりがちですね。無料でもありますし、小さな子供でも安全に楽しめて、おすすめです。ただ、かなり知れ渡っていて、9時くらいまでにいかないと、駐車にも困るかもしれません。
2020/08/06
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本日は、「ビス」について説明します。とても初歩的な内容ですが、適切なビスを選べるかどうかの大きなポイントになる割には、知らない人も多いですね。らせん状の溝が切ってあるものを「ねじ」といいます。なので、ボルトもビスも「ねじ」の一種です。とりあえず、今回の定義としては、「らせん状の溝が切ってあって、先端が尖っているもの」をビスということにします。冒頭の写真の①~⑥は、長さ以外に、形状的な違いがあるのですが、区別がつくでしょうか?それでは、形状の違いと特徴について説明していきます。まずは、頭の形状です。頭が丸いものと、平べったいものがあります。丸いものを「鍋頭」「丸頭」といい、平べったいものを「皿頭」といいます。鍋頭のものは、ビスで固定した際に、頭が丸く出っ張ります。皿頭のものは、固定する材用の方に「皿取り」があれば、頭がその中に納まるので出っ張りません。2種類の蝶番の写真で、形状はとても似ていますが、真鍮製の方のビス穴には傾斜がついて、口が広がっています。これが「皿取り加工」で、この場合には「皿頭」、一方、黒っぽい方の蝶番の穴にはその加工がないので、「鍋頭」のビスを使うのが一般的です。皿取り加工のない穴に皿頭のビスを使うと、頭が収まらないので出っ張ります。次に、こちらの写真を見ていただいて、違いが判るでしょうか?間違い探しのようですが、手前のビスは頭の下までネジ山がありますが、奥側のビスは、上の方にはネジ山がありません。途中までしかネジ山がないものを「半ネジ」といいます。板同士をあわせてビス固定する際に、隙間のない状態でビスが入っていけばいいのですが、隙間が空いてしまった場合、半ネジタイプのビスであれば、最後にネジが空回りすることでキュッと材料同士がくっつきます。こちらは、どちらも皿頭のビスですが、違いは、突起の有無です。左側のビスの裏側には筋状の突起があるのがわかるでしょうか?これを「フレキ」といい、ビスを締めていって最後に木材にめり込む際に、突起の部分が材料を削っていくので、皿が材料を押さえて捲れたりしにくくなっています。皿取りの下穴をあけない場合には効果的です。ちなみに、「フレキ」のないものは「ラッパ」といいます。こちらは、ビスの先端の様子です。右側の先端には、ねじ山をまたがって溝が入っているのがわかるでしょうか?この加工を「先割れ」といい、「錐」のように、材料を削りながら入っていくので、材料割れが起こりににくかったり、差し込みやすかったりします。最後に、似たような形のビスですが、説明した内容を踏まえて、種類を見極めてみましょう。左から・フレキ付き 先割れ(ちょっと分かりにくいですね) 半ネジ・皿頭 半ネジ・皿頭(ラッパ) 半ネジとなります。ちなみに、一番右側の、大き目の山で、山の間隔が広めなものが、厚板の固定などによく使われる「コーススレッド」というタイプのビス。中央の、細かなねじ山で、半ネジとなっているタイプが一般に「木ねじ(もくねじ)」と言われるもの。一番手前の細めのビスは、材料割れを起こしにくいので、下穴をあけるのが面倒な方にお勧めの「スリム」タイプのビスです。
2022/06/22
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本日は、非常にプライベートな話題で恐縮なのですが、孫たちが、足場板で作った時計で「川越市児童生徒発明創意くふう展」で、ふたりとも優良賞をもらったというお話です。次男一家が夏休みに帰省してきた折、広島にある【WOODPRO SHOP】に行き、そこで、夏休みの工作用に「時計DIYキット」と、古材の板を購入。そして作ったものが、今回表彰されたようです。【WOODPRO SHOP】では、時計のムーブメントと針をセットにして、「時計DIYキット」として売ってます。彼らだけでお店に行ったので、どんな材料を買ったのかも知りませんでしたが、その表彰された作品がこちら。まずは、小学四年生のおねえちゃんの作品。結構特徴のある板を選んだようです。数字や、タイルも、【WOODPRO SHOP】で買ったものですね。タイトルは【日めくり はいざい(廃材)おしゃれ時計】下に、月日曜日のカードがついていて、それを日々セッティングする、というものです。応募にあたってかかれた説明文は「足場板という、すてられる予定だった板を使って、時計を作りました。工夫したところは、日付をつけてパッとみただけで、分かるようにしたところです。足場板をリサイクルしたら、SDGsになると思いました。後、時計の数字のかわりにタイルをはって、足場板のふんいきに合わせて、オシャレにしたところがポイントです。」ちょうど、学校で、SDGsの勉強をしたところだったようで、それも表彰のポイントだったかもしれませんね。足場板・SDGs・おしゃれ、と、素敵なキーワードが盛り込まれて、私が書かせたような感じですが、私は一切関与してません。