MATRIX7

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2007.12.16
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カテゴリ: サッカー
 日本人選手の海外移籍は続いていく。数は少ないながら、欧州で存在価値を認められた選手もいる。もっとも評価の高いのは、日本人の国際審判団だろう。正確かつ的確なジャッジを下すことが高く評価されている。それに比較すると、日本人監督は世界中で相手にされていない。日本代表監督だったジーコは、マスコミから手厳しいバッシングを受けて、トルコに逃亡したかのように見えている。ところが、ジーコの指揮する「フェネルバフチェ」は欧州チャンピオンズリーグの予選を突破して、決勝トーナメント(ベスト16)に進出している。欧州チャンピオンズリーグを指揮した日本人監督はどこにもいない。とても、ジーコをけなすことなどできない立場にある。
 日本人弱点は語学と海外文化への適応力にある。これができないと、海外クラブの監督業などできない。日本で成功した外国人監督は、日本文化や組織に巧みに適応している。外国人監督には日本文化への適応を強く要請しながら、日本人監督は適応どころか、海外赴任さえしていない。東南アジアなどの途上国に向かう監督がいるべきなのに、Jリーグで満足している。プロとアマチュアのサッカー監督は多数存在していても、海外クラブの指揮をとった経験のある人間は極端に少ない。これでは国際経験がゼロだと指摘されても仕方がない。
 岡田代表監督の評判はとてつもなく低い。むしろ、期待感のないほうがうまく行くと考える人さえいる。ブッフバルトが代表監督に就任していたら、過剰な期待とチームの抜本的強化を求められる。岡田監督だと誰からも期待されないから、たとえ敗北しても仕方ないで終わってしまう。ブッフバルトならば予選だけでなく、ワールドカップの本戦に勝ちぬくことを強く要求される。岡田監督ならばW杯予選でこけても、おそらく文句は言われない。人事を誤った協会が怒られて終わるはずである。岡田監督は横浜マリノスをやめてから、アジアのクラブを指揮するくらいの度量があっても良かった。それならば、このような無力感を生まなかったはずである。
 欧州出身の監督やコーチがアジアやアフリカで活躍している。監督は知恵を求められるだけの存在であり、強靭な体力や卓越した運動神経は要求されない。日本人にも可能な職業であることは間違いない。本来は選手よりも可能性のある分野なのだが、海外かtらまったく相手にされていない現状は厳しい。海外クラブや代表チームの監督を引き受けて実績を残す人間が数多く出てこないと、ワールドカップを戦うのは厳しい。浦和とACミランの戦いを見た人は、まったく機能しない浦和に驚かされたはずである。徹底した偵察と分析で浦和の選手は丸裸にされていた。得意技を打ち消され、弱点を突かれて身動きできなかった。これは選手というよりも、ミランの監督とコーチたちの手腕が大きい。短時間で浦和対策をやり遂げた能力は、厳しい修練の場で身に付けたものだろう。サッカーが始まる前に勝負を決めるというのは誇大妄想ではない。それを理解できる人材が日本にも生まれることを・・・。





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Last updated  2007.12.16 10:36:32
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