新刊出ます 今日発売されたばっかり
~福島10年の流れと場所~
☆発売前に☆
『大震災・原発事故からの復活』(文化科学高等研究院出版局)が、今月20日に配本になります。新書での初体験です。書いて整理して、思い出してよかった。国や行政には「齟齬(そご)」や「誤解」でも、住民にとっては「隠蔽」「非常識」だったことが、あの頃の中に浮かんで来ました。そして、今でも「知らなかった!」と驚くことを、あの時この耳で聞きました。しかしネガティブなことばかりではない、10年の間、双葉・楢葉の人たちの力を感じて来ました。皆さんが長い時間の中で作って来たものが、徐々に見えて来たのです。ありがたいと思っています。ここで得た力が、皆さんに伝わればと願うばかりです。
読者の皆さんには、発売前ですが著者からサービス。カバーをお見せしま~す。これが表の方ですね。左半分は、折れて内側に入る部分です。
☆「土のにおい」☆
この本が力ある仕上げとなったのは、高等研究院の出版局、とりわけ代表の山本哲士氏の力によっています。感謝です。少しページをめくれば、楢葉や双葉の人たちの息づかいが伝わって来るような気がします。それが伝わればという意気込みが、本の構成から感じられると思います。ぜひ読んで欲しいと思っています。
カバーの裏の方です。写真は楢葉の渡部さんの母屋を初めて訪ねた時のものです。この頃母屋は荒れ放題でした。「土足のまま上がって」と言われて上がった母屋には、ご先祖の写真や倒れたたんすや野生動物の荒らした跡などがそのままでした。このままだと字が小さいですね。拡大して読んでください。
最後にですが、文化科学高等研究院出版局は、現在の本の流通を「出版社と取次店」で行う試みをしていると言います。アマゾンのお店をやってる知人から聞いてますが、今のネット販売はアマゾンにもうけが入る仕組みとなってます。実にこと細かな決まりの下に製造元と販売元がそれぞれリスクと損を請け負いながらの商品の販売が行われています。それで送料が無料になる。高等研究院はそこにくさびを打ちたいと言ってます。
注文は出来たら、直接「文化科学高等研究院・出版局」へお願いします。
ここです → https://bookehesc.base.shop/
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