国土地理院は、与那国島西崎にある岩「トゥイシ」を、国土を示す基本的な地図とされる「2万5千分の1地形図」に新たに記載、6月1日に刊行した。満潮時も海面上にあることを確認した。これにより、日本最西端は北北西に約260㍍先になった。
地理院によると、陸上自衛隊与那国駐屯地の整備など更新事項があったため、与那国島の地図を全面的に見直した結果、トゥイシも加えることに。ほかにナーマ浜、ダンヌ浜、カタブル花、比川浜、ウブドゥマイ浜など8カ所の名前も追加した。
地理院は2017年7月、大潮の干潮時と満潮時に小型無人機で撮影するなど現地調査を行い、満潮時でも海面上にあることを確認、地形図に反映した。与那国町もことし3月、地形図への追加を申請していた。地形図は地理院のホームページでも閲覧できる。
トゥイシの名前の由来には「とがった石」「砥石(といし)」などの説があるという。
一方、この岩は、干潮時に現れる島の陸地に近い岩として海図などに記載されていたため、日本の領海や排他的経済水域に影響は無いということです。
今回の記載を決めた要因について、国土地理院は、「社会的に領土への関心が高まり、記載する重要性が増していることも考慮した」としています。
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げまぁす。
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