日曜の朝はいつもより少しゆっくりで・・・7時頃から仕事していますが・・・今朝気がついたらエアコン入れていませんでした、温度見ると13℃、もう厳しい冷え込みはこないで春になったら嬉しいです。
もっとも、今年は少ないと言われていた花粉が飛んでいますが・・・花粉どころじゃ無くなってコロナ肺炎が全国に広がっています。僕はインフルエンザにかからないのですが・・・聞かれると・・・人に会わない、手洗い、うがいと言って笑ってますが・・・コロナはシャレにならないです。
見えないウィルスの不安の中で生活していくしかないのですが・・・親から聞いていた戦中の庶民の不安な中の暮らしを思い出しました。不安でもなんでも生きていくしかないのですが・・・戦争や敗戦のような空気を感じてしまいます。
店はトップ次第ですので、その覚悟で40年近く商売してきましたが・・・大きな会社や国はさらにトップの責任が大きく影響します・・・そのトップが自分と同世代ですので、なんとも複雑な思いです。もっとも規範となるはずの厚生労働省でさえクルーズ船で業務したのに検査無しで職場復帰とは、コントロールされていないし、マネージメントされていないとは・・・。
そんなこんなで・・・自分は組織では生きていけないと10代で自覚して・・・45年自営の道を選んできたのですが・・・最近は若い同業者との出会いが増えています・・・30-40才くらいのカフェ店主やバリスタですね。
先週の月曜定休日は到着ロットのカッピングとプロ向けブレンドのワークショップでした。4つの価格の違うブラジルを比較しながら息子二人とカッピングしたり・・・酸のことや、甘さやマウスフィールの比較、香りによる価格による使い方等々・・・エチオピアのゲシャヴィレッジの新しいロットが今までにない魅力があったり・・・ブレンドは3つのやりすぎブレンドや3つのエスプレッソブレンドを説明しながらカッピングしたりでした。
3つのやりすぎブレンドは参加者興味深々で・・・それそれの店での使い道を考えているようでした(笑)・・・エスプレッソブレンドは酸のバランス、ボリュームだったり・・・甘さやマウスフィールの違いだったり・・・勿論使った豆の種類や割合・・・その効果・・・そして砂糖を加えての印象の違い・・・ミルクとの相性の違い・・・ビーンズショップだと自分でエスプレッソを淹れることが無いので・・・カフェへの卸が増えてくると求められますから、盛り上がりました。
最近出会ったお店はそれぞれ立派なエスプレッソマシン導入しているので・・・エスプレッソを淹れてもらって、きちんと乳化した状態での説明をしています。先日はサンプルで持っていった「エチオピア・モカナチュラル」と「モカ・イルガチェフェ(ハマ)」をエスプレッソにしたら・・・2ショット目できちんと抽出できて驚いてました。その口当たりや余韻、香り・・・そして使いやすい価格にも驚かれました(笑)(世間のスペシャルティコーヒーの卸価格って結構高いんですね。)
で、お店ごとに店のスタイルもお客さんも違いますし・・・店主やバリスタの求めるイメージも違うので・・・その辺をコミュニケーションしながらお店ごとのブレンドを作っていくといった話しもしています。
それと、ハンドドリップの要注意点も話すことが多いです・・・ペーパードリップは元々家庭用ですし・・・時間かかる、ドリップ中他のことできないとオペレーションに問題あるんです。そこをクリアしないとお客さんにも店にとってもよいことないなんです。
自分の店ではないですから、押し付けはしないのですが・・・ポイントポイントは話しています・・・特に、お客さんの立場からの話しをするようにしていますね。カフェでもレストランでも・・・キッチンの中からの考えだったり、同業者の考えだったりはすぐできるんですが・・・お客さんの本音はなかなか聞こえてこないんです。
特にママさんたちの本音は厳しいですからねー・・・僕は昔から女性メインの仕事で来たので、その辺よく知ってますし・・・さかもとこーひーの女性スタッフは遠慮なしであちこちの店に対する本音伝えてくれますから、おっさんとしてはかなり詳しいでしょう(笑)
あとは、商売の土台や柱の話しもしますね・・・メニューだったり、デザインだったりはほとんど口出ししないのですが・・・見えない部分の話しはします。
こーひーひとつでも・・・見えない部分の説明しますし・・・商売を長く続けるための見えない話しもしますね。ネットにも業界誌にもなかなか無い話しをするのが気がついたら爺いになってしまった人間の役割かと思ってます。
「ブラジル・パッセイオ」 2024.10.23
「アフターダーク」 2024.10.22
「パナマ・レリダ・パカマラ」 2024.10.21
PR
Calendar
Category
Comments