エデンの南

エデンの南

April 14, 2006
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カテゴリ: 読書
マルキ・ド・サド がサディズムの語源になったのは有名ですが、マゾヒズムの語源になったのが、このマゾッホです。
んで、 O嬢 のあまりの残酷さに、マゾ男の話を読んでバランスをとろうと再読してみました。(笑)

そして思ったのは、エッ? ! コレって、こんなにへなちょこマゾの話だったの???って事でした。
マゾの風上にも置けんって感じなんすよ。タダの勝手な夢想男ぢゃん…。
これじゃあワンダが、あまりにもかわいそうです。
自分から奴隷にしてくれって頼んだくせに、その通りにワンダが実行してあげると、ぶーぶー文句言い出すんですよ、この男は !
挙げ句の果てには、自分の為に、気がすすまないのにサディストぶりを発揮してくれた恩人に対し、憎悪し侮辱までしだす始末なのだから、呆れます。
以下引用。

 私をかくも残酷に扱ったうえに、奴隷奉仕にたいする報酬として、いやこれまで彼女について耐え忍んできた一切にたいする報酬として、このうえ不実な裏切りをまでしようとしているこの無慈悲な女と別れる覚悟はできた。





・・・って、あまりにも勝手ではありませんか。「あなたの足に踏みにじられ、鞭で打たれる」つて、自分でそう望んで頼んだんじゃないですか~~~?(怒)

しかし、これのおもしろい所は、実在人物ではなかったはずの「ワンダ」が、小説発表後に現われたらしいんですよ。
そして、この小説そのままの生活を、マゾッホは送ったそうなのです。いやはや、不思議な話です。

自分の本棚の奥を見たら、何年前に買ったんだったかの、ドゥルーズの『マゾッホとサド』をハケーン。しかし、ドゥルーズだもんね。むずかしそう。頭痛しそう…。

次回、いくつか、おっ、と思った文を引用して、終わりたいと思います。

究極のマゾ小説と言ったら これ でしょう !

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Last updated  April 15, 2006 12:21:36 AM
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Re:マゾッホ『毛皮を着たヴィーナス』(再読) その1(04/14)  
櫻井淳  さん
新入社員の頃、昼休みに『毛皮を着たヴィーナス』やサドの小説を長椅子に寝転び読んでいたら、「あのコは真昼間から会社でSMの本をひろげている」と、先輩女子社員の間で話題になったそうです。
飲み会でその話を聞かされ、小心者の自分はがっくりきて職場での読書をやめてしまいました。
(April 15, 2006 12:58:37 AM)

Re[1]:マゾッホ『毛皮を着たヴィーナス』(再読) その1(04/14)  
SEAL OF CAIN  さん
櫻井淳さん
>新入社員の頃、昼休みに『毛皮を着たヴィーナス』やサドの小説を長椅子に寝転び読んでいたら、「あのコは真昼間から会社でSMの本をひろげている」と、先輩女子社員の間で話題になったそうです。

へ~。って事は、少なくとも、サドやマゾッホの名前ぐらいは知っていたのですね、その方達。
私が今まで行った所は、今の所含めて、タイトルや作者名見ても何それ?誰それ?状態だと思います。(^^;)

>飲み会でその話を聞かされ、小心者の自分はがっくりきて職場での読書をやめてしまいました。

ブックカバーを付ければだいじょーぶ !
イレーヌをブックカバーなしで職場や電車で読みましたが。(笑) (April 15, 2006 01:03:54 AM)

Re:マゾッホ『毛皮を着たヴィーナス』(再読) その1(04/14)  
The men  さん
映画『昼顔』でドヌーブが手順を間違えると怒り狂うマゾのお客が登場しますが、
あれなど見るとマゾヒストこそが主人であり、サディストは下僕にすぎないのではと思いました。マゾヒストって元来勝手な夢想男なのでは?ダニエル・シュミットの映画『今宵かぎりは…』のように年に一度召使と主人の役割を交換する。そんな主従関係の逆転に快楽を見出すマゾヒストと絶対服従によって自分を物以下に貶める自己破壊的なマゾヒストの二種類いるのかもしれません。僕は腰の低いサディスト(これってマゾ?)なのでよくわかりませんが。
(April 15, 2006 02:54:20 AM)

全然関係ないことですが  
まろ0301  さん
 関係ないことを思い出しました。

 「夜会巻き」という言葉を最初に目にしたのは、CAINさんのページだったと思うのですが、最初に連想したのは、「ん?そんな新種の海苔巻きがあるのか?」ということでした。ずっと読んでいって納得しましたが。余程腹が減っていたのかな?

 サド、マゾの要素がゼロ・・という人は少ないんじゃないか・・と考えるのですが、どんなモンでしょうか。一人の人間の中に両方あると思うのですが。 (April 15, 2006 11:13:10 AM)

Re[1]:マゾッホ『毛皮を着たヴィーナス』(再読) その1(04/14)  
SEAL OF CAIN  さん
The menさん
>映画『昼顔』でドヌーブが手順を間違えると怒り狂うマゾのお客が登場しますが、
>あれなど見るとマゾヒストこそが主人であり、サディストは下僕にすぎないのではと思いました。

それは言えてると思います。サディストの方は奉仕するって感じですよね。

>マゾヒストって元来勝手な夢想男なのでは?

マゾヒストは夢想男には違いないとは思うのですが、それにしても、傷めつけられる程に快感を得るはずなのに、この男は自分から希望しておいて、その通りに傷めつけられると怒る始末なのですから…。こうしてほしい、あいしてほしい、と言うばかりで、いざとなると、まるで頼んでもいないのにひどい目に会ったと言わんばかりに、嫌がって怒りだすのは不可解であります。
頭の中で空想するのは好きだけれど、本来はマゾヒストではなく、フツーとゆー気がします。

>ダニエル・シュミットの映画『今宵かぎりは…』のように年に一度召使と主人の役割を交換する。そんな主従関係の逆転に快楽を見出すマゾヒストと絶対服従によって自分を物以下に貶める自己破壊的なマゾヒストの二種類いるのかもしれません。

その映画は観てないのですが、O嬢や沼正三などは、あきらかに後者ですね。本来マゾヒストとは、後者なのではないか、と私は思うのですが。

サドなどは、鞭打ったり、鞭打たれたり、(実際にも) 前者に属すると思うのですが、それはマゾヒストと言うには語弊がある気がするのです。
両方備えたサドのような人が、多いのではないかと想像するのですが。 (April 15, 2006 02:24:03 PM)

Re:全然関係ないことですが(04/14)  
SEAL OF CAIN  さん
まろ0301さん
> 「夜会巻き」という言葉を最初に目にしたのは、CAINさんのページだったと思うのですが、最初に連想したのは、「ん?そんな新種の海苔巻きがあるのか?」ということでした。

(≧▽≦)夜会巻き→海苔巻きとは !
カトリーヌ・ドヌーブなど、綺麗に夜会巻きしてるじゃありませんか。私もリトルムーンを知るまで、夜会巻きなんてのが簡単にできるものだとは思いませんでした。(カトリーヌ・ドヌーブのようには勿論美容院行かなきゃ無理ですが…)

> サド、マゾの要素がゼロ・・という人は少ないんじゃないか・・と考えるのですが、どんなモンでしょうか。一人の人間の中に両方あると思うのですが。

あるでしょう。
SMに限らず、それが強いか弱いかとゆー事なのだと思います。神経症とかそういうものにしても。 (April 15, 2006 02:29:24 PM)

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