続いて、小学二年生の弟の作品がこちら。「たのしい虫虫木のぼり時けい」板のテイストや、文字盤はおねえちゃんのデザインそのままという感じですが、「虫」が時計にくっついているというところが彼らしさです。古材の風合いは、確かに、虫がくっついても馴染みます。説明文は「おじいちゃんにもらったすてるよていの足場いたで時けいをつくりました。虫をたくさんかいて図かんも作って、はりに虫をつけて、いろんな虫がたのしくあそんでいるようにしました」ちなみに、板は、おじいちゃんにもらったものではなくて、【WOODPRO SHOP】で買ったものですが。右上にくっついているのが自作の図鑑のようで、中身はこんな感じです。ということで、とっても手前みそ的な記事で失礼しました。手前みそついでとなりますが、おねえちゃんが持っている小さい方の賞状は、校内持久走大会で、学年2位だったというものです。小学生ながら、じいじの仕事は「SDGs」だと理解しているようで、よかったです。
2022/12/09
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本日ご紹介するのは、冒頭の写真の通り、周囲にステップがついたベッドフレームです。【WOODPRO SHOP】で、いろんなものをご購入いただいている、超常連のお客様なのですが、今回のご要望は、「周囲にステップを付けて、なおかつ、それを支える脚をできるだけ見えないように」という難易度の高いもの。脚が見えにくいように内側に入れると、当然、支えの先端を延ばすようになり、とても不安定になります。何しろ、初めてのご要望なので、工場の製作スタッフも相当悩んだようです。そして、基本的な構造は、「パーゴラ」のように、縦横の桟を相欠きにして井桁状のフレームを組み、その交点に脚を配置して支える方法。いろいろ悩んで試行錯誤したのち、工場で組み立てて完成。ここから塗装して、納品となりました。ここから、【WOODPRO SHOP】のスタッフが設置の際に撮ってくれた写真です。まずは、井桁の骨組みを組み立て。そして、それから脚部と、ヘッドパネルを取り付け。組み立ては基本的に、専用のボルトを六角レンチで締めるだけです。そして、周囲にステップとなる板を取り付け。ステップを支える脚も、ほとんど気になりません。(よかった)それを足元からみた様子です。そこに、スノコパネルを置きます。スノコパネルを置いた状態で、スノコが周囲から20mm下がった状態になります。その窪みに、マットレスを置くと、完成です!ものすごくかっこいいベッドの出来上がり。最後に、工場で仮組した際に撮った、ステップ下の様子です。結構複雑な構造になってますね。今回は、これまで製作経験のないもので、「作ってみないと分からない」問題も多く、納期が遅れることもご了解いただき、かつ、製作途中で仕様変更のご相談をさせていただく可能性ありという前提でお受けしました。地元広島の【WOODPRO SHOP】のお客様ということもあり、そのあたりのご理解がいただけたのは助かりました。仕上がりについても、大変気に入っていただけたと、【WOODPRO SHOP】スタッフからの報告。ほっとしてます。商品データ**********************************OLD ASHIBA 周囲ステップ付きベッドフレームサイズ L2885 W1860 H235(ヘッド 700)ミリ※ マットレス部 1985×1400仕上げ 屋内用薄茶参考価格 170000円(税込み 187000円)別途配送費がかかります。
2023/02/09
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本日ご紹介するのは、小さ目の接客カウンターです。【WOODPRO SHOP】でご注文をいただいたので、詳細は不明なのですが、おそらく、通常のレジカウンターの近くに置いて使うのだと思います。冒頭の写真は、スタッフ側からみたもので、引き出しや可動棚がついています。そして、こちらが、お客様側。OLD ASHIBA(杉足場板古材)パネルで化粧してあります。この小さな接客カウンターは、段差のある所に設置する、ということで、下には「台」も付いています。お店というのは、限られたスペースで、効率よく、かつ、お客様からの見た目や、動きやすさなども問題になってくるため、既製品を並べただけではイメージダウンにつながったりする場合もあります。「ちょうどいい既製品がなくて困ってる」という場合は、ぜひ、WOODPROにご相談を。
2023/09/01
