ミステリの部屋

ミステリの部屋

2007年12月28日
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その後、僕らの距離は急速に縮まり、ついに越えてはならない境界線を越えてしまう。
しかし、秋葉の家庭は複雑な事情を抱えていた。
両親は離婚し、母親は自殺。彼女の横浜の実家では、15年前、父の愛人が殺されるという事件まで起こっていた。
殺人現場に倒れていた秋葉は真犯人の容疑をかけられながらも、沈黙を貫いてきた。
犯罪者かもしれない女性と不倫の恋に堕ちた渡部の心境は揺れ動く。果たして秋葉は罪を犯したのか。
まもなく、事件は時効を迎えようとしていた・・・。
(出版社より)


序盤は、一見良識ある男が不倫に陥っていったその過程に、かなりのページか割かれています。
誰もがこうではないと思うものの、男の本音がのぞくようで気持ち良くはないです。
男の人には読んでほしくない気がします。

恋愛感情ををここまで中心に持ってくる小説を書いたのは初めて、と東野さん自らが語っておられますが、40目前でオヤジを自覚し始めた主人公が吹き荒れる嵐のように恋に落ちる過程は、まさに恋愛小説そのもの。

家庭のある男が妻ではない女性との恋愛を求めるのですから、当然どこかが壊れるはず、でも壊したくないという身勝手さが情けなくも、ハラハラさせます。

ところがハラハラはそれだけではありません。
主人公の不倫相手の女性はある殺人事件の容疑者で、しかも時効が目前に迫っていることがわかるのです。

不倫と事件の真相とに翻弄され、渡部はどうなるのか。

途中怪しいと思うことはありましたが、さすがに東野さんだと思える、驚きの結末でした。


やっぱり男の人に読ませたいと思いましたw





夜明けの街で :東野圭吾






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最終更新日  2008年01月30日 18時30分19秒
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