MATRIX7

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2007.10.30
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カテゴリ: モータースポーツ

 プロドライブの方針もあまりに露骨過ぎた。F1チームなのに、工場も開発部門も準備しない。マクラーレンの工場とスタッフをフルに活用するというアイデアは、他のワークスの反感を買っても仕方がない。さらに、スポンサーさえもマクラーレン経由で交渉しているという情報が流れると、プロドライブ批判はいっそう強まった。これでは、弱小チームを救済するというカスタマカー本来の狙いが崩されてしまう。単なる第2マクラーレンが誕生するのではたまらないという空気が強まったのは仕方がない。
 エクレストンは妥協点として、カスタマカーチームにはコンストラクターズポイントを与えないという提案を行った。これならばプロドライブが活躍しても、各チームに損害が発生しない。総額500億円の報奨金は、コンストラクターズポイントの獲得数に応じて配分されるから、プロドライブにポイントが認められないと、数十億円の収入が消えてしまう。当然ながら、リチャーズは猛反対した。ウィリアムズはカスタマカーそのものを認めないという主張を繰り返した。カスタマカーはF1の精神に反するし、莫大な開発資金を投じているワークスさえも危機に陥ることを訴えた。プロドライブとウィリアムズの主張は妥協を許さない激しいものだったから、新しいコンコルド協定を葬り去ってしまった。来年度は旧協定でレースが行われる。つまり、カスタマカーそのものが認められない。
 マクラーレンとの契約を白紙に戻されて、プロドライブは前にも進めず、後ろにも下がれない立場にある。開幕までに、F1マシンを準備することは到底不可能な話になる。あわてて、他のワークスと交渉してみたが、カスタマカーを供与するチームはない。工場もないプロドライブが開幕までにF1マシンを準備することは、事実上不可能になっている。開幕にF1マシンを並べないと、獲得した参入権さえも危うくなるので、お先真っ暗なのに、強気の姿勢を崩さないデビッド・リチャーズはどう動くというのだろうか。





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Last updated  2007.10.30 17:50:27コメント(0) | コメントを書く


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