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本日ご紹介するのは、OLD ASHIBA(杉足場板古材)のスライドテーブル付きカウンターです。お店のカウンターに利用されるとのことで、こんな感じで作業をするときには、スライドテーブルを出して作業します。向こう側がお客様の側になるので、目隠しの背板も外側が表(古材面)になるようにしてあります。お客様側から見ると、こんな感じで、シンプルなデザインの、古材のカウンターですね。時々ラッピングなどの作業が必要になるようなカウンターには最適かも。ただ、あまり荷重をかけると、カウンターがひっくりかえる可能性があるので、体重をかけるほどの作業はできませんね。スライドテーブル付きのデスクの場合、これまで、電子ピアノなどを置くケースがほとんどでしたが、こんな感じで、簡易作業台付きのカウンターといいうのもいいアイディアだと思いました。下のスペースには、市販のキャビネットを入れるそうです。商品データ******************************OLD ASHIBA(杉足場板古材) スライドテーブル付きカウンターサイズ W1500 D600 H800仕上げ 無塗装参考価格 63500円(税込み 69850円)※別途配送費がかかります。
2023/09/19
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本日ご紹介するのは、OLD ASHIBA(杉足場板古材)のキッチンキャビネットです。お客様のご要望で、出っ張った取っ手は付けずに、引き出しの前板に、指をかけるための欠き込みを行っています。引き出した感じがこちら。やはり、無垢の木、しかも、古材ならではの味わいがありますね。欠き込みに指をかけて引き出すことはもちろんできますし、欠き込みから指を入れて、下側に指をかけて引き出すこともできます。スライドテーブルの前板は古材ですが、棚板部分には、◇国産杉の新材を使用しています。キャビネットのボックス本体の外側(前側)に、扉や引き出しの前板がついたタイプを「アウトセットタイプ」といいます。正面から見ると、ボックス部分がほとんど見えず、すっきりとした印象があります。ただ、工場の前で撮ったので、周囲が殺風景ですみません。最後に、お口直しに、お客様から送っていただいた写真もご紹介します。やはり、ちゃんとした場所に設置すると、よく見えますね。福岡県のN様、写真掲載のご快諾、ありがとうございます!商品データ*****************************************OLD ASHIBA アウトセットキッチンカウンター(欠き込み取っ手)サイズ W1300 H970 D450塗装 屋内用薄茶参考価格 130000円(税込み 143000円)※別途配送費がかかります。
2023/10/25
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本日ご紹介するのは、OLD ASHIBAの引き出し付きの「台」です。幅 850mm 高さ460mm 奥行は200mmしかありません。引き出しとなっているボックスは 「OLD ASHIBA U-BOX」のオーダーサイズです。取り出して、そのまま持ち運びできますし、そのままどこかに置いても、問題ありません。お見積りの際に伺ったところでは、ミニ仏壇的に、この上に写真を飾ったりして使われるとのこと。引き出し部の奥には、クッションが付けてあります。「台」となっている外枠が収縮して奥行が狭くなると、箱部分が前に飛び出してしまうため、あらかじめ箱は少し小さく作ってあります。そのままだと、奥に入りすぎるので、奥に5mm程度のクッションを貼って、閉めたときのクッションと、位置調整です。スペースに限りがあると、なかなか既製品では間に合いません。そんな時は、多少割高でも、オーダーサイズで作る方が、長い目で見るとストレスがないかもしれませんね。商品データ*************************************************OLD ASHIBA U-BOX(オーダーサイズ)+キャビネットサイズ U-BOX W369 H115 D190 参考価格 4000円(税込み 4400円)×2キャビネット W850 H480 D200 参考価格 8500円(税込み 9350円)計 16500円(税込み 18150円)仕上げ 無塗装
2023/11/27
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本日ご紹介するのは、「まぐろ」です。それは冗談ですが、神奈川県のK様からいただいたお写真のインパクトがあまりに強かったので、OLD ASHIBAのオーダーフレームには目が行かず、「まぐろ」に行っちゃいますね。実はこれ、新聞広告だそうです。新聞紙を広げたものを、さらに2枚横につなげた特大横長サイズ。朝日新聞にイオンが掲載した「まぐろ実寸大広告」これだけインパクトのある広告であれば、ネット上にも情報があるはずと思い調べてみると、こちらの記事が見つかりました。⇒天然の幼魚に頼らない「完全養殖」の本まぐろ 原寸大・折込広告を発行2015年6月20日の折り込みで、地域限定の配布であったとか。関東と関西の一部が対象なので、ご覧になられた方は多かったのかもしれません。K様によれば、お義母さんが感心してもってきた新聞広告を、何年もそのまま画鋲で壁に貼っていたところ、家を訪ねてくる友人や出入りの工務店さんに好評だったため、家のリフォームを機に額縁に飾ろうということになった、とのこと。確かに、迫力ありますね。結果、WOODPROにフレームのご注文をいただいた次第です。フレームは、無塗装のOLD ASHIBA(杉足場板古材)。