2009.10.11
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カテゴリ: 僕の好きな紅茶
20091011紅茶



少し、愚痴です。いざ本気になって紅茶を販売しようとすると…世の中の紅茶は、気の抜けたような紅茶ばかりで…熱帯の強烈な陽の光りを受け、発酵による「香り、水色、豊かなコク、繊細で心地よい渋み」の揃った紅茶が見当たりません。古くからの紅茶関係の友人に聞いても…渋みの無い軽い味わいじゃなければ受けない…そんな答えです。分かりやすく強い香りが前に出て、あとは飲みやすい味わいが主流なんだそうです。

20年前だったら、僕の好きな産地スリランカのディンブラ茶だけで、香味色とバランスの取れたミルクティーにぴったりの紅茶がすぐ見つかったのですが…自信を持って発売できる紅茶が無いので…自分でブレンドすることにしました。いくつもサンプルを集め…テイスティングしたら…あとは、一瞬でブレンドできました。飲み飽きしない味わい深い魅力のミルクティー用で「カームデイズ」と名付けました。

そんなこんなで、ジタバタしていたら…坂本さんの好きそうなウバ茶が見つかったよ!…と、連絡があり…さっそく、サンプルをテイスティングしたら…これが10年以上ぶりかと思う素晴らしいスリランカのウバ茶でした。香り、水色、繊細で上品な渋みと味わい…やっとご機嫌になりました。

ミルクティー向けの「カームデイズ」、プレーンティー用の「ウバハイランズ」…そして、煮出しミルクティー用の「チャイ」と「シナモンティー」と揃いました。これで、我が家でも当分お気に入りの紅茶を楽しめます。紅茶の仕事についてから33年経ち…僕が追い求めていたこーひーと紅茶が揃いました。なかなか充実感があります。みなさん、お楽しみください。

【カームデイズ】(ミルクティー向けスリランカブレンド)(3g、4分、お湯160cc、ミルク40cc/ティーカップ1杯分)
一番オーソドックスなミルクティーの魅力を楽しめる「カームデイズ」です。スリランカのディンブラ茶を2種類、ウバ茶を1種類ブレンドしました。華やかで爽やかな香り、円やかで豊なコク、ミルクティーを引き立てる心地よい渋みと甘さの長い余韻、ミルクをたっぷりと入れると、これぞミルクティーといった色になる濃い鮮紅色の水色…と、我が家で30年親しんできたミルクティーの魅力です。

4分間ゆっくり蒸らして、40cc程のたっぷりのミルク(常温)を加えてください。華やかな香り、円やかな口当たり豊かなコク、奥行きのある飽きのこない余韻…「Calm Days」の名のままに、静かで穏やかなひと時をお楽しみください。(プレーンティーで楽しむ時は…2分前後蒸らしてください。)

(「Calm Days」は、僕が大好きな外山安樹子トリオの最新アルバム「All is in the Sky」の収録曲からお借りしました。ベースの関口さんは、うちの常連さんで、千葉の老舗茶舗の若旦那で、僕のおばあちゃんからずーっと関口園さんのお茶のファンなんです。)



【ウバハイランズ】(プレーンティー向けスリランカ)(3g、2分、お湯160cc/ティーカップ1杯分)
スリランカのウバ茶は、そのメンソール系と称される気品ある素晴らしい香りと繊細で優しい心地よい渋み、少し薄めのオレンジかかったきれいな水色が魅力的です。昔訪れたウバ地方の急峻な山の中の茶園を思い出します。こちらは、ミルク無しのプレーンティーでお楽しみください。ダージリンと対照的な紅茶の魅力を堪能できると思います。(ミルクティーの時は、3分前後蒸らしてください。)

1890円/100g

【チャイ】(煮出しミルクティー専用)(5g、お湯約160cc、ミルク約100cc/200ccのマグカップ1杯分)
ロイヤルミルクティーとかチャイとか呼ばれる、煮出しミルクティー専用の紅茶です。マグカップ8分目のお湯と茶葉を手鍋に入れ、お湯が無くなるほどジックリと煮出します(強火で大丈夫です)。ここの煮詰め具合がポイントです。グツグツ煮込んで焦げそうになったら、マグカップ半分のミルクを入れ、沸騰寸前まで沸かして、茶こしで濾します。分量は正確で無くても大丈夫です。冷え込む日に、お砂糖を少し入れてほっかほっかの美味しさをお楽しみください。(煮出してコクの出る、スリランカとケニアのブレンドです。)生クリームにもとってもよく合います。

1260円/100g

【シナモンティー】(煮出しミルクティー専用)(5g、お湯約160cc、ミルク約100cc/200ccのマグカップ1杯分)
チャイ(煮出しミルクティー専用茶)にシナモンスティックを手で砕いて混ぜました。煮出しミルクティーにシナモンはとってもよく合います、冷え込む季節に特にお勧めします。リンゴのお菓子やパウンドケーキ、バタークッキーにご機嫌な相性の良さです。

1260円/100g

・・・

*紅茶の基本の淹れ方


1.新鮮な水をやかん(ケトル)で沸騰させる  
2.ティーポットを温める  
3.茶葉の量を計り、ティーポットに入れる
4.沸騰したお湯をティーポットに注ぐ(ボコボコ完全に沸騰したお湯をできるだけ素早く注ぐのがコツです。ケトルを離れたテーブルに持って行くと湯温がさがります。) 
5.表記の時間蒸らす   

7.出来上がりです、カップに注ぎ分けてお楽しみください。
8.ミルクティーは、1カップに常温のミルクを40cc程たっぷりとお入れください。





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Last updated  2009.10.11 15:12:40
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