美しい朝の国 そして私の毎日

美しい朝の国 そして私の毎日

7月3日、病院へ


週明けでうだうだしていた私の携帯に、朝10時ごろお義母さんから電話が入る。

「もう病院行ったの?早く行って結果聞かせて!」

そう。金曜の夜に妊娠テスター器で陽性だと分かり、喜んだ夫は
次の日早速義理の母と姉に電話で知らせていたのだった。
気が早いって・・・^^;。
急かされたので早く行かねば、と思い、11時ごろ産婦人科へ行く。

病院選びだが、妊娠かもと思い始めたときから探していた。
先輩ママで今は日本にいるKちゃんにメッセンジャーで相談などしながら
産婦人科の情報がたくさん載っているサイト( NAVERのCAFE )などを見ながら、通いやすそうな病院をリサーチ。
あんまり遠くても嫌だし、何かと理由をつけてたくさんの検査をさせるところも嫌。
(韓国ではこの差がとても激しいのだ…)
候補をいくつか絞った後、歩いて行けて自然分娩を勧めるなど良心的だという所に決めたのだった。

11時頃病院に着く。リニューアルしたばかりとのことで、シンプルでとてもキレイ。
受付に行き、妊娠検査を受けたいことを告げると、最後の生理開始日を聞かれる。
その後、診察カードに住所などを記入。
少しして、診察室に呼ばれた。

先生は男性。妊娠検査薬で陽性だったことを話すと、

「じゃあ超音波で確かめてみましょう。
 初期は膣の中に入れて調べるので、ご了承ください」

と言われ、隣の超音波室へ。

看護婦さんの指示通りにベッドに横になり、準備が終わると先生がやってくる。
検査器にカバーをかぶせ、膣に挿入。
すると!!
モニターに、まあるい空洞が黒く写り、隅っこに「ちょん」と何かが写っている。

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「あ、ここですね。妊娠してますよ。これが赤ちゃんの部屋で、これが赤ちゃん。
 ちゃんと着床してます」

赤ちゃんはまだ1.4ミリ、赤ちゃんのお部屋もまだ2センチで本当に小さかったけれど
私の体の中でこんな変化があったとは驚き。
予定日は3月1日とのこと。

次は夫と一緒に来てもいいかと聞くと、もちろんですと答える先生。
2週間後にまた行くことになった。
診療室を出るとき

「次はパパと一緒に来てくださいね」

とまた声をかけてくれる。うれしかった~。

受付で診察料を払い(18,000ウォン)、外に出てすぐ夫に電話。

「すごいよ!妊娠してたよ!今1.4ミリだって~~」

と言いながら、嬉しくて涙が出てくる。
仕事とかいろいろ心配なこともあったけど、報告する時はただただうれしくて。

夫の後に実家に電話。実家の両親も「おめでとう!」と言ってくれる。
それからお義母さんにも電話。確認できたと聞いてほっとしていた。

そしてその夜、お義姉さん夫婦が食事をご馳走してくれることになり
4人での夕食となったのでした。
妊婦生活の始まり。
超音波写真を穴が開くほど見つめながら、
お腹をさすって声をかける日々が始まったのでした。
(5週と3日)

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