それに、K様の方でワックス仕上げされました。昔からそこにあったように、空間になじんでますね。K様、お写真、ありがとうございます!ということで、マグロのインパクトが強くてフレームのことが分かりにくかったと思いますので、ちょっとご紹介します。こちらが、発送前に撮影したオーダーのフレームです。アクリル板に保護紙が貼ってあるので、イメージしにくいと思いますが、2枚のアクリル板で作品を挟む仕組みになっています。「OLD ASHIBA イージーフレーム」のオーダーサイズのご依頼をしばしばいただくのですが、サイズの大きなものは、強度の問題もあって製作できないため、大型サイズは、このタイプで対応しています。フレームは、一辺がボルト固定になっていて、それを外して中身を出し入れします。ボルトを外すと、こんな感じでフレームの一辺が外れます。商品データ************************************OLD ASHIBA オーダーフレーム 縁サイズ35mm角 ボルト着脱式サイズ W1684 H605仕上げ 無塗装 ※今回の事例は、現地でワックス仕上げ参考価格 21500円(税込み 23650円)※別途配送費がかかります。
2023/12/12
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本日ご紹介するのは、玄関のシューズスペースに使った、OLD ASHIBA(杉足場板古材)のスノコ型踏み台です。冒頭の写真は、ご依頼主の長野県のK様からいただいたお写真。スポーティな自転車が置いてある手前にあるのが、OLD ASHIBAの踏み台ですね。ちなみに、壁面の棚板も、OLD ASHIBAです。ナチュラルな玄関スペースにも、しっくりなじんでいて、いい感じ。いったんここで靴を脱いで家の中に入るわけですが、靴の収納スペースは、この壁の向こう側にあります。扉を開閉せずに靴の出し入れができますし、とっても機能的で収納量も豊富。スノーボードが立てかかっていたり、かなりアクティブなご家族であることが想像されますね。こちら、足元のアップ。靴を脱いで、このOLD ASHIBAの上を歩くわけですが、やっぱり、木というのは、極端に冷たくなったり、暑く成ったりすることがないので、素足でもある程度快適なのではないかと思います。こちら、シューズスペースの入り口のようす。ここで靴を脱ぐことになります。奥に見えるスキーの板。これからが本格的なシーズンですね。大阪から長野に引っ越されたとのことですが、こういったご趣味との関係もあるのかな、なんて勝手に想像したりします。(勝手な想像です)ここから、出荷前に工場で撮影した写真を使って、少し細かくご説明します。表から見ると、OLD ASHIBAの板が並んだシンプルな形。玄関のタタキで使用するということで、板と板の間には少し隙間があけてあって、砂などが下に落ちるようにしてあります。裏面はこんな感じ。スノコのように、裏に桟木が取り付けて会って、その下に緩衝材兼湿気防止のゴム片が取り付けてあります。手前の隙間なく並べてあるのは、自転車スペースに置いてあるもの。奥にあるのは、シューズの棚の間に置いて使用する、隙間のあるタイプ。こうして工場で作ったものが、お客様のもとに届いて、快適な暮らしのお役に立てるというのは、感慨無量です。長野県のK様、お写真、ありがとうございます!年末年始、お忙しいとは思いますが、風邪には気を付けて、お過ごしください。※余談ですが、玄関のたたき、というのは、玄関の扉を入って、室内に上がる上がり框の間にある土間スペースのこと。漢字では「三和土」と書きます。これは、日本家屋の玄関の土間部分に使われた、3種類の土を混ぜて作る土のこと。たたいて固めたことから、タタキというらしいです。
2023/12/26
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本日は、広島にある【WOODPRO SHOP】で撮影した写真から。OLD ASHIBAのキャビネット、天板、シェルフを組み合わせたデスクスペースですね。シェルフの棚位置をキャビネットの高さに合わせることで、天板の支えも兼用しています。【WOODPRO SHOP】でこうして提案展示しているせいだと思いますが、【WOODPRO SHOP】では、このパターンが結構頻繁に注文になっていますね。ドアの位置、窓の位置、収納の位置は、それぞれの部屋で違いますし、そこに、日当たりぐあいや動線などの要素も加わってくると、限られた空間での三次元的な有効活用が必要になってきます。なおかつ、子供の成長による使い方の変化を考えると、分解して再構成できる家具というのは、とっても使い勝手がいいですね。今回の組み合わせパターンですと、キャビネットには、引き出しからオープンな棚までいろいろ種類があります。⇒OLD ASHIBAキャビネットもちろん、天板の材料にも、いろんなサイズがあります。⇒OLD ASHIBA幅つなぎ材シェルフも、幅、高さ、奥行、棚位置までオーダーメイド。⇒OLD ASHIBAシェルフ組み合わせて、オリジナルなデスク空間を作ってみてはいかがでしょうか?
