中東勢を押しのけて勝ち残ってきたセバハンに3連勝した意味は大きい。昨年まで、まったく歯が立たなかった中東勢や韓国勢を上回るサッカーができることを立証した。ワシントンとネネ以外は日本国籍の選手によって戦われたことを忘れてはいけない。長谷部、相馬、鈴木、阿部、闘莉王、坪井という配置は、そのまま日本代表に使える方式になる。浦和の選手が厳しい日程の中で、多くの海外経験を積んだという意味合いも大きい。過密日程さえなければ、確かに浦和の力はぬきんでている。
日本のサッカーがアジアに通用することは判明した。残された課題は、欧州のトップクラブに通用するかにある。そのこたえはACミランとの戦いで鮮明になるはずである。防御力は格段に高く、それを崩すのは難しい。サンシーロで行われた昨年度のCL準決勝(マンチェスターU)では、ルーニーとCロナウドを完全に押さえ込んでしまった。相馬や長谷部が縦横無尽に動けるのか、それとも餌食にされるかに興味がある。ミランの1トップ・サッカーは一見守備的に見えるけれど、MFのカカとセードルフは危険で油断できない。インザーギの飛び出しも用心する必要がある。警戒していても、多くの欧州クラブが壁を破られている。ミランの鉄壁の守備陣を破るには、おそらくサイド攻撃しかない。正面突破はかんぬきに挟まれてしまう。MF相馬の存在が面白いというのは間違いなく、はたしてミラン攻略の秘密兵器になりうるのだろうか。とはいっても、手ぐすね引いて待っているミランを打ち破るのは・・・。
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