ぷーたろ本舗

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B'z稲葉の故郷 小京都津山


美作国の中心都市であった津山市がある。

津山は、弥生時代から栄え、江戸時代には、織田信長のお小姓であったあの森蘭丸の弟である森忠政が城主となる津山城があった。
このように、城下町・津山は小京都の町として知られてきたが、今では、 B'z のボーカリスト 稲葉浩志 の故郷(メッカ?)・・・と言った方が分かりやすいかもしれない・・・。

と、いうことで、小京都・津山とB'z稲葉ゆかりの地の両方を訪ねる旅に出かけてみた。

中国自動車道の津山インターを降り、3分ほど走ると、右手に東津山駅が見えてくる。
そこで、駅と反対側の右方向に曲がり、さらに細い道を右折すると、100メートルほどで、イナバ化粧品店に到着である。
専用駐車場には、全国から集まってきた巡礼者・・・ならぬファンの車であふれかえっている・・・。

店内に入ると、奥の方の一角にB'zと稲葉さんのコーナーが設えてあった。

イナバ化粧品店
(松本さんが被っている、この青いサンバイザー、頂いてしまいました!)

ここには、B'zのサインやポスターの他、もう、B'zファンだったら、涙を流して・・・というか、よだれをたらして喜びそうな、子供時代からの写真を集めたアルバムまである・・・3歳くらいの頃の、まるで女の子のようにリボンで髪を結っている写真から、今では考えられないような、大学生の頃の黒ぶちメガネのダサダサ稲葉さん・・・それに、甥っ子さんを抱っこしている、リラックスした稲葉さん・・・その他、面白い写真が目白押しで、ファンだったら、これを見るだけでも、津山に行く価値は大いにあると思う!

そして、もっとすごいのが、稲葉さんのお母様(稲葉ママ)・・・。
やはり、稲葉さんのご生母さまというだけある・・・もうかなりお年のはずだが、とてもお若く見え、目力がある美しい人である・・・。
このご生母さまにお会いしたくて、ファンの方はやってくるのだ。
ちょっと一般人離れしているというか、存在感のある方で圧倒されそうだが、実際は、私の名簿を見て、いきなり「OOさん!」と声を掛けてくださるような、とても気さくな方であった・・・。
私は、かねてから、稲葉さんの行きつけのドイツ料理屋さんに行きたいと思っていたので、
お母様に、「ドイツ料理屋さんは、ここから近いんですか?」と尋ねると
「今月の5日で、店閉めちゃったわよ!もっと早くくればよかったのに!」
と、お叱りの言葉を頂いてしまった・・・。
(稲葉さんが、意外と根性あるのも、このお母様に鍛えられたからかしら?でも、ありがたくも、代わりのお勧めのお店を教えて下さりましたよ~!)

その後、稲葉さんのお兄様が取締役社長として、経営しておられることで有名な、和菓子屋さん
「くらや」 に向かう・・・。

稲葉さんのお兄さんのお店 くらや


ここでの、私のお気に入りは、ワッフルと生ドラ焼きである。
生ドラ焼きなど、最初口にしたとき、あまりの生地のふわふわさに、ビックリしてしまった!これなら、いくらでも食べられそうな感じがする・・・。
(やっぱり、お兄さん、弟に負けないくらい、いい仕事してます!)
ワッフルの方は、ワッフルと言っても、ベルギーワッフルのような甘くてカリカリした触感のものではなく、楕円形に焼かれたスポンジの中にカスタードクリームを入れたものだ・・・。
一緒に行った連れ合いがこれを見て、「ええっ?これ、ワッフル?・・・ふ~ん・・・。津山では、クリーム入り今川焼きのことワッフルって言うんだ・・・。これ、姫路では「御座候」って言うの知ってる?」などと失礼な事をほざいていた・・・お兄様、ごめんなさい・・・でも、すごく美味しいです。(1日置いたものは、更に美味しい気がします・・・。)

その他にも、稲葉さんが通われていたという津山高校、
津山城址 などを廻ってきた・・・。

津山城


津山城には、休みの日だというのに、誰もいない・・・地元の人も、ファンの人も誰もこない・・・。ちょっと、寂しい気がする・・・。でも、きっと、ここで、高校生時代の稲葉さんは、彼女とデートしたんだな・・・と思いながら、歩いた。

津山城の石垣は、とても立派である。
元々、山だったものに手を加えて石垣を築いたものであるから、天守閣までの高さも、かなりあり、石も形の良い物をそろえてある・・・。もしかしたら、石垣だけだったら、世界遺産の姫路城の石垣よりも、数段立派かもしれない・・・。

そして、
津山郷土博物館 もお勧めである。ここは、重厚な古い建築物の中に、津山市のこれまでの歴史を納めた展示物・・・例えば、1500万年前のカバのような動物の化石から、古墳時代の須恵器、江戸時代、津山藩松平城主の乗った輿など、様々な面白いものが展示してあり、とても見ごたえがある・・・。

また、
「城東むかし町家」 と言われる小京都らしい古い街並みも、落ち着いていて、とても趣がある・・・。

津山むかし町 箕作家



津山むかし町 梶村家
(こんな、ステキな景色が、町を歩いていると、ふと目に入るんですよ・・・)


ここを歩いてみて、初めて、稲葉さんが自分の故郷を心からこよなく愛する理由がわかったような気がした・・・。所々、現代風の家が建ってはいるが、まるで、金沢や京都を歩いているかのように、心がしっとりとしてくる・・・。稲葉さんが津山に住んでいた頃には、もっと、今よりも風情ある街並みが残されていた事だろう・・・。

だが、残念な事に、津山城址も、博物館も、むかし町家にも、B'zファンの姿を見ることは出来なかった・・・。
はるばる遠方から訪ねてこられる人たちもいるのだから、こんないいものを見ないで帰るのは、ちょっともったいないような気がする。
稲葉さんも、きっと、津山の町家の風景を見て欲しいと思っているに違いない!そう思った・・・。

そして、この城東むかし町家の通り沿いに、とても美味しいお店を、偶然発見してしまった!
それは、
「飛脚寿司」 というお寿司屋さんであるが、ここの和定食1,600円は、鯛の身が入ったお吸い物の、上品だけれども旨みのしっかり出た出汁といい、脂の乗ったお刺身の美味しさといい、かなりの物だと思う。海のない津山で、こんなに美味しい魚が食べられるとは・・・ちょっと驚きであった。
また、たくあんのお漬物も独特で、美味しい!柴漬けのような風味がアクセントになっていて、こういう隅々にまで、心使いが行き届いているのにも、感心してしまった。
そういえば、稲葉さんもそうだけど、津山の人は、何故か、たくあんが好きみたいだ・・・。もしかしたら、津山は、たくあんの隠れた名産地なのかもしれない。

http://www.geocities.jp/putaro500/banzai_03.gif


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