2024/01/23
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本日ご紹介するのは、ロフト用の階段部材です。側板は◇国産杉 段板はOLD ASHIBA(杉足場板古材)を使ってます。側板には、段板を取り付けるための溝加工を行いました。溝の深さは5mmです。ご指定の高さにあわせて、各段の高さも、ほぼ均等に割り振って加工してあります。ロフト用ということで、角度は急な76度。「階段型飾り棚 ラダーシェルフ」をそのまま伸ばしたような角度です。国産杉の新材の加工された溝にOLD ASHIBA(杉足場板古材)の段板をはめ込んで、側面からビス固定します。撮影用の仮並べ。もう一方の側板をセット。仮並べなので固定はしていませんが、側面からビスで固定したら完成です。建物への固定はお客様がご用意されるということで、今回は、加工した部材をご注文いただきました。商品データ***********************************OLD ASHIBA+◇国産杉 ロフト用階段部材サイズ H2550 W400仕上げ 無塗装参考価格 20000円(税込み 22000円)別途配送費がかかります。
2024/03/22
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本日は、自宅のパソコン机の拡張DIYのお話です。拡張前の状態がこちら。実は、これも、2018年に拡張したもの。パソコン作業とともに、ちょっとした筆記作業などもできれば、ということで広げました。その際のレポートはこちら。⇒自宅パソコン机の奥行きを広げるこちらが、第一次拡張の状態。第二次拡張では、横幅を15センチ、奥行を6センチ広げます。板を外しました。もともとがこの状態で、パソコン作業以外はしにくい広さですね。天板は、◇国産杉の幅はぎ材を利用。これを、本棚の形にあわせて、カット。延長のための支え。先端は斜めにカットして、足があたってもいたくないように配慮。こういった部材は、あらかじめ打ちやすい状態で、途中までビスを打っておくと、後の作業が楽です。厚みがあるので、「座ぐり付き下穴キリ」で、下穴と一緒に、深さ20mm程度を目安に、座ぐりもしてあります。こんな感じですね。こうして穴加工してビスを打てば、長いビスでなくても固定できます。それを、既存の天板の下に取り付け。既存の天板と、新たに付ける延長部分の厚みあわせのため木片を挟みます。拡張用天板を固定。下から上にビスを打つので、あらかじめビスを途中まで打っておくとストレスも少ないですね。そして、その下に、ちょっとしたものが置けるように、棚になるように板を取り付けました。はい完成。幅、奥行ともに広がって、ぐっと使いやすくなりました。「インテリアカラー ナッツ」の塗料で、着色。机も広くなったので、パソコン作業と並行して、ほかの作業もできます。以前の拡張部分と比べてみると、大きさの違いは、一目瞭然ですね。使い勝手もかなり違います。
2024/05/16
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本日は、東京都のH様から、素敵なお写真をいただいたのでご紹介いたします!OLD ASHIBAで作られた洗面台です。ご注文は「無塗装」でしたが、お客様の方で、ブライワックスで仕上げされています。OLD ASHIBA(杉足場板古材)の素材の味わいが一番出やすいのは、個人的にはワックスだと思います。ちなみに、工場での製作途中の状態がこちら。左がミラー部分で、引き出しは履いていませんが、右に置いてあるのが洗面台。洗面台部分を後ろから見ると、こんな感じです。引き出しの後ろが配管スペースですね。発送前に急いで撮ったので、こんな写真ですみません。両脇には縦長の収納、中央も内部が収納になっています。両脇の縦長の収納に挟まれたミラーキャビネットは、通常WOODPROで販売しているものでは対応できません。というのは、開いた際に、扉の厚み分ボックスからはみ出してしまうためです。そこで、今回は、以前ブログでも紹介した「スライドヒンジタイプ」を利用しています。⇒OLD ASHIBA ミラーキャビネット Bタイプ Mサイズ現在、ネットでは未発売ですが、製作は可能です。台の上には、現地でタイルを張ったうえで洗面ボールを設置。ワックスは特に、水には弱いので、タイル張りなら安心ですね。洗面台の横にも、OLD ASHIBA(杉足場板古材)の板を使った棚を設置。機能的で、とっても素敵な洗面台ですね。実は、東京都のH様には、これまでもいろいろご注文いただいておりまして、いずれも、私の想像を超えた仕上がり具合で、驚かされます。こちら、2020年にご注文いただいたキッチン収納。⇒拙ブログ OLD ASHIBA(杉足場板古材)オーダーキッチン収納ワックス仕上げて、アンティーク感がありますね。こちらも2020年にご注文いただいた、「内部窓」。⇒拙ブログ OLD ASHIBA(杉足場板古材)内部窓 設置写真いただきました。写真のスタジオかなにかかと思うような仕上がりでした。ちなみに、この内部窓はホワイト系のバージョンもあります。シャビーシック というのは、こういうまさにこういったイメージですね。ちなみに、取っ手は、お客様が取付されたものです。ということで、打てば響くメーカーを目指しておりますので、できる場合とできない場合はありますが、お気軽にご相談いただければと思います。東京都のH様、素敵なお写真、ありがとうございます!
