Nov 14, 2006
カテゴリ： 過去の日記
「クリスマスの思い出」作文 です。
一番の思い出になっているクリスマスを書くことにしました。
子供もまだ小さいので、私が一番思い出に残っているのは
やっぱり、恋人とのクリスマスです。
イベントごとなど、女性へのつきあいが下手なその時の彼。
内気とかそうじゃなく、ただ単に疎いだけ。
そんな彼がガラリと変わった1998年のクリスマスの思い出です。
通い妻のようにご飯を作って、デートはほぼ家でだらだら。
仕事帰りに会うときはいつも作業着、服も滅多にかわない。
とても、そう彼はナチュラルで飾らない人なのです。
感化され、すごく現実的なカップルだったワタシたちは、
そのときもファーストフードを持って夜景のきれいな山へ夜のドライブ。
おしゃれなレストランとかはなくても、私は
キレイな風景と彼がいるだけでハッピーなクリスマスなのだ。
他のカップルと同じように車を止め、車内で
ハンバーガーを食べながらいつものたわいもない話をしていました。
「一応クリスマスやから、これ買ってきたー」
って彼がてれくさそうに出してきたのはワタシの誕生石の
小さなサファイヤのネックレス。
デパートに買い物なんて行かない彼が、宝石屋で店員と話をして、
女性のアクセサリーなんて、生きてておよそ彼の人生にかかわりのなかっだろうに
どんな顔をしてこれを選んだんだろうと考えるとおかしくてしょうがなく
声をあげて笑ってしまいました。
何かの手帳をやぶったような紙の手紙も入っていました。
って店員にいわれたから
そりゃもう、めっちゃカワイイです！って言ったら
店員に笑われた、なんでかなー。メリークリスマス。
彼に似つかわしくない、なんて恥ずかしい手紙。
きっとワタシはとても変な顔で照れていたと思います。
人並みのクリスマスの思い出を体験できたと思い、私も満足。
家について、バイバイして帰ろうとおもったら
「車のトランクあけてみ」
って言われたので、なんだろうと思いながらあけてみた。
目に飛び込んできたのは小さなピンクの薔薇の花束たち。
一緒にいる間も後ろのトランクにずっとあったのです。
それをわざわざこんな渡し方。彼なりの作戦。
きっと彼のことだから、こんな小さなサプライズでも
お酒飲みながら、紙に計画表でも書いたんだと思います。
花束をもらったのは生まれて初めてで、
えぇ？えーーーー？？？っておどおどするワタシにニヤニヤしてる彼。
作戦大成功でとてもご満悦そうでした。
別れ際、ブレーキランプが5回灯った。
何かの合図かな？と思ったけど笑って手をふる。あとでメールで聞くと、
「ブレーキランプ5回ってドリカムの"あいしてる"って歌詞、知らん？」
ワタシは当時アニメおたくだったのでその曲を知りませんでした。
なにをガコガコ踏んでるんだろうとそのときはおかしかったけど
あとになって気恥ずかしさかこみあげてきました。
その彼とのクリスマスも今年で9回目。
クリスマスを過ごす人数が4人に増えて毎年にぎやかなクリスマスです。
ワタシの好みではないけれど、
たまに、引き出しから出して見つめると,
今でも笑ってしまう思い出です。
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