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March 17, 2009

(24)

テーマ：普通の日記(11774)

カテゴリ：カテゴリ未分類

この世に・・

この世にポテチがなかったら

なんと虚しい世界でしょう

太陽の恵み「イモ」

薄く切って揚げる

なんと単純な奇跡

potato

ポテェイトォ

おいもさん

カルビー

プリングルズ

嘉永六年（１８５３年）

四隻の黒船を率い浦賀へ来航したこの年

ポテチは遠くアメリカの地で産声を上げた。

本名をサラトガ・チップスというそうな。

校庭の片隅に針葉樹の生い茂る一角がある。

そこにいれば校庭を見渡せ

校門からの不審者に目を光らせ

おまけに邪悪なチビ共から姿を隠せ

日差しが強ければ涼み

雨が降れば雨宿り

かったるければ携帯いじってあくび

正に一石二鳥三鳥、正確には六鳥の絶好のポイントである。

最近はここも邪悪なチビ共の捜索対象にされているので

場所を移動しなければならないのが残念だ。

いつものようにぼんやりしていると

親友サルッコ率いるサルッコ団がやってきて

「いいものあげるからこっち来てッ」

校庭の角に５人がピトッと固まり

いかにも怪しい。

近くにいくと筒状の入物に入ったポテチ（プリングルズのコンソメか？）を囲み

いままさに食べようとしている。

学校でお菓子食べちゃいけませーーん！

などと言うほど野暮な男じゃござんせん

というより積極的にクレ

他の生徒に見つからないように背を向け

６人になった怪しい固まり。

もぐもぐ・・。

「やっぱポテチはおいしい～ね～」

「ポテチ？」とサルッコ

「ポテトチップスの事ですがな」とナイスガイ

みんなでもぐもぐ・・。

校庭の隅で食べるポテチ。

背徳的だ。

「この世にポテチが無かったら悲しいね～」と感極まったナイスガイ

「か～なしいね～」とサルッコ

腰をへなへなとかなしや踊り

「ポテチがないとかなしいね～」♪

この世にポテチあるかぎり

笑顔は不滅なのだ

遠慮せずにおあがり

心行くまで召し上がれ

笑顔の側にはポテチなのだ

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