2024/06/19
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本日ご紹介するのは、アイアンレッグスU型にキャスターを付けるオーダーです。当初は、両側にキャスターを付ける、というご依頼でしたが、頻繁に動かすわけではないので、片側だけでもOKということになり、最終的に、片側だけになりました。左脚が、H415mm。右脚H320mm。キャスターの高さがちょうど95mmです。天板の裏面に、U型レッグスをビス固定します。今回は、「自在」のキャスターを採用しましたが、一方を持ち上げて移動するということであれば、「固定」タイプのキャスターでも問題はなさそうです。ひっくり返しすと、移動しやすい台になります。今回の用途は、一般的なテレビボードではなく、植物を飾る台だと伺ったような・・・。日当たりなどを考慮して、必要に応じて移動しやすいようにキャスター付きのご要望。下段の棚にも置きたいものがあるので、できるだけ内寸高さが取れるようにということで、キャスターのボルトもカットして、出っ張らないように溶接してあります。ということで、最下段に棚板を入れた状態。下段の内寸高さも300mm程度確保できます。棚板は差し込み式なので、一段上の段に乗せることもできます。と、なかなか機能的ですね。商品データ****************************************************OLD ASHIBA 幅つなぎ材 1000×350×35 8960円(税込み 9856円)×1OLD ASHIBA 幅つなぎ材 1000×295×35 7800円(税込み 8580円)×1アイアンU型レッグス H415 7500円(税込み 8250円)アイアンU型レッグス H320 6500円(税込み 7150円)★キャスター取付加工 7000円(税込み 7700円)参考価格 計 37760円(税込み 41536円)塗装 屋内用透明
2024/06/27
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本日は、廿日市市吉和にあるウッドワン美術館で開催中の「ゆるかわふうの世界」についてのご報告です。冒頭の写真は、深い海の底を泳ぐ、くじらですね。美しい「青」がとっても魅力的です。11月23日(土)に行ってきたのですが、偶然その日は、作者であるゆるかわふう氏本人による、作品の解説が行われることになっていて、ほんとにラッキーでした。中国山地の山間の美術館であるにも関わらず、たくさんの方が来られてました。作者による解説の様子がこちら。作品の背面にLED照明が入っていて、そのバックライトで作品が浮き上がってきます。なんと、「濃淡」の表現を「厚み」の違いで表現しているところです。バックライトがついている状態。こちらは、バックライトが消えているよう状態。表面の凹凸が分かりやすいように、よこから光があててあります。明るい色の部分は「薄く」、青みの濃い部分は「厚く」なっています。そのため、青い瞳の部分や眼のふちが出っ張っているのが分かるでしょうか?なんと、この魅力的な「青」の秘密は、建築用の断熱材として使用される「スタイロフォーム」。もともとの素材の色が青みがかっていて、背面から白い光を当てるだけでつかみのある美しい「青」が生まれます。30mmの厚みのスタイロフォームを、カッターとか、はんだごてとか、シンナーとか、金属のドリルとかを使って削っていき、薄くなったところは明るく、厚いところは深い青になって表現されるというわけです。こちら、白クマ。この青は、スタイロフォームを透けて見える光の色です。水の流れに沿うような毛並みも見事に表現されていて、すごいです。写真だと、実際の「光」が感じられないので伝わりにくいのですが、神秘的ともいえる美しさですね。別のメーカーには、オレンジ色の断熱ボードもあるそうで、それを使った親子の象の作品の前で解説されるゆるかわふう氏。東京芸大の建築家卒で、建築物のひな型などを、スタイロフォームで作ることが多く、その時に、この技法を思いついたのだとか。水しぶきを上げながら駆ける、親子の象。象の皮膚の質感の表現ももほんとに素晴らしいです。こちらは、クジラ。クジラの目。こちら、横浜の大さん橋。その他、たくさんの作品どれもが驚きの連続といっても過言ではありません。ウッドワン美術館のある廿日市市吉和は、標高600Mの山間部なので、すでに紅葉は終わっていますが、途中の景色はまだまだきれいです。この週末あたり、ぜひ、どうぞ。おすすめです。12月8日まで開催中。
2024/11/25
