後23キロ痩せるまで~反抗期息子とギャオス姫の奮闘記

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結婚式の裏話し


このPART2は結婚式の裏話しです。
普通、アメリカの結婚式は、ブライダルメイドと呼ばれる女性が花嫁と同じような格好をして式に参列します。
一方殿方の方は、ベストマンと呼ばれる男性が花婿と同じ格好をして式に参列します。
そもそも、これは幸せな花嫁を悪魔から身を守る為に花嫁と同じ格好をさせた人を参列させると言うアメリカならではの習わしである。
でもブライダルメイドを選ぶ方も一苦労である。
これで喧嘩になった人達も多いと聞く。
私の場合は、親友だと思っていた友達から見事な裏切りを受けた。
それは、式まで後2ヶ月と迫ったある日、私は自分の式に誰をブライダルメイドにするかで迷っていた時、私の元親友が「私にしてよ。やってみたいのよブライダルメイドを。お願い。」と言われ、そのまま彼女がその役をやる事になった。
私と彼女は別々の町に住んでいたので、連絡は電話のみだった。
その2週間後、私は約束の日に彼女と会うはずだったのに、すっぽかされた。
その上、式の打ち合わせにもブライダルメイドの服選びにも何も顔を出さない彼女に私はシビレを切らして、彼女の部屋に電話を入れた。
この時は式まで後2週間である。
すると彼女のルームメイトが電話に出て来た。
そして、ルームメイトから聞かされた事実を知り私は驚いたと言うより、憤慨した。
ルームメイトが言うには「彼女がクリスマスに家に来て一冬過ごしたいって言ってきたのよ。だから彼女は私と一緒にミシガン州まで来るのよ。でも、彼女が言い出したのは2週間前何だけどね。」
私「えっ!?でも彼女は私の式にブライダルメイドとして出るのよ。」
ルームメイト「でも彼女は自分から言い出したのよ。」
その時、問題の彼女が部屋に帰ってきた。
私「ちょっと!どういう事なの?説明してちょうだい!」
まるでドラマの中で不倫をした夫を責めるような口調の私。
彼女「えっ!ばれちゃったのぉー! だって、面倒臭そうなんだもん。それに、ルームメイトの家の方が面白いから。いいやって思ったの。」
私「どうして、もう少し早く言わないの? 断るなら断るで早く言うのが常識でしょ!」
彼女「えーいいじゃん。」
プチン。
私の堪忍袋の緒が切れた音。
私「もう、式にも出てくれなくても結構。 友達も止めます。」
彼女「え?...」
がちゃん。
結婚式はうまくいったし、わがままな彼女の穴も別の友達が代役してくれて無事に式は終わった。
結婚後、旦那の勤務地に家を買い、そこに住む事になった。
その町は、彼女が居る町でもあった。
町自体が小さいので、彼女と鉢合わせをする事もしばしばあった。
でも、彼女とはもう他人と話す様な口調でしか話さなくなった。
だって、頭に来るんだもん。
彼女の言葉に。「結婚式の写真を見せてよ。あーあ。やっぱり私も出たかったな。」
いいかげんにしろ!
全く。




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