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2010年06月06日
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カテゴリ: 韓国関連
 このころ日本では、ロシアとの本格的な戦争を始めるために、いろいろな準備が行われていた。

 日本は短期決戦で勝利をものにしないと、国力に勝るロシアには負けてしまう。

 緒戦を叩き、2次的な戦闘で戦局を有利な場面に持って行き、膠着状態に持ち込み講和に持って行くと言う作戦だ。


 膨大な戦費を調達するため、高橋是清がイギリスに飛び戦債を募った。
しかしロシアが負けるはずがないと思っているヨーロッパの銀行はどこも相手をしてくれない状態だった。

 その流れを変えたのはロシア自身だった。
 ロシアがユダヤ人弾圧政策を始めたのだ、この政策が取られるとユダヤ人の大富豪が日本の戦債を買い始めたのだ。

 ロシアは内政が混乱し王制が揺らぎ始めていた。ロシア朝廷は国内の不満を抑えるためにユダヤ人弾圧で国民の不満をそらそうと考えた。







 陸軍大将・大山巌は秋山好古を陸軍省に呼び作戦会議を開いた。

「秋山少将、上陸作戦についてだが・・・」
「閣下、やはり大連かと」

「大連か?・・・朝鮮半島は?」
「まず大連を叩き、敵を分断するべきでしょう。敵の補給を断ってから後ろの憂いをなくし、奉天に向かうべきです」

「海軍との連携は?」
「はい、昨日弟と話したんですが、バルチック艦隊は地中海にありアジアに回頭されるまで2ヶ月はかかると言っておりました。ロシアの極東艦隊だけですと今の我が海軍力で充分押さえられると・・・」

「そうじゃったのう、秋山少将の弟は海軍の優秀な参謀だったな」
「はっ、恐縮です」


「開戦時期は?」
「出来るだけ早いほうがよろしいでしょう、ロシアも我が国の高橋大臣が戦費を集めている事を察知しているはずです」


「はい、我が軍は最短で1ヶ月で準備できます」


「朝鮮へは?」
「すでに我々の動きと呼応する勢力があります、彼らからの情報ですと朝鮮半島に居るロシア軍は総勢1万人ほどです、それも国境付近に半分の兵を駐屯させておりますので、実際に朝鮮半島で動ける兵は5千名、京城・・いや今はドゥフタノフにいるロシア兵は3千名ほどです」

「なるほど・・・それなら2個大隊で押さえられるな?」
「はい、実際はその時には大連で戦闘が始まっておりますので、1個大隊あれば朝鮮半島の協力勢力と連携すれば制圧は充分可能かと・・・」


「ところで閣下、落としどころは?」

「うむ、清の東北部の入口まではなんとかな」
「では奉天ですか?」

 このように着々と反撃の準備が始められていたが、東アジアには大きな事件が勃発する。



 実はこの時期、清では辛亥革命の兆しが勃発していた。
 この会議の半月後、辛亥革命が始まり清が滅び、中華民国が誕生する。


 日本とロシアの戦争はそのため半年ほど遅れて始まる事になった。
 大きく東アジア情勢に変化があり、欧米諸国もアジアでいち早く近代国家に変貌した日本と協調しようという動きが現れ始めたのである。







つづく









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Last updated  2010年06月06日 22時18分16秒
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