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日曜日、トライアスロンの応援に行った後、廿日市市極楽寺山の蛇の池に行ってみました。睡蓮がいっぱい咲いて、きれいでしたね。この池には、昔大蛇が住んでいたといわれています。出雲で、ヤマタノオロチが、スサノオに退治されたあと、ここから大蛇がいなくなったといわれています。山の上にあるのに、不思議と水が枯れません。2、3年くらい前、空梅雨のために、山のふもとの水田が水不足になったとき、この池の水を放水したことがありました。そのときは、睡蓮も相当被害を受けたようです。本日も、ご訪問ありがとうございました。
2012/06/19
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分かりやすく一枚だけ色を変えてみました。上の写真と下の写真で、何が違うでしょうか?間違い探しみたいですが、違うのは、板の裏表ですね。年輪を見ると分かりやすいと思います。上側は、年輪が山なり【∩】になっています。下側は逆に、谷【∪】のようになっています。木材用語では、年輪から遠い面、すなわち、外側に向いている面を「木表」といい、逆に、年輪に近い面を「木裏」といいます。ということで、上側を「木表使い」。下側を「木裏使い」といいます。木材というのは、製材時の水浸し状態から乾燥していく過程で、収縮して、それにともなって変形します。一般的に、木表を上にしたときに、∪状に反ってきます。写真を見ても、上側が全体に∪状に、下側は∩状に反っていることが分かると思います。足場板の場合には、最初の出荷は「生」の状態で、それから、建築現場で使われながらだんだんと乾燥し、こんな感じで反ってきます。なので、極端な話、足場板の古材を使うからには、反ってない材料などありません。普通の材料ですと、乾燥して反った状態のものから、削ってきれいな四角形の材料を取ります。でも、足場板古材の場合には、削ったら「終わり」ですから、それはできません。結果として、OLD ASHIBAは、宿命的に「反ってる」のです。では、OLD ASHIBAは、木表、木裏、どちらを優先して使えばいいのか?ということが問題になります。結論からいいますと、古材であり、表情も表裏で違いますし、個体差も激しいので、「お好みの方を使ってください」ということになります。とはいえ、一般論として解説いたしますと、・欠き込みなどを行わず、そのまま板同士をあわせてビスなどで固定する場合には、木裏の方が楽です。木表を上にした上側の写真を見てもらうと、板の中央一点で下の台と接しています。これは、安定しにくいので、合わせ目の段差も大きくなりやすいです。一方、下側の木裏使いの場合には、板の両端で台と接していますから安定しやすいという理屈です。板の合わせ目も段違いになりにくいですね。ということで、組立てが楽で、失敗しにくいのは、下側の「木裏使い」です。・にも関わらず、WOODPROの工場で組み立てている製品は木表使いが多いです。なぜかというと、工場で組み立てられる製品のほとんどは、「板の合わせ目」に溝加工などの欠き込みを行っているからです。溝加工を行う場合、材料を安定させるために、木裏を表にして材料を置いて、木裏側に溝加工を行います。結果として、木表側が表面側になる、という理屈です。溝加工する刃物は、足場板を置いてある面からの高さを決めて加工されますので、基準面から30ミリに設定すると、厚い材料は深く、薄い材料は浅い溝ができます。さらに、反って山なりになった部分は深く、端の方では浅くなります。これが結果的に、材料の厚みに影響されない精度を実現し、板同士をぴったりにくっつきやすくします。なんだか、だんだんと難しい話になってきたので、今日はこの辺でやめましょう。いやー、説明するのって、難しいですね。
2013/04/11
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無垢の一枚板というのは、当然のことながら、木の直径よりも広い材料は取れません。そのため、木材というのは、幅が広く、長くなればなるほど価値が高くなります。そのため、一枚板の天板などが高額になるのはしかたありません。その問題の解決法の一つとして昔から行われてきたのが、「幅はぎ」という加工です。板を幅方向に貼り合わせることで、幅の狭い板から、幅の広い板を作ります。冒頭の写真は、杉材の幅はぎ材です。一枚の板の幅は広くありませんが、それをつなぐことで、幅の広い材料が生まれます。一定の幅の材料の場合もありますし、バラバラの幅の材料をつないでいる場合もあります。家具屋さんでダイニングテーブルを見てみると、その多くが「幅はぎ材」です。完全な一枚板というのは、「一点もの」になりますので、規格商品としては流通しません。幅はぎ材から、さらに細かな材料を寄せ集めて接着したものが「集成材」です。集成材は、長さの方向もジョイントしているので、節などの欠点はすべて除去してしまえるため、見た目がきれいなのが特徴です。その分、使用されている材料一枚ずつの木目は生かされず、どちらかというと、「集成」されたパーケット状態そのものがデザインといったイメージです。