窓辺でお茶を

窓辺でお茶を

December 25, 2006
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カテゴリ: 展覧会
 白金の庭園美術館にアール・デコ・ジュエリーを見に行きました。

東京都庭園美術館

 展示を見る前に、入り口横にある「カフェ茶酒Kanetanaka」で昼食をとりました。日が当たってそれほど寒くなかったので外の席にしました。ひざかけを貸してくれます。中のカウンター席も窓から木立が見えてすてきです。

 料亭金田中の経営だけあって、出汁がしっかり効いていておいしかったです。器も木や磁器で、カジュアルでもおしゃれでした。コースもありますが、その他の食事は小さいお寿司や麺類などから2種選ぶようになっていて、なかなか楽しいです。デザートもいろいろありましたが、あまり食べてしまうと展覧会を見に行くのがおっくうになってしまうので、控えました。

 庭園美術館はご存知のように、朝香宮邸として建てられたアール・デコ洋式の建物です。各部屋をまわって当時の華族の生活に思いを馳せながら展示を見ます。今回は20世紀前半活躍したデザイナー、シャルル・ジャコーを中心に、当時のファッション画、宝飾品が展示してあります。ジュエリーはデザイン画と実物がありますが、デザイン画の方が多めです。実物の点数は思ったほど多くなかったとはいえ、精緻な装飾は見る価値があります。ファッション画で見る服や帽子、今見ても斬新です。(テレビのポワロなど見ているとこの時代のインテリアやファッションが楽しめます)

 部屋を巡っていると、ジュエリーにも流行があるのがわかります。カラーストーンをたくさん使った時代、豹など動物モチーフや籠に果物を持ったモチーフ(トゥッティ・フルッティ)が流行った時代、プラチナとダイヤ一色の時代など… プラチナも20世紀にはいってさかんに使われるようになったのですが、値段が高騰したときには、金が見直されたそうです。
ジャコーは20歳でカルティエに才能を見出され、幾何学模様など新しいデザインを次々創り出しました。

 パーティーで女性が化粧品やたばこなどを入れて持ち歩くためのバニティーケースは印籠をまねたものだと初めて知りました。

 庭園美術館には何度も行ったことがあるのですが、今回初めて日本庭園まで見ました。池にたくさんの紅葉が散っていました。もう枯葉色になってきていましたが、もう少し早ければとてもきれいだったのではないでしょうか。お茶室があって、大きな鯉がいました。








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最終更新日  December 25, 2006 12:21:36 PM
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