ぷーたろ本舗

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青い海と菜の花と・・・伊良湖の春


強い日差しに青い海と空、そして、色とりどりのお花・・・
伊良湖は、もう、すっかり春ですよ~♪

菜の花畑と親子

まずは・・・渥美郷土資料館で、地元の情報を仕入れに行きましょう!

渥美郷土資料館と文化会館

うは~!立派な建物です・・・。
でも、無料で見られるなんて、嬉しいじゃないですか~。
こういう町は、恵まれていますね・・・自動車輸出港がある田原も近いし・・・トヨタの恩恵かしら?

それはともかく・・・
この資料館では、主に、あの奈良の大仏さんで有名な、東大寺の鎌倉時代の再建に使われたという瓦が展示されています。
ここ、渥美半島は、今ではすっかり廃れてしまったものの、その平安から鎌倉時代にかけて、良質な焼物の窯元があちこちにたくさんありました。今でも、残っていたら、間違いなく 日本六古窯(にほんろっこよう:備前焼、信楽焼、常滑焼、瀬戸焼、丹波焼、越前焼) に加えられ、日本七古窯になっていたかもしれませんね。そこで、重源というお坊さんから、是非、東大寺の瓦を焼いてもらいたいとの依頼がありました。
恐らく、それは、伊良湖と奈良の地理関係も、理由として、大いにあったことでしょう。

伊良湖の地図

この地図でもお分かりのように、伊良湖と三重県の鳥羽は、とても近い距離にあります。
フェリーだと、だいたい1時間くらいでしょうか?
昔は、物資を運ぶのは船が中心でしたから、伊良湖~鳥羽を経由して、川を登って奈良まで運んだとしても、そんなにかからなかったと思いますね。

ちなみに、
東大寺 は奈良時代(710~794年)、聖武天皇の時代に、聖武天皇が皇太子(基王)の供養にと、728年に建立した金鐘寺が東大寺の始まりとされています。
そして、741年、聖武天皇が護国信仰に基づいて、日本全国に国分寺の建立を命じられた際、金鐘寺を、国分寺の総本山である大和国分寺として「金光明寺」と名前を換えました。
その後、743年に、聖武天皇が大仏造顕の詔(みことのり=天皇のお言葉)が発せられ、745年に金光明寺にて造営が開始された際に、「東大寺」と名称を変えたのだそうです・・・。
大仏は752年に開眼供養が行なわれましたが、大仏殿や講堂などの伽藍が完成したのは789年とのこと・・・。
出来あがりまでに、奈良時代のほとんどが費やされたのですね・・・。
(まさに、奈良の大仏だね!!
修学旅行では、東大寺の柱の穴をくぐり抜けて遊んだアホが、クラスに必ず3~4人はいたはず!!)

その後、時代は平安時代後期、源氏と平家の戦いが激しさを増してきた最中、
1180年に平重衝が放った火によって、残念な事に、伽藍が焼失してしまいました・・・。

そこで、鎌倉時代になってから、東大寺再建をされた源頼朝によって、瓦が岡山県万富と、ここ渥美半島の伊良湖に発注されたのですね。
(ちなみに・・・現在の伽藍は1709年に再建されたものだそうです・・・)

東大寺の瓦が見たい人は、
渥美郷土資料館 のHPへ・・・(ちょっとだけ、公開されています。)

そして、もちろん・・・その窯のあった場所にも行って来ましたよ!

東大寺瓦窯跡
でも、何だか窯元っぽくないというか・・・実感が無かったです。


その後、
伊良湖フラワーパーク へ!
南国風の花々が咲く温室館と、屋外の菜の花やポピーなど、様々な花が咲く庭園があり、規模は小さいけれど、春らしい優しさが溢れ、心が和みました・・・。


ちょいと小腹が空いたら、
道の駅も兼ねている、伊良湖の旅客ターミナル でラーメンを食べたり、 恋路が浜 にある 灯台茶屋 っていうお土産屋さんで、三河名物、大アサリを食べるのもお勧め!!
めっちゃでっかくてビックリだけど、美味しいよ~!ここに来たら、食べなきゃソンだよ~!!
大アサリ

他にも、苺狩り(1,500円)なども楽しめるし・・・春を先取りしたい人には、是非、お勧めの場所ですね~。

きっと・・・そろそろ・・・海からの風も和んできたことでしょう・・・。
春霞の中、菜の花が咲き乱れる伊良湖にサイクリングなんて・・・素敵ですよ!

伊良湖ビューホテルと恋路が浜



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