ラメな毎日

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06/10/13【シェヘラザード】Bプロ



2006年10月13日 ルジマトフ&インペリアル・ロシア・バレエ】
「シェヘラザード」Bプロ

(於:栃木県総合文化センター)

第一部
「プレリュード」
音楽:J.S.バッハ
振付:A.ミロシニチェンコ
出演:ユリア・マハリナ

「ダッタン人の踊り」

「アダージェット~ソネット~」
音楽:G.マーラー
振付:N.ドルグーシン
出演:ファルフ・ルジマトフ

「瀕死の白鳥」
音楽:C.サン=サーンス
振付:M.フォーキン
出演:ユリア・マハリナ

「ワルプルギスの夜」

第二部
「シェヘラザード」
音楽:N.リムスキー=コルサコフ
振付:M.フォーキン
出演:ゾベイダ= スヴェトラーナ・ザハロワ
   金の奴隷= ファルフ・ルジマトフ
   シャリアール王: ゲジミナス・タランダ



ルジったら、、 ちょ-------かっこいい!!!!!!!!!!

ほんとにもう、ルジの魅力は∞(無限大)です。

シェヘラザードにおいても、色気や悩殺はもとより、切実でまっすぐで美しい愛を注がれてしまっては、もう落ちる(陥落)しかないでしょう。ほかにどーすりゃいいっての。

狂おしくてたまらなくて、胸が痛くなる愛。息をするのも瞬きするのももったいなかった。
今日観られたことが、すごくシアワセ。

ザハロワのゾベイダとこんなに『合う』なんてっ。
ゾベイダ、奴隷と本気モード。奴隷、ひれ伏すけど、男としてかなりマジモード。
初日はかなり感情を押し殺した、主人に仕える身も心も奴隷だったけど、今日はもう少し男を押し進めたバージョン。身分を超えて遠慮という壁を剥がしたような、同じ振りでもぐっとゾベイダに近づいた感じがした。

ザハロワのしなやかな身体が存分にしなり、ルジとピタリと重なる。それは人が勘ぐってしまうくらい二人が一致しすぎている。

時にやわらかすぎるザハロワも、よく制御されたラインが美しくメリハリがあり、ケタ違いにレベルの高いダンサーだとよくわかりました。それに表現力。奴隷を誘う目線、試すような強い視線。辺りを払う毅然とした態度。愛に酔う表情。なまめかしいマハリナとはまた違った魅力のあるゾベイダで、とても高貴で、気高くあでやか。快楽ではなく金の奴隷そのものを求めている。
一方で王のことも確かに愛しているのがわかる。

ゾベイダが王にとりすがって命乞いをするのも、媚びで丸め込むのではなく、詫びて許しを請うていた。

ザハロワにシェヘラザードでこれだけ心を動かされるとは思ってなかった。ルジとくっついても離れても距離感といい緊張の高まりといい、二人が同じ波長にいて共鳴しあっているのがわかる。

今日は幕が開く前から武者震いがぞわっと来たので予感がしたのかも。

そんなわけで、自分でも思っていなかったけどザハロワとのシェヘラザードがいたく気に入りました。心に残っちゃったんだよね。

無理にでも見に行って良かった。これがもう一度観られるなんて。(嬉)
また変化してたりするのかな?

ルジはもうなんというか、今は言葉にならないです。ザハロワの腹にくちびるを押しつけてたのが個人的にくらっときたぞ。

時間をかけて反芻したい舞台でありました。
いや~、ルジの好き度が増したね。


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