幅はぎ材は、単純に幅方向に並べて接着しただけのものなので、家具の職人さんたちが昔から行ってきた加工ですが、「集成材」は、木材加工の工業化の中で生まれてきたもの。例えば、縦方向のジョイントは、「フィンガージョイント」といって、ギザギザを組み合わせたものとなっています。こうすることで、接着面積を増やして、強度の安定性、信頼性を高めています。そのため、木材の合わせ目が、「あみだくじ」のような感じになります。実際、集成材を使って、あみだくじをすることもできますね。さて、この杉の幅はぎ材ですが、奥行の広いボックスや棚板に使うには、とっても便利で、これまで販売していた「◇国産杉DIY素材」との相性は当然いいです。DIY素材の場合、一枚板だけだったので、幅広の棚板などは対応できませんでしたが、「幅はぎ材」を使うことで、棚板も簡単にご用意できますね。ということで、「杉幅はぎ材 DIY素材」近日発売予定です。
2021/02/25
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本日は、ビス頭を隠す、ダボ埋め加工について解説します。冒頭の写真のように、ダボのあとがアクセントにもなります。木材をビスで組み立てる、というのは、個人的にはとっても合理的な方法だと思います。木材には繊維があり、ビスを使って繊維にビスの山(凸)を食い込ませることによって接合します。釘は、木材の圧力によって固定しますので、まっすぐ引っ張る力が働けば抜けやすく、接合力という点では今一つ。かつ、ビスのように「逆回し」で抜くことができないので、抜くときは「釘抜き」を使うことになります。かつては木材の組み立ては「釘」が一般的でしたが、今では釘と金槌で組み立てる人は少ないですね。接着剤で接合する、という方法もありますが、基本的には「不可逆的」な接合なので、再利用が難しくなります。古民家などの材料が再利用されるのは、組木という手法を多用して「分解できる」ように作ってあることがポイントだと思います。おそらく、2×4住宅を分解しても材料の再利用は不可能でしょう。さて、ビスで組み立てる話ですが、組み立て後はこんな感じで、ビス頭が見える状態になります。釘に比べるとビスの頭は大きいので、目立ちやすいのは事実です。そこで、ビスの頭をダボで埋めて隠す、という方法を説明します。ビスで組み立てた状態はこの状態。電動ドライバーでさらに締めこんでビス頭をめり込ませます。杉材は比較的柔らかく、ビス頭に「フレキ付き」のものであれば、きれいにビスがめり込みます。おおよそ10mm~15mm程度めり込ませます。ビスが「フレキ付き」でなく「ラッパ」だと、木の表面を起こして捲れてしまうのでこの方法は使えません。「フレキ」というのは、ビスの皿の下側にある突起のことです。左がフレキ付き、右がラッパです。その場合は、あらかじめ、皿部分が収まるような座繰りの穴をあらかじめドリルであけてからビス固定する必要があります。こんな下穴キリがあります。⇒下穴用皿取キリ(下穴3ミリ×皿取9ミリ/木工用)また、電動ドライバーがパワー不足の場合はビスが入っていかない場合もありますので、要注意。穴にダボを差し込みます。8mmのダボです。ちょうどコーススレッドの頭の大きさとフィットします。ゴムハンマーなどでたたいて埋め込みます。木材が収縮すると、ダボが出っ張る可能性もあるので、微妙に浮かせるくらいの感じが一番いいのですが、これは加減が難しいところです。ダボの出っ張った部分をカットします。通常ののこぎりで切ると周辺に鋸の刃で傷をつけてしまうので、「片刃ノコ」を使うときれいにカットできます。片刃ノコというのは、片面にだけ歯が出っ張っているノコで、面にそってカットしても、「面」部分を傷つけずに、突起部分だけをカットすることができます。カットした部分にサンディングをして、カットの際のバリ取りを行い、周囲になじませます。こんな感じです。これをビス頭の数だけ繰り返すと、ビスの頭が見えずに完成度もアップします。木工においては、「接着剤」の利用も大事ですし、戦後の新建材の歴史は接着剤の進歩抜きには語れません。ただ、木材という素材の汎用性や、分解、再生によって再利用可能であるエコな素材であると考えると、接着によって再利用が困難になることも間違いありません。「ビス」のもう一つの大きな長所は「逆回し」して「分解」できることです。我が家では、子供のために作った本棚を分解して、子供部屋の小上がりの材料に再利用したりしていますが、これも、ビスで組み立てたものだったから可能なことです。接着は、くっつけた時点で、それを分解するときのことなど、一切考えていませんので、再利用することが困難ですね。
2022/06/20
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