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2005.12.17
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カテゴリ: キノウのために
何か自分によくないことが起こったとき、「どうしてこんなことが起こったのだろう?」と、考える。
それが大抵の人間の習性だろう。
まったく考えない、思いつきもしない、そんな人間がいたとすれば、それは人間の持つ最大の武器「学習能力」を放棄していると言うものだ。
が、この武器も使いようによっては、自分を傷つける。
そして、この武器を自分に向ける人間が少なくないことも事実である。

今回の離婚話が持ち上がったとき、私は一番に「何がいけなかったのだろう?」と、懸命に考えた。
一番に思い当たったのは、「私が笑わなくなったこと」。
四月にはじめた幼児英会話講師の仕事からの疲れと、同居の姑から受けるストレス、それらが重なったことが原因だと感じ、すぐに仕事を辞めた。
私を体力的に疲れさせていた仕事から解放されると、オットに対する感謝の気持ちと愛情が蘇った。


次に思い浮かんだのは、自分が大事にする人間の「優先順位を間違えていたこと」。
オットのことが好きで結婚したのだから、大事にするべきは「オット」、その人だった。
が、1日のうちの大半を同じ家で過ごす姑の脅威が、私にとって強大すぎて、姑の機嫌を損ねないために、オットに負担をかけていたこと、それを大いに悔やんだ。
昼食時に姑が「庭の木が伸び放題でみっともない。切ってもらわねば。」と言えば、その週末、オットが「ドライブに行こう」と言うのに、「だめ、おかあさんが庭の木を切って欲しい、って言ってはるから、そっちをして!」と、オットのせっかくの心遣いを無にしていた。
後悔しても、後悔しきれないほどに自分を責めた。

そして、オットの言葉が、私の心を貫いた。

独身であれば子供が無くても白い目で見られない。」

私自身も子供がいないのは辛かった。
けれど、それ以上にオットが傷ついていることを思いやってあげられなかった。
結婚して2年目から1年半ほど不妊治療を受けたが、治療の痛み、副作用による肥満(と言うより、腫れと言う方が近いか?)、毎月期待を裏切られる精神的な負担などから、ストレス性の病気、パニック障害や過呼吸症候群(同居から来るストレスも相まっていたが)などもあって、自然消滅的に治療をストップし、運よく子供が出来たら出来たでいいし、出来なくてもストレスがなければいいか、と、軽く考えていた自分を反省した。
そんなわけで、あらためて少し遠いが不妊治療で有名な産婦人科で検査を受けた。

そうして、別居生活に入ってからも、その後悔と言うのか、反省と言うのか、自分を責める考えはぐるぐるとめぐり、私の心を占領していった。

大好きな映画を見ても、何も内容がわからない。
時間があるいい機会だから、好きな英語の勉強をしてみたが、何もすすまない。
自分の人生に先があるとは思えなかった。
両親は腫れ物に触るように私に接し、「たとえ離婚になっても、世の中離婚する人は多いんだから、深く悩まないで」と言った。
その言葉は、私には響かなかった。

そんな考えが私を支配した。
自分が「不具者である」と、信じるようになった。
そうするうちに、私は眠らなくなった。
布団に入っていても、ずっと音が聞こえている気がして、意識がずっとあるように感じた。
夜が長かった。
突然、意味も無く息が苦しくなり、動悸で胸から心臓が飛び出すかと感じたり、めまいが頻繁に起こりだした。
自分で自分がコントロールできなくなり、涙は絶えず流れ出た。
体重は夏痩せしていた頃から比べて3キロ減っていた。
私が結婚してすぐの頃に(同居生活になじめなくて)感じたのと同じように、

と、その時また感じた。
そして、睡眠導入剤を処方してもらうべく、心療内科を受診。
診察の結果、すこし症状が進んだ鬱病だと説明され、抗うつ薬と安定剤、睡眠導入剤を処方された。
治療には半年から1年かかると診断され、自分が病んでいた事に何故か安心したのだった。
いや、理由はわかる。自分を責めるあまり、前向きに将来のことを考えられない自分に嫌悪していたからだ。
この後、服薬を続けることで、精神的な自傷の日々は終わる。

ここで言いたいのは、何かの不幸の理由を自分の中に探し出してケリをつけようとする(かく言う私がそうなのだが)、それは「自傷行為」である、ということだ。
確かに自分を反省することも必要だが、客観的に物事を見る目を失わないでいたいものだ。





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最終更新日  2005.12.18 01:34:19
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