MATRIX7

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2007.11.21
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カテゴリ: モータースポーツ


 ラルフ・シューマッハは3年間をトヨタで過ごしている。兄ミハエル・シューマッハがフェラーリを改革したようなチャンスは存在したはずである。それを無為に過ごしてきて、トヨタ流を批判しても意味がない。問題はマシンの戦闘力のなさに尽きる。それを立て直すのは技術の高度化しかない。技術部門に独裁者がいたとしても、それが技術の進化に結びつくわけではない。むしろ、独走するガスコインとその他のエンジニアの対立が激化して、身動きできなかったというのが事実になる。トヨタのような合議制のシステムを持っていると、権力をかざす独裁者とは話が合わない。ガスコインと契約してみて、それを痛感させられたのだろう。 トヨタがトヨタ流であるのは当然になる。どこのチームにも企業風土は存在する。フェラーリがイタリア流から離れられないのと同じである。トヨタがマクラーレン流やウィリアムズ流に染まろうとしても、無駄というしかない。企業体質や思考法を論じてみても、そこから技術力が向上するわけではない。細部に至るまで緻密に設計するというトヨタ方式が、技術の遅れを生じる原因になるとは考えにくい。技術の進化が遅い理由は、エンジニアの開発能力が生かされていない状況にある。他を驚かすような画期的なアイデアがどうして生まれてこないかを考えないと始まらない。
 トヨタ流が変えられないとすれば、それを生かした技術開発を進めるしかない。会議、会議で決定が遅れ、いつも間に合わないとすれば、会議のシステムを変える必要がある。斬新なアイデアが見捨てられているとすれば、それを救済する方法を考える必要がある。予選タイムだけを見ると差は縮まってきても、レース本番になるとあっという間に脱落していく。3年間共に戦ってきて、ラルフ・シューマッハにトヨタが理解できなかったとすれば、向いていなかったというしかない。テスト・ドライバーに日本人を登用することで開発システムに変化が起きるだろうか。トヨタ首脳が深刻であることは理解しても、トヨタ本社に対策は打てない。F1チーム内で解決するしかない。このこんがらがった糸とを解きほぐすには、何をすればよいのだろうか。 






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Last updated  2007.11.22 16:05:05
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Re:ラルフ・シューマッハのトヨタ批判(11/21)  
遼 銀河  さん
こんばんは~・・・。

私はエンジニアの端くれとしてよく考えることですが、F1に限らずレーシングカーは機械ではありますが、人間が肉体と肉体の感覚器によって感じ、反応することによって制御される道具だと言うことを強く意識しています。

優れていると言うことは人間の感覚と人間の可能な反応速度について親和的なインターフェイスを持つことが必須であり、次に起こりうる挙動、現象を予知できるような何かの情報を伝え得るることと人間の感覚によくマッチした操作運動系を持つことが必要だと考えています。

また純粋にメカニズムと言う点では、時間とともに変化するタイヤのパフォーマンスを最大限に利用する技術の優劣を競っているのがレースと言ってしまって良いと思います。

もっともエンジンやそのほかのハードウエアが互角だとした場合のことですが・・・。

その上で現在最も差が付くと思われるのは、高ダウンフォースと低ドラッグに象徴される空力であり、この部分でのアイディアと試行錯誤の成否が分岐点となっていると思います。

TOYOTAにとって最大の敵は現在のハイテクを禁止してしまうF1のレギュレーションなのではないかと感じています。アクティブサスペンションと電子制御ドライバー補助が許されるような環境下ではTOYOTAには立つ瀬がありそうに見えますが・・・。 (2007.11.21 23:14:47)

Re:ラルフ・シューマッハのトヨタ批判(11/21)  
☆さむらい  さん
こんばんは。

ラルフシューマッハとガスコインとの仲も悪かったようで、ラルフと来期契約するならガスコインは辞めるとまで言っているとか・・・。

トヨタはあまりにも母体が大きくなり過ぎて、ここに書かれているように最終決定まで時間がかかり過ぎている気がします。

トヨタ方式で通用しないこのF1の世界だと早く知るべきで、金があって立派な頭脳があってもそれが精巧に完成するまで時間が掛かっていたら、シーズンも終盤です。

(2007.11.21 23:42:01)

電子制御の勝負ならば  
ROLAN727  さん
トヨタに凱歌が上がるでしょうね。本社のエンジニアを投入しても画期的なシステムを考案すると思います。FIAが先端技術を禁止すると、アナログの戦いになりますから、経験と熟練が勝敗を分けます。トヨタには辛い戦いが続きますよ。
ケルンのTMGには、日本人役員が数名派遣されているそうです。上層部は会議をどう効率するかの会議とかを開くべきです。「会議でF1チームは踊らない?」 (2007.11.22 15:41:01)

大金が必要です  
ROLAN727  さん
しかし、それで万事が解決しないというのがF1の凄いところですね。貧乏なウィリアムズのマシンのほうが性能が高いという事実は皮肉に見えます。むしろ、技術開発の真理を突いているのかもしれません。
ブリヂストンポテンザを使いこなせないという問題を解決するには、テストを重ねるしかありませんから、時間との戦いになります。トヨタは苦しいですよ。 (2007.11.22 15:55:55)

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